『まんがタイムオリジナル』2010年10月号、発売されました。表紙のテーマは映画ですね。山下ナースがマリリン・モンローばりにスカートをなびかせたかと思えば、らいかはチャップリンに、ふたりぽっぽのふたりは寅さんですね、有名どころを押さえています。で、榊先生は海賊? なんか、ジョニー・ デップが関係してるような気がする。でも、タイトルが出てこない。ええ、私なんてそんなもんです。『ハッピーエンドではじめよう』は、これはどうなのだろう。このカットだけは映画に関係ないような気もします。でも、一瞬『メアリー・ポピンズ』か!? と思ったんですね。
『球場のシンデレラ』、野球女子リーグの話でありますが、どうにも、こう、今ひとつ盛り上がらないようにできていて、それがもう最高です。球場にお客が来ない。その理由を探すものの、どこもうまくいってない、どうもうまく運ばないという、そのどうしようもなさ。ネガティブといえばネガティブな漫画なんですけど、それが全部ちゃんと笑えるようになってるっていう、その作りかたはさすがの一言です。あの、キャッチフレーズとかね、全部けっこううまいこと考えられてるんですけど、それ嫌がらせだろう、そうとしか思えない酷いものばかりで、けどホームランプレゼントガールとか、聞いた感じはかっこいい。ピッチャーでさえなければなあ、と、こういうくすり、にやりとさせてくれる、その味が好きです。そしてもうひとつ、あのギリギリセーフのマスコット、いい線いってると思いますよ。なんかちょっとやる気なさそうで、けどちゃんと可愛い。いいキャラクターじゃないかと思います。
『ふたりぽっぽ』、今回はくると豆ぞー、ふたりの話なんですが、この豆ぞー、すごく味わいのある猫で、大好きなんです。こばとのことが大好きな猫。そのためか、くるとものすごく対立してて、今回はまさにそんな感じ。くるは仲良くしたいのに、豆ぞーはものすごく嫌がってて、その嫌がりかたが半端じゃない。必死。それでもなんとかうまいこと距離をはかって、ライバルとして認めるとか、生意気な猫だなあ。でも、その生意気さも可愛さだと思うんですね。そして、ちょっとくるがかわいそうです。たまには優しくしてあげて!
『宇宙人ピョートロ一家』、ゲストです。ちょっと昔風? 味のある絵柄の漫画です。中学一年生、野々山小鳥のもとに、ある夜UFOがやってきた。船の生体コンピュータが壊れたから、君の脳をくれという宇宙人一家。そのかわり、ひとつだけ願いを叶えてくれるっていう。なんかわりにあわないような気もしますね。でも、少年の適当な願いと、その結果、いつくことになった宇宙人たちと。基本、ナンセンスな漫画なのでしょう。無茶な要求や、こちらの常識をわからないがための騒動みたいなものが描かれることになるのかなあ、そんな気がします。
『アトリエZOOへようこそ!』は、なんかちょっといつもと違った出だし。優雅にカフェでお仕事? そう思ったら、全然違ったみたいです。なるほど、佐世保はこんな雰囲気なんですね。でもって、お外は1ページ目で終わって、すぐさまお家。で、ネトゲだそうですが、ネーム進んでますかとかいう前に、こんなの面白いとかいって勧めちゃいかんと思う。それから少しゲーム内の風景描かれるんですけど、はたしてこれでもって楽しめてるのだろうかっていう、そんな疑問もあって、いやね、見事に全滅。まあ、全滅も楽しいものだと思いますけどね。こうして、やいやいいいながら皆で遊ぶというのが面白いんだろう。で、見事ゲームが原因で落とすのかと思ったら、そうはならなかった。最初の頃、毎回落ちるものと思っていたこと思い出して、ちょっと懐しくなりましたよ。
- 『まんがタイムオリジナル』第29巻第10号(2010年10月号)
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