『まんがタイムきららミラク』2014年6月号、発売されました。表紙は『桜Trick』であります。春香に優、ふたりの向こうにはしずくとコトネ、特別なふたりがそれぞれペアになっている、そんな様子です。背景には緑、新緑の木立の下、ちらほらとまだ散る桜の花もある。そうした春も過ぎようとする季節の風景でありますね。
『うらら迷路帖』、新連載です。時に迷い悩むこととなる人生の帰路、そうした時に占いに指針を求めようということもあろうかと思います。はりかも新作は、うららと呼ばれる占い町の乙女達、彼女らを描いて、ええ、迷路帖。タイトルに帳ではなく帖とあるのは、占を内包している、そうした意味もあってのことでしょうか。うららになることを夢みて集まってくる少女たち。山育ちで動物に懐かれてしまう千矢。この子がメインっぽいですね。朗らか、明るく、ナイスバディ。ちょっと人のルールに慣れてないっぽいんですね。お腹を見せて謝る。うん、健康そうなお嬢さんです。そこに和装少女の紺、魔女っぽい風体のおフランス風味の小梅。ミス・プラムと呼んで欲しいらしい。え? マドモワゼルじゃなくてよいのん? 個性的、可愛い15歳が棗屋ニナのもとでうららになるべく修行する。ニナの妹ノノも加わって、華やかな新連載。どういう展開を見せるか、楽しみでありますね。
『ハルソラ行進曲』、夏休みの風景ですよ。いきなり呼び出される若乃。面白いなあ。いらんもの作ってっていう、あれ、雑誌とか立てるやつ? 扉の麦藁若乃がやたら似合ってキュートであります。学校にいったら、やなぎが木工やってるんですね。楽器を置く台、パーカッションの小物置くやつかな? それが壊れたから簡単に修理中。工作が苦手だったこの子が、こうして修理にいそしむ。ああ、頑張ってますね。ええ、成長しています。あのカホンを作れそうっていうの、ああ、実際できると思う。いいなあ、カホン、ちょっと欲しい。カホンってのは、スペイン語で箱って意味なんですよ。水泳部の朱莉とサヤ。相変わらず密着してるサヤ、あのニコニコ顔が素敵です。みんな、それぞれ頑張ってるんですね。でもって、やなぎの練習。フルートちょっと吹いてみる? 若乃、ちょっと体験して、間接キス!? いやいや、フルートは唇がプレートにぺったりつくわけじゃないからセーフっすよ。しかし、やなぎ、よいなあ。にこっとしてそのまま息出してみて。ええ、アンブシュアを作って息を出す。その説明が、あんなにも美しいだなんて! いやほんと、素敵な一コマでした。うん、ちょっとよだれが出ました。
『リメインズ・JC』、ゲストです。お家が書店の女の子の話? 床に寝転んで漫画を読む、その自由さ。なんだかのんびり、なんだかフリー、そんな感じなのかな? と思ってたら、いやいや、なんか状況がおかしい。通信は携帯無線。冒険とか探検が好きな女の子たちなのかな? そう思ったら、全然違ってるんですね。なにがあったんだろう。誰もいない町で、誰もいない店から缶詰、レトルトなど、食料を集めまわっている。住むのは学校。食料は3ヶ月籠城できるくらい備蓄してる。信号も消えてしまっているこの町、助けてくれる人なんて誰もいないし、学校のグラウンドもすっかり草っぱらになってしまっていて、そして自由に闊歩している動物たち。なにがどうなってるんだろう? 次号はセンターカラー。ああ、次号にこの状況の説明が入ったりするのでしょうか。見事にサスペンドされた第1回。気になる第1回であります。
『湯けむりシャボン』、ゲストです。はじめての銭湯に緊張する女の子ひとり。って、どんな大荷物なんだ! 巨大なリュックサック背負っていて、そんな彼女を誘うのが同じ学校の女の子ふたり。リュックの娘は熱海彩、音楽科なのだそうです! やっほー! 音楽科ーっ! そして普通科のふたり、白浜小梅に武田尾もみじ。小梅ともみじは銭湯が好きで、ちょくちょく通ってるんですね。彩は家のお風呂が壊れたので銭湯に。そんな三人、小梅もみじにアドバイスを貰いながら銭湯をエンジョイする彩のお風呂ライフであります。彩はお風呂で遊びたいタイプなんですね。大量のアヒル。ガンちゃんファミリーらしい。シャワーひとつひとつの癖とかね、常連だからこそわかることがある。って、もみじは全然覚えてないのか。かくしてお風呂で仲良くなって、風呂上がりにはフルーツ牛乳。マッサージなんかも経験して、すっかりエンジョイしたんですね。そして三人、部活を結成。いや、部になってるわけじゃないか。同盟っすよ。銭湯同盟。これからの彼女らの活動、お風呂めぐりになるのでしょうか?
- 『まんがタイムきららミラク』第3巻第6号(2014年6月号)
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