2014年4月8日火曜日

『まんがタイム』2014年5月号

『まんがタイム』2014年5月号、昨日の続きです。

はこいり良品』 は、商店街 de 婚活。商店街ひいては市の活性を図るために、市のバックアップを受け商店街で婚活なのだそうですよ。もちろんしおりさんは参加する側じゃなくて、主催側であります。しかし、主催側の内情、これがやたら面白かったです。かつての催眠商法。その連中が使っていた場所でやるっていうんですが、おいおい、まったく同じ魂胆ですかいな。いやほんと、いかします。青空古書店の仕掛ける人生すごろくの罠も面白く、しおりさんにいやーな目で見られてるぞ! その後もいろいろな演出、その意図、なるほど納得、しかし皆、策士だなあ。でもって最後に残念賞。これは面白いわ。これはいいわ。ほんと、あの二段構え、見事でした。

『ひらめけスイッチ』、まなちゃんなる女の子登場。側溝、金網の下に落とした定期入れを華麗に拾いあげてくれたのが平目くん。このひとすごい! かっこいい! すっかり入れ揚げちゃったまなですが、平目くんの持ち歩いてる秘密道具は学校から無断で持ち出してる実験道具だ。しかし恋しちゃったまなには、どうにも平目のやることなすこと、かっこよく、魅力的に見えてしまうようで、いや、まあ、いいじゃん。恋なんてしょせん誤解よ。小波に対するライバル心が面白かったですよ。顔よし、胸よし、足も見事にむっちりで、って、それは欠点なのか。うん、小波ちゃん自身気にしてるものなあ。しかしこの子の策略、知らず平目を追い詰めて、で結局ふられちゃったの? この顛末、空回りと暴走と勘違いと恋心、実に面白かったです。

『絵本とママ』は南国でグラビア撮影。お母さん、付き添うんですね。食虫植物に夢中。うむ、実にいい感じ。このお母さん、絵本作家の透子先生の絵を描くのが好き、ついつい夢中になっちゃうこの性格、これが実にいい。気にいっていますよ。今回、娘みさきの撮影。水着でというの、うん、結構いいかも知れない。熱田の気持ち、ちょっと理解できたかも知れない。しかし、自分の利益のために娘の写真を使う母、たいしたものだ、そう思うのと同時に、ある意味、熱田のことを信頼してるんでしょうね。あと、スコールのね、雨にいらつくスタッフをなだめるために即興で物語を作っちゃう。ああいうの、すごく面白い。イラストもまた素敵でした。

『ノコひけ!工業娘。』、今回は黄金比。こういうの知ってると知らないでは、全然違うっていいますよね。黄金比に白銀比、青銅比、白金比、第2黄金比、などなど、こんなにもあるんですね。知りませんでした。白銀比は第2金属比とも大和比ともいうのですか、と、ここまで書いてみたら、もう「比」という字がなんだかよくわからなくなってきました。そしてテーマ別の実習風景。だんだん専門化していくんですね。杉口先生の手元にあるカタログの山。これ仕事に必要だからだろうな、そう思ってたら、それだけではないようで、正確な縮尺の模型が作れるんだとの力説。こういう変わらないところ、いいですよ。昔ね、建物の模型、公民館とか博物館とかいくとロビーのすみに置かれてたりするじゃないですか、ああいうのを作ってる知人がいたんです。今回の話は、その人のこと思い出させてくれました。そして木工Bグループ。相川と男子の適性。いやもう、グッドですよ。相川さん、頼もしすぎます!

  • 『まんがタイム』第34巻第5号(2014年5月号)

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