『まんがタイムきららキャラット』2010年10月号、昨日の続きです。
『もうダメかもしれない』、ゲストです。突然、世界征服を思い立ったお嬢さんが、手始めに転校して、その小学校から手中に収めてやろう。そう思ったら、委員長がとんでもない奴だった、という漫画です。基本的にナンセンスなものなのですが、掃除という言葉さえも知らないお嬢様が、委員長から改造ほうきで狙撃されるなど、結構ぶっとんだ内容です。第1回こそは対立気味のヒロインと委員長ですが、6月に休日を作りたいという目標聞いて、共闘することになったという運び。けど、委員長圧倒的優位のままで話は進んでいくんだろうなと思うんですね。これ、うまいことヒロインに逆転の目とか出たらいいけど、そうじゃないなら私には多少読みづらいものになりそうな気がします。
『ちはやとまお』、授業参観の話でありました。両親ともに海外だから、お爺ちゃんか万桜か、どちらかが千早の参観にいくっていうんですね。でもって、新情報ですよ。なんと、万桜のお母さんは亡くなってるのか。で、千早が後妻の子ということみたいですね。年の離れた姉妹、似てない姉妹、その理由、ちゃんとあったのかと思って、けどふたりの仲がいいっていうところ、それがとてもいいです。今回は、千早がぐずぐずいってたわけですけど、なんのかんのいってお姉ちゃん好きみたいだし、来てくれて嬉しかったみたいだし。と、こうしたふたりの距離感、それが気になって、気にいってるんですね。
『チェルシー』、最終回でした。終わった。前回から時間がたって、学校での状況描かれて、ああ、彼女らはあのイベント、勝ち抜けなかったのか。勝ち抜けなかったのはしかたがない。しかたがないっていうのが納得できるような展開にはなっていたなあって、振り返ってみてそう思いました。普通の女子高生として最終回を迎える、それをやりたかったんでしょうね。夢を追って、女子高生としての日常を振り捨てている友人たちがいる。しかし、チェルシーの面々は日常に戻って、その普通を最大限に楽しもうとしている。そんな雰囲気、いいなあと思いました。お笑いに取り組んだ、頑張った。それは直接的に彼女らの日常を変えなかったけれど、それでも彼女らの日常は変わったんだな。そんな思いがしたのですね。二階から飛び降りようとするユキはいつぞやのリプライズ。懐かしみながらも、ただの繰り返しではないっていう、そこがよかったです。
『Felice』、今回は縁日の話。浴衣着て、祭に繰り出す。それで男と女の時間かかるところ、違うんだよっていうネタが面白いです。熱中するところが違うわけですね。女は着付けに時間がかかる。それから食べ物選ぶのに時間がかかる。対して大地は型抜きに時間をかける。っていうか、これ、友達と一緒にいって20分とか、そりゃあ駄目だろう。
今回の話、凜と灯里、ふたりが仲良くやっている、そういう、いつもの話かと思っていたら、最後、ちょっと気になる展開用意されて、なんと三人目の登場でありますか。凜と大地を取り合ったりする? かどうかはあんまり期待できないような気もするけれど、この展開はちょいと結構楽しみでありますよ。それでもって、そのきっかけというかとどめをさしたのが、灯里のアドバイスだったっていうのも、なかなかにいいじゃないか! そう思ったのですね。
- 『まんがタイムきららキャラット』第6巻第10号(2010年10月号)
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