2016年11月19日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2017年1月号

『まんがタイムきららMAX』2017年1月号、発売されました。表紙は『ステラのまほう』、村上部長と関あやめ、ふたりがばっちり可愛くなって登場ですよ。いや、ほんと、しかし、部長のこのドレスアップ、なんでしょう。そうそう見られるものではない。おどろきのエレガンスです。素晴しい。そして関あやめは、なんだかボーイッシュに決めてまして、けれどそれが魅力的。右手の手鏡に映るのが、普段の姿のドット絵という趣向も面白く思います。

『すくりぞ!』は、前回参加の台場ルル嬢、この子の活躍が光るエピソードだったんですが、それ以前に先生のスタンドプレイがすごい! 部員が頑張ってる、私もなにかしなければ。それで練習試合とかいう発想になるのがわけわからない。ああ、合宿のお手伝いをするのか。いったいなにで競うのかと思った。でもまあ、これで部の活動がそれらしくなった。いやね、ずっとだらだら惰眠を貪ったりする、そんな活動だと思ってたんだもの。ルルがてきぱきと仕事を割り振っていきますね。それはいいんだけど、寝子が役にたたない! キャラ紹介でやばい人扱いされてるツバキヤマはあんなにも有能なのに! 魔法まで使えるというのに! 布団にはさまるすくりぞ部部員たち、絵だけでもおかしいってんだからズルいよね。でもって今回のこと、私なんかは割と面倒ばかりみたいに思っちゃうんですが、この子たちには達成感得られた、そんな活動だったみたいで、ほんと、ちゃんと部になってますよね。

『呪縛るルームメイトさん』、ゲストです。ファミレスでのドリンクバー。友達の分も運んできてくれた女の子、誰もいない席にオレンジジュースを置いて……。なるほど、お化けが憑いてるんだ。ひとり暮らしのために探した物件、安さで選んだら、あまりに古くまたボロく、そして先客がひとりいるという、そんなアパートだったんですね。先客、名前は夏、ここの地縛霊。って、ファミレスいってたじゃん! 相性がいいっていっていいんでしょうか。夏のこと、いろいろ思って、共感しちゃって、成仏できるよう協力します! そこでいきなり説教とか、この展開、すっかりやられちまいましたよ。いい感じ。こうしてはじまった夏とはなの生活。朝起こしてもらったり、一緒に料理作ったり、って、夏も食べるの? 食費もらわなきゃ! ともあれ、友人ふたりから同棲を疑われたはな。訪問受けたらあっさりバレちゃって。さあ、これ、どうなりますか、ですよね。いい感じの導入。夏はじめ、皆チャーミング、いいキャラクターで期待もふくらみます。

『地獄のサタンもロリ次第』、ゲストです。勇者の家系? 母から魔王討伐命じられて、ぼーんと家から放り出された女の子、リンゴ。なんだか少女になっちゃう、そんな呪いがはやってるから、なんとかせよってことなのかな。リンゴと、幼なじみなの? 魔法使いのプラムふたりでの旅立ち。リンゴには種族無視して魅了する、そんなスキルがあるらしく、ああ、プラムのリンゴへの執着って、このスキルにあてられてるのか? ギルドにて声をかけてきた商人のレモン。これもまた魅了されてる? ここに僧侶のザクロが加わってパーティ成立。ザクロはリンゴの母、キワノのファンなんですね。いわゆるJRPG的世界観。個性的というか、あまりにおかしい仲間つれての冒険。まったくといっていいくらい役にたたない仲間にリンゴが苦しめられる話? このシリアスになりそうにない感じは、もう頭っから面白がっていくのが正解っぽいですね。

『ポンコツESP』、ゲストです。さえの双子の姉、まいは超能力者。やたら陽気で、底抜けの明るさで、けれどちょっと面倒くさい? 妹に、お姉ちゃん大好きといってもらう。そのことばっかり考えてる。でも、あまりのバカさ加減にあきれられ、よく高校入れたね…、裏口? いやいや、さえさん、それはあんまりに辛辣すぎやしませんか! この漫画、さえの辛辣さ、最近の言葉じゃ塩対応っていうんですか? それがいい味出してると思いました。さっきの裏口もそうなら、退学届出してきなよ、なんかもそう。バカがとまんないねから放置の流れも素晴しい。この冷たさは、姉妹だからこそ、身内だからこそなのかな。そんな感じがあって、そしてさえも決して姉が嫌いじゃないっていうの、ツンデレっぽくもあるけど、まるっきりテンプレートでもない感じ? その塩梅はよかったと思います。そして極めつけはあの大落ち。まさかこうくるとは思いませんでした。この落ちには、やられましたよ。

  • 『まんがタイムきららMAX』第14巻第1号(2017年1月号)

2016年11月18日金曜日

『まんがタイムきららミラク』2017年1月号

『まんがタイムきららミラク』2017年1月号、一昨日の続きです。

『ななつ神オンリー』、まさかのハロウィンです。ハロウィンのイベントに参加しよう。毘沙門天の申し出に、笑顔でノーを示すアマテラス。おお、よその国の祭りだから。そういうんですが、それをいうと七夕も端午の節句ももとは中国。そもそも七福神も、中国出身やインド出身と多国籍。そういって説得してしまうの面白かったです。キャラクターの紹介というか、あるいは七福神の来歴披露といいますか、コミカルに描きながら神様のいろいろを伝えてくれるところ、こういうのに弱いので、いやもう、とてもいいですよ。そしてハロウィン、仮装して街に出てみたところ、あんまり目立たない。他の気合い入った仮装の描写がすごいですよね。あのイカにコーンに肉。すごい存在感じゃない? 神様たちはというと、ゴミ拾いしたりね、それも楽しげにっていう、そういう様子、そこでの会話などなど、この漫画の持ち味だと思いました。なにかを認めて受け入れること? そういうのがいいのかな。

『お願い!ロイヤルニート』、乗馬の授業、ほたるがまったくもって駄目駄目で、それでロイヤルニートの皆さんに相談する。教えてほしい。そうしたら瑠璃子が助けてくれることになって、おお、初の制服姿。ちんまりして、きりっとして、素敵であります。さて、問題の馬、真奈美、札付きの問題馬なのか。およそ常人に乗り込なせるものではない。先生だって乗れてないのか。そんな馬、初心者にあてがうなんて酷いよ! で、これ、瑠璃子は普通に乗りこなす。おお、高貴さがためでしょうか。え? お金持ちのオーラ? ともあれ、なんとかしないといけない。ほたるの切実さ、これ、瑠璃子にも届いたようで、ええ、力を貸してくれるという。え? 馬を交換するの? というか、瑠璃子相手にすると、真奈美、まったく力ないな。かくして、瑠璃子の威光でほたるは試験に合格できてという、今回の瑠璃子の活躍ぶり、実によかった。最後のラブラブなども素晴しいです。

カラフル・マキアート! — 魔法少女は戦わない。』、まったく戦いません。今回は合宿、というのだけどメインのイベントは誕生日パーティーなんですね。理子と花乃香の誕生日を同時に祝う。なるほど、理子は花乃香の、花乃香は理子の誕生日プレゼント用意して、それぞれに自分のこととは気づかせない。って、あれ? 理子の場合、ばれちゃうんじゃない? って、理子さん、そんなにちょろいの!? 気づかないの!? いや、もう、その素直さが素敵です。理子さん、素敵よね。さて、今回同時に水着回。アニメとかだとなぜか胸の大きさチェックするわね、そんなこと話しだした千波のこと警戒してる花乃香がいい感じ。というか、千波、こっちで一緒に遊んでていいのか? 準備担当なのに遊んでていいのか? そうしたつっこみもちゃんとなされて、安心のエピソード。ほんと、皆可愛い、海、楽しそう、そして千波が主役! じゃないから! 感動して泣いちゃう花乃香もとてもよく、ええ、皆、すっかり友達ですね。

『あじさい*プラネット』、この漫画のこの静かな雰囲気、大好きですよ。アッキー、今日からバイトです。家庭教師をやるっていうんですが、教える相手は桜ちゃん。そこには当然小春がいて、桜のこと教えてるアッキーの様子、気になってしかたないっていうんですね。普段からアッキーのこと聞かされてる桜、すぐに打ち解けて、アッキーアッキーってなついてるの、愛らしい。勉強終わればパタリと寝ちゃうのも面白い。寝ちゃった桜のこと世話する小春が、なんだか落ち着いて、素敵なお姉さんでした。秋乃と小春の関係、なんだか距離を守りつつ近しさも感じさせるの、いいなと改めて思わされる今回。小春の節度ね。桜にも見透かされてるってんですが、すごいよね。桜が? それとも小春が? 家でのふたりの様子、これもいい。もう小春、アッキーのこと、大好きすぎますよね。はわーんって、ねえ!

『魔王城のお姫様』、これ、面白い。隠し部屋にひとり入っていくハルベル。メルル、なにかいいものある、というか隠れてお菓子食べてると決めつけて後を追うんですが、謎の三つ子、ケルとベロとスーにわーっと囲まれて、それで眠らされて追い返されてしまう。追い返されるたびにジーナに怒られて、怒られて、あきれられてるのがおかしくってですね、ほんとしまいにはでかいトンカチ出してくるレベル。ドゴォン! って、あれ一発いれられてるんですね。メルル、最後の手段といってチョコレートを持っていくんですが、あ、これ、ジーナのだ。また怒られへん? ともあれ、三人組をクリアして辿り着いた先は図書館。そこでは本が意識を持っていて、ガチンガチンと噛みにくる! よいわあ。この感触、感性、いいわあ。もうダメだー!! ジーナー!! ドリィー!! 絶体絶命のメルル。とてもいい。素晴しいよ。そして最後にメルルを襲うケルベロスの復讐。最後まで面白みばっちりでした。

  • 『まんがタイムきららミラク』第6巻第1号(2017年1月号)

2016年11月17日木曜日

『まんがタイムファミリー』2017年1月号

『まんがタイムファミリー』2017年1月号、発売されました。表紙は『大家さんは思春期!』、チエちゃんがクリスマスツリーの飾り付け。てっぺんの星、ベツレヘムの星をまさに取り付けた、そんなところ。ああ、振り返るその笑顔がまぶしいですね。『おしかけツインテール』は、花梨がサンタの帽子かぶって、エプロンのツリーワンポイントも可愛い。うしろからケーキうばってる母はトナカイの着ぐるみ、というかパジャマ? 着てて、これもまた可愛いというから困ります。『妹のおシゴトは時給2000円』ミエ子は、ちょいセクサンタ衣装を着まして、手にはプレゼント。これはお兄ちゃんへのプレゼントでしょうか。

『おしかけツインテール』、同居して一周年。ほとんど変化のない俊郎。この人、花梨のためになにかサプライズをしたい、そんなこと思ってるんですが、なにをあげたらいいかわからない、なにをしてあげたら喜ぶかわからないっていう、そうした悩みの合間合間に思い出される花梨のことね。私服買ってきた時の写真とか、夏休みの課題とか、ほんと、俊郎にとって花梨がどんだけ大事になってるかってわかる、そんな描写だったと思います。いろんな出来事が思い出になって積み重なっている。その思い出のひとつが、一周年の今夜の食卓で、そうか、それを覚えていた花梨もそうなら、俊郎もそう、この一年を大切にしてるんだって、そんな素敵なエピソードでした。

『牧場OL』、イタドリ食品虎杖浜は、すっかり地元の人達に受け入れられました。それで関爺に頼られて、なんとか応えようと奮闘する様がよかった。虎杖浜の情熱。それを静かにサポートする鶴沼と、このまったくタイプの違うふたり、いいコンビネーションですよね。関爺の送別会。ほんと、皆なじみました。野花もそうだよなあ。そして酔った鶴沼! なんじゃ、これ、めちゃくちゃ可愛いじゃないの! ええーっ! 振り返って素敵、眼鏡をかけて素敵、笑みを見せて素敵。ああ、もう、とんでもないことです。今回は虎杖浜の回でした。彼の複雑な心境、それが余韻を引いて、とてもよかったです。で、なにか新展開? え? オーストラリアにいっちゃうの? 野花が!?

『寺島さんは悟っている』、最終回でした。皆でサプライズで伊霧の誕生日を祝おう。そう思って準備してるんですが、そのサプライズ、すっかり伊霧にバレちゃってるっていうね。それでもバレてないふりしてくれる伊霧。いい子です。さて、プレゼントはどうしよう。幼なじみの彼のショック、面白くて、そして誕生日当日。それぞれに伊霧のためにしてくれたこと、それ、ちゃんと伊霧は喜んでくれてるみたいでよかったです。ほんと、明菜が伊霧のこと妹みたいに思ってたとか、驚きの真実。そして、いろいろあった思い出に自分は参加してなかったことを、改めて意識させられた幼なじみの彼、藤岡。もうね、不憫でならなかったですよ。そして、これまで伊霧に助けられたという人たちから届いたプレゼント。どっさりと、量もそうだけれど、これは気持ちだろうなあ。年が明ければ2巻が出ます。1巻2巻と読み返して、伊霧のこれまでの頑張り、それを再確認したらさ、ここの描写、なおぐっと胸に兆すものあるんじゃないか。そう思わされましたよ。これまで積み上げてきたもの、それを丁寧に、大切にして終えた、そんな感触。よい最終回でした。

『広島さん、友達になってください』、ゲストです。これ、面白いですね。絵もいい感じ。本誌初登場ということは、他でも描いてらっしゃるのか。というか、絵に見覚えがあるよ? うん、とてもいい。父の転勤? に付き合って、これまで全国あちこちを転々としてきた一家。しかしお母さんがもう嫌んなって、私たち家族はここ広島に定住します! それで娘キミも、広島を故郷と思ってみようかと。よく知り、よく馴染むよう、努力していこうと……、思うんですが……、あかんか、陽気な広島県民とネガティブな自分はあわんと、ちょっとくじけぎみな様子、なかなかに好みでしたよ。妹タミは3歳児。さっそく広島弁に馴染みつつあって、姉キミはプレッシャーを感じつつある。あの妹に「けぇ」と「じゃけぇ」の使いどころを教えてほしいと頼むところね、うん、私も知りたい。けど、言葉は後からでええんちゃう? そんな彼女に興味持ってくれてたのが、クラスの秋中紅さん。黒髪ロング、とても元気。あの笑顔、素晴しいな。ネガティブキミちゃんは紅さんと仲良くなれるかな? いや、ちゃんと引っ張っていってくれそうですよね。うん、うん、安心できそうな広島デビューですよ。

  • 『まんがタイムファミリー』第35巻第1号(2017年1月号)

2016年11月16日水曜日

『まんがタイムきららミラク』2017年1月号

『まんがタイムきららミラク』2017年1月号、発売されました。表紙は『うらら迷路帖』、千矢を中央に皆そろって記念写真? といった雰囲気。なんだか、写真館で撮ってもらった、みたいな風にも思えますね。中央の千矢にそっと寄り添うようにもたれかかってる臣とノノ。ふたりの性格の違いが、その寄り添いかたからもうかがえるようで、臣さん、すっかり打ち解けられましたなあ。でもって、素直さが愛らしいノノ。その手の中のマツコさんもいい表情であります。後ろには紺と小梅。ふたりとも余裕感じさせる、そんなお姉さんっぽさが素敵です。

うらら迷路帖』は、小梅のもとに届いた荷物。憧れの魔女、マリからの贈り物だというんですが、手紙もない、ページが真っ白の大きな本が一冊、どんと入ってる、それだけの包み。ほんとに贈り物? わからんのだけど、その秘密を調べるために図書館にいったりする、それがちょっとしたアドベンチャーで面白かったですよ。もじもじが可愛いと好評な小梅。小梅を素直にさせるために脅しをかける臣。でもって見事に有能さ発揮させる紺! 皆、いい感じに個性発揮させて、でも、それでも今回の一番は小梅でした。そうか、勉強苦手なのか。いや、それは知ってた。本に囲まれると、倒れちゃうのか。などなど、個性に面白みのせてくるんですが、でも、今回は小梅のモチベーションに火のつく、そんなエピソード。ああ、小梅の思い、切実ですね。それだけに、前向きになったこの子、凛々しくも見えて素敵でありました。

『ラストピア』は、島の地図ができますよ。カリンとアンナの姉妹がやってきて、島の話、記憶の話などして、そうか、アンナは大陸で教師をやってる。いろいろ情報を集めてくれる、そんな約束してくれました。島の地図作り。島の形、簡単に描いて、そこに観光スポットを書き入れていく。それができれば、看板を皆で作る。ああ、こうやって工作してるところ、楽しそう! そして地図が、看板ができて、それをどこに設置しよう。船着き場がいいだろう、そういうんだけど、置き去りにはできないって、そんな感情移入、見たことないよ! 看板の自立とかね、おかしな話になっちゃって、それで解決がミニ看板。なんだろう、この不思議なコミュニケーション。楽しいです。

城下町のダンデライオン』、おお、恋の話。アンジェが恋に悩んでいる。はたしてこの気持ちはなんなのかしら。光に、この胸のドキドキはなにかしら、相談したところ、隣りの紗千子がなにやら届かぬ思いに苦しんでますね! しかし、今回出てきた恋愛の火種。光と紗千子。そして遥に岬? いや、遥と岬はどうかわからん。言動があやしいだけだ! 葵に相談してみたところ、自分の気持ちがどういうものか、はっきりと意識したアンジェ。葵はアンジェの思い人が遥だと思い込んでるけど、茜様だから! さあ、どうなる。ほんと、みんなちょっとずつ噛み合わないコミュニケーション展開して、その先に茜争奪の火花が散る! まさか、花蓮が! そうだよ、花蓮だよ! 茜様のお相手となれば、この人しかあるまい。アンジェ、花蓮の、自分の方がどれだけアドバンテージあるかというアピール合戦。どうも花蓮に軍配あがりそうで、けど最後の一手でアンジェ逆転!? いや、ほんと、茜様まわりの人間模様。なかなかにいい感じに盛り上がっていきます。

しましまライオン』。えりなさん、猫舌だ。というか、あのタイプのコーヒー、慣れないとやけどしそうだよね。さて、今回は合唱コンクール。皆で歌の練習するっていうんだけど、元動物の彼女らは、歌を歌った経験がない。歌う必要がなかった、どころか、うかつに歌うと自分の存在を捕食者に知らせてしまう! うん、歌っちゃ駄目だ。そりゃ、慣れてなくって当然だ。千鳥が先生ですよ。鳥の彼女は歌が好き。新菜に飲まれた時も歌で知らせたって、危ない、危ないから。カラオケボックスで練習することになったんですが、音に怯える肉食系ふたりが面白い。いおんなんて子猫じゃんよ。でもって、肉食系3人、口を大きく開けたら、えらいこと怖い顔。ほんと、いおん、えりなだけでなく、新菜まで加わるとか予想外でした。そしてまこへのトレーニング。ちょっとずつよくなっていっている、そういう様子がうかがえるのはとてもいいですね。かと思えば、他の連中、マイペースに特訓してて、特に新菜。ただただ腹筋。マイペースすぎますよ。今回、動物の頃の特性、うまいこと盛り込んで、そして合唱コンクール本番でまこの知るいおんの知らなかった側面。ええ、こうしてだんだんに知っていく。それで深まるものもある? まこのあの表情、すごく魅力的でした。

『広がる地図とホウキ星』、これ、本当に面白いです。新入生ガイダンスにて、新たな課題が提示されました。下宿探しをしてもらいます。通いの学生も探すんだ。これ、いいイベントですね。この街の風物詩。新入生が街を知るきっかけとなる。それと同時に、彼女らの暮らす街、世界を描き、読者に伝える、そんなきっかけにもなって、そう、この漫画の持ち味は、この世界を魅力的に描き、伝えるというところにあると思うのです。学校に入ったら、学内の出来事が描かれるようになるのかな? そう思っていたら、とんでもない。街全体がフィールドでした。広い! また下宿探しの過程において、魔法を使った人助けもします。訊ねていった先で出会った先輩に、ただ下宿を探すだけでなく自分のテーマを決めよう。新しい魔法のジャンル、錬金術が出てきたかと思えば、この課題でなにを得るか、そうしたアドバイスももらえまして、この漫画は魔法ものであり、また成長していく学生たちの物語なんですよって、そうした幅の伺える回でありました。そしてリンの下宿先、無事見つかって、また彼女のテーマも見えてきた感じです。と、そうなれば気になってくるのが、ゼルダの行く末。この子、どんな下宿を見つけたのか、気になりますよね。

ビビッド・モンスターズ・クロニクル』、イベントが続きます。第二試合は借り物競争。キャロライン親衛隊の先鋒はチェリム、ヒカリ組。意外な組み合わせとかボンちゃんいってるんですけど、ああ、そうだ、ふたりの関係知ってるのあんこだけだ。ほんと、相談してるようには見えないのに、不思議と統率がとれた動きをする。なぜなのか。テレパシー!? いや、ふたり、リアルで一緒にプレイしてるからっていうのね、ほんと、お姉ちゃん、熱くなって、そうかあ、妹からしたら、ちょっと幻滅かあ。あんこ、キャロライン組も面白い。そうか、この借り物競争。参加プレイヤーからアイテムの情報をコピーさせてもらうっていうんだけど、このシステムだとライバルの足引っぱれるよね。そう思ってたら、なるほど、貸す方にもメリットがあるようになってるんだ。そりゃ、私のを選んで、そんな風にもなりますよね。でも、天使の羽探し、難航して、というか、めちゃくちゃな迷走に見えるよ!? でも、これ、キャロの妄想、いやプレゼンテーションの巧みさでクリアって、ほんと、これ、おかしい。うん、キャロ、活躍してる。そしてアンカーのボン、じょそ天組。のっけからおかしい。処理が追いつかない! って、ボンにはどんな世界が見えているのか。カクカク? そして母の愛。ほんと、おかしい。結果的に負けちゃうんだけどね、それでもプレゼン力が評価されてボーナスもらえたのか。これ勝利、逆転の鍵になるのかな? いや、よく考えたら、勝負に負けても面白ければいいんだ、このイベント。ええ、負けてもいいっていうだけで、ぐっと幅が広がりますね。ところで、ボンちゃんのプレゼンに、自分の母を懐かしく思ったというじょそ天。これって、フラグ? フラグ? そしてキャロラインEX。可愛い! 次回は、いつぞやの彼女らとの戦いとなるという予告がありまして、ああ、これ、きっとただではすまない。絶対、めちゃくちゃコミカルになりそうです。

  • 『まんがタイムきららミラク』第6巻第1号(2017年1月号)

2016年11月15日火曜日

iBUFFALO USB2.0ハブ 7ポートタイプ

USBハブっていうのは、仕様的に4ポートというのが標準なんですかね。いえね、USB機器ってやたらあるでしょう。今やキーボードやトラックパッドはBluetooth接続でポートを塞がなくなってありがたい限りでありますが、iPhoneのケーブルで1ポート、外付けハードディスクで1ポート、iLokも1ポート。オーディオインターフェースも1ポート。iPod繋ぐのに1ポート。カメラから写真を読み込むのに1ポート、キーボードに1ポート。タブレットに1ポート。そりゃ常時接続しとかなあかんもんばかりでもないので、繋ぎかえ、繋ぎかえしてなんとかやっとるわけですが、正直いって、それがもう面倒くさい。ああ、ポート数の多いハブとかないもんか。みたいなこと思って、もうずいぶんになります。

一応ハブはひとつ持っとるんです。4ポートのやつ。けど、これ、ポートがひとつ壊れてて、3ポートでしか使えない。もう何年も前から。はやく買い替えなさいな、ってな話なんですが、当座使えてるのでこのまんまにしてしまって、ほら、どうせ買うならポート数が多いのがいいな、となるとどれだろう、どんなのがいいのだろう、そう思って調べて、そうしたらやっぱり4ポートが多いんですよね。これ、たまたまこの記事あげるために1個適当にピックアップしたハブは7ポート。なんか半端な数。これ、内部的には4ポートに4ポートをぶらさげてるらしく、ってことは、やっぱり4ポートが標準的。カスケードしていったら不安定になったりするものもあるみたいで、なんとまあ、なかなか大変だなって思ったりして、なんだか買わずにすませて、今まできてしまいました。

別にね、そんなに高い高いもんじゃないんだから、適当にピックアップして、適当に買っちまいなさいよ。ってな話なんですよね。といったわけで、近々にひとつ買ってやろうかな、などと思っています。となると、はたしてどれを買うたらよいものか。

こうやって迷ってしまうから買えんのですよね。

2016年11月14日月曜日

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

 先日発売されましたニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ。別に私、これ買う必要性はなかったんですが、なんといいましょうか、なんかようわからんが欲しい! そういう気持ちが捨てきれなくて、勢いで予約してしまって、ほんと、ファミコン時代のゲームで遊びたいっていうのなら、バーチャルコンソールで充分なのにね。しかも私の場合、3DSのアンバサダー・プログラム対象者なので、クラシックミニに収録されてるソフト、いくつかはもう遊べる状況にあるわけでして、ねえ、ほんと、無理に買う必要なんてなかったのに、それでも買ってしまった。デザインの勝利? 手で触れられる意匠の強さとでもいいましょうか。ほんと、これ、ちょっと魔性です。

収録されてるゲームは30本。なにが入ってるかは、どうぞご自身で調べてください、ということでここでは割愛しますが、懐かしいものがいくつもあって、またあるいは、遊びたいけど誰も持ってなかった、自分も買えなかったで、遊べず仕舞いになってしまっていたものも何本もあって、だからこの30本詰め込まれてるの、いい機会であるなあ、そう思わされるところ大きかったのですね。

持ってたやつは7タイトルですね。遊んだことあるのは10本、って意外と少ないな! もっと遊んでるつもりだった。久しぶりに遊んだらね、さすがに腕が落ちてるわ、『グラディウス』、以前は楽勝で最終面まで到達、クリアできたんだけど、モアイを超えられなかったわ。ミサイル、レーザー、オプション、フル装備だってのに、全然モアイを倒せなくって、あれこいつこんなに硬かったっけ? 以前は、あんまりにモアイを破壊しまくるせいで、4面パスしちゃう問題を抱えてたというのに、まさか4面どころか、3面ボスにも辿り着けない……。あかん、あかんわ、ともちゃん。

『スーパーマリオUSA』が残念です。いや、しかたないんですけどさ、これ、もともとは『夢工場ドキドキパニック』っていうディスクシステム用ソフトで、家族4人のキャラクター、それぞれでクリアするとグランドエンディングが見られるよ! っていうの、残念ながら移植でROMカセットになったUSAでは、そうした要素もなくなっちゃってるんですね。ああ、残念やわ。すべてのステージが、操作感の全然違う4キャラクターできっちりクリアできる良ゲームですよ。ほんと、ゲーム性には瑕疵はないからそのままUSAで楽しめばいいのだけど、残念だ、昔の思い出にしばられて、どうしても夢向上を懐かしんでしまいます。

『つっぱり大相撲』は遊んだことないんですよね。でも実はすごく遊びたかった。『ロックマン』も『ダウンタウン熱血物語』も『星のカービィ』も、名作の誉れ高いですよね。けど、遊んだことがないんです。『スーパーマリオ3』は友達に借りて遊んだ。全面クリアするまで遊んだ。でも返してしまって今はもう手元にないし、かりにあってもファミコン本体がもうテレビに繋がらない。それがまた遊べる。それをまた生きた状態に戻せる。それが嬉しいなあ、そう思うのですね。

もちろん、その目的だけなら、VCでも充分ですよね。でもほらクラシックミニはコントローラーがふたつあるでしょう。ええ、ふたりプレイできるんですね。年末とかに小さな人がきたら、遊ばせたりしたらどうだろう。そんなこと思ったりなんかして、けどこれ、ガチ喧嘩になるよなあ! 難しいところです。

あ、そうそう、コントローラーの大きさについて書くつもりだった。あれね、小さいでしょう。操作性悪そうに思うでしょう。それが意外と気にならない。今、『悪魔城ドラキュラ』やってますけど、コントローラーの大きさが気になることないですから。ええ、あの大きさ、ちゃんとプレイアビリティを考えて作られてるのだと思います。

2016年11月13日日曜日

『まんがタイムジャンボ』2016年12月号

『まんがタイムジャンボ』2016年12月号、一昨日の続きです。

『大漁ガールズ』、シーバスを釣りに船を出したハルキ。ひとり大酔いして、使いものにならなくなってるんですね。ロッド、釣りの仕掛け、準備するの、ハルキが潰れてるとできない栄子。かわりに船長が面倒みようとしたら、じーちゃんっこの孫娘が自分でやるっていうんですね。栄子の引きの強さ、健在です。お、全身は描かれてないけど、結構な大きさ? 船長の孫娘、珠子もヒットさせたみたいで、ひとり結果を出せてないのがハルキ。いつもどおりですね。一発当てて復活、元気になったはいいけど、バラしてしまってまたヘコむ。ほんと、この人、この浮き沈みが釣果に現れてるのではないかい? しかもロッドを海に落として、そうか、これ、よくあるのか。でもそれを栄子が回収してくれる。ほんと、今回もハルキ、いいとこなしでした。もっとバンバン釣って、魅せておくれよ! あ、ハルキが無理なら栄子でいいです。

『ペンタブと戦車』、撃たれた武田大尉。ああ、史実は超えられないのか!? と思ったら、とりあえず無事でした。しかしこの痛戦車相手に戦争しなければいけないという脱力感。すごいことなったな。敵方、ニコルスキー中尉も萌えミリを通じて戦いの行方を知っている。そんな状況に逆転の一手を打つ武田大尉。さて、89式ハクの人形を拾っていったニコルスキー中尉。これ、今後、なにかに影響する? というか、ハクを落としたことで武田大尉が意気消沈して死にそうになってる! ああ、ここで死んじゃうの!? というところで、里見青年の一手が大尉を救う! って、うおー、なんでもするって! うおー、素敵展開になってきた! しかしこの部隊、女装青年に恋する隊長がいるかと思えば、その隊長の女装に惚れてる部下もいて、なんだか実に大変な感じですよね。ほんと、わくわくさせられる。大尉もお元気なようで、おお、歴史を超えましたね。

『シコふんじゃえば?』。舞の元気がない。なんでか? 7月場所は名古屋にて開催、ゆえに東京から力士が消えてしまって、舞の元気の源、力士の尻が見られない! ネットを探して写真を見つけても、尻の写真なんてまるでなくって、泣いて暮らす舞。杏子にまわし尻写真をちょうだいとねだってますけど、なぜ杏子が持ってると思ったのか。思いっきり動揺してますよね。しかし、力士の尻好き仲間、SNSってすごいよね、できちゃうんだ! 感動する舞を見てイラッとする杏子。ああ、それは恋だよ。ともあれ、尻仲間、えりさん、お尻姫と名づけられたこの人、今後、なんらかの関わり、実際にあうとか、実は知り合いないし近しい距離にいる人とか、特に舞ではなく杏子の知人とか、そういうのあるかなあ。杏子、蒼人島に連絡とって、尻写真をネットにあげてもらう。ああ、舞ったら喜んじゃって、そしてついにカムアウト!? いや、なかなか思うようにはいかんのですね。ええ、この状況、引っ張って、面白み出し尽くしてくれるんじゃないかって感じですね。

『同人デビュー』。BL同人描いてることがバレてしまったるる姉。憂鬱を振り払って教室に入ったら、そこではゆにこが同人誌広げて、友達相手に布教活動していた! 私みたいな古いタイプの人間からしたら、こうしたこと、いかにも軽はずみと思えてしまうのだけど、ゆにこくらいの世代だと、オタクであること大っぴらにするの、別に抵抗なかったりするのかもなあ。なんて思わされて、うん、世代の差、意識の差を実感させられます。実際、普通っぽい、特にオタクっぽく見えない制服の女の子がラブライブの人形、通学カバンにぶらさげてたりするんだものなあ。時代は変わった。るる姉のオタクあるある話、面白く、そしてゆにこの同人活動のよき導き手になろうとしているところ、ああ、やっぱり従妹のこと大切に見守ろうって気持ちがあるんだな、って思ったら、自分の都合もあるのか。終盤のね、SNSでの攻防とか面白かったです。そうか、こういうバレがある時代なんだな。ほんと、怖ろしい。知られたくないこと、身内にバレるとか、ほんと、まいりますよね。

  • 『まんがタイムジャンボ』第22巻第12号(2016年12月号)

2016年11月12日土曜日

『まんがタイムきらら』2016年12月号

『まんがタイムきらら』2016年12月号、一昨日の続きです。

『泣きむしストラテジー』は、悪魔クレアを探しているお嬢さん。たまたま遭遇したつくしに聞き込み? と思ったら、ああ、たまたまじゃないんだ。魔力の残り香を感じて、それでコンタクトしたんですね。でも、あんまりにもクレアが頼りないからか、そのお嬢さんの提示した条件にマッチする人として牡丹を紹介しちゃった。まあ、それで結局はクレアに辿り着くんですけどね。さて、悪魔というにはあまりに人のいいクレア。対し、新登場のお嬢さん、つくしのことおっぱいさんと呼んじゃうとかね、その煩悩の深さから新手の悪魔なのかな? みたいに思ってたらですよ、え? 天使なんですかい? まったくの予想外。ともあれ、天使に悪魔の姿を引き出されてしまったクレア。悪魔であることを秘密にしている牡丹にその姿見られて、さあどういいわけする? コスプレ? それとも悪魔とバラしちゃう? なんかね、あんまりシビアな展開にはなりそうにない気がしますよね。

『ひなまるすまいる』、うらら様に会いたいという新人メイドの風花。この人がひなを起こそうとした時の最終手段、ミネストローネを頭からかけるっていうのね、いやもう結構な惨事です。風花にカトレアから命じられた銅像磨き。ああ、これって新人の仕事かね。そういえばひなたちも、最初、この仕事命じられてたよなあ。香澄などは名誉ある仕事みたいにいってましたが、そう思ってたの香澄だけなのかな? わりとカトレア、カジュアルに銅像磨きの仕事ふってますよね。風花のうらら様への憧れ、うららの母、リリアに出会ったことがあったからなのですね。それでうららのこと、過大に期待してるのではないか? そうした心配あったものの、うらら様の優しさ、その気づかいに打たれた風花。ああ、よいですね。カトレアの思惑は別としても、うらら様の世界、広がっていきそうで素敵です。

『神様とクインテット』。前回、なにやらシリアスな展開してましが、それ全部茶番だったとのこと。ああ、やってくれますね。最終回に無茶苦茶やるための1回まるまる使ったフリだったっていうんですね。というわけで、今回は結構なやりたい放題。いわゆるメタ的な発言させたかと思えば、この漫画で好評博していたいろいろな汁、鼻血などの表現もこれまたてんこ盛り。大サービスの最終回でした。しかし今回、りんちゃん、大活躍ですよね。いきなりトーコに服を脱ぐよう頼んだかと思えば、温泉では潜伏、密着、やりたい放題。ええ、これでこその神クイだと思います。そして、そう思わせるための前回だったんだなって、実に思い知りましたよ。

My Private D☆V、キキであります。D☆Vポイントですよ。ケモ耳、しっぽ、メガネ、って、これ、あれだー! 『ビビッド・モンスターズ・クロニクル』のあんこの趣味、そのものだー! そうか、あんこさんの誰にでもケモ耳装備させずにはおられない、あの行動の根底には作者のD☆Vがあったのかー! そしてさらに、だぼだぼパーカー、ぬぎたてくつしたからの素足、ふとももとD☆Vポイントが続いて、それを全部盛り込んだキャラクターがドーン! おお、とてもいい! ちょっとビビモンキャラたちとは違った雰囲気ですね。なんだかよりふにゃっとした感じあって、これはよいですよ。

  • 『まんがタイムきらら』第14巻第12号(2016年12月号)

2016年11月11日金曜日

『まんがタイムジャンボ』2016年12月号

『まんがタイムジャンボ』2016年12月号、発売されてます。いつもだったら12日、けれどなんだか1日はやく発売されそうな予感がして確認したら、ドンピシャ、今月は1日はやく発売ですよ。表紙は『レーカン!』天海さんがお弁当用意してくれてますね。いわゆるキャラ弁、あの猫がどーんとオムライス? になってるんですが、口はケチャップ? ちょっと怖くない? 『けいさつのおにーさん』は手塚さんがほかりん弁当作ってますよ。パトカー、可愛いですよね。そして『大漁ガールズ』、栄子作るはしからハルキがつまみ食いしてますよ。

『きつねとパンケーキ』、タヌキのユメのパパさんが、思った以上に駄目だったーっ! 街中でナンパしようとしている? それをユメに目撃されて、あわや愛想尽かされそうになるんですけど、その理由がね、嫉妬とかさ、パパをひとりじめにしたいとかさ、そういうんじゃないんですね。しかし、ユメさん、なんか大きくなりなすった。凛々しく、たくましく、素敵になりなすった。さて、パパのナンパをユメが嫌う理由。それ、いろいろあかんでしかしってやつで、店の準備資金、ぺろっと巻き上げられてたんじゃねーか! ユメに出会わなければ、到底店を持つにいたらなかった。なるほど、ユメがしっかりものに育ったわけですよ。この事実が知れて、すっかり見る目が違ってしまった紺乃とスバルがおかしくて、そしてユメのパパの好きだという相手。あー、蓼科先生。それがわかって、ユメ、許すんだけど、それは蓼科先生だったら自分も嬉しい、そんな気持ちがあるのか、あるいは言葉にしたように相手にされるわけないって思ってるからなのか。ともあれ、今回はユメの魅力が抜群に発揮された、素敵エピソードでした。反面、パパの評価は下落したよね!

終活女子高生』、びっくりしました。こんな展開! いや、もう、騙し討ちといっていいのか、油断させて、安心させたところをズドンですよ。や、やられたー! ほんと、律と沙羅、いつもみたいにイチャイチャして、そいでもって、沙羅、律を誘って映画にいきますよ、みたいな展開に落ちたのかと思ったら、まさかそれが沙羅の走馬灯。まいった、びっくりした、ここでまさかこう持ってくるとか! これ、大きなターニングポイントですよね。これまでは、もう死ぬからと、余命一年だからと、沙羅のことを振り回してきた律が、まったく逆の立場に置かれてしまう。今夜が山、沙羅が死んでしまうかも知れない。そんな局面に直面させられて、いつものような緩さ、つかみどころのなさなんてものはまるで消えさった律の、描かれないその表情。この状況、ただ待つしかないにせよ、律にどういう影響を与えるのか、どういう変化をうながすのか。見ずにはおれない、そんな気持ちにさせられます。

『大正みつば歌劇団』、これ好きな感じです。まずもって扉が可愛い。モガスタイル? 洋装の日野ちゃんが素敵ですよね。さて、時は大正、浅草オペラが人気を博し、また宝塚の少女歌劇も女子の憧れを集めていた。そんな時代に、高円寺茉莉嬢、演劇部を立ち上げようと、同志を募っているんですね。とりあえず、日野ちゃんは、いやさ日野画伯はほぼ強制的に演劇部に引き込まれて、そしてもうひとり。黒髪の美少女、それを求めたところ、たまさか転校生としてやってきた市ヶ谷幽子、その子に白羽の矢が立ったというんですね。ちんまりとして可愛いお嬢さん。お芝居好き? とアプローチしてみれば、この子、方言を気にしていて、じゃあ芝居は駄目かと思ったら、そうではない、宝塚に憧れている。男役になりたいんだと! おお、これはどうなるの。可愛いよりもかっこいいって言われたいんよ! いいですね。このギャップ。素敵キャラクターが揃っていきますね。

『それでもヒナは魔術師になりたい!』。あと一人入部したら、奇術部、同好会じゃなく部になりますよ。それで部員勧誘に邁進するヒナだけど、これがまた見つからない。もう同好会でもいい気がしてきた、くじけそうになるヒナのことをはげますヒヨリ。おお、なんか意外だ。いや、意外といっていいのか? なんのかんのいって、ヒナのこと応援してますよね、この子。そして子供の頃の思い出。一緒に遊んでいた女の子がいた。つばめちゃん。けれど、その子との再会、雨燕ハリオ君、すっかり大きくなって、というか、男じゃん! という、この雨燕先輩を、あの頃のつばめちゃんかと見ぬいて、その弱味でもって部に引き込むヒヨリ。いいですね、大変いいですね。この大きくなったつばめちゃんをですね、ヒヨリが無理矢理女装させたりとかないですかね。ともあれ、この彼がどんな役割を担うことになるのか、これは気になるところですよ。

  • 『まんがタイムジャンボ』第22巻第12号(2016年12月号)

2016年11月10日木曜日

『まんがタイムきらら』2016年12月号

『まんがタイムきらら』2016年12月号、昨日の続きです。

スロウスタート』、脅威の連続水着回! しかも、同じ日を延々やっているっていうんです。今回は高級料理っぽく見せるテクニックについて話しあってみたり、そうかと思えば、たまたまやってきた万年さんも水着会に引き込んでみたりね、でもってR18なイベントスチル発生させたりね、ほんと、物語とかなんとかじゃないんだ、生起するイベントそれこそが日常であり、それが生きるってことなんだ。そうした感じ、わりきって押し込んでくるその感じ、とてもいいと思います。そして2本目もありますよ。こちらでは、ホテルのプールにいってみよう、室内水着会から水辺水着会にグレードアップ! というものの、プールにまでは辿り着きません。そこまでの過程描かれるんですが、そのホテル、どういうホテルなのか、みたいなことたまちゃんがいろいろいうんですが、えーこがそうした知識から冠を守ってる姿ね、どんだけ冠を大切にしているのか、なんて思わされて、しかし花名のことは守らない! 大切なのは冠だけなんだ……。その後の、プール回のお約束ともいえる話、そのお約束を途中で潰す、そのやりとりなども面白かった。いろいろな見せ方というのがあるものですよ。

三者三葉』は海の家の続きですよ。たまたまやってきた菫先生。気さくでいい先生だなあ、と思いきや、山Gがやたら警戒している。薗部に似ている、あの一族じゃないかってんですね。さて、今回はやたら張り切ってる葉子様。お金の苦労が、彼女に労働の喜びを実感させるにいたったんだ! ほんと、葉子様、貧困に苦しみながらも、こうも真っ直ぐにお育ちになられました。素晴しいことです。海の家を盛り上げるアイデア、いろいろ。ああ、葉子様、お金の苦労の記憶が、仕事を選ばない、そうした姿勢を身につけさせて、ああ、葉子様、でもきょるーんくらいならよろしいのではなくて? というか、薗部、可愛いな。そして最後に西山満面の笑顔! この人のチョロさ、素晴しい、最高です。みんないい子ばかりだなあ。

『オリーブ! — Believe, “Olive”?』、文化祭の打ち上げです。お好み焼き屋でやるんだ。オリーブの皆が遅れた理由、それを聞かれて、あおばがお漏らしをって、いやいや、それ、誤解を招くから! コニーの食欲! これすごい。お好み焼き5段重ね!? パンケーキみたいに食うなっていわれてますけど、これ、よく考えたら、段重ねパンケーキもすごい量よね。なんでお好み焼きだとおかしと感じるんだろう! オリーブの魔法に常識を揺さぶられてしまってます。さて、魔法をふたたび信じるようになったスズです。この子の手をとってね、皆で空中へと飛び立つその描写、なんだろう、ロマンチックですごくいい。昔のこと、出会い、憧れ、いろいろ思い出すスズの表情もとてもよかった。そして、ツバサにあおばがお漏らししたことね、それ知ってふくれるスズもとてもいい。あんな表情見せるんだ! けど、これって、スズと皆との距離が相当に近づいてるってことですよね。ほんと、焼き餅焼いちゃって、そんなスズもいい。そんなスズをなだめるあおばもとてもいい。いいことづくめですよ。

『おとめサキュバス』、服を買いにいきます。面白いよ。ルナが、普段のあの露出過多を全然意に介していない。文化の違いだなあ。対しキュリアは肌の露出をすごく気にしていて、この子のこうしたところ、彼女らの文化においてはむしろこちらが異端なのだろうなあ。さて、ふたりの買い物、学校の体操着、すなわちジャージです。素敵! ジャージ女子、大好きです。でもって王子の涼香さん。ああ、この子も素晴しいわ。休日は眼鏡なんだ。素敵だ。店でのね洋服選び、みちるが気を使って禁忌などはないのか? いろいろ聞いてくれるんだけど、全然ないってのがおかしいですね。そして張り切る王子。店員さんを虜にし、そしてキュリアの服を自分の趣味全開で選んでいく。いいな、このハイテンション。そして今回の極めつけ、キュリアの部屋着、コウモリパーカー! 素晴しいな! ほんと、これ、素晴しいな! ルナのマッスルTシャツもおかしいけど、それをパーカーフードで防御する様! こいつは最高です。

『ぽんこつヒーローアイリーン』は、アイリーンのライバルでいいのん? マリーヌが地球にやってきます。この子、地球マニアなのか。しかも日本好きなのか。日本の文化が好き。お菓子に浴衣にニンジャに自動販売機。なんだ、すごいな、おかしいけど、面白いな。実際、この発想、海外の人のそれっぽい。マリーヌ、アイリーンに普段着を持ってきてくれたんですね。うん、いいじゃないですか。でもって、厳しく監督する。それでアイリーンやる気出したのはいいけれど、でも着ぐるみをジャイアントスイングとか、駄目だこれ! と思ったら、これでよかったのか。ほんと、飴を喉につまらせてしまっていた。ジャイアントスイングで助かった。という、そのジャイアントスイングがすぐさまアイリーンに返ってくるとかね、最高でしたよ。アイリーンの地球での活動。敵を倒したりしなくていいのか? コスプレボランティアでいいのか? というの、それでよかったんですね。でも、そのこと知って哀れむマリーヌ。これ、そういうことなのか。そんな悲しむべき状況とは理解していませんでした。

  • 『まんがタイムきらら』第14巻第12号(2016年12月号)

2016年11月9日水曜日

『まんがタイムきらら』2016年12月号

『まんがタイムきらら』2016年12月号、発売されました。表紙は『こはる日和。』。冬らしさ感じさせるイラスト。雪のちらほらと舞い散るそんな中、厚着して、長いマフラー、分け合うようにして巻いたこはるとニナのふたりが、ぎゅーっと抱き合う、そんな表紙は、この季節の寒さをしのぐ、そうした暖かさ感じさせます。「冬は誰だって、人肌が恋しい。」そんなキャプションがまた状況を物語って、落ち着いて、静かな、そんな印象の表紙であります。

『指の先からいちご味』、ゲストです。のっけから、なにやらアブノーマルな雰囲気漂わせている漫画でありますよ。ベッドにて目を覚ましたら、その手を、指を、女の子に舐められているという、なんだろう、この状況。舐めているのは青花りん。お人形のように可愛い、そうさゆりはいっているんですが、紙で切った指、それをぱくっとくわえられて、舐められて、そうかと思えば突然逃げられて、それからずっとりんのことが気になっている。ずっと人に興味を持ってなかったさゆりが? なんていわれているんですが、そのさゆり、りんとの会話に困って、青花さんはかわいいし! えらいこといっちゃって、そして保健室にて休んでいたら、指を、手を舐められていた。はたしてこれ、いわゆる百合的なジャンルのそれなのか。あるいは、本当にいちごの味がしているのか!? いや、そらないよなあ。ともあれ、なにやらわけあり? 一話時点では謎の多いふたりの関係。どう深まっていきますでしょうか。

『ゆずみつソルト』、ゲストです。違う世界からやってきたという魔法使い、ユズサン・ハイツ・サニーコート。この世界では魔力がなかなか回復せず、帰るに帰れない。それで、海辺で転がっていたところ、親切な釣り人に助けてもらったんですね。最初は魚肉ソーセージ。さらにお弁当と続いて、そしてついにはうちに招かれて、しかしゆずが魔法使いであること伝えてもいまいち信じてもらえない。いや、まあ、そらそうよなあ。助けてくれた人、みつき。魔法に詳しい、というかいろいろ中二的だったまゆなを呼んで、ゆずの魔法について話し合う。まあ、手品と思われるんですけどね! そうした状況を、空間移動の魔法でもって強引に信じさせて、そうしたら翻訳に必要な魔力がまかなえなくなった! といった感じの、今回は出会い編。次回、後編にどのような展開が待っているか、期待であります。

『幸せの弌里塚』、ゲストです。鬱屈しているお姉さん、突然声をかけられて、オーラに問題がありますよ、いや、怪しい宗教とかじゃありませんよ。この世界には、幸務員と呼ばれる職業があり、不幸な状況にある人を救い幸福を分け与えるのだそう。その幸務員に声をかけられて、はたしてオーラにかげりのあったその女性、どうなるのか。なんらかの出来事があり、そこに幸務員のふたりが介入して改善させ、そういう展開かと思っていたら、意外や、その女性の自省でもって改善するんですね。初心を思い出して、鬱屈した気持ちが晴れた。自分のうちにある悩みやなんかを言葉にすることで解決する、そうした様子は非常に現実的でオーソドックスともいえる、そんな風に思いました。

『strawberry☆horror』、ゲストです。やざわんさん、どんどん漫画がこなれていってる。そう思います。好きなんですよ。今回もキャラクター可愛らしくて、しかしその可愛い彼女、通りすがりに見かけた人のこと、血飛沫が似合いそう、不穏なこと考えていて、この人、ヒロイン、ホラー小説家なんだそうですよ。こうやって導入部で主人公の人となり提示して、そして学校にて先生が従姉であること、小説を書くためにモデルが必要なこと、などなど、情報をコンパクトに開示していくのもとてもいいと思うんですよ。さて、そんなヒロイン、峰神あきらが見出した理想の少女、それが2年の道重アンナ。色白、黒髪、凛とした。そんな彼女に手紙を書いて、しかしその手紙を読んだアンナ、意味がわからなすぎてドキドキする…。よく呼び出しに応じてくれたなあ! クラスの全員、すでにモデルとして使い切ってるとか、犠牲者として。そんなこと、ニコニコして答えているあきらがなんだか可愛い。そして、このあきら、アンナから学校の七不思議を教えられて、ちょっと怖くなってる? でも怖がってること秘密にしてる? そんな様子も可愛い。夜中にアンナから教えてもらった魔女避けの呪文唱えてたりね、そして当然のように巻き込まれてる先生というのもね、序盤中盤から導かれた展開、うまくラストに繋げて、こういう構成なんかもいい感じだなあって思うんですよ。

  • 『まんがタイムきらら』第14巻第12号(2016年12月号)

2016年11月8日火曜日

『まんがタイム』2016年12月号

『まんがタイム』2016年12月号、昨日の続きです。

『ひとみ見つめないで!』、最終回でした。視線に過敏というヒカリの体質に気づいた風紀委員長、この人がヒカリの親衛隊を結成するという。副会長、それを部活扱いで申請求めたり、観田がその活動に参加したりと、なんだか楽しそう。しかしこれが会長に迷惑で、隊は解散、ファンクラブとして生まれかわります。こうしたやりとりのおかしさ描いて、そして最後にヒカリのまっすぐな視線。弱点、苦手を克服すべく日々会長も頑張ってます。そして見つめられて照れてしまう観田に副会長という、いつもと立場が逆転してしまう、このラストはとてもよかったと思います。また新作があるそうです。期待したいところです。

『だいじょぶ!カナ先生』、カナ先生の魅力、よくよく描かれてる。そう思いましたよ。この人の魅力というと、やっぱり楽天的なところ、明るくて、単純? いや、素直なところ。それがね、私がかわいすぎるから集中できないとか…!? そして許された授業中の落書き、こういうのね、嫌いじゃないですよ。なんだか、学生時分に仲のよかった先生のこととか思い出しました。カナ先生の脳の話、絵もあいまって面白く、そして最後に冒頭の膝枕が帰ってくる。ええ、カナ先生、楽しくていいですよ。

『おひとり食堂』。おお、なんか新展開? ネットに食堂せいちゃんの誠一郎の写真が出回ってると、マネージャーカナコが慌ててやってきて教えてくれた。ファンが騒いでいる、店にいって確かめてみようなんて流れもある。カナコは焦ってるんだけど、わりと余裕のあるっぽい誠一郎がおかしくて、そしてやってきたファンをうまいこともてなして、そしてうまく誤魔化してしまう。あの誠一郎ファンのオフ会、誠一郎を囲む会っていうの、これ面白かった。そして食堂での誠一郎とギタリストの誠一郎、これががらっと違ってる理由も。ほんと、カナコ、いいマネージャーです。最後のふたりの会話も素敵でした。というところで、次号、最終回! マジかーっ! 寝込みそうだ!

『ボンジュール!仲居さん』、厳しいお客さんがやってきました。女優のマキノさん。厳しくて有名。気になるところがあると指摘せずにはおられないのだけど、その際、どうしても言葉も態度もキツくなってしまう。そんなマキノさんのこと、怖れるあまりに挙動がおかしくなるトモカ。対して、いつもどおりのサービスすればいいんだよ。サラ、いいですよね。なにがいいといっても、ルールを守らないと気がすまないというマキノさんに、旅館ではノンビリするのが決まりです。うわ、これはうまいわ。それで、ノンビリしてもらう、くつろぎのサービスを次々そっと用意して、ほんと、このコミュニケーション、実に素敵でした。ほんと、マキノさん、新境地開拓して、そしてそれは守秘義務、誰にもいえません。そういう秘密もまたいいじゃありませんか。

『ゲンバ女子の仕事』、面白かったです。社長のライバル、一文字社長がやってきた。なにやるにしても対立する、競り合うふたり。現場で昔を思い出してるふたりに、あかりと一文字社長の秘書ふたりが声揃えて、嘘だ!! 思い出を美化しないで下さい!! このくだり、大好きです。今回は、勝負いろいろ描いて、そして最後に一文字社長がケーキ作りでもライバル心を出してくるというのね、なんだかんだで仲よさそうってのがとてもいい。ああ、そうそう、スマートフォンがちょっと苦手な三時屋社長もよかったです。

『ひふみさんでもういっぱい』、これ、いいですよね。キャラクター可愛いし。今回は商店街のお店を調べるという宿題で、真矢少年と、ひふみをライバル視しているはるながやってきました。真矢のことが好きなはるな。ひふみのこと、ライバル視してるというけれど、敵視しているまではなく、生意気ながらもなんだか可愛く思えるこのコミュニケーション、面白いです。真矢のお母さん前にするといい顔しちゃうとかね、でも、あんましズルい子に見えない。それもこの漫画のキャラクターのよさ、味なのだろうと思ったのですね。

『パパは心配ご無用』、この社長、とてもいい。社員ひとりひとりに向ける目。名前を覚えている。社員の家族のことも気にかけている。その素晴しさ! と思わせて、娘には細かいこと気づきすぎて気持ち悪いとかいわれちゃうってのね、おかしい。娘が大事なこの社長。自分の家族だけでなく、社員の家族も思ってるんだなっていうのは、最優秀営業賞よりも扱いのいい、家庭と仕事を最も両立させた者に贈られる、たらちねベストファーザー賞。よいわあ、ほんと、この会社、社員から愛される理由だわ。そして最後、11月7日。ああ、エリカの母、すなわち社長の妻の命日。それを大切にしているふたりの背中。ぐっとくる絵でした。ほんと、ふたり、亡くした家族を思う気持ちがしみじみと迫ります。

  • 『まんがタイム』第36巻第12号(2016年12月号)

2016年11月7日月曜日

『まんがタイム』2016年12月号

『まんがタイム』2016年12月号、発売されました。表紙は『おとぼけ課長』課長をメインにしまして、テーマはマジック、手品でありますね。課長がシルクハットからウサギを出したかと思えば、『神シェフ☆エンタ』エンタはカードマジック。そして『まりあ17』まりあは、バニーガールの格好で手には杖。これ、アシスタント? なんでしょうか。ちょっとゴージャスな背景、ステージ衣装。課長などは見違えますよね。

大家さんは思春期!』、めずらしくといっていいのかな? 大人がまったく出てこない、子供たちだけの回でありましたよ。勉強会をしているところ、マユに限界がきてしまった。そこで、将来の夢を発表しよう。うまい逃げ道、いいアプローチですよね。しかし、皆の夢? 目標? それが結構具体的で、しかも堅実? 一番夢のある職業、ダンサー志望というマユにしても、バックダンサーがやりたいという。すごい、なんとシブい選択なのか。ほんと、もっと無謀な夢でもいいのにね、みんな。そして我らがチエの将来はといいますと、ええ、とりあえず大家は禁止。そうなると料理、小料理屋とか旅館の女将とかが出てきて、と、そんな話で盛り上がってたら、お、チエちゃんからしたいことが出てきた! 海外にいってみたい。ああ、いろんな人と交流して世界を広げたい。これ、今、年の離れた人たちと交流して、いろいろ自分の可能性も広げていっている、そんな彼女なだけに、実現させたらすごいことになりそうですよね。実に夢のあるいいエピソードでした。

『秘書の仕事じゃありません』。隣のビルに労基の調査が入ったらしい。それで我が社も改善を、というんですが、そうか、スリット秘書、まずいのか。というか、これ下手したらパワハラ認定されるよね。というか、スリット連盟、こいつらがやばいな。監視してるんだ。電源を落とした部下ちゃん。これね、職場の近くにいるペッパー思い出しましたよ。あいつ、電源入ってるのかどうなのか、うなだれてることが多くてですね、だ、大丈夫か、ペッパー!? そう思いながら店の横通ってる。ええ、なんかうなだれてるロボットって不安になりますよ。社員のために社長が発想したもの。深夜食堂とかいうんですが、作るのはスリット秘書。メニューはチャーハンオンリーで、このバリエーション! 悪くはないと思うんですが、はちみつチャーハン、こいつはあかんっぽい! しかし、スリット秘書の噂がスリットメイドとして広まっちゃうの。はたしてそれでいいのかどうなのか。しかし、社長がこうして実態を現認したんだから、残業、減らしてあげましょうぜ。

『おかわり自転車』、ゲストです。タイトルにもあるように自転車ものですね。お絵描きが好きな女性、花江ミト。普通の自転車ですごい坂、えっちらおっちら登ってるんですが、チェーンがはずれてさあ大変。そんな彼女のピンチを、たまたま通り掛かったサイクリスト、真野コトコが手助けして、それではじまる交流ですね。悠々坂を登るコトコに対し、必死の思いで自転車をこぐミト。坂を登りきった先で、一緒にお弁当食べて、そして絵を描いて。そんなミトが自転車をすすめられて、そして広がる視界。諦めたらすべて終わり。その言葉を支えに、諦めがちだった自分を見直していくっていう、そんな彼女の転換点。好きな絵も仕事に活かせるようになるのか。そして高いロードバイクに乗ることになるのか。出会いが変える、そうした展開は実に魅力的です。

『誰にも言えない丸ノ内さん』、ゲストです。真面目一徹の中学生丸ノ内しのぶには秘密がある。なるほど、コスプレ好きなんですね。そんな彼女を誘う美少女、カナデ。あ、しのぶが制服に驚いてる。別におかしくない、普通の制服、それがなぜこんなにもしのぶを驚かせるのか。まあ、ひとつしかありませんよね。ともあれ、放課後は女装美少年カナデとしのぶの秘密の時間。カナデの用意したアニメキャラの衣装、それを着て、なりきって、でも秘密という。その隠れた楽しみ。これ、ふたりの秘密のままでいくのかな? それとも外に打って出ていくことになるのかな。なにかしのぶの秘密に肉薄する、そんななにかが出てきそうな気がしますよね。

  • 『まんがタイム』第36巻第12号(2016年12月号)

2016年11月6日日曜日

『まんがタウン』2016年12月号

『まんがタウン』2016年12月号、昨日の続きです。

『ほぼほぼ商店』、よかった、ちゃんとものが売れている! 夫はファンタジー、妻はファンシー、それぞれ好みの商品展開をしている本保商店ですが、やっぱり売れるのは普通の金物。まあ、そらそうだろうなあ。うどん用の湯切りザル。針金。とにかく金物ばっかり売れて、まあ、そら金物店なんだもの、当たり前よ。でも、そのことに対する夫、太郎の葛藤がおかしくて、いや、そこはもう素直に継いどこうよ。ファンタジーなノコギリを作ってみました。けど、売れるのは普通のノコギリ。そんな中、妻の商品は結構売れて、というか、これ妻の人の営業力だ! 50の娘さんに、ファンシーグッズ。26のお孫さんにはファンタジーグッズ。それらしく売り付けるのに成功してるけど、やっぱり実用品となると普通の金物。うん、実用品にファンタジー盛り込むのは諦めましょうぜ。

『新婚のいろはさん』、夫、始のペンネームは軒並ライジ。仕事頑張ってるんですが、その作風はといいますと、おや、なんか、見覚えがあるようなないような……。妻いろはさんには、夫の漫画がよくわからん。でも、そういわれると夫、喜ぶんだ。面白いなあ。今回はお隣さんが夫の仕事に気づいてた。しかもファンだった。その絶賛ぶりにいろはさん、嬉しくってしかたないっていうのがね、ほんとよくよく伝わってきて、こちらもにまにましてしまいそうになる。そして最後のね、大好き、そこからちょっとムカついてもいるけど!! このくだり! ほんと、なんだろう、実に可愛い、実にほのぼのとして、魅力的です。

『ようこそ!スマイリーバーガーへ』。店員が愛想悪い、でもって怖い。そんな店なのに元気に営業続けてこられた理由が描かれてますね。なるほど、バーガーが絶品。実際、描かれているバーガーがおいしそうで、こんなの近くにあったら食べにいってみたい! そう思わせるような説得力。お客がまたこの店のこと、よくわかってるんですね。店長のバイト時代から通ってる常連さんとか何人もいるんだ。しかし、その頃から接客で舌打ちとか、それ指導されながらも今なお直ってないとか、しかも店長という立場で! みたいなモヤモヤはあるけれど、それでも支持されているこの人! 変わらず通っている常連の見ている、感じているもの、それがわかるようになれば、無愛想組ふたりの見方、きっと変わりそうだ、なんて思っておりますよ。実際、できる店員、南町田さんの可愛げはなんとなく伝わってきてますよね。そんな具合に愛せる店になるといいなと思いながら読んでいますよ。

『中年マンガ家ですが介護ヘルパー続けてます』は、なかなかにハラハラさせてくれる展開です。はじめてのトイレ介護に四苦八苦という話。なるほど、片マヒのある人を抱えて、移動を手伝ってというの、こんなにも大変だというの。ええ、よくよくわかろうものでした。これはおそらくはコツがあるのだろう。それを知れば、体得すれば、もっとうまく、効率よく、スムーズに、できるようになるのだろう。そう思うのですが、ここで説明される、研修でおむつ触った時間なんて10分程度、しかも実習も実践とは大違いというの、これ、こうした現場の苦労というのがしのばれるエピソードですよね。そして最後になんだか怖ろしげなフリがあって、ああ、もしかして徘徊とか!? うん、怖い、すごく怖いラストでした。大事にならなかったから、こうして漫画にできるんだとは思うんですが、ほんと、はやく安心させてほしいですよ。

  • 『まんがタウン』第17巻第12号(2016年12月号)

2016年11月5日土曜日

『まんがタウン』2016年12月号

『まんがタウン』2016年12月号、発売されました。表紙は『恋するヤンキーガール』、アヤメちゃんをメインにどーんと置きまして、手に肉まんですね、ふたつに割って、ひとつをこちらに差し出してくれているその様子、その表情が実に愛らしいアヤメちゃんです。その影に隠れるように『照子ちゃんは恥ずかしがり屋』照子がいて、『2年2組のスタジアムガール』スズも近くにおりますよ。他には『新クレヨンしんちゃん』しんのすけ、『野原ひろし昼メシの流儀』ひろし、親子共演でありますよ。

『2年2組のスタジアムガール』、スズのうちに友達が遊びにきます。うきうきと掃除してるんですが、なるほど、ナイターをテレビ観戦するっていうんです。そうか、ビジターゲームだと球団が遠征しちゃうから、チアリーダー、スズの出番はないんですね。ところで、テレビ欄、縦読みしたら「単行本かつて」! 芸が細かいなあ。野球観戦の様子ね、球場と違うから、ちょっと出だしで点差つけられちゃうと、気持ちがしぼんじゃう、他のことに気持ちが揺らいじゃうってのがおかしくて、それでもくじけないスズとの対比といいましょうか、よく出てて面白かったです。そのスズの験担ぎ、自分が部屋にいない方が打てる気がするとかね、うん、わかるわ。それだけに面白い。私の場合、自分が応援すると負ける、みたいなこと思っちゃいますからね。他にもあるスズのおまじない。なんだか微笑ましくて、そして逆転!? と思ったらそこで放送終了! そうか、最近の野球中継、延長なしも多いのか。昔は延長して後の番組がズレて、とかしょっちゅうでしたよね。こうしたところにも、野球の今の状況、見てとれるのかも知れませんね。

『恋するヤンキーガール』は、アヤメちゃんのばあちゃんが風邪。それで看病するアヤメちゃんが参っちゃって、そうか、今はばあちゃんとのふたり暮らし。心配で心配でしかたなかったんだ。優しい子です。同時に、不器用な子でもある……。友達総出でアヤメちゃんの手助けするの、いいですよね。ばあちゃんは、これを好機と草むしりやら障子の張り替えやら、いろいろ用事をいいつけて、こういうのもばあちゃんの強さですよね。さて、眠りながら泣いてしまってたアヤメちゃんを見守るナギくん。なでなでしちゃってね、それで叩かれちゃったの、ああ、照れ隠しかね! そして2本目、ナギが親子丼を作ります。ふたりスーパーで買い物して、アヤメちゃん、ロマンチック! ともあれ、この一件だけでもアヤメちゃんがナギのこと好きすぎるってことがよくわかる。丼覗き込みすぎて、鼻の頭にのりつけてるアヤメちゃんが、妙に可愛かったです。

『あいたま』、ぶどう狩りに誘われて、アイドル狩りと聞き間違えるあいちゃん。どうすれば、そんな物騒な聞き間違いできるというのか。ともあれ、ぶどう狩りにいった理由。なるほど、蓮がキャンペーンガールやってるからなんですね。はみちゃんの、ちょっとひくレベルの一途さあり。あいちゃんの、やっぱり引くレベルのアイドル愛あり。このふたりが互いにひいてるのね、そうか、同類に見えてそういうわけでもないのか。今回は、はみちゃんの回でしたね。この子の過剰さ、よくよく出てて、それでもあいには敵わない? そういって落ち込むはみちゃん、最後にはむくわれて、いい話だなあ、と思わせて、なんでやねんで終わらせる。この漫画のよさがここにありますよ。

  • 『まんがタウン』第17巻第12号(2016年12月号)