2012年11月27日火曜日

『まんがタイムオリジナル』2013年1月号

『まんがタイムオリジナル』1月号、発売されました。表紙は、プレゼントがテーマみたいですね。中央に山下ナース、手に小さなプレゼントの包みを持って、この私服姿、とてもキュート、帽子にコートのファーがいいですよね。後ろには、サンタクロース姿の榊医師を労う米澤父先生。サンタクロースコスプレで大量のプレゼントをどーんと用意した『あねぐるみ』の楠木姉課長、そして嬉しそうにいそいそプレゼントの包みとこうとしている『らいか・デイズ』らいかであります。

『満開!Sister』はクリスマスを目前とした日々であります。クリスマスの料理の参考にしようと武士に好きな料理をと聞く母、武士答えてもやし炒め。実にナイスですよ。今回、やたら面白かったですよ。武士リクエストの和風クリスマス。あの和風サンタが最後に効いてくるとか思いもしませんでした。そしてさくらのしたたかさ。大人受けする発言をばっちり理解して使いこなす。大人の夢を壊さないように、自分の欲しいプレゼントを伝える術を知っている。素晴しいわ。このあどけなさに潜むしたたかさ、これがもうたまりません。しかしカンナも魅力的、かたくなな武士の気持ちも緩む。うむ、クリスマスの魔法でありますね。

『あねぐるみ』、いかします。タケローが社長特命をおびて秘密企画班に配属。クリスマスのイベントだっていうんですね。社長がサンタクロースに扮して、子供の家にオモチャを届ける。これ、実際にやったら社長死にそうになるよね。どれだけの家を回るかですけど、でも、こういうのいいですよね。確か、実際の玩具メーカーでこういうイベントやったみたいな話、聞いたことありますよ。さて、タケローの会社ホープトイズではどうかというと、おお、ミニ降雪機。タケローは感動してるけど、これ、めちゃくちゃ金かかってるのか。それで株主に秘密なのか。いかしますよ。しかしここでも子供たちはシビアなのな。シビアな子供にふりまわされながらオモチャ配り、大変だろうけど、見ていて楽しかったなあ。

『ヒミツの家光』、『おゑど恋愛帳』からタイトルを改めてカラーで登場、でありますね。内容は前回からの続き、辻斬り案件の解決なんですが、びっくりしました、この段階でおキヌに家光が将軍であることを悟らせるのですか。十兵衛がいった上様という言葉、それをしっかり聞いて、また家光、自分の心情おキヌに伝えて、ああ、これははっきりと、自身の身分は明かせぬが将軍であるといっていますよね。それでこの時点で、両者に互いを好いていると意識させて、これを前提に今後展開していこうというのか。これまでとはテイストが違ってくるかも知れませんね。けど、これは期待しますよ。それと最後の宗矩からの手紙、あれは面白かった。実に面白かったです。

『鹿女子【バンビーナ】』、ゲストであります。最初、鹿女子と見て『カーマ・スートラ』的なものを思い浮かべてしまったのでありますが、ええ、全然関係ないですよー。東京から奈良に引っ越ししてきた女の子、桜井琴子が鹿相手に奮闘する話であります。あの人に慣れきって横着になった鹿どもが、琴子を修学旅行生と判断し、煎餅食おうとたかるんですね。もうボロボロ。琴子、鹿対策を講じるも連敗。それで自称鹿の気持ちがわかる鹿女子である嘉門ちひろに頼るのですね。とはいうけれど、鹿せんべい装備、これで鹿のコントロールも楽勝って、できてないよね? さてさて、愛子の教えてくれたほーらないよーってやつ、あれ、ほんと実際そうなんですよね。小学生のころだったかな? やりましたわ。

  • 『まんがタイムオリジナル』第32巻第1号(2013年1月号)

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