2014年12月15日月曜日

劇場版 アイカツ!

 いってきました、大スター宮いちごまつり! いやね、早起きできない自分が朝一番の上映をネットでもって押さえて、階段から落ちながら早起きして急いで劇場に向かったら、なんと、まだ開いてなかった。それはいいとして、まさか上映機器トラブルで映像が出ないとか、そんなことになろうとは思いもよらぬことで、いや、けど、しっかり見てきましたよ、『劇場版 アイカツ!』。でもその後、立て続けに『ヒューリー』と『楽園追放』を見たらば、もう疲れはてちゃって、いろいろ気力がわきません。ということで、軽く、軽く感想をば。ネタバレも避けたいところでありますしね。

まず、冒頭のライブシーンですよ。うわ、やっぱりこれ、テレビよりも高画質? 手がかかってる? 靴下や胸元のレースが緻密に描かれていて、あれー、テレビでもこうだっけ? すごくよく質感が出ていて、いやもう、のっけから持っていかれたんですが、これ、もちろんまだ本編なんかじゃありません。本編は、このシーンが終わってから。いちごが学園長からソロイベントの打診を受け、いよいよ始まろうというわけです。

見どころはいっぱいありましたよ。これまで、特番やCM、テレビシリーズの特別エンディングでもってちょい見せされてた見せ場シーン、あれ、ほとんど序盤に出尽くすんですね。びっくりしましたよ。あれ、きっと全編にわたりちばらめられていたものをピックアップしてるんだと思ってた。けど、いや、それが違って、いやあ、もう、いいところは全部隠していたんだなあ。

ぐっときましたよ。そう思った人はきっと多いんじゃないかと思います。とりわけ、『アイカツ!』の物語を1年目から追ってきたような、あるいは1年目に提示され、それ以来ずっと通底しているテーマ、それに引かれて見ているような人にこそ訴える物語だったと思います。テレビシリーズであれだけ描いてきて、けれど描かれていなかった、けれど描かれるべき物語がこうして描かれた、そう感じられて、ええ、これは番外編や特別編なんかではなく、まさしくメインストリームのその先に辿り着く地点であったのだなあ。それが素直な感想であります。

テレビシリーズを見ている。継続的に見られていなくとも、『アイカツ!』のストーリーが好きだという人は、ぜひ見た方がいいのではないだろうか。そう思いますよ。

2014年12月14日日曜日

Du-Du-Wa DO IT!! / Good morning my dream

 封切られましたね、『劇場版 アイカツ!』。3年目にして初の映画化。1年目からの主人公、星宮いちごをメインにして、2年目のライバル、ドリアカメンバーも取り上げ、さらに当然として3年目メンバーにして新主人公である大空あかりも登場する。そしてもちろん美月さんもといった具合に盛り沢山な内容が予告されていて、さあ大スター宮いちごまつりはいかなるものになりますでしょうか。ええ、てなわけで、私、明日見にいきます。

さて、実は私は『アイカツ!』のCD、いくつか買ってるんですが、いつの間にかたくさん出てまして、もうなにを買って持っていて、なにを持ってないのか、これからなにが出るのかとか、もうさっぱりわからなくなってしまってましてね、いや、まじで、ほんと全然わからん。だって気付いたら増えてるんだもの、よっぽど熱心に追ってたら、そりゃ当然わかるんだろうけど、ということは私はそこまで熱心には追っていないということなのでしょうね。でも、このあいだ店頭でずらりと4枚面陳されていた『アイカツ!』CDを見て、全部買ってしまったくらいには熱心なんですよ。

その時、購入した中に『アイカツ!』3年目オープニング/エンディングテーマ曲である『Du-Du-Wa DO IT!! / Good morning my dream』がありまして、いえね、私、この『Du-Du-Wa DO IT!!』、かなり気にいっています。3年目に突入したその回のオープニングを見て、お、随分と雰囲気を変えてきたな。そう思ったんですね。主人公も星宮いちごから大空あかりに交代した。主要メンバーも当然がらりと変わって、その変わりましたよ、これからはこの子たちの物語になりますよ。そうしたことをオープニングテーマからしっかり伝えてきている。そう感じたんですね。

ドゥーワップっていう音楽ジャンルがありますね。もちろん『Du-Du-Wa DO IT!!』はドゥーワップってわけじゃないんですけど、けど曲のはじまり、Du-Du-Wa DO IT!! を聞いて、ドゥーワップ思い出したんですね。ポップでキュートで、それでちょっと昔のはやりの雰囲気なんかもエッセンスとして取り込んで、すごくキャッチーに仕上がってる。いやいや、これ、すごくいいよ。しかも、それにつくアニメーションがめちゃくちゃ可愛いんですね。あれは目をとらえます。あかり、スミレ、ひなきの三人が向こうから近付いてくる、それがもうすさまじくチャーミングで、何度見ても飽きない。いやもう、素晴しいですよ。

さて、もう明日の映画に備えて寝ようと思っているところですが、この記事を書くためにちょいと調べたら、おおう、劇場版のボーカル集にサントラも出てるのか。ああ、そりゃそうだよなあ。あったりまえだよなあ。

というわけで、また自分がなにを持ってなくて、なにを買わないといけないのか、わからなくなってしまいました。うう。すごくこまります。

2014年12月13日土曜日

『まんがタイムジャンボ』2015年1月号

『まんがタイムジャンボ』2015年1月号、昨日の続きです。

『お隣さんゲーム』は、舞子不調でありますよ。圭介とマネージャー北沢さんの関係を思えばどうにも気はそぞろ。元気はないし、行動もなんかおかしいときました。圭介にその関係を確かめようとしても、どうにも聞けない。なので楓に確認して、なお楓との噂を強化していくというんですね。しかし、一度はマネージャー北沢さんのこと、圭介に好意を持ってるのではなく、後輩全員に対してそうなんだ、みたいに思ったのだけれど、いや、それが違ったのだよ! さあ、どうなる、舞子。圭介の鈍感で事態こそ停滞しているけれど、はたしてどうなるものか、でありますね。

『きつねとパンケーキ』はお正月ですね。おお、みんなおめかしして綺麗。ユメは可愛いし、昴は綺麗だし、高尾さんも綺麗だし、そして結人はかっこいい! 高尾さんと結人さん、こんなにも敵対的だったんですね。ビシバシ駄目出しされて、あの結人が和巳の背に隠れるとか。いやもう、実にいい感じでした。さて、今回は獣娘たちがどうしてやってくるのか、それが語られて、なるほど、恵那って人が預けてまわっている。そうして出会って、この子のことを大切に育てなければ、そう決意した。ああ、もしかしたらそうやって大切に思ってくれる人を選んで預けているのかも知れませんね。ああ、そうそう。高尾さんのがっかりお年玉、素晴しかったです。

『事件です!シャーロッ子さま』は、新たな登場人物が加わって、なお状況は変化していきそうですね。仮面の男性。鷲丘藍里なる人物で、穂華の婚約者なのだそう。穂華は嫌がっている? 真っ向から否定してかかるんだけど、さてさて、どうなんでしょう。鷲丘氏、初等部の臨時教員になったっていうんですね。ということで茂里緒樹莉との関わりがありそうですよね。実際、樹莉と出会って、樹莉、一目惚れしてしまったようで、いやもう、美少女全開じゃないか、樹莉。はたして穂華、それが面白くないのかどうなのか。ええ、いかにも波乱がありそうです。しかし、私としては、一部マニアの噂どおりでよかったのだ。いやはや業が深い。

  • 『まんがタイムジャンボ』第21巻第1号(2015年1月号)

2014年12月12日金曜日

『まんがタイムジャンボ』2015年1月号

『まんがタイムジャンボ』2015年1月号、発売されました。表紙は『レーカン!』天海さんをメインに、これは冬の暖かな飲み物がテーマなんですかね。ホットの缶コーヒーを頬に当てているんですね。『けいさつのおにーさん』穂苅、手塚ペアは缶しるこでありますね。『ナデシコ!』エミは、おおう、着物着て缶じゃないおしるこだー! おしるこ食べたくなっちゃいますねえ。

『でっかいんちょ』、今回のテーマは、なるほど、育の女子力といったところですね。どーんと大きく育ってしまった育。他の女子からは、少し肉をわけて欲しいとか、いかにもおいしそうに食べる姿見ると自分もついつい食べちゃうとか、なるほど元気にほがらか、大きく育ったわけです。そんな育のお弁当。おにぎりだけ自分で作って、おかずは夕飯の残り。あの育のいいよう、よかったですよ。面白い。そして転校生、相見のこと心配して、大きなおにぎり握ってくるんですが、おお、相見の手の込んだ弁当、自作なのか! かくして女子力で相見に負ける育。というか、意外な相見の趣味特技、といったところでありますね。

『人魚嬢ルリ』、新展開ですよ。なんと、ルリのヒレが見える人が新たに出てきましたよ。隣りのクラスの眼鏡女子。ミカミさんでよいのかな? メガネを外すとヒレになる。メガネをかけると足になる。だから確証持てなくて、けどSNSでの存在感獲得のために、ルリの秘密を写真にとって、拡散したい。ああ、今風ですね。いけない子だ。この子の行動力にコミュニケーション力がついてこないところとか、またルリと江頭の仲をいろいろ勘違いしたり、いじめと思ってみたり、そしてさらには盗撮ですよ。ふー、いけない子だ。しかし、この子、ルリの秘密を探りに今後も活躍するのかな? というか、ルリがピンチ! ではないですか。

『ナデシコ!』、エミ・スマイリー、朝から元気ですなあ。ヒナを巻き込んでのジョギング。災難だなあ、ヒナ。会社でもやたら元気で、お客様相談室で、商品の苦情以外の相談も受けてしまってるとかね、また、百井の不機嫌にもまったく動ぜず、むしろ百井の悩み、お客様相談室の改善をブラボーブラボーって応援して、それで最初の壁、巨大な壁、渋皮営業部長に立ち向かおうっていうんですね。まあ、瞬間に玉砕ですけど。ほんと、これ、どうなるんだ。勝目はあるのかなあ?

『タヒチガール』、校内でタヒチアンダンス踊って見せて、ええ、公開練習するっていうんですね。いやあ、面白かったですよ。ルカの笑顔の威力とかね。女子には可愛いと評判で、さらには男子の心もがっつり掴んで、おおう、すごいな。しびれます。ミャーのダイナマイツボディにすっかりリンが負けちゃってたりとか、そしてマハナの魅力。それらがあってこそ、マイの問題。笑顔が怖いというそれが際立ったのだと思います。自然に笑えない、そんなマイの理由。いつから笑えなくなったのだろう。昔のことを思い出して、ああ、姉との思い出があるのか。無理して笑顔を作ってみせる小さな頃のマイ。ああ、そして朝に姿を消していたマイ。彼女はどうするというのだろう。なにか取り戻せるのだろうか。ほんと、あの複雑な笑顔のマイ、心わしづかみでしたよ。

  • 『まんがタイムジャンボ』第21巻第1号(2015年1月号)

2014年12月11日木曜日

サンタクロース・オフ!

 季節のものでありますよ。『サンタクロース・オフ!』。タイトルからもわかるようにサンタクロースものなのでありますが、おお、これはまた独自のサンタクロース像を打ち出してきましたよ。サンタクロースというと、赤い衣装を身につけて白い大きな袋を担いだ白髭の爺さまが思い浮かぶところでありますが、この漫画においては、小さな、妖精を思わせるような女の子として描かれて、しかもプレゼントを届けないときた。ええ、まったく新たなサンタクロースを創出してきたというのですね。そんなサンタクロースたちと、人間の女の子たちの交流を描いたクリスマスもの、というか、クリスマスが終わっても普通にいるし! ええ、とにもかくにも一般的なサンタクロースものとは一線を画している漫画なのであります。

サンタクロースのありよう、それがなによりまず違うんですね。最初にいいました、プレゼントを届けない。爺さんでもなければ、そもそもひとりでもない。じゃあ、なにをやってるかというと、人にサンタクロースの気持ちをもたらす、そんな儀式をやっているというんですね。だからプレゼントをくれるのは、たいてい親です。それで子供の夢を壊しちゃってね、けど、こうしたサンタがいる、っていうことがまた別の夢なのだと思います。

鳥に追われて逃げ込んだ先が、睦月の部屋だったんですね。サンタクロース、雪降る子の日雫湖と同化せし頃夜明けと共に生まれし光、略して、雪の子の日、さらに略して雪日がベッドで寝入っていまって、それを捕獲されてしまうんですね。人に触れられると、その力を失ってしまう。また三年ほどを人の世界で謹慎? させられることとなって、すなわちここで睦月と一緒に暮らすことになるってわけなんですね。

雪日の目的は、サンタクロースの備える4つの力を取り戻すこと。けどなんだかのんびりしてましてね、人の世界のいろいろを経験して、楽しんでいる、そんな様子が悪くないのですよ。睦月と雪日、サンタはこのひとりだけかと思いきや、他にもいろいろ出てきまして、おやおやこの世界には結構サンタがいるんだ。人と一緒に暮らしているのがあれば、結構気ままに出歩いてるようなのもいるようで、人との交流あり、また人と人との交流もあって、そのコミュニケーションに面白みを、あるいはほのぼのとした優しげな感触を得るのですね。

登場人物、最初は睦月と雪日だけだったのだけど、サンタも人も増えていきます。それに伴い、彼女らの行動、気持ち、感情もぐーんと広がるようで、それはやっぱり個性と個性の出会い、その関わりあうところに発するものなのでしょう。ええ、コミュニケーションに発する面白み、であるわけです。

2014年12月10日水曜日

『まんがタイムきらら』2015年1月号

『まんがタイムきらら』2015年1月号、昨日の続きです。

スロウスタート』、クラスの皆が栄衣子の誕生日を祝って続々やってきますよ。はい、プレゼント。と渡されるのはヘアピン。この子もその子もあの子もみんなヘアピンを用意してきて、ああー、たまてもヘアピン。そしてもちろん、花名、ひろえペアからのプレゼントもヘアピン。ええ、これ前回の落ちでしたよね。栄衣子にヘアピンをつけてお願いする、そんなことになってるのもおかしければ、花名の願ったこと、それを受けての栄衣子のハグ。いいですよ、これ。しかもここから、たまて、冠と続く、これほんと最高でした。さらにですよ、先生とのからみがあって、最後に冠のプレゼント! やってくれますね。いやもう、実によかったです。

『Mixこ〜る』、いいですよ。バラエティ番組に出演。なるほど、ゲストふたりで、料理を作る人、食べる人にわかれるっていうんですね。当初はひかりが食べる側、そう知らされていた。ところが実際は逆。ひかりの作った料理をもうひとりのゲストが食べるんですね。その人が園崎キキ。プライベートはちょっとツン系? けど、仕事となると見事な笑顔見せて、ええ、ひかりの料理の顛末、面白かった。作る様子からおかしい。できたカレー、見た目は悪くないんだけど、味のギャップがすごいのか。それでもおいしいと花を飛ばしてみせるキキ、そこに彼女の真価がばっちり示されてるわけですね。キャラクター、皆、個性がよく出ているし、そしてばっちり可愛くて、すごくいいと思っています。ひかり側ペア、キキ側ペアそれぞれの個性、実にいい。そしてキキ、ひかりといい友達になれそうですよね。

『コドクの中のワタシ』、びっくりしました。前回あんこが倒れて、それで今回はまさかの小柴先生。モルモットに思うところがある。そして後日、あんこが小柴先生の危機を察して駆け付ければ、まさに毒を飲もうとしていたところなんですね。なるほど、あんこの記憶から自分の秘密を知ってしまった。なるほど、自分もまたコドククラスのための実験動物だったのだ。自身の価値に疑問を抱いてしまった。それが、あんこが取り戻した記憶を語ることで、自身の、望まれて生まれ、愛されていたことを知ってという展開。そして、あんこに名前を呼ばれた時に、自分を愛してくれていた博士のことを思い出す流れ。ええ、いい描写だったと思います。しかし、こういうの見ると、まさか、終わっちゃう!? みたいに思ってしまうのでした。いやいや、もっと続いてくださいよ。楽しみに読んでますからね。

三者三葉』、光がすごいな。あの薗部でさえも、抗えないのか。無理矢理といっていいと思う。カップになみなみと青汁つがれて、しかも照の分といってもうひとつ。元メイドの自負が一発で砕ける、あの瞬間がおかしかったです。それで薗部、制服に着替えるんですね。うん、とても素敵。双葉と小芽の不毛な口論に割って入り、そして塩で御祓い! って、葉山ちゃんがやたらノリいいなあ。文化祭の顛末、ほんと面白かった。最後の、ちょっと黄昏れた感じもまたよかったですよ。

My Private D☆V、阿部かなりでありますよ。最初、最初ね、脇かと思った。女の子が、これ、シャツっていっていいのかな、一枚で、こう右手をぐっと持ち上げている。恥ずかしそうにね。その上げた右手、脇じゃなくて、二の腕の方、そこに魅力を感じるのだそうですよ。たぷたぷとかではなく、ぽちゃぽちゃとかでもなく、必要最小限の筋肉でふっくらスラッとしたラインに魅力がある。それを語るこのイラスト、確かにその二の腕の色気感じさせている。のだけれど、この絵は、人によってそれぞれ違った自分のD☆Vを見出し得る、そうした魅力を湛えている、そんな風に感じましたよ。ええ、あなたのD☆Vはなんですか?

  • 『まんがタイムきらら』第13巻第1号(2015年1月号)

2014年12月9日火曜日

『まんがタイムきらら』2015年1月号

『まんがタイムきらら』2015年1月号、発売されました。表紙は『あっちこっち』、つみきがメインで、皆がサンタクロース。つみきの頭につけた大きなリボン、あのベルもいいですよね。実に可愛い。そしてつみきの周囲には、ちんまくデフォルメされた面々が、サンタクロース衣装でケーキだったりプレゼントだったり、いろいろを持ってそれぞれにいい表情。見るに楽しげな表紙に仕上がっています。

箱入りドロップス』、いいですね。雫と陽一が微妙な雰囲気です。互いに意識しちゃってるのかしら? というわけで、陽一がなんとラブについて相談ですよ。相手は委員長。ところが委員長はゲームのことと勘違いしていて、いやもう、いかすなあ。ヲタトークだと思って、すごく張り切ってる委員長がグッド。けど、なんとなく陽一にいいアドバイスして、なんとなくいい方向に向かいそうっていうのがおかしいんですね。そして雫は雫で、いろいろ思うところがありそうで、ああ、これはなにか動きそうな予感です。そして相ノ木。ああ、お前、なんだよ。いいやつだなあ。もうわかっちゃってるのな。ああ、お前、いい兄貴だな。

チェリーブロッサム!』、お祭りですよ。ということで、みな浴衣着て、集合。前回の、つばきとのエピソード、その続き、後半戦です。ゆうがですね、大咲と顔合わせるの、ちょっと気まずく思ってる。風邪の時の話ですね。ゆうにとっての友達の意味、重み。それが恥ずかしい。と、その時つばきはつばきで、大咲の気持ち、恋をしたいという言葉の意味するところを妙蓮寺たちと話しあっていて、そして運命の瞬間、つばきとゆうが出会ってしまうんですね。大岡先輩が、大咲の恋の相手と疑っていた大倉山先輩その人だと知って、ショックを受ける。いやいや、もうもう、大変な感じ。急展開。一気にきましたね。しかも、つばき側に現れた助っ人。誰や、このマスクヒロイン! 最高だな、三葉。しかし、これでつばきの気持ちは決まった。腹は括った。となれば、あとは大咲がどう受けるか。ああ、もう、つばき編、クライマックスじゃないですか。

『ギタ×マン』、うわあ、おいらもゆもちゃんに指先チェックされたい! うるるの家でクリスマスパーティするっていうんですね。うるるの姉、滴もいわばギタマン部関係者なのか。以前、応援団団長をやっていて、やまなんの保健室に足湯入りにきてた。なるほど、似たもの姉妹なのか。って、いや、うるる、ずいぶん違うぞ。着ぐるみパジャマにうさぎのぬいぐるみ抱いて出てくるうるる。もう、ほんと、この人は、こういう方が普通になってきましたね。しかし、面白かった。あめりの用意したケーキと、るっかの決断力。微妙に鬱陶しいやまなんの酒癖。さらに加えて、酒飲んで豹変するゆもちゃん先生ですよ。って、やまなんに馬乗り! って、後ろから見たら昭和の小学生みたいですよ!? 先生!? そして最後のゆもちゃんサンタ。マサがですね、ゆもちゃんにがばっとハグされたことじゃなくて、隣のるっかばかり意識しちゃってましてね、うわー! ゆもちゃんのなにが不満か! やまなんのいう、マサもたまにはなってのがおかしかったです。普段はどんだけ不遇なのか、マサくん。

『神様とクインテット』、うらら、最高じゃんよ。美大はオシャレな人が多い。けど自分は……。いや、美大ってオシャレな人、多くない印象よ? マジでマジで。音大は華美な印象あるけど、美術系は作業があるからさ、今のうららみたいのとか、もうとんがっちゃったマイペーススタイルとか、そんなのばっかりな印象ですよ。さて、うららのワードローブ、パーカー、Tシャツ、スカートが各7枚ずつ。お前はアニメかマンガのキャラなのかというつっこみが最高に効いていました。ポルコで着せ替え、予算の問題からシルクスクリーンでデザインTシャツを作る。この流れは実によかった。幾何学模様、花柄ときて熊出没注意。しかも2色刷りか! さらに加えて駄目押しの7枚、あれは見事でした。やられましたよ。

『しゅばりえーる』はセリーゼの誕生日ですよ。ぽつりとつぶやくお姉様という言葉。ホームシックなんですね。そんなセリーゼをはげまそうというのか、パーティーをやるんですね。テンプル騎士団の手先退治記念&セリーゼ誕生パーティー。皆がおめかししましてね、ヴィオレットはドレスに剣をおびて、ああ、かっこ可愛いじゃないですか。セリーゼはわりと地味目なんですが、うん、可愛いと思います。4人の活躍が学校で話題になってるんですね。サリアのフルールっていうんだ。なんかかっこいいなあ。けど、調子に乗り気味のサツキにお叱りもあって、なるほど、勝てた理由は相手の武器との相性があったと。曲刀だったからよかったけれど、槍だったら危なかった。戦術についても駄目出しがあって、ええ、いい反省会ですね。そしてセリーゼには姉からプレゼントが届いていて、喜ぶセリーゼ、けど落としちゃって涙目なのか。なんだろう、このほのぼのな風景。ほんと、見ていてすごく安らぐものありますよ。

『夕暮れのモノクローム』、ゲストであります。本が好きなヒロイン。この子にとって、現実は色のない無味乾燥な世界に過ぎず、唯一本だけが彼女に喜びや嬉しさといったものを与えてくれる、カラフルな世界だというのですね。なので、ずっと本を読んでいる。読み終われば、ふたたび世界は色を失う。だからずっと本を読んでいるんですね。そんな彼女が出会った人。花の香りをさせるその人との出会いが一気に世界の色を違えて、ええ、丁寧にヒロインの心象を描いて、そしてふたりの出会いにドラマの始まりを予感させた。まさしくプロローグ、幕の開く、そんな感触を与えてくれるエピソードでした。

『千眼探偵レイコの犯人録』、新連載です。CASE0-0、まだまだ序章ですね。探偵レイコとその助手美紅。助手になって一ヶ月という美紅がいう、全く依頼人がこないというの、本当にひと月の間、まるで仕事がなかったのかな? 給料も支払われていないというこの事務所、はたして大丈夫なのか? レイコの昔からの知り合い? 警察官のさと子がやってきて、仕事を依頼する。麻薬密売人が隠した麻薬を探して欲しいというんだけど、証拠やなにかをもとにして推理するんじゃないのか。対象と会って、それで記憶を読んだ? そして気になるキャプション。助手はレイコの見ているものを知らない、これはわかる。けど、レイコは自分と同じという誰かを探している? 謎をぽんと放り込んできましたね。はてさて、この意味するところが語られるの、いつごろになりましょうか。

  • 『まんがタイムきらら』第13巻第1号(2015年1月号)

2014年12月8日月曜日

OS X Yosemite

ずっとぐずぐずと先送りしていたOS X Yosemiteへのアップグレード、やっとこさ実施しました。記録を見ると、特にこの日と決めていたわけじゃないんですが、12月1日にアップグレードしてたみたいですね。同時にiPhone 4s、5sともにiOS 8にアップグレードしていて、iPadはというと、ゲームの関係でまだアップグレードしていません。さて、アップデートを遅らせていたのは、アプリが動かなくなったり、不安定になったりしたら嫌だなという、その一心だったのですが、iOSも8.1に、Yosemiteも10.10.1になって、そろそろ頃合いかな? アップグレードに踏み切ったのでした。

さて、アップグレードして1週間使ってみての感想です。ほとんどフィールが変わらないんですね。アップグレードした当初こそは、文字入力時にもたついたりすることもありましたが、今ではもうそんなことありませんし、使っていたアプリケーションも問題なく動いています。

アップグレード後に必要だったのは、日本語入力に使っているAquaSKKへのパッチ適用と、Dreamweaver CS3用にJava 6のインストール、それとFastTrack Proのドライバを更新しましたかね? それくらい。それくらいのことで、あとはあっけないくらい普通に動いています。

大きく変わったところといったら、フォルダとかのアイコン。あとウィンドウの見た目、くらいでしょうか。他にもちょこちょこ変わったところはあるんですけど、普段目にすることがないから、ほとんど気にならない。見た目なんてものは翌々日くらいには慣れてしまっているので、つまりもうなにがどう変わったのとか、正直もうわからんのですよ。けど、これはいいことだと思います。アップグレードで変わりすぎてしまうというのも、ちょっと困りそう。慣れるまで、不便に感じてしまうでしょうしね。

iPhone用のFlickrアプリが起動しなくなってたのでした。けどこれは特に問題ない。iPhoneを繋ぐとiPhotoが起動して、写真を取り込んでくれるようになったんですね。これってiPadでも同じだから、iOS8での変更ではなさそう。iTunesはYosemiteにアップグレードする前にアップデートしてたから、これでもなさそう。ということは? Yosemiteだからってことはないと思うんですけど、多分アップグレード時に設定を変更したとかそんなところなんだろうと思いますが、iPhotoに写真を取り込んで、iPhotoからFlickrにアップロードできるので、むしろこの方が楽かも、なんて思っています。

とまあ、こんな感じ。iCloud Driveはまだ使ってないんだけど、これ、便利なのかな? けど、これはiPadのiOS8アップグレード待ちかなと思います。はやくアプリが対応してくれないかなあ。

  • OS X Yosemite

2014年12月7日日曜日

『まんがタイム』2015年1月号

『まんがタイム』2015年1月号、昨日の続きです。

『さわらせてっ!あみかさん』。柱にある、ぷにょぷにょ体形っていうの、実に怖ろしい語感であります。さて、そのぷにょな人、あみかさん。友人の沙織をもとりこにしているんですね。ちょっと痩せた? そう思って、けれどほるほる揺れる二の腕に安心する。あのお腹に対するアタックもね、ほんと、どれだけ気にいってるのか。妹も友人も、あみかの余ってる肉が好きだっていうんですね。あみかと沙織が夜、食事に出かける。なるほど、黒タイツとか、いろいろ考えてはみたけれど、結局着物に決着したのか。見合いかっ! から、あの一角だけ小料理屋という流れが最高に面白かったです。あみかさん、しっとり、素敵なお姉さんだなあ。

『ちょっと舞って!ふわこさん』、夜のコンビニにいくふわこさん。見事に地に足がついてないんですね。すごいな、ひとり宇宙船内にいるみたいだ。コンビニはレジにて出会う鬼塚くん。テスト前なのに大丈夫? そう問われて、ああ、まだ36時間ある……。きびしいなあ。このふたりの関係、なんかちょっとずつ親密さ増しているようで、見ていてとてもいい感じですよ。ふわことあゆむがいったファミレスでも、鬼塚、バイトしてる。完徹すればあと17時間ある。もう、諦めるべきなんじゃないか? 大変だなあ、勤労学生は。テスト当日、透子の工夫もいい感じ。フェアな人なんだな。そしてテスト中、鬼塚が眠っていて、大丈夫だったのかな? ええ、ハラハラ心配ですね。

『ノコひけ!工業娘。』、いきなりのミュージカルシーンにびっくりですよ。ほんと、これ、余計なスキルなのか。そうか、そうだよなあ、余計だよなあ。今回のテーマは製図ですね。3階建ての商業施設の図面を引くっていうんですが、いったいどういうテナントを入れるかなどなど、そこに生徒の個性が見えて、というか、植原桜がさすがです。男子のロマン、プリティーの強迫観念、などなど面白かった。シャープペンシルを回しながら線を引く、それで万年筆をやっちゃうのか。大変だな。クルトガなんかなハイテク文具も紹介されてて、へー、面白い。クルトガしかわからなかったですよ。そして最後に知らされる現実。もう世の中はみんなCADなのかあ。けど、CADって、いいのがフリーであるって聞くよ? そういうのは学校では使わないのかな?

『もいんの高校野球日誌』、「危険な時間」、めちゃくちゃ面白かったです。この時間に公園で素振りは危ない、って、周囲に危険なんじゃなくって、もいんに見付かって指導されるから危険なのか。あの震えてるおっちゃんとか、もう最高ですよ。野球に関するネタから外れることなく、基本高めで安定して続けている、この持続力は実によいと思います。そこに、「幸せな時間」みたいな変化球とかまじえて、ええ、ずっと楽しみにして読んでいます。吉野ゆゆはじめ、マネージャーの皆がいいアクセントになっている、そう思います。というか、もいんって結構勉強できるんですね。

  • 『まんがタイム』第35巻第1号(2015年1月号)

2014年12月6日土曜日

『まんがタイム』2015年1月号

『まんがタイム』2015年1月号、発売されました。表紙、テーマは大掃除ですね。メインに『おとぼけ課長』がガラスの拭き掃除中。『まりあ17』まりあはホウキを使って、『ゆとりノベライズ』都ははたきをかけてます。『さわらせてっ!あみかさん』あみかさんは雑巾掛けでありますね。うん、あみかさん、確かに太めなの、このカットからでもわかります。

大家さんは思春期!』、体育祭のシーズンですか。しかし、どの競技に出たいかといわれて補給要員を希望するチエちゃん。いやいや、マラソンじゃないんだから! 森ちゃん、陸上部なんですね。50M走、100M走、男女混合リレーと、立候補するごとにハイになっていくあの様子、とても素敵。チエは騎馬戦と二人三脚に出るんですね。しかし、チエ、苦手なんだなあ。二人三脚、全然進めない。って、これしきで筋肉痛!? おばあちゃんか、君は! 自宅でね、練習してね、前田はラッキー、チエちゃんは都市伝説を残す。この塩梅も面白かったです。

鉄仮面のイブキさん』、うおお、めちゃくちゃ面白いな。教室に怖いおっさんがいる。誰!? と思ったら、なるほど伊吹さんのお父さん。にしても怖い。けど怖いのは表情だけで、中身がけっこうお茶目ですよ。ポーズがお茶目。しゃべり方もお茶目。うん、なるほど伊吹さんのお父さんと納得いきます。お、伊吹さん、えみちゃんって呼ばれてるのか。というか、この強面で娘をえみちゃん。しかもめちゃくちゃ仲がいいぞ。ほんと、いいお父さんじゃないですか。父娘で互いの表情がわからないとか、大変だな。じゃあ設楽さんはというと、伊吹さんはわかるけど、お父さんはわからない。ああ、これは愛の差なのだろうか。お母さんは父も娘も、ちゃんとわかる。それを聞いて感動する喜多くん、そんな彼に良い奴だなキミは、お父さんも心を許した? そんな様子がすごくよかった。うん、表情が読めなくたって、その時のお父さんの感情ははっきり伝わってくるものあったと感じます。しかしこのお父さん、ものすごく気さくで、授業参観して、クラスの皆と打ち解けて、一緒になってホウキで野球してるとか、まとめて女子に怒られるとか、ほんと、おかしいなあ。最高ですよ。あの記念写真も素晴しい。もう惚れ惚れしましたね。いいクラスだなあ。楽しい! そしてあの落ち。ああ、もう、似たもの父娘でありますよ。

『おひとり食堂』、クリスマスですよ。誠一郎、なんだか嬉しそうで、リースなんぞ店の入り口にかけてみたら、風に吹かれてぶーらぶら。落ち着かんですなあ。クリスマスには定食屋、はやらんのですか。大変だなあ。そんな時にやってきたお客さん。いろいろクリスマスを盛り上げようとする誠一郎の空回り面白く、うん、この人、基本的に微妙に噛み合わないところがあって、けどそれが愛嬌になってる。いいですよ。ちょっと慌てたりするところがいいんですよね。しかも惚れっぽい。Merry XmasのつもりでMarry meって! 結局恋は実らないんですけど、それもまたこの人のキャラクターを引き立ててると思います。そして最後にネットでギターライブ。ああいう、ささやかなしあわせ、コミュニケーションを楽しんでる様子もグッドでした。

『ゆとりノベライズ』。すげえ、里美さん、めちゃくちゃかっこいい! 都が信じられなくて、メール送って確認するとかね、ほんと、えらい変わりようです。なるほどなあ、新しいレーベルにチャレンジするんですかね。新しい担当さんとの顔合わせか。それでかしこまっている。来年は忙しくなるだろう。里美さんや都の周辺、そう大きくは変わってない。人間関係とかですね。けど、彼女らの状況は決して立ち止まってはおらず、里美は好評な連載を終了させ、新天地を目指すというし、振り返れば女子高生ラノベ作家、ミツヒがぐんぐん追い上げてきているしと、ほんとこの変化し移り変っていく状況に、ただただ流されるのではなく、しっかり自分で行き先を定め、漕ぎ出す。里美に対する都の切実な思いあれば、そんな都の先を進んでいたいと思う里美あり。そしてですよ、都、隠してきた自分を全開にして物語を書いてみようと決意する。それをどうするかは今は考えない。まずは書く。これ、ほんと、すごいな。なんかすごいことになりそうな気がするな。ほんと、都、目が離せない。

  • 『まんがタイム』第35巻第1号(2015年1月号)

2014年12月5日金曜日

『まんがタウン』2015年1月号

『まんがタウン』2015年1月号、発売されました。表紙は『新クレヨンしんちゃん』メインであります。カザマくんにぴっとり寄り添うしんのすけ。オラがあっためてあげるゾとのことですが、それを嫌がるカザマくん。後ろから興味津々で見ているネネちゃんがいかします。そっちもいけるのか! そして『派遣戦士山田のり子』、『恋するヤンキーガール』、『研究所ライフ』、『照子ちゃんは恥ずかしがり屋』のカットもございます。

『恋するヤンキーガール』、風間ナギ14歳が、いわゆる最近はやりの壁ドンでもって告白されてるところからスタートです。ちょっと…付き合えや。凄みある告白に、思わずはいと答えたら、アヤメちゃん! やったな! 告白した女の子の友達が駆け寄ってきてお祝いしてくれるんですね。って、ガンつけられてたわけじゃなかったんですね。須藤アヤメ、見た目は不良、けど中身は結構な乙女である模様です。幼稚園? 保育所? そんな時分からナギのことが好きで、なるほどこの髪形も姫カットなのか。いわれなきゃわかんねえ。アヤメは誤解されてるだけなのかな? 長いスカート。学校だって休んじゃう、ってインフルエンザなのか! って、それじゃないのね。テンション高めにぽんぽんテンポよく投げ込んでくるその感じ、勢いあって、面白く読むことができました。というか、第1回はちょっと物足りないくらい。もっともっと読みたい、そんな感じありましたよ。

押しかけ時姫』、姫が御機嫌ななめですよ。海斗が大内の娘と仲よくしている。やきもちなのか? といわれて、家臣が主君を乗り換えるのは裏切りじゃ! ああ、さすがに姫! いつもどおりであります。って、その理解でいいのか? 時姫と大内の娘の話、噛み合わなくてやっぱり最高で、大内さん、お城集めてるのか。プラモデル? その話を聞いて、毛利と加藤が攻め落とされた。姫路城は攻略中。野々江の城のくだり、最高でしたね。マイナーで商品化しない。それ聞いて、時姫、泣いて抗議するのか。しかし、最後にどかんときましたね。大内さん、海斗のこと好きなの!? え、どういう意味で好きってこと? おお、次回刮目して待て!

『照子ちゃんは恥ずかしがり屋』、ゲストです。4月、新しいクラス。目が隠れるくらい伸ばした前髪に三つ編み。内気そうな彼女は土師照子。自己紹介が恥ずかしいという彼女のいうそれは、自分のものじゃなくて、狙ってすべった他人の自己紹介なのか。内気で気弱、そう見せて、意外や辛辣、それが照子です。沼江蛙らしいクセがあって、いい感じです。隣の席の椎くんに、そんなに密着させて恥ずかしくないんですか! いきなりそんなこと言い放つ照子。もう、いかすわあ。女の子、友達ふたりもいい感じですね。妹佳と照子、そんな関係になっちゃったりするの? しましょう。是非しましょう。この作者の漫画は好きなので、これもきっと気にいると思います。

『大正乙女カルテ』はテスト勉強ですよ。いろいろ記憶しようと、あちこちに紙を貼り出すものの、父親に邪魔される。その結果が、戸棚の奥に解剖図。最高ですね。しびれます。ごほうび制、あのぱぁっと明るい路乃の笑顔、とても素晴しく、よっぽど少女小説が好きなんだなあ。対し厳しいかのとも可愛らしいです。今回はかのとの話だったんですね。兄の婚約者問題。兄の婚約者、節子がかのとの家出を自分のせいと知り落胆。路乃がそれを聞いて、かのとを家に戻そうと頑張る。それがかのとを追い詰めちゃうんですね。いや、もう、かのと、すっかり落胆して、薬草園にひとり黄昏れて、ほんと、この子にとっては一大事だったんですね。薬草園でのコミュニケーション、これが彼女を救うならよいなあ。ほんと、そう思います。この子の気持ちの整理がつくまで、時間が、余裕が与えられて欲しい。そう思うばかりですよ。ほんと、しっかり健気と見えて、幼なさの同居する、そんな子です。

涙の数だけ輝いて!』、クリスマス目前という時期に、皆で集まって遊園地にいくんですね。普段どおりの格好してる4人の中に、ひとり意識しまくってる唯がまじって、もう最高でしたね。なんて可愛いんだろう、この子。素晴しいわ。そして晴香ですよ、晴香。オタクの彼氏チェック。おおう、これ実際すごいらしいですよね。ってこれ、晴香もやってたのか! あの図星つかれてる晴香のうつむき加減が素敵でした。今回、テンポよくて面白かったですよ。最低ですね。ここでは仕事は忘れてよ、ときて、普段の仕事もこれくらいやってよ。この直子の心の叫び、もう最高に面白かったです。もう、たまらんものがあるな。最後の裏目に出た唯まで、本当、しっかり面白さがつまっていましたよ。

居間には今外国人がいます。』、雨に降られた万希。傘がないといってたら、遠くに見える不審な人影。「邪悪なおむかえ」ってサブタイトルがすごいな。マイケルが蓑笠で迎えにきたっていうんですね。あまりの状況に不審者と思われ、ざわめく周辺。万希、うまいこといなしましたね。でも、帰り道、すれ違う人が物珍しげに振り返ってる。いや、振り返るよな。自分だって振り返るよ。嵐の日、ミカイール親子も万希の家に避難してきて、そして裏山の様子を見にいくミヒャエル。なるほど、テント泊の人達の様子を見にいったんですね。荒れ模様の日にはちょっとハイになる。うん、気持ちわかります。自分もそんなところありますよ。ハイになって失敗した思い出とか、面白く、そしてフランソワさんの危険なハイテンション。そして万希の落胆。面白かったです。

  • 『まんがタウン』第16巻第1号(2015年1月号)

2014年12月4日木曜日

黒森さんの好きなこと

 『黒森さんの好きなこと』、タイトルだけは知っていたのですが、読むのはこれがはじめて。ええ、単行本になりまして、書店で発見、おお、これは買っておきたい。買いまして、読みまして、いやあ、黒森さん、可愛いじゃないですか! ちょっと中二な、私ってこんなに黒かったりするのよ、みたいな、そんな雰囲気もしないでもない黒森さん。大人になって振り返った時に、いわゆる黒歴史だといって恥じたりするんだろうか。ああ、黒森さん、素晴しいな。と、ちょっと穿った楽しみ方はいいとして、黒森さん、他人の不幸が大好きだっていうんですね。ええ、タイトルにいう好きなこと、これ、他人の不幸であるんですね。

転校してきたばかりの黒森さん。この子と仲良くなるのが田沼幸さんなんですが、あ、ほんとだ、なるほどな、くじ引きで負けて声かけることになってる。ああ、田沼さん、最初っから一貫してるんだな。この人、一口にいうと不幸体質というやつで、静かに普通に暮らしているだけなのに、とにもかくにもついてない。鳥のフンを見舞われたり、ぶつかったり、転んだりと、結構散々な目にあってるんですけど、それが黒森さんを喜ばせるんですね。ああ、黒森さん悪趣味だ、というか、田沼さんもそんな子とよく一緒にいられるな、って、いえね、黒森さん、毎回のエピソードの一番最後、その回の印象を決定する大オチにおいてですよ、優しさというか、友情というか、そうしたものをわかちあうみたいなことするもんだから、ああ、屈折してるなあ、そうは思うんだけど、悪い子じゃないなあ。なんかほのぼのと、ふたり、いい友達なんじゃないかと、そう思えてきたりするんですね。

黒森さんは変わりものだけど、人気者の王子から好意寄せられても断固はねつけるし、田沼さんの幼なじみに対してはからかってばかりで、ちょっと意地悪? けど憎めないところがある。とりわけ田沼さんに対してですよね。これをやっちゃ駄目だ、そう思えることは決してやらないんですね。あくまでも田沼さんに自然におこる不運、それを見て楽しんでるのであって、彼女のこと不幸にしようと画策したり、酷いことをやったり、そういうことはしないんですね。むしろフォローしたり、時にははげますようなこといったり、いややっぱりちょっと屈折してて、素直じゃないんですけどね。黒森さん、田沼さんのこと気にいってるのがわかる。それは彼女が不幸体質ということもあるんだろうけど、でもそうじゃなく、彼女をただただ気にいってるんだと思う。友達として、愛玩動物なんていっちゃったりするけど、一緒にいて楽しかったりするんでしょうね。不幸な目にあうから、それだけではない繋がりがありそう、そう思わせるものが描写のはしばしに感じられて、これが黒森さんの可愛げなんだな。いや、まあ、これは私がそう思いたいだけ、なのかも知れませんけどね。

黒森さんが田沼さんを実は大切にしてるっぽいのと同様に、田沼さんも黒森さんのこと気にいってますよね、実は。不幸体質だけど、めげず負けず、ちょっとくじけそうになりながらも、素直にその感情を表す人。そうだ、気が置けないっていう、そんな関係がふたりにはあるんだと思う。黒森さんも、田沼さんも、思ってることをちゃんと伝えようとしてる。とりわけ大切なことについては、いい加減にはしていない、そう感じられて、そうしたふたりの関係に、ほのぼのと暖かみなど感じているのだと思います。

2014年12月3日水曜日

『まんがホーム』2015年1月号

『まんがホーム』2015年1月号、昨日の続きです。

『黒い大家さん』、子猫の話、続報ですね。いやあ、驚きましたよ。前回、猫のエサをドサドサ選んでくれた女の子。子猫に関係しそうなしなさそうな? そんな風に思わせて、グレーゾーンのままずっと曖昧にしておくのかなあ、なんて思ってたら、いやいや、明確に猫とその子が関係づけられました。なるほど、華織さんの魔術? 不思議なところも、なんかやってそうだけど本当に魔法とかなんか使ってるの? って曖昧な感じに思ってたんだけど、なるほど、クロなのか。ってことですよね。さてさて、女子高生集まって、猫に大騒ぎ。大声に驚いたり、そして手からにゅるーっと伸びて逃げたり。このへんはもう猫の可愛さですよね。名前もユキと決まって、この子も今後、いろんな関わり方してくるんだろうなあ。ほんと、油断できない感じがしますよ。

『敗者復活戦』は、ニーナが寝坊。あー、乱暴にするから目覚ましから電池抜けちゃってますね。日曜だけどバイトがあるから、っていうんですが、うっかり制服着ちゃって、しかも電車でいつもの駅で降りちゃって、そのまま学校いっちゃって、なお遅れたかと思ったら、今日は古書市だから店じゃなくてそっちへこいって話だった……。この畳みかけるようなニーナの駄目さ加減が素晴しい。さて、古書市側では、夕記が弟と一緒にきてて、それを月穂が面倒くさがってるのがおかしくて、魔術でどうにかせよなんてね、面白い本があるなあ。社長がニーナを見学といって他の店にけしかけて、例の帯電体質で客を散らすとかね、こういう策略なんかもいかしました。

『マチ姉さんの妄想アワー』は、のっけから酷い。トシに教えられてきたサンタクロースが、もう酷くて酷くて、赤い服の悪魔って。ちゃんとしたサンタ像を知りつつも、それに付き合ってるトシが逆に泣けます。さて本編ですよ。シューベルトの『魔王』は歌劇じゃないよ! ともあれ、魔王の挑発行為やら、そして娘との仲とか、ほんと面白い。なるほど魔王が男の子を攫ったのは、そういう理由だったのか。納得でした。しかし、毎回素晴しいな。幻覚を見るお年頃とか、髪はまた伸びるとか、ほんと、そうですよ、髪は伸びますよね。オオカミ少年も最高で、UMAやら、そしてイケメン猟師やら! ばーさん!? もうね、最高でしたよ。

『うちの秘書さま』はクリスマスですよ。メイド連中がやる気出して、2ヶ月前から準備とな! カラオケにいくといわれて、ショックのあまりポットを落としてしまうとかね、どんだけショックだったんだろう。ほんと、おかしかった。料理を手伝おうとする七瀬を軽くいなして追い出すとかも面白い。よく気がつく女の子をメイドとして雇い入れようと考えるとかいうのも面白い。キャラクターがうまく動いてますよね。性的な視線が向けられてると知って、防備をあつくする七瀬もいい。そしてメイドの暴走。ウェディングケーキを持ち出してくるとか、皆がひいてるその様子、しびれました。そして冒頭で、メイドがはじめに甘いっていってますけど、七瀬も負けず劣らずっていうのが最後にきて、いやもう、逆にいえば、はじめがそんだけ期待されてないってことか!? うん、甘やかされています。

  • 『まんがホーム』第29巻第1号(2015年1月号)

2014年12月2日火曜日

『まんがホーム』2015年1月号

『まんがホーム』2015年1月号、発売されました。表紙は『らいか・デイズ』、らいかがサンタクロースの衣装着て、なんと竹田くん人形を抱いているんですね。その柔らかな笑みは聖母かなにかなのか!? ええ、まさにらいか向けプレゼントではありませんか。そして『警戒少女いちごちゃん』、新連載カットもありますよ。やったあ。

天国のススメ!』、いきなりうさんくさい念写カメラからスタートですよ。草間が買っちゃった。2万円近い。けど、こんなインチキ商品でも、太一にかかればしっかり念写ができるんですね。例の桜を写してみたら、中身、美しいお姉様が写って、いやあ、十子さんが超素敵ですよ。お怒り。凄みのある美人になってる。続く念写で内容がわかって、呼び出し、ビールも持ってこい。すっかり安心する十子が乙女であります。桜のエピソード、切ない話。自分をこの場所へ移してくれた桜守りさんの命日に、ここにきてくれているのではないか、そう思っていたんですね。そんな桜に太一が返した答。ぐっとくるじゃないですか。ほんと、なんて人の情の優しさ、いじらしさが沁みるのだろう。最高でした。そして安心する十子さんの笑顔! 最高でした!

『孔明のヨメ。』、ふたたび荘園の話です。月英の大活躍ですよ。荘園の防備を固め、そして水車の案を提出する。水を組み上げ、さらに臼も動かしちゃうというアイデアに、孔明があんなに驚いてですね、いやもう、月英は最高ですよ。しかし頑張りすぎて月英発熱。孔明さんが月英をどれだけ大切に思っているか、そういうことのわかる好エピソードでした。さて、描かれるのは孔明だけじゃなく、劉備の側の話あり、そして曹操ですよ。逃げた袁家を追う。その策を郭嘉が提出するんですが、その狙いに気付いた曹操が、もうね、めちゃくちゃかっこいいな。なんだあの爛々と輝く目の力強さ。動きも躍動感に溢れて、うわー、すげー、色っぽい男だなあ。もう、こりゃ、ちょっと、ええーっ。一気に魅力高めてきましたね。こりゃすごいや。

『警戒少女いちごちゃん』、やりました、新連載です。夏休みも後半。皆と会おうということになるんですね。いちごちゃんに会える、3週間ぶりに会えるってんで、やたら張り切るるいですよ。そしていちごちゃんはいちごちゃんで張り切ってるのか、世界のあちこちから買って帰ってきたお土産、たくさん持って、弟に家出とか思われるくらい。はつのとゆきがくるまで、合流してくれないいちごちゃん。合流してからも、カエルのオマールが応対して、いやいや、変わってませんなあ。内気ないちごちゃんが、オマールだと活発な男の子しゃべりになるのがいいなあ。そしていちごちゃん一番のおすすめ、アフリカ? の仮面をるいがすごく喜ぶ、それで赤面するのね、いやもう、なんだこれ、青春? いやもう、素晴しいですね。

『ようこそ!オーロラ百貨店』、今回は百貨店1階にある生花店、ネオマリカにいきますよ。柳四郎。優しそうないい男。花のアドバイスも的確で、しかしこの優男が桐山社長のこととなるとがらりと態度を変える。社長には毒舌。なんでか? なんと、社長の弟なのか。わざわざ母方の姓を名乗ってまで隠している。次男が医者。五男がクズって、あー、キリヤマン。今回は柳四郎の顔見せといったところが大きいエピソードでありましたね。そして最後に、水菜と縁の関係も描かれて、えにちゃんの方が断然男前! いやもう、かっこいいねえ。いや、でも、水菜のプレゼント、そこに込められた思い、それもいいですよ。

  • 『まんがホーム』第29巻第1号(2015年1月号)

2014年12月1日月曜日

『まんがタイムきららキャラット』2015年1月号

『まんがタイムきららキャラット』2015年1月号、一昨日の続きです。

『カスタムメイド!』、おお、扉のお嬢様、なんか元気はつらつな感じですよ。これ、微妙に本編に関係してるのか。お嬢様、制服。そして本編開始して、今度はマサキが制服。お嬢様の世話するために、年齢身分を偽って同じ学年、同じクラスに編入しようというんですね。って、やっぱり偽ってるの? よくわからぬマサキのこだわりあり、そしてクラスの皆から愛でられているユウお嬢様。素晴しいな。まるで愛玩動物じゃないか。遠くから愛でられ、そしてマサキとの関係に思いを致して盛り上がるとか、本当に愛されてるのだなあ。最後の美術部の件も、ユウ、絵は下手なはず。いや、そうじゃないのか! 漫画やアニメの方面が駄目なだけなのか。しかし、この絵、これはこれでファンタジーイラストとしていけそうじゃないですか。セーラー服にこだわりはない私ですが、マサキ、大変よかったです。

あまゆる。』、おお、カップルができあがってますね。春休みの寮の風景。いよいよ後輩がやってくる、私たちも先輩だっていう、その落ち着かなさ? わくわくした感じ? マオなんかも無理して先輩ぶろうとしちゃったりして、こういう気負いが楽しいなあって思います。あと意外なのが、ハルの特技。泣きの演技がうまいのか。しかし、留年したんですか? とはひどい。ハルらしさ、ばっちり出てますね。ハルとアヤの部屋での会話。広い部屋よりも、今までのここがいい。ハルの気持ち、あれは案外本当なのかもなあ。そして泣いてるマオ。もう1年も経った、もう2年もしたらお別れになっちゃう。それを思って泣いてる、それからの皆の会話がね、この最終回でお別れ、そういう寂しさを受けて、けれども寂しく思いすぎることはないんだっていってくれているようで、ええ、ちょっとしみじみと感じいりました。最後まで元気で明るくドタバタとして、その仲良さの中に終わる最終回。いい最終回だったと思います。

『だいたいこんなんで?』、扉のほのりはスマートフォンでゲームしてるのかな? ちょっといつもと違う雰囲気。この人のニュートラルが出てるようで、こういう感じも魅力的です。さて、今日は8月29日。夏休みの宿題が終わらないとめい子が泣きついてくる、って、2年生が1年生に宿題を助けてもらおうというのか。無理だろ。しかし、この29日はしののめ呼ぶためのクッキー作るので終わってしまって、って、実質2日での勝負か。もう諦めるべきじゃないのか? 今回、結局皆に合流することのかなわなかったこかげ。ずっと姉におもちゃにされてた、その描写がすごいインパクトで、でもってこれが最後に今回のテーマ、夏休みの宿題に合流する。おお、やるなあ! 見事でありました。

ののかノート』、ののか、着実に成長してますよ。雨の日、傘が2本しかなくって、ずぶぬれになってしまった面々。玲緒奈の作った衣装が待ち構えてるんですね。しかし、この子、自分では衣装を着ようとしないんですね。似合わないって思ってる。って、なんでなんで? 絶対そんなことないのになあ、と思うのはコンプレックスを実感しない外部の人間だからこそなんだろうなあ。玲緒奈が文化祭の実行委員をすることになって、家の仕事、衣装作り、部活に実行委員。すっかりくたびれてしまって、そんな玲緒奈をののかが助けるんですね。少しは頼ってください。ええ、いい子です。そして最後の玲緒奈がすごい。うおう、衣装の試着、自分じゃ無理、っていって、それを弟に着せようとする、その発想がいかしました。いや、でも、玲緒奈、可愛いと思うんだけどなあ。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第11巻第1号(2015年1月号)