2015年10月5日月曜日

『まんがタウン』2015年11月号

『まんがタウン』2015年11月号、発売されました。表紙は『あつあつふーふー』をメインにしまして、着物姿の蘭がお好み焼きを鉄板にのせて、運んできている、そんな情景であります。この他には『新クレヨンしんちゃん』、『ちはるさんの娘』、『派遣戦士山田のり子』、そして『漂流系女子高生』の新連載告知カットがございます。

押しかけ時姫』、ああ、こういう展開に! まさかでしたよ。お婆ちゃんのうちに海斗と時姫おとなって、なにかと思えば、姫のために着物を仕立ててくれたっていうんですね。今風の着付けをしてみたりね、また海斗に着物を着せてみたりね、海斗のかっこよさに見事にやられちゃってる時姫が素晴しかったです。そして、蔵から出てきた昔の書物、お婆ちゃんにも海斗にも読めないからと、姫が分類することに。ああ、それで、まさか姫が、野々江の城、一族の顛末を知ってしまうのか。けれど、海斗はまだそのことに気づいていない。この緊張感、時姫の表情。味をしめるくだりもいいんだけど、ほんと、姫、最高でしたね。

『恋するヤンキーガール』は、アヤメたちのこと不良だとなんだといって目をつけている教員ですよ。足を見せなさい、これはセクハラというか、人権問題じゃないの? うん、先生、そりゃあきませんよ。若い女性の先生のいうとおりです。昔の教育幻想と、今の感覚、その相克が見られて面白かったです。というか、若い先生はひいてしまってますよね。件の先生の、アヤメちゃんの友だちに、いろいろあれこれいうんだけど、どれもあんまり効果がない、というか、あのパン落として泣いちゃったの見て、弁償するからって、あれは面白かった。そして、ナギにまで手を出した疑惑! 結局ね、郷田先生ね、アヤメたちのこと理解してくれたみたいで、めでたしめでたしなんですけど、しかし、ほんと、アヤメちゃんたち、不良なのかね?

『漂流系女子高生』、えのきづの新連載です。といっても、第1回目、これだけではなんともいえないなあ。そんな感じです。登場人物は女子高生3人。種子島奈波、宮古、八丈帆佳、以上。ほかにはまるでなし。モブさえもなし。人影もなし。修学旅行にいって、ホテルにて休んで、朝起きたら3人だけが絶海の孤島にいた。宮古は有名なサッカー選手。日焼けが健康的な女の子。八丈はアイドル。種子島だけ、とくに取り柄はないみたい。あ、眼鏡。常識人みたい。種子島は状況に困惑して、どうにか戻れないか、いろいろ心配しているんだけど、宮古、八丈のふたりはなんだかマイペースで、このギャップ。というところで今回は終わり。ええ、まずは顔見せ、次回以降が本番ってところですよ。

  • 『まんがタウン』第16巻第11号(2015年11月号)

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