ニンテンドー3DSをミュージックワークステーションに変えてしまうソフト、KORG M01Dがついに配信開始というものですから、早速購入、ダウンロードしたのであります。もともとのシンセサイザー、KORG M1は知らないんですが、ニンテンドーDS用ソフトウェアKORG M01が出た時のことはよく覚えています。ニンテンドーDSがシンセサイザー&シーケンサーに! というので大ヒット。Amazon限定という販売形態もあって、大いに話題になりました。KORG M01Dはその後継ソフトであります。M01がパワーアップ、ダウンロード専用ソフトとしてリリース。ああ、これは楽しみと、配信開始を待っていたのです。
(画像はKORG M01)
とりあえず、説明書読まなくても、それっぽく使える程度にはわかりやすいインターフェイス。まあ、最初はタッチペン操作と思わなくって、どうしたらいいのか途方に暮れたのですが、ちょいと文字んところを触ってみたら反応したので、それからはとりあえず触って覚えろの精神でデモソングを聞き、音色を確かめてみたのでした。
でも、やっぱり説明書は読んだ方がいいよ。最初、ボタン操作でなにがどうなるのかさっぱりわかってなくって、けど設定にキー操作ってあるからなにか意味があるはず。遅ればせながら説明書で確認したら、わあ、これすごく便利! うん、説明書は読んだ方がいい。
音色のエディットはできないのかと思ってたら、アタックとリリースを変更することができるんですね。基本の音色を選んで、アタックとリリースの値を変更することで、立ち上がりや余韻を変更できる。ドラムだと各音色の音量やら定位を変更できて、セット内でのバランスを調整できる。うん、充分だと思う。思ったよりも変更できるところが多くて、いうほどのパラメータじゃないですけど、それでもどれだけ触るだろうかな。そう思うくらいにいじれるところがあるという感じです。
トラック数は8。各トラックに音色を割り当てて、シーケンサーで演奏させる。シーケンサーはステップシーケンサーっていったらいいのかな? 縦軸に鍵盤(音高)、横軸に時間のマトリックスになっていて、それをタッチペンでエディットするんですね。ここでもいろいろいじれるところはあって、各ノートのベロシティが変更できる。ゲート(長さ)については、基本となる音価に対し1/4単位で設定できる。よくできていますよ。うまいこと使えば、しっかりアーティキュレーションをつけることもできそうです。
シーケンサーはシーンという単位で管理されています。1シーンごとに最大64ステップ設定できて、最大100シーン並べることができる。各シーンごとにテンポを変更できるから、テンポを倍にして、半分の音価でノートを並べることで、見掛けのテンポを変えることなく、より細かいリズムを刻むことができたりもします。このへんはデモソングでも使われてるテクニックですね。
基本的にシーケンサーにタッチペンでノートを入力していく、そういうソフトだと思うのですが、キーボードやKAOSSILATORを表示させて、タッチペンで演奏することも可能です。鍵盤よりもKAOSSILATORの方がやりやすいのかなあ? これでもって演奏したものを録音することが可能。ちまちまと入力するんじゃなく、バックトラックにあわせてアドリブで演奏したものを記録、後で修正してクオリティをあげる、みたいなやりかたもあるんでしょうね。でも、これ、かなり難しそうですよ?
ミキサーはトラックごとの音量を変更したり、またエフェクトをかけるかどうか設定できたりします。あとパンも変更できる。エフェクトはリバーブとディレイを選択できて、各トラックごとに有効にするか無効にするかを決められる。
作ったソングデータをMIDIファイルで書き出す機能があって、うまくすればこれで簡単にスケッチしたものをDAWに持ち込んで仕上げる、みたいなことも可能だなんていってますね。持ち運べる音楽環境としては結構なもの。使い方しだいで、かなり面白いことができるのかも知れないなんて思っています。
ああ、そうだ。MIDIファイルを出力できるのはいいけど、直接音声ファイル、mp3とかでもいいから、を出力できる機能があったらよかったかもなあ。っていうのは、これで出力した音声ファイルを直接インターネットで公開したりできますでしょう? イヤホン端子から出力してコンピュータで録音、みたいなやり方するのかなあ。ちょっと面倒かもなあ。なんて思ってしまうんです。それに3DSの音声出力って、そんなに高音質って感じがしないしなあ。ちょっと贅沢ないしは無理なこと望んでるかも知れませんね。
1 件のコメント:
私の知り合いのサイトです。
「NのM01D」で検索してみて下さい。
曲はともかくすぐ聴けます。
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