『まんがタイムきららフォワード』2012年8月号、発売されました。雨の季節、ですね。足元は水につかって、学校の机、その上にふたり腰掛けるハナとなる。不思議な雰囲気。ハナのさすカラフルな和傘の下、雨をさけているのだけど、ふたりともに素敵な表情。ハナ破顔、なるもちょっとメランコリー? けれど不機嫌そうではない。穏やかないい表情です。なるのローファーの足元、水につかっていて、なんだろう、面白い、いい味のあるイラストです。
『がっこうぐらし』、状況はいまだよくわからないものの、ええと、ゾンビものなのかい? 学校に寝泊まりしているゆき、くるみ、りーさん。前回の荒廃した学校の風景。人の死体のようなものも見えて、これはいったいどういうことなのか。そう思っていたら、なんと、死体どころではなかったのか。人のかたちをしたものが徘徊している。セーラー服を着ている、ということはもとこの学校の生徒だったのか? およそ生きているとは思えない、そんなものを見付けて破壊するくるみ。くるみの好きだった人も、こうなってしまった? その理由や原因などは今後語られるのかも知れない。今はただただ描かれた状況についていくばかりであります。
『はじおつ。』、めちゃくちゃ面白いな。やらしい向日葵とか! いや、ほんと、甲斐くんと手を繋いで、落ち着かなかったのは自分だけなのか? それがわからないから、今度はこちらから手を繋いでみたらどう? なんていうんです。ええ、新たなチャレンジですね。しかし、やえと柊子の反応の違いとか、面白かった。片やガッツポーズ、片やオーマイガー、すごい対比です。また、向日葵の方が甲斐くんよりひとつ上だったんですね。これも面白かったです。そして、ついに向日葵が意を決して、手を繋いだ! その流れはたっぷりとして圧巻で、ああ、なんという充実。そう思ったからこそ、向日葵の自己分析、あれには笑った。あんたは、大ゴマでなんてこといってるんだ。最高でした。そして、今後の展開を期待させる出来事。どうやらばれた? 波乱が予想されて、向日葵大丈夫かな、いろいろ思わされるわけですよ。
『はぢがーる』も新たな局面に踏み込んで、本田くんにキスしないといけない。あ、いや、別に彼じゃなくてもいいんだけどさ、彼女の気持ち的にね。前回の自分の言葉の意味するところ、それを自覚して、また自分の行動のパターンそれも反省して、その上でひと工夫、投げキッスでどうだ! 試してみてという、この試行錯誤、というかなんとかイベントを回避しようと四苦八苦って感じですけど、面白かったですよ。というか、あの投げキッス、あんなダイナミックで勇ましい投げキッス、はじめて見ました。挙句のはてには外国人に変装したり、けど見事に見破られたり、って、そりゃそうよね。でも、その過程で自分が本田くんのこと好きだって自覚するんですよね。ああ、山場だ。ここからの流れ、圧巻。見事でしよ。
- 『まんがタイムきららフォワード』第6巻第8号(2012年8月号)
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