2016年11月11日金曜日

『まんがタイムジャンボ』2016年12月号

『まんがタイムジャンボ』2016年12月号、発売されてます。いつもだったら12日、けれどなんだか1日はやく発売されそうな予感がして確認したら、ドンピシャ、今月は1日はやく発売ですよ。表紙は『レーカン!』天海さんがお弁当用意してくれてますね。いわゆるキャラ弁、あの猫がどーんとオムライス? になってるんですが、口はケチャップ? ちょっと怖くない? 『けいさつのおにーさん』は手塚さんがほかりん弁当作ってますよ。パトカー、可愛いですよね。そして『大漁ガールズ』、栄子作るはしからハルキがつまみ食いしてますよ。

『きつねとパンケーキ』、タヌキのユメのパパさんが、思った以上に駄目だったーっ! 街中でナンパしようとしている? それをユメに目撃されて、あわや愛想尽かされそうになるんですけど、その理由がね、嫉妬とかさ、パパをひとりじめにしたいとかさ、そういうんじゃないんですね。しかし、ユメさん、なんか大きくなりなすった。凛々しく、たくましく、素敵になりなすった。さて、パパのナンパをユメが嫌う理由。それ、いろいろあかんでしかしってやつで、店の準備資金、ぺろっと巻き上げられてたんじゃねーか! ユメに出会わなければ、到底店を持つにいたらなかった。なるほど、ユメがしっかりものに育ったわけですよ。この事実が知れて、すっかり見る目が違ってしまった紺乃とスバルがおかしくて、そしてユメのパパの好きだという相手。あー、蓼科先生。それがわかって、ユメ、許すんだけど、それは蓼科先生だったら自分も嬉しい、そんな気持ちがあるのか、あるいは言葉にしたように相手にされるわけないって思ってるからなのか。ともあれ、今回はユメの魅力が抜群に発揮された、素敵エピソードでした。反面、パパの評価は下落したよね!

終活女子高生』、びっくりしました。こんな展開! いや、もう、騙し討ちといっていいのか、油断させて、安心させたところをズドンですよ。や、やられたー! ほんと、律と沙羅、いつもみたいにイチャイチャして、そいでもって、沙羅、律を誘って映画にいきますよ、みたいな展開に落ちたのかと思ったら、まさかそれが沙羅の走馬灯。まいった、びっくりした、ここでまさかこう持ってくるとか! これ、大きなターニングポイントですよね。これまでは、もう死ぬからと、余命一年だからと、沙羅のことを振り回してきた律が、まったく逆の立場に置かれてしまう。今夜が山、沙羅が死んでしまうかも知れない。そんな局面に直面させられて、いつものような緩さ、つかみどころのなさなんてものはまるで消えさった律の、描かれないその表情。この状況、ただ待つしかないにせよ、律にどういう影響を与えるのか、どういう変化をうながすのか。見ずにはおれない、そんな気持ちにさせられます。

『大正みつば歌劇団』、これ好きな感じです。まずもって扉が可愛い。モガスタイル? 洋装の日野ちゃんが素敵ですよね。さて、時は大正、浅草オペラが人気を博し、また宝塚の少女歌劇も女子の憧れを集めていた。そんな時代に、高円寺茉莉嬢、演劇部を立ち上げようと、同志を募っているんですね。とりあえず、日野ちゃんは、いやさ日野画伯はほぼ強制的に演劇部に引き込まれて、そしてもうひとり。黒髪の美少女、それを求めたところ、たまさか転校生としてやってきた市ヶ谷幽子、その子に白羽の矢が立ったというんですね。ちんまりとして可愛いお嬢さん。お芝居好き? とアプローチしてみれば、この子、方言を気にしていて、じゃあ芝居は駄目かと思ったら、そうではない、宝塚に憧れている。男役になりたいんだと! おお、これはどうなるの。可愛いよりもかっこいいって言われたいんよ! いいですね。このギャップ。素敵キャラクターが揃っていきますね。

『それでもヒナは魔術師になりたい!』。あと一人入部したら、奇術部、同好会じゃなく部になりますよ。それで部員勧誘に邁進するヒナだけど、これがまた見つからない。もう同好会でもいい気がしてきた、くじけそうになるヒナのことをはげますヒヨリ。おお、なんか意外だ。いや、意外といっていいのか? なんのかんのいって、ヒナのこと応援してますよね、この子。そして子供の頃の思い出。一緒に遊んでいた女の子がいた。つばめちゃん。けれど、その子との再会、雨燕ハリオ君、すっかり大きくなって、というか、男じゃん! という、この雨燕先輩を、あの頃のつばめちゃんかと見ぬいて、その弱味でもって部に引き込むヒヨリ。いいですね、大変いいですね。この大きくなったつばめちゃんをですね、ヒヨリが無理矢理女装させたりとかないですかね。ともあれ、この彼がどんな役割を担うことになるのか、これは気になるところですよ。

  • 『まんがタイムジャンボ』第22巻第12号(2016年12月号)

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