そもそも車嫌いの私が車に興味を持ったのはなんでかといいますと、プレステ買って、『グランツーリスモ 2』をプレイしたのがきっかけだったりしたんですね。そもそも車に興味ないのにレースゲーム買ってるというのも変な話ですが、そこはほら、話題のゲームで、完成度の高さも評判だったわけで、そうなったらちょっと試してみたくなるのが人情じゃないですか。それで、攻略本(というのかな、車種とコースどりやセッティングの基本とかが解説されてる、むやみに本格的な本)と一緒に買ってきて、一時期毎日走ってました。いやあ、面白かったんですよ。他のレースゲームをやったことがないのでこれがどれだけリアルかとかはわかりませんが、それでもFFとFRとかで挙動が変わってくるのとかはしっかり感じ取れました。セッティングを変えたら、応じて走りが違ってくるのもちゃんとわかりました。だもんだから、すっかりはまっちゃったんですね。すごく面白いと思ったんですね。
最初に中古でプリメーラを買いましてね、最初それで走ってたんですが、ライセンスBで必死になって全ゴールドをとったらスプーン S2000をもらえちゃって、それからはすっかりホンダ党になってしまいました。って、これはGT2の時の話ですね。けど、本当にS2000をもらえたときは本当に嬉しくて、全ゴールドの達成感というのもあったんでしょうけど、自分もがんばればできるんだと思った。それまで、自分には自動車なんて駄目だと思っていた、そういう苦手意識が払拭されたんですよ。
まあ、実際のところをいいますと、非常に危ういドライバーであるのは事実なので、不用意に自信をつけたりしないほうが世のため人のため自分のためであるんですけど、でもやっぱりあの時の全ゴールドは自分にとって意味のあるもんだったなあと思います。
この最初のグランツーリスモ体験以降、2001 TOKYOまで買い続けて、確かにプレステ2になってグランツーリスモは、描画とかも含めて大変よくなっていたんですが、ゲームとしての面白さはやっぱり2がよかったんです。車種がとにかくたくさんあって、次はどんなのに乗ろうか考えてるだけで楽しかったし、レギュレーションもしっかりしてて、パワーを抑えないとでられないからカスタマイズは控えてとか、そういう試行錯誤がすごく楽しかったんですね。
残念ながら3では車種が減って(なんでプリメーラがないの!?)、レギュレーションも甘くなってしまったで、ちょっと面白みに欠けてしまった感がありまして、やっぱりグランツーリスモは多彩な車種ラインナップが魅力なんだと思ったんです。だって、現実では乗れないような車をシミュレートできるわけですよ。普通じゃやらないようなカスタマイズをして、尋常じゃない速度で走れるんです。やあ、やっぱこれがグランツーリスモの楽しみなんだと思いました。だから、3ではあまり遊びませんでした。けど、3のグラフィック力に慣れてしまったもんだから2にも戻れなくなって、結局こうしてグランツーリスモ熱は冷めていったんだと思います。
とか思ってたら、グランツーリスモ 4はなかなかやってくれるみたいじゃないですか。プリメーラ復活! プリウスもミゼット IIも戻ってきて、しかもPAOまで収録! いやあ80社650車種を超えるというのはすごいな。なんかこの数字を見ただけでわくわくしてきますよ。
けど、グランツーリスモにも問題があるんですね。それはなにかといいますと、ボリュームがすごいんですよ。とっても遊びきれるもんじゃないですよ。私、一度もエンディングを見たことがないですから。達成率も低いところでうろうろしてますから。けど、こんなへぼいユーザーでも楽しめるのは、グランツーリスモの懐の深さだと思います。実際、2はあんなに面白かった。4もきっと楽しいだろうなあと思います。
だから、問題は時間と体力ですね、時間。生半可な気持ちで遊ぶには、手応えがありすぎるんですよ。
ところで、ルノーのMeganeは収録されないのかなあ。これは重要な車なんですが。
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