2013年7月9日火曜日

『まんがタイムきらら』2013年8月号

『まんがタイムきらら』2013年8月号、発売されました。表紙は『棺担ぎのクロ。』。海賊王? 金銀財宝を発見したクロたち一行。クロが眼帯してたり、ニジュク、サンジュも海賊スタイルだったり、このごっこ感といいましょうか、実にいい感じです。ちょっと微笑むクロなんかもいい感じ。ごりごり宝石で飾られてるセンなんかも大変に面白いです。しかしほんと、イラストとしての完成度が高いですよ。金無垢といった感じ出してる『棺担ぎのクロ。』タイトルも、また面白いです。

箱入りドロップス』は、どんどん縮まる雫と陽一の距離ですよ。夜、こんな時はどうしてるのか、メールを送ってみたら、シュワーって感じとかいっている。いえね、相ノ木妹から陽一にメールがちょくちょく届くのに、メール好きなのかな? って、ちゃうやん! あの子が好きなんはあんたやんか! 相ノ木妹、浮かばれないなあ。しかし、雫の陽一に対する信頼っぷり。距離は縮まり、叩かれてちょっと嬉しい、叩いてそれも嬉しい。なんという可愛さなのだろう。しかしほんと、保護者陽一が心配になるくらいの無防備ぶり。この先、陽一は雫のことどう思うか、感じるか。楽しみでありますよ。

『スロウスタート』は、一之瀬花名、一年前の様子描かれて、あ、頬袋。ちゅーちゅーって可愛いなあ、って、いや、耳下腺炎か。きついな。見た目には可愛いんだけど、うつるから自宅療養、外に出ちゃいけない。明日受験だっていうのに、しかも長引いてしまって、卒業式も出られない、私学の受験もできなかった。ああ、入学を一年遅らせてしまったのか。そりゃ泣いちゃうよ。あの、卒業式の日の母娘の会話、なんでもないように振る舞うけど、なんでもないなんてはずないですよね。中学卒業時点で逆境。お母さんが明るいのがせめてもの救いだと思うんだけど、本人はそうは思えんだろうなあ。花名によかれとお母さんがはからってくれた新しい環境。ああ、花名のこれからがよきものになればいいなって思いましたよ。

『うちのざしきわらしが』、めちゃくちゃ面白いな。熱中症の知識を身につけたわら。その直後に、ピンチに陥っている光に出会うんですね。トイレにいきたい、家の鍵が見つからない。もう決壊するかも! みたいな状況、汗をだらだらかいていたら、熱中症予防にとわらからお茶をすすめられる。ムゴい! がまんの限界に達して震え出したら、いよいよ熱中症で死ぬのか? そう勘違いされて、寝かされてと、いやもう最高。希望が見えたと思ったのに裏切られる光など、ほんと、これどうなったんでしょうね。いやもう、ちゃんと助かってたらいいんですけど!

『こなみ†センシズ』、ゲストです。幽霊とか一度見てみたいもんだ、そんなこといってる女の子、新田小波が主人公。なんですが、怪しげな手、女性? 周囲にうろうろしていて、けど見事に気付かないっていうんですね。今日から、異端能力者を育成するパラノーマル学園に通うことになった。けど、この子、見えるけど気付いてないのか? これで大丈夫なのか? 憧れの異端能力、学校で学ぶものと思っていたら、皆もうなにかしら身につけてるみたい。焦りながらも、適当な手品? 超能力で誤魔化そうとするのがいいですよね。同じクラスには、憑依されやすい楠ノ木芹と除霊ができる神永睦。うらやましがってる小波。この子の能力、開花するんでしょうか。見える、憑かれる、祓う、いい感じに揃ってますよね。

『My☆舞』、ゲストです。この人の描く絵、女の子、独特の可愛さがあって結構好きなんですよ。ヒロインの小鳥舞妓、扉に描かれた登場シーン、そのポーズから可愛らしい。ええ、好きなんですよ。さて、舞妓、ヒップホップダンスの全国大会で準優勝したという女の子。いろんな踊りを知って学んで、自分のダンスのヒントにしたい。うん、前向きで素晴しい。そんな舞妓が訪れたのは、巫女舞教室。ごめんくださいと扉を開けたら、あやしげなことやってる女がひとり。呪い? 八尋はすみというお嬢さん。シャーマンの儀式だっていうんですが、これをすることで先祖の霊を身に降ろすことができるとか。かくして八尋火魅子を身体に降ろして、自分では踊れない巫女舞を教えるというんですね。実家の神社を守り立てようと頑張るはすみ。逆にヒップホップダンスに興味持ってしまう火魅子。いやいや、ふたりとも面白い。火魅子、いいですよね。はたしてこの3人、どんな風に踊りを習っていくものか、なんだか先行き不明な感じですが、うまいこと、続いて、発展していって欲しいと思います。

  • 『まんがタイムきらら』第11巻第8号(2013年8月号)

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