昨日の続きです。
『まんがホーム』2025年10月号、『かわいいユミくんとオドオド尾堂くん』
尾堂にモテ期が!? なんとスカートが素敵にお似合いの純羽とユミくんに挟まれて、なんだよこの両手に花! とはいえ、純羽くんも男子です。その純羽くんがスカートをはいてるのはなぜかというと、ボクが世界で一番かわいいから! って、尾堂にとって一番かわいいのはユミくんなんだよ! ユミくんにはスカートが似合うと、曇りなき目で宣言する尾堂のまっすぐさよ。
そして想像に浮かぶスカートユミくん。おお、すばらしい。似合わないなんてとんでもない!
尾堂と純羽が急接近です。ふたり一緒に補習を受ける。そこでのやりとり。ユミくんに心魅かれるその理由など尾堂に聞き出す純羽なんですが、尾堂の思い描く理想の人、ボクも似てないかって純羽がいうたびに、え? そうですか? まるで眼中にないって態度しちゃうんですね。
これがよっぽど純羽のプライドを傷つけたようで、もっとよく見てと顔近づけてるところを、相庭に目撃されちゃって、しかも相庭の位置からはキスしてるようにしか見えなくて、ああ、相庭くんは口が堅いほうですか!?
もしそうじゃなかったら、ふたり噂になっちゃいますよね。ユミくんに誤解とかないといけなくなっちゃいますね。
『座敷童子あんこ』
あんこの感じる命のはかなさ。動画に見たかわいいハムスター。しかしその投稿は5年前。となればもうこの世にはいないのだろう……。生き物の寿命に心曇らせるあんこの想像する、寿命を迎えた幸太の姿。ああ、人の一生もまた短いのです。
でも、幸太に長生きしてもらおうとするあんこのあれこれが、幸太の寿命を削るの、さすがにあんこのしわざだと思う。そして幸太の父と人生について語らうあんこ。父の悲願、座敷童子を標本にするという夢を聞かされて、またも曇る。なんだろうなあ、あんこ、このパパ上との相性の悪さよ。
そしてこの流れで、まさかくだんの話になるの? しかもそのくだん、くだらない予言して死んじゃったのね!? からの、あんこにふりかかる身の不幸を予言して死ぬ人面魚。ああ、あんこのピンチ。そして悲願の果たされたパパ上の人生に変化は起こるのでしょうか。
『歌詠みもみじ』
人型AIエージェントが流行するもみじの周辺。まさかのもみじも夢中になってるんだ! 会話によってユーザーの趣味嗜好傾向その他を学び、それぞれに性格を違えていくAIエージェント。もみじのそれは、川柳に返歌をするほどにマッチして、なるほど、これほどにカスタマイズされるからよりハマってしまうというわけなんですね。
そしてハマるからこそ、人にはできない相談もしてしまう。またハマる理由は、その人がいってほしいと望む答を返すから。もみじの父も、あの母さえもハマってしまい、その気持ちや人間に向けるよりもより強いものになって、さあ大変。人間関係クライシス!?
と思ったら、ちゃんとAIがしかってくれて、仲をとりなしてもくれるというんですか!
もみじたちの世界のAIは倫理観が育っていて、ほんとすばらしい。我々の世界よりも数段先にいっていますよ。
- 『まんがホーム』第39巻第10号(2025年10月号)
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