2013年7月18日木曜日

『まんがタイムファミリー』2013年9月号

『まんがタイムファミリー』2013年9月号、昨日の続きです。

『ダ・ヴィンチ系女子高生』、ヒロイン黒中みどり、このクロナカという名字、さらにはみどりという名前にも意味を持たせてあったんですね。さて、図書室からまたルネサンスに旅立ってしまったみどり。ダ・ヴィンチに出会ったのはいいけれど、3年たって若返ってしまっていた。髭の効果なのか。今回は基本的なダ・ヴィンチやルネサンスという時代の説明? そんな感じがあって、ダ・ヴィンチというの、ヴィンチ村のレオナルドって意味とか、それからレオナルドのポジションですよ。絵で有名、技術者としても一流、万能の天才というのも、レオナルドはきっちり自負していて、いやまあ、そうだろうなあ。また書庫についても、この当時の図書館っていうのは富を象徴するものであったり、とにかく本は高価で入手困難だったっていいますからね。みたいなことに触れられて、そう思ったところで再び現代の図書室に戻ってきてしまう。本、その価値みたいのががっちり描かれてもいいなあ、みたいに思ったところで、なんでだか一冊の本を巡る殺人事件なんてのを思い出してしまった。いや、時代が違います。

博士の白衣女子攻略論』は、白銀くん学会へゆく、ですよ。いやハカセも主任もいくんですが、とにかく白銀くんです。眼鏡、チェックのシャツの男子学生たち。そこに昔の俺を発見してしまうんですね。いやほんと、そこで出会った学生時分の友人、眼鏡でスーツ。なるほど、白銀くんは、過去の自分を振り捨てたくてしかたないんだなあ。一種の自意識だったり、ある種の反抗期だったりするのかもなあ。で、菓子折りもらって、職場のみやげにしろっていわれるんですが、ああ、そうだよなあ、白銀くんはこういう普通のことをやりたがらない。こういうちょっとのことで、全然違ってくるのに。というわけで、今回はちょっと白銀くんの扱いがよかったように思います。残念な彼でも、こうしてちょこちょこ気をまわしたら違ってくる、そういうことなんでしょうね。自戒しますわ。

エッセイですよ。「わかっちゃいるけど捨てられない」。参加者は水井麻紀子、コナリミサト、幌倉さと、小鳥遊正璽、クール教信者、駒倉葛尾です。しかし、皆さん業が深い。旧世代ゲーム機、アイスの棒、古いパソコン、ぶたのぬいぐるみ、大量の本、その他もろもろ、といった感じで続くのですが、いやもう、自分もたいがいですが、ほんと、捨てられんもんは捨てられんのだから困る。ゲーム機、全部残してる。パソコンも全部残してる。子供時分のぬいぐるみも捨てたことなければ、そして問題は本ですよ。大量の本。タンスが開けない、押し入れ満腹、お手上げですよね。ほんと、どうしたらいいんだろう。正直、もう完全に電子書籍に移行したい。本を探すのに2時間かけるくらいなら電子で買い直すっちゅうねん! みたいなありさまです。でも、アイスの棒ってのはすごいよな。この人、コナリミサトは私を遙かに超越していると自信を持っていえますよ。ところで断捨離に怯えてるの、うん、わかる。実は私も怯えてました。今ではすっかり断捨離アンチであります。

『パパとあそぼう!』、いいですね。仕事が忙しくて娘と会わない生活をしていたら、他人扱いされるまでにいたった。いや、これ、実際にあるらしいけど、悲劇ですなあ。娘さくらの勘定に入ってない父。さくらと留守番するっていったら、むりといわれる父。いやほんと、交換条件、おこさまランチとケーキを引き換えにしないと一緒にいられない? というか、父も父でたいがいだ。最後まで他人扱いだった父。ほんと、面白かったですよ。

『かしこみかしこみ』はいいですよ。今回は夏ということで肝試し。あそこの神社は怖くないっていわれて、なんとかして怖がらせてやるという奏衣さま。いろいろ作戦考えた結果、なにもしないのが一番怖いっていうのが素晴しい。狛犬もいなくなってる! って、桜と橘、じっとしてないもんなあ。しかし面白かったのは、参加者がこっそり増えてる。けど、山椒がですねいってた、増えるのは別にいい、いなくなる方が怖い。ああ、皆の安全を思っておるのだなあ。こういうなんでもないところに、安息、安全を願ってる、そうした心持ち感じられてよいなって思うんですね。そして最後。あの奏衣さまのいたずら? ほのぼので最高ですよ。

『地味なコ、派手なコ』、夏祭りに皆でいきました。しかし今回、西條サン、地味活とか忘れてますよね。一応意識はしてるみたいですけど、勝ってそんなにガッカリしたコは初めてだよはほんと笑ってしまいました。けどさ、積極的に盆踊りに参加して、太鼓とか叩いちゃって、ほんとすごく楽しんでる。千草もね、一緒に楽しんで、西條サンと一緒に踊っている、あのコマのしあわせそのものといった感覚は、なんだろう、じんわりと胸に沁みるものがありました。神頼み、そんなものは信じないっていう弟千蔓。彼に、お願いごとするためにお参りするんじゃないっていう西條サン。このくだりもすごくよくって、千草の内心、それが本当に素敵でした。西條サンが変えた、そうしたものもあるんでしょう。ふたりはいい友達だなって思わされるエピソード、素晴しかったです。

  • 『まんがタイムファミリー』第31巻第9号(2013年9月号)

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