『まんがタイムきららMAX』2010年10月号、数日前の続きです。
『お願い神サマ!』。この漫画は、女の子同士のいちゃいちゃがいいというよりも、いちゃいちゃを志向しているのだけど、ふたりの照れがそこまで至らせないという、もどかしさ、辿りつかない感じというのが、より一層に訴えるのであろうなあ、そんな感じがするのであります。でもって、ちょっと外している柚梨子さんが素晴しい。昔の話していると思ったら、今もそうなんだ! で、今の話になったら、今度は小説のことか! ちょっとずつずれているふたりの会話の面白さ、そして最後にくる嫌いな食べ物克服のために天使になってという懇願。なんだ、このふたりの関係は! もう、ほんと、最高であります。
『ハッピーステッチ』、今回は猫の話。いやね、学校に迷い込んでいた仔猫を見て、おおいに興奮するこなつ。おお、めっちゃくちゃ可愛い。でもさ、なんでここまで興奮するんだろう、そう思ったら、なるほど、猫好きで猫アレルギーなんだ。ちょんとでも触れれば全身にじんましん。好きという気持ちや欲求が満足させられることがないために、ここまでに至ったのでしょうね。そういえば、この人、帽子に猫がついてる。そんなに好きなのか。でもって、先生の猫に示す共感、名付けのセンスのなさ、よいですね。でもって、クールイメージを維持しようと思っているところなども、なかなかによいではないか。ええ、先生も可愛すぎます……!
『レンタルきゅーと』、最終回でした。いけ好かない印象のお客さん。この人の正体判明しまして、おお、店長さんの奥さんでしたか。いけ好かない、けどそれは誤解とわかって、それでもって皆の仲よいところ、示されることとなって、こうした展開はとてもよいですね。いろはさん、猫のハーフペット。猫らしく気紛れ、というけれど、むしろ小さきものをいたぶって楽しむ性質、そこに猫のらしさを感じたりなんかしましてね、それはそれは魅力的。先を、広がりを感じさせる、そんな最終回となって、豊かでありました。
『ここみみなたね』、こちらも最終回です。この連載のはじまる前の『魔法少女☆皇れおん(仮)』、これが結構好きだったので、期待していたのですが、うまく乗り切れなかった、序盤でのテイクオフが遅れた、そんな感じがしていたもので、残念と思いながらも、やっぱりなあ、そんな気持ちも否定できないのでした。面白い回ももちろんあって、大人しい回との落差が大きいなあ、そう思っていたものだから、うまく面白い回が続けばいいな、そのとっかかりを掴んで、ぐっと浮揚すればよいな、そう思いながら読んでましたね。ええ、けれど終わってしまって、そうかあ、やっぱり残念。また読める機会が得られるとよいなあ、そんな思いがしています。
- 『まんがタイムきららMAX』第7巻第10号(2010年10月号)
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