『まんがホーム』2025年10月号、発売されました。表紙は『孔明のヨメ。』。テーマはスポーツの秋。サッカーならぬ蹴鞠に興じる孔明、月英夫妻が活発、溌剌、魅力的な表紙です。こういう蹴鞠、三国時代にもあったのでしょうか。こうして描かれると、ありそうな気がしますよね。『彼女たちのツモる話』は、いつものメンツが体操着姿でリレーメンバーとしての絆を確かめてるところ? 『はなまるゲーセン飯!!』は、園香と樺恋が卓球ペアで登場です。
『孔明のヨメ。』
劉備と孫尚香の婚姻がなりました。その後の暮らしもなんら問題なく、孫尚香の生き生きとした毎日はまさしく健やか。当人もやりたいことをやりたいようにできて、実に快適。なんら問題もないようで、まずは一安心です。
でも、周辺を見回すと、いろいろ問題が見えてくるんですね。婚礼以降、間者が増えました。なのでまずは公安から離れて、間者を自由に泳がせてみよう。ということで、孔明、月英は帰宅とあいなって、身を休める、かと思いきや、実家の仕事を片づけようとする孔明。ところが、諸葛均と黄承彦のタッグが抜群の働きを見せて、さすがのベテラン。まさしく実力者という手腕発揮していたのです。
黄承彦からアドバイスをされた孔明。それを裏づけるようにクローズアップされる周瑜のはかりごと。まだまだいろいろ不安がある孫尚香の婚礼周辺ですが、これがいかに落ち着こうというのか。それはこれからの孫尚香の動向、さらには月英の働きにかかろうというのでしょうか。
『ガチ恋カウント2.9』
デビュー戦の相手にメイデンを指名したのみならず、自分が勝ったら結婚してくれと爆弾発言かましたリコ。動揺する観客。これはメイデンにとっても同様だったようで、条件を受ける、しかしメイデンが勝ったらタダではすまないと思え。なんかそれっぽいこといってるけど、うまく返せなかった自覚はあるんだ! だって、結婚ですよ? あまりにあまりの予想外。それをなんとかいなしただけでも、よくがんばりなすった、メイデン様。
帰り道でですよ。芽生子さん、リコと一緒になるんです。意識しまくる芽生子に対し、いつもとなんら変わらぬリコです。これ、結婚発言もガチ恋認識も、リコにとっては通常運転だからなんだろうな。強火すぎるファンから同じリングに上がらんとここまでやってきたリコです。あれくらいの発言、もう普通の感覚でぶちかませるほどに本気なのでしょう。
驚かされたのが芽生子ですよ。泣いちゃって、それはそこまで思いを寄せてくれる気持ちが嬉しくて!? とか思ったら、それどころじゃなかった。あああ、芽生子のつのる思いは、もうリコのそれを追い越してしまっているというのですか。
芽生子から、いい笑顔で手加減しない宣言されたリコ。芽生子の胸中やいかに。そしてリコはどう向きあわんとする? それはもうリングの上でしか結論の出ない問題なのかもしれません。
この展開に暴走する梓や至高。そして初心に立ち返ったリコは見事プロテストに合格して、きたるデビュー戦はマスク・ド・メイデン選手!
さあどうなりますか。リコの本気がここに試されます。
『へなちょこお嬢さん世話焼きオネェさん』
教師、大待雪彦には悩みがある。それは生徒との関係。伊東うずなる生徒が、このところずっとよそよそしい。挨拶こそはしてくれるけれど、以前のように親しげにではなく、見るからに壁を作っている。いったいなぜこんな態度をとるように? 知らないうちに彼女になにかしてしまったんだろうか。
迷った果てに、神頼み、神社にやってきてしまったんですね。
大待先生は知るよしもないのですが、うずちゃんの態度の変化はスミレさんにあるんですよね。大待先生は実にスミレさん好み。けれど、そのエレガントなおじさまが自分の担任だとはいえなかった。
気持ちにわだかまり抱えるうずが通りがかった神社にて、座り込んでる人がいる! 駆け寄ってみればまさかの大待先生。熱中症を疑って自作のスポドリ差し出して、そしてこれまでの非礼を詫びるんですね。
そして語られるスミレさんのこと。この春に知りあったスミレさん、先生のようなイケおじが好きだという。それを知って以来、先生を見ると心臓が締めつけられるような思いになる。
この告白を聞かされて、うずの態度の理由に気づいた先生。うずの、スミレさんに先生のこと紹介していいですかといわれて快諾。ああ、ついにスミレさん、大待先生とお近づきになるチャンス到来ではありませんか!
これが恋に発展したらどうしよう! ふたりの気持ちがひとつに重なったらどうしよう! どうにも興奮の展開なのであります。
- 『まんがホーム』第39巻第10号(2025年10月号)
0 件のコメント:
コメントを投稿