一昨日の続きです。
『まんがタイムオリジナル』2025年10月号、『クールな氷上さんは迫りたい』
課長とのデートが成ってご機嫌な氷上さん。栗園からもらったぬいぐるみに微笑みかけるも、その表情は尋常のものではなく、これは実際氷上にとっての気掛かりであり続けてきたウィークポイント。愛想のある表情ができない。表情を作ろうとすると不自然になる。それで相手を怖がらせてしまい、というその相手がまさかの木下さん。
このあいだの栗園課長との時間を見られていた。興味持たれてしまって、つきあってるのと質問受けて、さあ氷上はどう受け答えするか。
つきあってはいない。練習してただけ。ちょっと皆とは違う氷上の行動。だけどそれは木下にはずいぶん響いたようで、まさかの称号、ラブハンターを授かることに!
そして知られる氷上の思い。片思いする友人に心ひかれる木下の、応援したい気持ちが膨らむ今回。この人の介入は吉と出るか凶と出るか。でも、少なくとも木下という目撃者がいたという事実が、ふたりの関係を変化させたのは間違いないようですよ。そしてその変化は、栗園の気持ちにもいろいろ働きかけているようですよ。
『かつては最強無敵の勇者様~姫には内緒のレベルダウン生活~』
癖の強い冒険者たちに付き添うジュローの苦労。興味を引くものあれば、後先考えずに追い掛けてしまうボブに、どうにもやる気の感じられないりる。さらに、いろいろどんくさいピリカ。この3人を束ねて、脱落者なくクエストを達成できるだろうか。
いろいろ心配というか、いろいろ頭にきちゃってるジュローなんですが、でも若者たちは若者たちでいろいろ考えて動いているんですね。そして聞き取りの果てにジュローが触れるこの世界の人たちの、あるいは冒険者たちの死生観。この世界を知ったつもりでいて、まるで知っていなかった自分に気づかされた瞬間ですね。ジュローが思っているよりも、ピリカたちは死を身近に感じていて、その身近な死、ふいに訪れる死を意識しつつ判断、行動しているということなのですね。
ここから変わるジュローのティーチング。自分の考えを押し出していくのではなく、相手の考えていることに身を寄せていく。自分勝手と思われたボブも、冒険を楽しんでいる、目の前に現れるいろいろが興味を、興奮を掻き立てずにはいられない。
そんな感情を知らされて、そして自らもボブに同じく身を投じていこうとするその姿勢よ。これはパーティーとしての成長? そしてジュローがこの世界を本当の意味で受容するはじまりでもある? ああ、いよいよはじまる彼らの冒険!
みたいなこと思った矢先に現れる、水辺の怪異! ああ、これどうするどうなる、ちょっとしたピンチじゃん。自分のスキルがバレるのを怖れるジュローにとって、今は足枷のついた状態であるわけで、このピンチにどうするどうなるどう対応する? ジュローの真価の問われる、そんな状況ともいえるのかも? でしょうか。
『もどかしコンプレックス』
応援上映に参加したもちとしーさん。順調に逢瀬を重ねて、順調にその仲を深めていってるように感じるのは私だけでしょうか。興味を持ったネホたんグッズがかぶって、思わずおそろい。お茶をしながら映画の感想を語りあう時間も楽しくて、ずっと自分の見た目に引け目を感じて誰とも会おうとしなかった日々がまるで嘘みたい。今のこのもちとの時間がたまらなく愛おしく、そしてもちとの気持ちの近しく感じることがたまらなく嬉しい。
でもそんな関係に、ついつい舞い上がってしまって、失敗してしまって、落ち込むしーさんですよ。たいしたことじゃないんです。でも必要以上に罪悪感感じてしまったしーさんを、もちの心遣いが引き上げてくれた。
失敗をひきずるしーさんにも、もう次はないかもとネガティブになったしーさんにも、また会えないかといってくれたもち。ほんと、それだけのことでこんなにも気持ちは軽やかになって。でも、人間、こんなもんですよ。ちょっとのことで気分なんてすっかり変わる。それくらいに好きという思いは強くて、好きという気持ちの前に、人はこんなにも素直になってしまうのですね。
- 『まんがタイムオリジナル』第44巻第9号(2025年9月号)
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