実は外部ファインダーも届いております。
納期は六月末と聞いていたのですが、思いがけず早く届いて、ちょっとラッキー気分。届いたその日に早速とりつけて、自分のカメラがどんどん大げさになっていくのに気を良くして、けれどですね、どんどん装備品は増えていくのだけれど、増えれば増えるだけおもちゃっぽさを増していくのはどうしたものでしょう。全体にこぢんまりとして、地味で、まさかこんなに高性能なカメラだなんてと誰もが驚く実力を持ちながら、本当につつましやか。なんか小振りで可愛らしいカメラを振り回してるみたいにしか思われないから、大げさな感じも威圧感もなくて、本当によいカメラであると思います。
さて、外部ファインダーを付けてみての感想です。正直、自分にはなくてもよかったかな? というのはですね、私はずっと一眼レフを使ってきて、見える絵が撮れる絵というのになれているので、感覚としては液晶モニターの方がピンとくるのです。それに、ファインダー内にシャッター速度やら表示されるのが当たり前だったから、外部ファインダーだけで撮るのには少なからず躊躇があるのです。
けど、電源を入れることなく構図の確認ができるというのは便利ですね。持ち歩いて、ふと気に留めた光景を撮ろうかどうか迷って、さっとファインダーを覗いて確認する。この手軽感は充分に意味のあるものであると思います。残念ながら私はレンズキャップなんて付けてしまってるものですから、ここで電源オン、シャッターを押したら真っ黒の写真ができあがってしまうのですが、けれどキャップをなしで持ち歩くなら、ぱっと確認、そのまま撮影という流れは自然であるなと思います。
ファインダーで確認して、その後モニターで構図を見ながら撮影というのをやっていると、ファインダーの28mm枠よりも広めに写っているような傾向があるみたいだと気付きます。これはもしかしたら、折りたたみ液晶シェードを付けている分、ボディ裏の厚みが増して、ファインダーに充分目を近づけられていないからなのかも知れません。そうなんですよ。ファインダーへの接眼の具合で、見え方はずいぶん違います。眼鏡をかけた知人はこのファインダーは自分には使いにくいといっていて、さいわい私は裸眼生活だからいいのだけれども、眼鏡の人は要注意かも知れません。
ところで、私はカメラを持ち歩くとき、人差し指中指をレンズにそわせ、親指でペンタプリズムあたりを押さえる癖があったんです。この癖は当然GR DIGITAL持つときにもあらわれて、つまり気をつけないと親指でファインダーの前玉を押さえてしまいそうなんですよ。ただでさえ前玉の強く膨らんだファインダーだから、いつか傷を付けてしまうんじゃないかと気が気でなくて、けど傷を付けることを怖れてしまっていたんじゃ意味がないんだから、とにかく傷も味のうちだと割り切って、ばんばん使っていきたいと思います。
そんなわけで、今日の作例です。
- 森山大道他『GR DIGITAL BOX』東京:東京キララ社,2006年。
- 『GR DIGITALパーフェクトガイド—銘機「GR」の系譜はデジタルへと進化する』(Softbank mook) 東京:ソフトバンククリエイティブ,2005年。
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