2025年8月28日木曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年10月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年10月号、発売されました。表紙は『ばっどがーる』。学校帰りの情景でしょうか。優はじめ、メインの4人が連れ立って歩く、横断歩道のその途中? なんと優のアイスキャンディーを鳥先輩がパクリとひとくちいただいちゃってもう大変! この驚きの優さんが、次に発する音声やなにか。さらには続く展開は!? となると、もう騒がしく、にぎやかな、この子たちの毎日を彩るあのおまつりみたいな日常が予想されるようですよ。

今月は新規ゲストが4本です。

『なんでもヤル二課』

コンサル企業に入社を果たした江名鳥エナ。目指すは社長と意気込むも、配属先はなんでもヤル二課なる謎の部署。いかにもな外れ部署。落胆を隠せないエナの前に現れた課長ルフナは、ええと、この会社にはコンプライアンスとかないのか!? と思わせるような振る舞いを!

さらに現れる課員も曲者揃いで、クソガキムーブがウザい見るからに小学生のれもん。って、ほんとに12歳なの? 気弱に見せてルフナがらみとなると圧が強い隠れドSのみるこ。さらにはメイド衣装の男子社員こはくときて、いやもう、この部署、ほんとに大丈夫?

任される仕事は草むしりとか、どう考えても追い出し部屋? そもそもエナがここに回されたのは、社長にしてくれとか怪文書を社長に送りつけたのが原因で、いやもうそんなエナはヤル二課でまるくなるのか成長するのか。あるいはさらに怪物度合いを上げてくるのか。

とりあえず、後者のような予感がしますよね。

『天使で悪魔なふたごびより』

シャルドネとカベルネは双子の姉妹。これから一緒に暮らすことになるというのですが、どうにも趣味やら嗜好が違っています。快活で開放的なカベルネに対し、姉シャルドネはゲーム好きの面倒くさがりや。けれどそれ以前に大きく違っているのはその見た目。母が天使、父が悪魔のふたりは、それぞれに違った要素を受け継いで、カベルネには角が片方だけ。シャルドネには天使の輪が。見た目からして違えば、その育ってきた環境もまた違っているというのですね。

天界暮らしのシャルドネ。魔界暮らしのカベルネ。カベルネは、陰気でかわいさに欠ける魔界がずっと嫌だった。そんなときに知った人間たちのSNS。こんな世界があるのかと、思い立って人間界にやってきて、いずれは人間界の「カワイイ」を魔界にも広げるんだ!

結構な野心をお持ちなのであります。

そんなふたりのある日の外出。カベルネコーディネイトでかわいく着飾って、ゲームセンターに。そこで知る、シャルドネの鬱屈。天界には娯楽もなにもなくって退屈だった。母が密輸入してくるゲームが唯一の楽しみだったという姉の過去に触れて、自分だけでなく姉も毎日に満足していなかったんだと理解していく。

こうして、ふたり気持ちを擦り合わせていくことで、だんだん心も寄り添うようになっていくのかも。実際今回の外出で、ふたりの関係は近しくなって、シャルドネの不安もやわらいで、カベルネとの生活に期待持ちはじめている。

そんな、似てないふたごの、仲よくなりゆく関係。悪くないじゃん! って思ったのでした。

『財音寺家の水泳教室』

財音寺ふたばには悩みがあった。水泳の授業がいや! だってこの子は泳げない。ということで、執事の牧野に水泳の教えを乞うことに。プールは屋敷に当然備えつけられていて、環境はばっちり! あとはがんばって練習するだけなのですね。

水着はスクール水着、というのですが、今どきのはもっとラッシュガードみたいになっとらんかった? 競泳水着のふたばと牧野。でも牧野は結構な年配で? いや、その見た目ならまあスクール水着でも大丈夫ですよね。

泳げないふたば。最初の問題は浮かないってところですね。牧野が手を離したら、ああ無惨、沈んでゆく。それ見て、潜水の才能があるって、牧野、この人、指導者としてほんとに大丈夫?

力を抜くと浮きますよ。そういわれても浮かないふたば。浮く牧野との違いは、天然装備の浮き袋の有無なのか? 抗議するふたばだけど、ちゃんと浮けるようになって、さらにここからのがんばり! 牧野の犬神家スタイルに、すわなにごとかと急ぎ泳いでみせたふたば。ええ、ちょっとした荒療治ながら、ちゃんと泳げるようになったのですね。

でも水泳の当日、学校に持っていく水着を間違えた! まさかのカッパスーツ! 泳げるかもしれないけれど、これ着た姿は見られたくない。残念! せっかく泳げるようになったのに、なかなかうまくいかないものですね。

『先輩はがきんちょ!』

堅実真面目な末空あゆみは、このところ先輩に悩まされる日々を送っていて、というのもふたつ上、高校3年の今田まひろは、その行動がまるで小学生男子。勉強したいというあゆみのために取り出した特製問題集は、まさかのうんちワーク! あったな! そういう算数ドリルとかあったよね!?

でもそれでまひろの学習が進むんだったら、この試みも悪くないのでは。とか思いはしたけど、あゆみ向けでは確実にないんですよね。

勉強したいあゆみに、いろいろちょっかい出してくるまひろ。あゆみのことが好きなのはわかるけど、ちょっとうるさすぎました。あゆみ、図書館に逃げていっちゃって、しかしそこでもまひろのイタズラはやまない! すっかり怒らせてしまいました。

そんなあゆみとまひろの関係。なぜまひろがあゆみと一緒にいようとするのか、そのきっかけはなんだったかとかはわからないままだけど、自分のおもしろい、楽しいと感じる気持ちを第一にしているまひろに、かつて小さなころに思い描いていた夢を思い出したあゆみ。でもそれでいいのですか? 堅実な将来設計からはみ出すどころではなく、そもそも進路調査に魔法少女はなしでは!?

と思わせたところで、まひろの荒唐無稽な夢の落ち着き先が公務員! この天真爛漫なのか穏当なのか、わからんところがまひろなのでしょうか。

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