2014年4月27日日曜日

『まんがタイムオリジナル』2014年6月号

『まんがタイムオリジナル』2014年6月号、昨日の続きです。

『先生のたまご』、たまこ先生、気が抜けてしまってるんですね。ついこのあいだ見送った卒業生たち。個性的で面白い子ばっかりだったものなあ。その印象が強いだけに、こうして見送った後は虚脱感も大きくなるものかも知れません。けど、また新入生がやってくる。たまこ先生もまた担任を持つことは決まっていて、ひとつ終わりを向かえても、さよならしても、またはじまるもの、出会うものがあるっていうんですね。しかし数木先生のはじまり、柔道部の顧問とか、やべえな。指導者が他にいるってことは、名ばかり顧問なのかな? そしてたまこ先生の出会い。なにか昔を思い出させる、そうした少年、宮澤よだかの弟、宮澤ぎんがが入学してきたんですね。またもや元気な少年。そしてよだかの子分なる萩原。ええ、また個性的な面々がやってくる予感をさせますね。

『春雨平安日記』、牛車の牛がほんといいキャラしてるなあ。こいつ、コンタクトしてるのか。平安時代をモチーフにしながら、コンタクトだとかあるいはパピルス、するめの石版の、さらにはカレーといった時代地域を飛び越えたネタの数々盛り込んでくるのがおかしくて、この自由さ? やりたい放題? 春雨のキャラクターにマッチしていて、とてもいいと思います。しかし夏子も、春雨の自由さ、あるいは酷い仕打ちに慣れてしまってるって、ああー、DVに適応しちゃってる彼女っぽくなってるよ! そして春雨のようかん押し、さらに加えてペラペラになった笏。ほんと、おかしな漫画であります。

『かおり先輩ゴーホーム!』、香先輩、この人のわからなさ。子供の頃にチェンソーで遊んだって、これはコスプレ? なんか山で育った野生児? いや、ログハウス作ったりしてるのか。文化的だ! 得て工なる猿の着ぐるみに入って家具作りイベント、手本を見せるっていうんですが、あの一瞬の光とともにイスを完成させる、あのありえなさ、この無茶さがいかしました。しかし香先輩、この人の野生をなだめてうまく使うのが、研修終えたところの佐倉だっていうんですね。これ、続いていくのかな? ちょっと荒削りだけど、こういうのもまた悪くないと思います。

  • 『まんがタイムオリジナル』第33巻第6号(2014年6月号)

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