『まんがタイム』2025年10月号、昨日の続きです。
『まほろば小町ハルヒノさん』
もはや佳境なのでしょうか。神鹿試験が気になる時期ではあるけれど、あれこれ考えていてもしようがない? というわけでもないのでしょうが、文化祭を楽しむハルヒノたちであります。
クラスの企画は冥土喫茶。男子も女子もメイドの格好をするというのですが、イスズはもちろんん、ちあきもかわいいと大人気。そしてもちろんハルヒノもメイドの格好して、あらかわいい、とそこに妹ホロがひやかしにやってくるのですね。
楽しいばかりの文化祭だと思っていました。けれど実際にはそうではない? 一気に物語が動き出した終盤。ちあきの夢に見る和歌にハルヒノが気色ばむ。割ってはいったイスズから、ちあきの縁について語られて、そしてそれはこの世には繋っていない。まだあの世と繋がったままなんだ。
そして遡る千三百年の時の流れ。はたしてそこになにがあるのか。ちあきが、ハルヒノが目撃するのはなんなのか。
いや、こんなの見せられたら、いよいよ佳境と思いますよね。というか、実際、これ、佳境に突入ですよね?
『遠恋カノジョとおとなり上司』
上司の事故と聞かされて、三重から東京に急遽戻った太郎。しかしその対応に、上司川島が難色を示すのですね。いわく、太郎は遠距離恋愛に向いていない。いや太郎も疑問に思ったように、そもそも向いてる人なんておるんか? うん、実際自分もそう思う。
とはいえ、この恋愛についての難局。遠距離というハンデを克服するに、空回りしているという太郎の態度、行動は、川島から見て歯痒いのでありましょうね。
でも、もうちょっと明確に、言葉にして伝えてあげてほしかった。今のままでは太郎には通じていない。ゆえにまだまだ空回りは続くかも。とはいえ、このたびの川島との対話は太郎にとって自分を見つめなおす機会にもなったようで、ナズナとの通話にて、いろいろ反省して、今自分の思っていることを言葉にして伝えることができた?
そうはいうも、どうしたらよいのかわからない。いや、このわからないといえるのが大事だと思う。そういう認識を共有できれば、ふたりでどうしたらいいか考えることができる。今も多少空回りぎみとも思える太郎だけど、ふたり一緒に、この難関を超えられるといいですね。
そのために、上司川島さんからは、もうちょっとわかりやすいアドバイス期待したいところです。
『オフィスにラブコメはいりません!』
この世界はほんと極端というか、絶対住みたくないなあ! と思える要素が公開されて、というのは、超残業デーなるヤバい日の存在ですよ。
恋愛の発生するのは、休憩時間と残業中。というわけで、この世界ではほぼ丸一日が休憩に費されていて、そのしわ寄せなのか? めちゃくちゃな残業が恋愛イベントのお膳立ても兼ねて発生するらしい。千堂がいうには、災害級とか?
いやもう、かなわんなあ。そもそも残業自体がかなわんのに、災害ともなればなんとしても回避したい。
というわけで、就業中のいう名の休憩時間にも、無理矢理に仕事をしまくって残業回避を目論む千堂とわかば。ツイスターゲームやらされながらも、ノーパソ活用して仕事を進めるという、なんだこのウルトラC。正直それは人間業ではないのだけれど、千堂にいたってはもう慣れたもの。疲れ果て倒れそうになるわかばを支え、抱き上げたまま災害級残業に飲み込まれるオフィスから逃亡する!
それはまさしくヒロインと結ばれるヒーロー然として、それゆえに社内でもふたりはカップルと認識されちゃった!?
と、もしこれが成るのなら、ふたり、偽装でもなんでもいいからカップル成立させて、この世界の悪意をキャンセルするのがよいのでは? いやいずれはそうした偽装もバレてしまうのが、この世界なのかもしれませんね。
- 『まんがタイム』第45巻第10号(2025年10月号)
『まんがタイム』2025年10月号、

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