2025年9月8日月曜日

『まんがタイム』2025年10月号

 『まんがタイム』2025年10月号、一昨日の続きです。

『星月夜工業高校ルナ同好会~38万キロの奇跡~』

星月夜工業高校では、毎年の七夕に笹ならぬ竹を設置して、木製の短冊に願いを託すならわしがあるというのです。これ、木工の実習を兼ねてたりするんでしょうか? ここでも素直が才能の片鱗を見せて、なにやらせてもそつがない。素直の素直で伸びやかなさま、ここにもまた適性を発揮するんですね。

さて、竹を立てて短冊も用意して、けれどひとつ注意が必要です。というのも、木製の短冊は重くなる。倒れないよう定期的に回収する必要が出てきましてね、しかしまさにそのインシデントが素直の目前で発生してしまうだなんて!?

とっさに支えた竹。しかし重さは素直ひとりの手に負えず、そこに飛び込んできたひかり。トラブルはおおごとにならずにすんだのだけど、設計設置が悪かったか、それから無茶もしすぎたか。ちょっと反省ポイント多めのイベントになってしまいましたね。

そして次のイベントが発生ですよ。次の日曜、ひかりが科学館に誘ってくれた。ふたりでいく科学館。これは、デートなのですか? なにやらいろいろ進展しちゃったりするのでしょうか。

『坊ちゃん、困ります!』

七実と木下が勝負をします。果敢に攻める木下に、七実は防戦一方か? 胡桃沢にきて木下は強くなった。それは七実も実感していて、もしやこのまま押し切られてしまう? と思ったら、七実が上着を着込んだその瞬間、一撃で勝負が決まってしまうという。

ああ、やっぱり七実は相当に強かったのですね。七実の強さを認める木下。その気持ちはとどこおりもなく澄み切って、ああ、このまま彼は恋に落ちるのか? と思わせて、木下の恋のベクトルがここに明らかにされるというのです。

そのお相手とは、七実の父! ゴツイおっさん。そのおっさんに木下は夢中! それって尊敬とかそういう感情ですの? と思ったら、どうもそれどころじゃないな。ああ、七実父は先立った妻一筋というけれど、そうした一途さにも胸をキュンキュンさせる木下です。木下の思いはいつかかなうことがあるのですか? いつかこの恋の実る日がくるのでしょうか!

『良倉先生の承認欲求』

流星群を撮影したい。星畑の申し出を受けて、夏休み、夜の学校に集まった写真部の皆。しかしその目論見は肝試しだった!? 夜の美術室に皆で赴くというのですが、先生はここで待ってくれてていいよという星畑に、夜の学校でひとりにしないでと懇願する良倉。すごくいい! 涙目良倉、すごくいい! この星畑と良倉の他の誰とも違う関係性。すごくいいですよね。

そして真っ暗な美術室。扉を開けると、そこにはこちらを見つめてくる石膏像! 上枝の仕込みだというんですけどね、見事に良倉に効いて、というか、良倉にだけ効いて、思わぬところで恨みを買ってしまいましたね。

肝試しの後、ちゃんと天体観測もやりますよ。そこで良倉の三脚が大活躍。ぶんちょー紳士活動のための装備ですが、それを知るのは星畑ただひとり。そして皆で星空を見上げるその時間。良倉はちょっと恩着せがましいけど、でもこうやって生徒たちにつきあって、いろいろ準備してくれて、いい先生だなあって思いましたよ。

いろいろと困った人かも知れない。でもそれ以上、あるいはならではの魅力のある人だと思います。

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