『まんがタウン』2012年7月号、発売されました。表紙は『新クレヨンしんちゃん』と『ぼくの奥さん』。正装したしんのすけが、これまた豪華な御召のキャロリーヌ姫にバラを贈っている。それを見て慌ててるルイが可愛いですね。この他に『水平線にヒコーキ雲』の告知カット。『SHIN-MEN』のカットもございます。
『ぼくの奥さん』、キャロリーヌ攻略の秘訣が理解されて、娘に愛されたい父の必死さが素晴しいです。古着のルイの方が好き。そういうキャロに動揺を隠せない父伯爵が実にいい感じ。しかも、お婿さんがおしゃれでかわいいと嬉しい、そういう妻の様子にもやきもきして、ああ、ルイ、頑張れ、頑張るのだぞ。そしてルイとキャロ、遊ぶというんですが、キャロのきらきら瞳にワンコ思い出して、最初の勝負で負けたらそのまま関係が固定される! あの必死さ、最高でした。なるほど、ちゃんと狼のような娘、ここに繋がる設定だったんですね。なるほどです。
『水平線にヒコーキ雲』、ゲストです。コマ割り漫画。ヒロイン鈴木花子は自分の地味でダサい名前が嫌で、田中誠二くんからの告白も、鈴木でもあれなのに、さらに田中なんて受け入れられない! そういってつっぱねるような女の子なんですね。で、この名前のことでお母さんを傷つけて、けどその名前の由来語られて、なるほど、花子を身籠っていた時の父と母のエピソード。それが由来だったっていうんですね。なんだかいい話。絵の独特なクセ、雰囲気も暖かみを添えていて、シンプルで素朴な話かも知れない。けれど、その素朴さがよかった。しみじみと感じられる、そんなよさがありました。
『かしこみっく』は、なんとヒミコの父親が登場。って、いたんだ! 父が神社を離れていた理由、それが語られて、いや、ほんと、びっくりの展開でした。なんと、国の未来に関わるなんて話になってるんですね。かつて神社に封じられていた龍神、人の運気を喰らう二柱の龍神、不運を喰らう龍と幸運を喰らう龍、そのいい方を父さん退治しちゃったっていうんですね。で、いつも神社にやってきては酷い目にあってるヤンキーの兄さん、あの人がキーパーソンなのか! いったいどうなってるのか。いったいどこに向かおうというのか。なんともいえん味わいで、突然のもりあがりです。
『ケイくんとアヤメさんがルームシェア』。今回は雨ですね。雨に降られてずぶぬれの莉理を、風邪ひいちゃいけないとうちへ招くんですね。って、それ莉理の策略か。しかも、その計略考えたの宮本君か。君、不憫やなあ! さてさて、雨イベント、雷イベントで急接近したんの、莉理ではなくてむしろアヤメさんで、半裸を見られる、抱き締められて柔らかいなど、いやもうケイくん、大変なことになってますが、この状況に莉理とアヤメさんがいいあって、いや、莉理さん、いい感じですよ。けど、アヤメさんはケイくんを意識して、ケイはアヤメさんを意識するんですね。莉理さん、悪い星のめぐりですわね!
- 『まんがタウン』第13巻第7号(2012年7月号)
0 件のコメント:
コメントを投稿