2015年4月15日水曜日

プラチナ万年筆 プレジール万年筆

 私はボールペンが好きでなく、できれば万年筆を使いたいと思っているのだけど、だからといって高価な万年筆を持ち歩くのは避けたいとも思っています。そんな自分にとって、プラチナ万年筆のPreppyは非常に優れた選択肢で、なんといってもまず安い。それでいて、しっかりと機能する、そのコストパフォーマンスは他の追随を許さない。もう断トツですよね。というわけで、この数年Preppyを愛用してきたわけですが、ついに駄目になってしまいました、キャップが。ええ、Preppyの最大の弱点ですよね。軸もペン先も問題ないのに、キャップが駄目になってしまう、そういうケースが多いのがPreppyであります。

最初に駄目になったのは、ブルーブラックでした。これはキャップが割れてしまいました。そのためちゃんと閉まらなくなって、最初にリタイア。次が、今回駄目になったグリーンです。キャップを固定するでっぱりというのでしょうか、それが何度も開け閉めを繰り返すことで磨耗してしまい、ついには固定できなくなってしまった。ニブはなんの問題もないのになあ。正直、Preppyは、キャップを嵌合じゃなくてネジにしてくれたらいいのになあ、なんて思ってました。

Preppyを使うのをやめて、それからしばらくは職場が用意している水性ゲルインキボールペンを使っていました。けど、ゲルインキってこんななのかなあ、なんて思わされること多く、まずインクの出が安定しない。出なくなると思ったら、ダマになったかのような出方することもあって、出すぎたインクで手を汚す。まあ、油性と違って洗ったら簡単に落ちるからましなんですけど、でも嫌だなあと。書き味よろしくないなあと。軽くストレスに感じていました。

なので、万年筆をまた使ったものだろうか。となると、さっきもいいましたように安いのがいいですよね。となると、カクノ? いやね、カクノはいいペンだと思うんですけど、クリップがないんですよね。だから持ち運びにくいなあ。そう思っていたところ、プラチナ万年筆がPreppyのニブを利用した安価な万年筆。軸をちょっとよいものにしましてね、っていうの出してること思い出しまして、プレジールですよ。これを使ったらいかがなものだろうか。などなど思ったりして、手を出すかどうか迷っています。

しかし安価な万年筆、増えましたよね。選択肢が広がったのはとてもよいことだと思います。

2015年4月14日火曜日

THE ROLLING GIRLS

 面白かったですね、アニメ『ローリング☆ガールズ』。魅力的なキャラクター、一癖も二癖もある彼女らが各地を巡りながら人助けをしていく。そのストーリーが痛快で、そして明快。そのいわんとするメッセージ、ひしひしと伝わるようで、ああ、こういうの大好きだわ。といったわけで、順当にBD購入しておるわけですが、今回は主題歌でありますよ。主題歌『人にやさしく』は、いわずと知れたTHE BLUE HEARTSの代表的な楽曲であります。ええ、オープニング主題歌もエンディング主題歌も、そしてさらには挿入歌の数々も、THE BLUE HEARTSの楽曲がこれでもかと使われていまして、ブルーハーツ世代直撃だな、なんていわれてたりしたのでありました。

けれど、実はといいますと、私自身はブルーハーツ世代といってもいいのだと思うのですけど、その青春時代にブルーハーツを聞いてなかったのですよ。CMとか歌番組で使われてる、歌われてるものを耳にしたことはありました。けれど熱心に聞いていたわけでなく、むしろこの頃の私はポピュラーミュージックに距離を置いていた、嫌な子供だな、そんなわけで、本当の本当に有名な曲の有名なフレーズ、ほんのちょびっとしか耳に覚えがない。そんな私にとっては、『ローリング☆ガールズ』が、はじめて本格的に触れるTHE BLUE HEARTSだったという。わりと少数派なんじゃないかなあ。

最初は判断を保留していたのでした。自分はアニメの主題歌は、そのアニメのために作られたものであって欲しいと思う傾向がありまして、既存の曲を使ったり、さらにあるいはタイアップとか、あんまり好きではないんですね。できることなら新しい曲に触れたい、知りたい、そうした思いがあるわけです。ですが、『ローリング☆ガールズ』は、むしろ既存の曲を持ってきて、アニメ本編のテーマをその楽曲に寄せている。むしろTHE BLUE HEARTS楽曲と不可分といえる、そういってもいいようなアニメであったのでした。

主題歌集にソング集、私はCDで買ったのですが、すごく楽しみにして買って、楽しみに聴きましたよ。ガールズロックといってもいいんでしょうか、女子ボーカルによるカバーとしても面白いし、曲自体の魅力もしっかりとして伝わるし、そうしたところから、オリジナルに遡ってみようか、そう思ったりするくらいに気にいっています。ほんと、食わず嫌いといいますか、あるいは偏見といいましょうか、そうした態度は自分の世界を狭めちまうなあ、今さらながらに改めて思い知らされて、ええ、このアニメにて主人公4人が新たな出会いを通じ世界を広げていったように、自分も遅れ馳せながら、新たな出会いをしている、そんな気持ちでアニメに、歌に、接していたように思っています。

2015年4月13日月曜日

『まんがタイムジャンボ』2015年5月号

『まんがタイムジャンボ』2015年5月号、一昨日の続きです。

『ナデシコ!』、ついに部長攻略のクライマックスですよ。部長の妻を味方につけたエミ。部長に話を聞いてもらえるところまでこぎつけて、そしてここからは百井、小盛、ふたりの出番だというんですね。エミの戦略、それぞれの性格に応じた役割に従って、部長を懐柔する。それで見事に功を奏して、完全勝利とまではいかない、けれど一歩でも先へと進むことができた。ええ、限定的ながらも勝利を収めることができたんですね。けれど、どれもこれもエミのおかげ、手柄。そう思ってしまったから、百井がどうにも収まらなくて、自分の地位も危ないと、なんだかいろいろこじらせてしまいそうな気配、怖いですね、なにやらきな臭くなってきましたよ。でも、今回のこと、全部部長の妻、彼女からの受け売りだったという。ああ、百井もここまで聞いていたなら! ほんと、因果なお嬢さんです。

『最後から二番目の神様』、学校にテラスがやってきましたよ。フルコトの友達づくりを心配してというのですが、案の定フルコトはうまくいってなくて、安定のぼっち、一方的な会話から浮いてる服装まで。ええ、ばっちりつっこみいれられて、でもちゃんとフルコトの友達づくりを手伝ってくれるんですね。でも、これ、うまくはいきそうにないなあ。ともあれ、百日紅タツヒコなる男子とちょっと近しくなれて、そして制服の予備を借りてくれて、その上着替えまでつきあってくれるんですね。かくして、サルくん、フルコトが女子と気付く、って、おい、なんだこれ、めちゃくちゃ可愛いな! いや、もう、ほんと、最高じゃありませんか。テラスはテラスで、神器をなくしてしまってることにやっとこさ気付いて、そしてライバルのカルラも制服着用の上、夜の学校に降臨。こりゃあ、学校が賑やかになりそうですよ。

『お隣さんゲーム』、舞子、モテモテじゃないですか。楓から言い寄られて、キモいとか酷いこといっちゃってますけど、楓、ちょっと強引めに舞子に接近、臆面もなくその好意をあらわにしているわけですが、これってもしかして、弟圭介を焦らせて、舞子への気持ちに気付かせる作戦だったりするのかい? いや、違うのか、びっくりしたなもう、本気だったのか。今度こそ負けない、そうした思いを胸に秘めて、ああそうかあ、舞子が圭介の方を向いたから一度は諦めようとした、その思いを復活させたって感じですね。さて、圭介サイドですよ。兄貴が舞子と仲良くしてるのが気に食わない。かと思えば、圭介に接近している北沢先輩、彼女のことを気にしている部長の姿などもまたあり、ああ、なんだろうこの複雑に入り組んだ恋愛模様。でも、整理がついて落ち着いたら、皆それぞれに安定した……、いや違うか、楓と平部員は落ち着くことなく終わってしまいますな!

『事件です!シャーロッ子さま』、理事長が倒れてさあ大変、と思っていたけれど、なるほど過労、今では結構回復して、むしろ元気そうでなによりといった具合でありますね。穂華は理事長の看護ならぬ暇潰しの相手をして疲れてる。それでもいろいろ頑張ろうとしているのは、いつか立派な理事長になれるようという目標があるからというんですね。さてここで自分を振り返って焦りはじめる潤。だけど、明確な目標がないとか、まあ普通だよなあ。穂華は特別ですよ。理事長のことを知って心配している樹莉、とてもいい子だなあ。そして潤の進路、自分で決めなくてもなんとなく決まっていきそうな感じ? けど、ちょっと理想的な将来像かも知れませんよ。オトナメガネな潤も素敵でした。

  • 『まんがタイムジャンボ』第21巻第5号(2015年5月号)

2015年4月12日日曜日

『まんがタイムきらら』2015年5月号

『まんがタイムきらら』2015年5月号、一昨日の続きです。

しゅばりえーる』、新たに加わってきた先輩女子騎士たち、彼女らの実力やそのバックグラウンドなど、だんだん見えてきましたね。またツバキについても新たな側面明かされて、ああ、この人は指南役をしているだけの人じゃなかったんだ。なんと、警察権を有した憲兵騎士でもある。さらにその上、トップソード、憲兵騎士の中でも選りすぐりのエリートだというのですね。すごいな。どれほど豪華絢爛なんでしょう。絢爛なのはサツキだけじゃなくて、プリムもすごい。なんと、諸侯なのか。領地持ちなのか!? ソレイユの主なのか。そして、ソレイユ。お寝坊ひまわりとかいわれてるけど、とんでもない戦闘力の持ち主。監獄の仲間を奪還しに訪れたならず者どもを、ツバキ、ソレイユのふたりで軽く制圧して、いやほんと、すごいメンバーが集まってきてますね。

『大正ロマン喫茶譚 ラクヱンオトメS』、先生とすみれ、ふたりの関係がなんかややこしく、また面白いことになってきてますね。百合小説の執筆がぜんぜんはかどらない先生。そのことを聞いて、最初はスランプといっていたすみれも、ついには説教モードに。サボりですね。ほんと、先生と教師という間柄ではあるものの、その関係は友人あるいは同志というに相応しく、ええ、ただごとではない、そんな雰囲気さえ感じさせるのです。さて、今回はなにか核心に迫る? そうした情報が得られまして、タイムスリップして大正にいっている彼女ら。しかし、その大正の様子がなんだかおかしい。海外からきているウェンディに過去を問えば、なにやらネバーランドを思わせるような説明が返ってきて、そしてナツ、ハルのいう大正という時代もなにか尋常でなくて、大正の前も大正、ずっと大正。そして今日が何日とか、何曜日かとかももうわからない。ええ、なにかこの世界には秘密がありそうですよね。もしかしたらタイムスリップではなかったのかも知れません。

ギタ×マン!』、ギタマン部もいよいよ新学期、新年度を迎えようとしている、そんな時期。先輩になるあめりは部員勧誘のためポスターなぞ描いてみて、やる気充分みたいですよ。そしてギタマン部に怪しげなお客さん。あたりの写真を撮りまくってるかと思ったら、保健室に用がある。その用というのは救いとかなんとか。怪しい……。るっかによると、お人形みたいな人。小柄でふたつにまとめた髪も愛らしく、そしてやまなん先生の知り合いらしいんですね。いやもう、やられましたよ。へー、ようこさんっていうんだ。って、やまなんって、こうっていうんだ。そしてようこさん、やまなん先生のお姉さん。さらに加えて、お姉さんの求めていた救いとはなにか。ネームが落ちそうだっていうんです。なんのネーム? なんと『ときめきキャンディ』。おおう、あの漫画か。ということは、この人がめるこ先生! ああー、メール子でめるこ。メールだと饒舌。そしてあめりのこと気にいっちゃったみたいで、さあどうなる。なんだかとんでもない展開が待ってそうな予感がします。

My Private D☆Vはコト、『フォワード』にて『ようこそ幻界集落へ!』を連載している作家さんですね。さて、この人のD☆Vはといいますと、夏服×へそチラ! なのだそうですよ。なるほど、暑い日射しの下、制服の下は薄着、ぐっと手を伸ばしたりすると、持ち上がった裾からおへそがチラリ、という、それがお好きだというのですね。けど、自分はこうしたもの、現実に見たことないなあ。そう思っていたら、ああ、やっぱり、現実の女子はガードが固いのかあまり見たことありません、とのこと。学校がセーラー服で、現役の学生とかだと割と出会えるそうですが、自分の通ってた学校はブレザーだったんですね。なので、自分にとってセーラー服とはファンタジーのそれに近しいもので、ええ、こうしたへそチラスタイルも、まさしく夢そのものといった具合でありますよ。

  • 『まんがタイムきらら』第13巻第5号(2015年5月号)

2015年4月11日土曜日

『まんがタイムジャンボ』2015年5月号

『まんがタイムジャンボ』2015年5月号、発売されました。表紙は『レーカン!』、ピカピカの制服姿、ということで、天海さんも新しい? 制服に袖を通して、そして髪をポニーテールにまとめようとしているところ。あの両腕を頭の後ろに持っていきながら、ちょっと小首をかしげたその姿勢、実に可愛らしいと思います。そして制服といえば、セーラー服『最後から二番目の神様』メインのふたりは新一年生のお花を胸に、警察官『けいさつのおにーさん』メインのふたりは、桜の花や桜餅を手に、ええ、まさに春の一コマでありますよ。

『でっかいんちょ』、今回は纏にクローズアップ。中学2年生にして、間違えてランドセルを背負ってしまう彼女。いやいや、物持ちいいなあ。ちゃんと置いてるんだ。あの小学生スタイルの扉絵もまた可愛いですよね。静かにしてたら超然美少女の纏。一部の男子に大人気というの、ああ、つまり纏のこと気に入ってる私は、一部マニア枠であるというわけですか……。ともあれ纏、大人気。おお、ラブレターとか届く。育にはお悩みの手紙ばかりだというのに、この落差。というか、こんなにたくさん相談の手紙がくるんだ。その全部に返事とか、大変だなあ。そして纏、呼び出されてみればイケメンの田中先輩。けど、先輩、友達にからかわれちゃって、告白大失敗。しかも友達と一緒に育におしおき受けちゃって、お尻をね、ビスビスって手痛くやられちゃって、ああ、これでふたりは、お尻を叩かれる喜びに……、あ、目覚めないの? 残念……。見守ってくれていた育に向けられた纏の視線、その表情も自然でとてもよく、ああ、超絶美少女であるなあ、そう思わされたのでした。

『タヒチガール』は皆で体力づくりです。タヒチアンダンス部の皆で走り込みしてるんですが、マハナにミャーはやたらに速くて、その反面、マイとルカが特に駄目。運動神経関係ないというオリタヒチだけど、体力はやっぱりある程度必要で、思い出されるダンスフェスタ。マイとルカがあまりに駄目だったから、それで体力強化をしようというんですね。今回はミャーがメインですね。日舞の家の跡取り。小さなころからずっと踊ってきて、それが強靭な足腰を作りました。そういう話。けど、楽しんでやってたマハナ、彼女とはちがって決して好きでやってたわけじゃない、そんな様子がうかがえるミャー。ああ、そんな彼女にオリタヒチはどういう変化をもたらすのだろう。これからでしょうか、これから描かれるのでしょうか。だとしたらすごく楽しみ。そして今回のすり足のね、あれらも面白かった。足の運びとしては、武術のそれと同じとかいいますよね。ほんと、人を超越してます。

『メシ友!!』、ゲストです。拓海とアキラ、って、なんか覚えがあるな。『拓海くんとアキラくん』から、キャラクターを引き継いでの新展開であるわけですね。今回は料理、食事をメインのテーマとしているようで、拓海、アキラに北京ダックを食べたことがあるか? 食わせてやろうか? 誘われるんですね。なるほど、アキラの母さん、普段は上海に暮らしてるっぽいんですね。その母が一時帰国する。なにを話したものか、間がもたないかも知れないからと拓海を誘うんですね。アキラの母、ミス香港だったらしい。アキラの家、昇龍飯店っていう中華料理店なのか。そこで母と会食。その前に、母のために桃まんをアキラ、内緒で作りましてね、なるほど、これが最後に効いてくるんですね。食べる、その感想を述べる、そうした様子は最近の流行といっていいんでしょうか、食を扱った漫画、増えてますよね、そんな感じを踏襲していて、そして最後に母に桃まんを。ええ、母と息子の交流でありました。いい息子ですよね。

『オーマイガール!』、ゲストです。よいのではないでしょうか。百貨店勤務の女子ふたり。コスメカウンターにて働く末広頼子は素晴しい美人さんなんだけれど、中身はどうやらおっさんらしい。そんな彼女を友達に持ったアロマカウンタースタッフの千尋。仕事の後、一緒に食事にいったりね、けどその食事というのが立ち飲み屋だったりという、あんまり気取らないでいい、そんな関係のふたり。話すことも、わりと素直に本心、本音で語っていくみたいな感じでしてね、ああ、こんな女子ふたりの関係、とてもいいじゃありませんか。女子としては残念だけど、人間としては良い人だよなぁ、というのは、千尋による頼子評。ええ、その人としていい、そうしたことがちゃんと伝わるっていうの、とてもよいと思ったんですよ。

  • 『まんがタイムジャンボ』第21巻第5号(2015年5月号)

2015年4月10日金曜日

『まんがタイムきらら』2015年5月号

『まんがタイムきらら』2015年5月号、昨日の続きです。

箱入りドロップス』、面白かったなあ。彼女のできた相ノ木。片や恋を覚えた陽一。ああ、雫を映画に誘いたい、ふたりきりでデートしたいと、そこまで気持ちが高まったというのですか。しかし相ノ木、ものすごいこと陽一のこと好きなんだなあ。そうか、お前、雫に嫉妬してたんだ、陽一をとられるんじゃないかって。いかすわあ。というか、その顔、なんだ。入念なリハーサルを経て、陽一、雫にチャレンジですよ。いやもう、あの今にも死にそうな様子。雫の驚きようが、もう、これ、誰かわかんねえ! そして壁ドン! 流行りの壁ドン! って、いや、それ、違うから! いや、もう、ほんと、最高度に面白かったです。ただの弱ってる体調悪くした人ですよ、これ!

『オリーブ! — Believe, “Olive”?』は、コニーが風邪です。そうか、風邪ひくと、魔法が暴発しちゃうんだ。くしゃみする度に服が変わったり、そしてフワフワ飛んじゃったりね、なるほど、暴走です。そして翌日、皆でコニーの家にいってお見舞い。弱ってるコニー、リンゴに感動しちゃったりね、弱ってるからこそなのか、それとも地が出てる? ええ、とてもいい感じでした。で、翌日は入れ替わりでスズが病欠。おお、よくできた妹だ。料理もする、って、なにか作ろうかっていってるあおば、その手にしてるのはマンドラゴラではなくって? スズを元気づけようと、楽しい夢を見る魔法をかけておくとかね、こういうちょっとした心づかい、これもよかったです。あの夢の情景ね、ほんと、なんかじんとしますよね。ああ、そうそう、落ちにもやられました。あれですよ、昔のギャグアニメみたいな終わり方です。

『〆切ごはん』、ああ、これはよい話でした。妹かおりが台所で見たものは、姉ゆかりの描いた漫画の単行本に掲載誌でありました。母に反対されて家を出たゆかり。そんな厳しい母がこんな本を、ということは自分が姉から貰って隠していた本、それらがバレてしまったということか。ええ、妹もうちにはいられないんじゃないか、帰るのが怖いと、姉の家にやってきて不安をあらわにするんですね。最初、自分はこの漫画の数々、ゆかりの仕事に反対しながらも、母親がひそかに集めていたものなのではないか、そう思ったんです。ええ、そのとおりでした。そうした事実をかおりが知るくだりが優れていました。ああ、サイン。ああ、ここにこうして効いてくる。あのラストの会話もね、ええ、融和こそは先であろう、けれどわだかまりは少しずつでも和らいでいくのかもって思わせてくれる描写。実によかったです。

『となりで。』、よいですよ。今回は学校、えりなの初登校となるのですが、ひよりと同じクラスになれたらいいのにな、心配するえりな、そしてクラスでひよりを見付けられずショックを受けているえりな、って、隠れて見えなかっただけか! これ、おかしかった。そしてひよりの友達が出てくるんですね。まつり、元気な女の子、この子がえりな見て、すぐに英語で自己紹介する、あの元気さ、天真爛漫さ、すっごく魅力的、というか、ふぇすてぃばる! ってのがよかったですよ。でもえりなはむしろ英語が苦手っていうね。それもかなり苦手な模様です。しっかりもので、包容力ありそうな子、ゆづも登場。これまったく、まつりに対照的と思える子で、ほんと、それだけまつりがとんでもないってことでいいと思うんですけど、教科書もろもろ丸ごと忘れてきたり、授業中寝たり、アイスで頭いっぱいにしたり、などなど、ほんと、面白い子でした。そして、そんなまつりに見事に応えるゆづ、この子も大物ですよね。

  • 『まんがタイムきらら』第13巻第5号(2015年5月号)

2015年4月9日木曜日

『まんがタイムきらら』2015年5月号

『まんがタイムきらら』2015年5月号、発売されました。表紙は『チェリーブロッサム!』、まさしく渦中の大倉山先輩でありますよ。梅雨も終わろうという時期でありましょうか。あじさいには雨の雫が玉になって、空にはもくもくと立ち上る雲が夏の気配を感じさせます。そんな空の下、大倉山先輩、石段に腰掛けて音楽を聞いていた。そこに声をかけられて、イヤフォン片耳はずしながら、なに、どうしたのと声をかけてくれているかのその表情。頬にさすほのかな赤みにドキッとさせられて、そしてその眼差しに浮かぶ疑問の気持ちとこの人の素直さ、それらがあいまって生じる意図しない色気に、目が釘付けにされる思いがします。

チェリーブロッサム!』、大咲のダイレクト告白に、一瞬虚を突かれて、うまく飲み込めずいる大倉山先輩が実にいい感じで、一度確認して、まさか御冗談でしょう、一度牽制してみて、そして意識したらもうどうしたらいいかわからない。そんな大倉山先輩の様子に、いや大咲か、大咲の行動に穏やかでないのが沙咲野ですよ。すっかり取り乱してしまって、アイツを殺して私も死ぬぅ! 物騒なこといいはじめて、けどそれを兄貴がしっかりいさめるんですね。いやもう大変ですよ。沙咲野大泣き、三葉貰い泣き、ひーちゃんは割と普通で、この三者三様の反応の中、気持ちをどうにも整理できずにいる大倉山先輩。先輩はどんな答を出すんだろう。姉介入もあって、どうにも波乱は避けられない? そして大咲。もうなにも怖くないといったところか、自分の気持ち、思いを伝えることに躊躇がなくなって、もうまったくのどストレートアプローチ。しびれました。ええ、大咲、やってくれました。

『へんまんが』、ゲストです。橘彩乃は編集部所属の女の子。なんと、桜岡高校には漫画研究部とともに編集部なる部活があるというのですか。それで、編集部員は隣の漫研に踏み込んで、ネームの催促して、厳しくリテイクを出すというんですね。しかし、これ、不思議なもんだな。これはつまり、編集部が漫研部誌の編集、刊行を担ってるってことでいいのかな? ともあれ、あまりにやりすぎるせいで、漫研クラッシャーと呼ばれているらしい彩乃。そんな彼女を訊ねてやってきたのが、漫研新人日野川花。ドサッと分厚いネームの束を持ち込んで、それを彩乃に見せればあら不思議、花の描いた漫画の世界に花、彩乃ともども入り込んで、軽く冒険させられるというんですね。ドラゴンが出る、魔物が出る、そんな世界でのサバイバル、かと思えば、漫画の描写、展開につっこみ、リテイクも忘れない。まあ、それが原因でピンチに陥ったりしてるんですからおかしいんですけどね。しかし、これはつまるところ、毎回花が漫画を持ち込んで、その世界を彩乃とともに渡り歩く、そうした展開が待っているんでしょうか。ちょっとしたシュールさともなう、そんな感触、悪くなかったです。

『サクランボッチ』、新連載です。友達のいない女の子、木之花桜。無口、無表情、地味な女の子で、けれど決して本人はそうしたつもりではないっていうんですね。笑顔のつもりでいるその表情が誤解を招いたり、そしていろいろ絡んでくるライバルっぽい女の子、八乙女さんも軽くいなされちゃって、でも木之花さんとしては、そういうつもりではないんだろうなあ。教師から頼まれた資料室への本の返却、それがきっかけとなった出会い。文芸部の先輩、たったひとりの部活で、けどあんまり熱心な部活ではないようで、そうしたノリを木之花さんに厳しくいましめられたり、そして一人ぼっちは嫌という言葉に共感覚えられたり。ええ、先輩のちょっとした試み、ヘアピンのプレゼントで木之花さんの雰囲気も和らいで、それでクラスの子からも声をかけて貰えて、それが嬉しかった。それで文芸部にも入ろう、そう思うにいたったっていうんですね。照れ屋の桜。彼女と、ちょっと押しの強い先輩、小紫花陽。あ、桜に紫陽花が揃った。扉を見れば続いて部員も入ってくること予感させますけど、皆、花にまつわる名前の持ち主みたいですね。

『ふとんのようせい』、ゲストです。冬用のふとんを用意しようと思ったら、布団圧縮袋から出てきたのは、ふとんならぬ女の子。なんと、ふとんの妖精だというんですね。大切なふとんが女の子になって、それが愛によるものなら、辛辣にあたったらもとの布団に戻るだろうか。確かに人の姿になったけれど、ふとんの時と同様、一緒に寝ればいい、そういわれて寝てみるも、すごく不便そう。人嫌いのヒロインが、安らぎの相棒だった布団に枕、それらに愛情を注いだ結果、苦手な人の姿になってしまったという不運。けれどそれでも、なんだかだんだんふとんの妖精にかたくなな気持ち溶かされていって、ええ、また違った姿の布団にも、以前同様愛情を注げる日もそう遠くないかも知れませんね。

  • 『まんがタイムきらら』第13巻第5号(2015年5月号)

2015年4月8日水曜日

『まんがタイム』2015年5月号

『まんがタイム』2015年5月号、昨日の続きです。

『ノコひけ!工業娘。』、ついにI科の作品展ですよ。さっそくギャラリーをリフォームしようとする、そのアグレッシブさ。これこそがI科らしさなのかも知れませんけど、壁に穴とか床にアンカーとか、ほんと、インテリアの域を超えちゃってないですか? 最後の方で神菜先生もいってましたけど、ほんと、リフォームもそうなら、その他のものもろもろも同様で、けどこの自由さがI科なんでしょうね。相川の母、登場ですよ。うおー、すげー、お姉さんみたい。そして模型が好評。謎をちりばめた!? なんだ、ほんと、変なとこばかり凝ります。男子の机もそう、図面もそう。影が薄いみたいにいわれがちな男子だけど、やっぱり彼らもI科なんだなあ。そして相川、コンペにて優秀賞。おお。大賞100万円には届かなかったけど、よかったではないですか。ええ、相川、成長してます。

『さわらせてっ!あみかさん』、まひろちゃん、大活躍じゃないですか。スマート、座っても立っても細い、という、まさしくあみかの魅力を引き立てるために存在するような子です。いや、でも、ほんと、超可愛い。太め、細め、若干強調気味、両極に魅力を振ったキャラクターふたりで攻めていますというこの姿勢、とてもよいと思うのですね。まひろ、マネキンとしても活躍。可愛い服を着て嬉しいまひろ。可愛い服を着せて嬉しいあみか。ええ、いい関係です。しかしメインはあみかさん。意外と足が速いとか、いろいろ描かれて、そして翌日筋肉痛。まひろに故郷を思い出させるあみかの料理など、とても面白かった。そして最後の脚立も、ああ、ほんと、うん、店長がやるのがいいと思います。

鉄仮面のイブキさん』、うおお、これはいい展開。伊吹さんがポーカーフェース入門とかいう本読んでいて、喜多くんが恐慌状態に陥っていたんですが、ああ、それ、落とし物だったんですね。その持ち主は鬼怒川深白さん。1年6組、喜多くんの知り合い。そして本を届けにいったら、うわー、すごい可愛いお嬢さん。自然な笑顔が魅力的なお嬢さん。黒髪、前髪をパッツンと切り揃えていて、長い髪は左右にふたつに結わえている、その振り返って見せる表情には、一瞬で引き込まれるような輝きがあって、でもこの子、伊吹さんの無表情に憧れてるっていうんですね。だからポーカーフェース入門。伊吹さんの無表情を目の当たりにして、かっこいいと笑顔を輝かせる。ほんと、憧れてるんですね。伊吹さんも鬼怒川さんのこと、気にいった模様。マンツーマンでレッスンしてくれて、というか遊んでるよね。けどその影には、寂しさにうちふるえる相楽さんの姿があった。いやもうほんと、頑張って無表情を保とうとする鬼怒川さんの、けれど抑えられずに見せてしまう笑顔、その喜怒哀楽に、伊吹さんならずとも引き込まれる、そんな思いがするのも当たり前でありますよ。

『うしろでささえちゃん』、こちらも新人物でありますよ。初出勤。新入社員のあまめ君。ちんまりとして、幼なさ感じさせる、なんだか不思議と可愛い子で、緊張、不安もあったけど、ささえちゃんの発する香りでもって元気になった。コーヒーの香り、カフェの香り。あの、髪に顔を埋めるあの様子、針野が涙目。同僚社員も涙目。いや、これ、男が望んじゃいけないものだよ。あまめ、いろいろ困った、そんな子なのかな? 針野のこと、お兄さまと呼ぶ。すかさず針野、注意するも、お兄ちゃんのがよかったです? 針野のいってることが通じていない。ささえちゃんのことはお姉さまなのか。最終的に独特な目線をもつ子というポジションに落ち着いたあまめ。今後もいろいろ活躍してくれそうですよね。

  • 『まんがタイム』第35巻第5号(2015年5月号)

2015年4月7日火曜日

『まんがタイム』2015年5月号

『まんがタイム』2015年5月号、発売されました。表紙は『おとぼけ課長』をメインに、寿司でありますよ。左右に皿をたくさん積み上げて、課長はマグロでありますね。ニコニコ食べようとしています。『秘書の仕事じゃありません』中田さんはエビのお皿を手にしていて、『さわらせてっ!あみかさん』あみかさんは、積み重ねた皿の上にエビ、もうたくさん召し上がってるみたいです。そして『まりあ17』まりあですよ。わお、すごい巨大なタマゴ。いやもう、あのかじって頬張ってといった感じ。なんかすごく面白いです。

『おひとり食堂』、今日は女子会、っていうんですが、おお、なんかまた素敵なお姉さん登場ですよ。カレンさん。なんと驚きの192cm。この人がさっぱりとして気持ちいいお姉さん。よく食べ、よく飲み、そしてほがらか。保育士さんなんですね。そして誠一郎、カレンの恋を応援しようという、あの一連の行動が、ほんといい人だなあ、そう思わせるもので、ほんと、仲間から音楽性の違いで怒られながらも、いい雰囲気になる曲やったんだ! ほんと、誠一郎の純情。素敵でしたよ。

『ゆとりノベライズ』、ついに里美さん、ラノベ作家が10人くらい集まる親睦会に引っ張り出されまして、しかしこの親睦会、ものすごい人数。雷童先生、どれほどの顔の広さか。なるほどなあ、これだけの大人数、けれどラノベ作家は10人くらいしかいないのか。って、すごいな。なんというトリック。里美は人見知り。人の多さをいいことに、紛れて静かに過ごそうなんていってるわけですが、そんな里美を都が叱咤する。そして里美も、挨拶にやってきた雷童、彼を前に頑張り見せまして、その頑張り、見事に実った模様。これからの活動、どうしてゆこうか、静かながらも気持ちにはかっと火が入っている、そうした様子。ええ、どう打って出られるのか。こいつはおおいに期待です。

『はこいり良品』は、おむかいの喫茶店、コーヒータイムでの一時。なるほどなあ。コーヒーサービスしている古書店と、漫画も読める喫茶店、徐々に提供するものが接近してくるふたつの店の仁義なき戦い。いや、別に喧嘩してるとかじゃないんですけどね。おかしかったですよ。苦いコーヒーの効用とか、ほー、苦境にいいのか。これ、ほんと? また店を舞台に繰り広げられる、お客さんたちの人生の一コマ。けど、コーヒーが脇役になるのはいやなんだ。歓迎できることばかりでもないってのもおかしくて、いやもう、そうなんだろうなあ。いい話っぽくなるかな? と思わせて、なんかがっかりエピソードに落ちていくのは、ひとえに冴子さんのなせる業なのでしょうか。そして最後にマキの正論! うわあ、マキちゃん素敵! めちゃくちゃかっこいいよ! しおりさんの八方美人的発想、それを理でもってマキがたしなめれば、お爺ちゃんが実体験で否定する。いや、ほんと、面白かったですよ。

『好かれ体質!?マコトくん』、ゲストです。自動車教習所にて免許をとろうと頑張っている大戸マコト。今日の教官は厳しいことで有名な豪速教官、というんだけど、なんだか様子が違います。緊張するマコトに、笑顔でウインク。励ましてくれる素敵教官でありますよ! これってゲイ的ななにかなの? それともマコトくんのなにかがノンケ男性をも虜にしてしまうの? わかんないんだけど、豪速教官の純情。これは応援したい。マコトは、豪速教官の心をここまで掴んで、まさか弄ぶつもりじゃあるまいね? いやしかしほんと、豪速教官の一途さにマコトの心も揺れて、ええ、ふたりはもう結ばれるしかないよな。そういわざるを得ない、そんなふたりのドライブ。おしあわせに! ですよ。

  • 『まんがタイム』第35巻第5号(2015年5月号)

2015年4月6日月曜日

ミディッチュ 艦これ 北方棲姫

 手を出しちゃいけませんよ。なんせ、とても危険で、底無しですから。そういわれていて、実際ずっと警戒し続けてきたというのに、買ってしまった、手を出してしまった。それは『ミディッチュ 艦これ 北方棲姫』。ええ、いわゆるフィギュアと呼ばれるものの類いでありますよ。フィギュア。高い、嵩張る、きりがない。次から次へと魅力的な商品はリリースされる。それはまさしく底無しの沼で、歩むとなれば茨の路。最初こそは、ひとつだけ、これだけと誓っていたはずが、もうひとつ、ああ、もうひとつと数がどんどん増えていって、そして部屋が、収納がフィギュアの箱に埋め尽されるというのですね。ああ、そんな沼に踏み込んでしまったというのでしょうか。ああ!

北方棲姫がそんなに好きなのか? といわれても、いや別に、そこまでいうほどのものでもない、って答えるところなんですけれど、悪かったのがタイミング、ちょうど予約締め切りが菱餅イベントに重なってた。ええ、菱餅を10個集めるのです! っていわれたもんだから、ひいひいいいながら、菱餅ドロップが2割を超えるといわれる北方棲姫マスに毎日毎日詣でて、どかんどかんと連日連夜ぶっとばしてたもんだから、すまぬ、すまぬ、そうした気持ちが積もり積もって、なんの因果かフィギュアに落ちてしまったというんですね。

思う壺だ! うん、本当にそう思います。見事にはめられてしまって、いや、けど、これだけだから。もうこれ以外は買わないから。

ええとですね、今日ね、メールが届きましてね。ええ、龍驤ちゃん。うん、龍驤ちゃん。もうどうしたらいいんでしょう。

2015年4月5日日曜日

『まんがタウン』2015年5月号

『まんがタウン』2015年5月号、昨日の続きです。

『ちょい能力少女あゆむ』は栞メインのエピソード。他人の語尾を変化させられるという、便利なのかどうかさっぱりわからん能力を持つ彼女。この能力、季節の変わり目には制御を失って、常時暴発状態になっているっていうんですが、どうもそれ、季節というより番組改編に影響されてのものらしい。アニメが好き、ドラマが好き。番組改編期となると新番組の期待から、気持ちが浮き立って、能力がだだもれになる。なるほどなあ。そして栞、普段から能力使うこと躊躇しないの、その理由も明かされて、なるほど、能力の代償は自制心が削られるというものなのか。って、それやばいな。いつか大きな失敗しそうな気がする。そして能力をケチらないのは、自分の中にもやもやした気持ちを溜め込みたくないから、というのですね。嫌なことされたら、カジュアルにやりかえす。それで恨みもろもろ、負の気持ちを増大させないようにしてるんですね。ええ、栞は栞なりに考えてる。というか、チビ栞が可愛かったです。昔は真面目だったんだな。

『恋するヤンキーガール』、いいですね、アヤメが恋する乙女です。ナデシコとともに教室を出たナギを追って校舎裏にいったところ、ふたりなにか深刻そうに話をしている。漏れ聞こえるのは、女同士だの好きだよだの、いろいろ誤解を招くものばかり。女同士も好きというのも、ナデシコがアヤメに向けた感情についてだったんですけどね、アヤメは勘違いしちゃって、ナデシコはナギのことが好きで、かつナギは実は女だと、そんな風に思い込んでしまった。しかし、それでふたりのしあわせのためにと身をひく決意をする。決断即実行。もう見事に涙目で、荒れちゃって、そんなアヤメをおさめたのがナギの一言、愛してる。見事にふたり仲を回復して、けれどアヤメはまだナギのこと女だと勘違いしてるんですね。ほんと、一途で疑うことを知らない子。でもその一途さゆえに、性別さえも超えるんですね。見事な愛でした。

居間には今外国人がいます。』はいよいよ夏休み。居候の外国人たちもバカンスなんぞで減るんじゃないか、そう思っていた万希だけれど、予想外の展開。なんと、皆が小さくなってしまってたっていうんですね。なるほど、姪やら甥やらいとこやら孫やらを預かってるんだ。夏の休みを利用しての日本体験ってわけなんですね。ここに日本との違い描かれまして、なるほど、夫婦水入らずのバカンスのために、子供を預けたりするわけね。うん、いい習慣だと思うよ。しかし今回、万希のバイタリティ? 子供相手に、言葉を超えてコミュニケーション成立させて、なるほど、ナチュラル・ボーン・コスモポリタン? 見事でした、見直しました。しかしそんな万希も、ちょっと背伸びしてたっていうね。やっぱり家族が恋しいっていう、そういう子供っぽさ発揮して、ええ、子供のうちは子供でいるといいんだよって思いましたよ。

『大正乙女カルテ』は、かのとの家の手伝いで、急遽看護師として働くことになるっていうんですね。風邪やら不幸やら退職やらで、人手が足りない。それで路乃が駆り出されんですけど、マルさんがこれない理由と、その時のかのとの台詞、仮病の人が来ても困るしねー、めちゃくちゃ面白かったです。普段はやらない仕事に慣れずいろいろ失敗してしまう路乃。ベテラン看護師の西村さんから多くを学びつつ、自分の苦手を克服していく。いやもう、路乃、頑張りましたよ。かのとはかのとで失敗しちゃってたようで、向上心ある人ですからね、負けず嫌いともいいますが、あの必死そのものといった表情、ほんと、この子も素敵です。清志も、なんだかんだと健気ですし、ほんと、皆いいキャラクターでありますよ。

  • 『まんがタウン』第16巻第5号(2015年5月号)

2015年4月4日土曜日

『まんがタウン』2015年5月号

『まんがタウン』2015年5月号、発売されました。表紙は映画『クレヨンしんちゃん』、サボテン衣装に身を包んだしんのすけ、ひまわり、シロがどーんとメインにきまして、そしてその下に、『照子ちゃんは恥ずかしがり屋』、『山本さんちのガン・ガール』、『ど先端ナース』、『ままごと少女と人造人間』、『夢からさめても』のカットがずらり並んでいます。

『照子ちゃんは恥ずかしがり屋』、連載になったんですね。今回はゲームでありますよ。友理が照子にゲームを貸してくれたっていうんですが、女性向けの恋愛ゲーム。イケメンいっぱい!! って、鼻息荒らいね、キミ。面白かったですよ。照子の選択は、徹頭徹尾恥ずかしいシチュエーションを避けるというもの。驚きの潔さ、この主人公帰りすぎ、そして辿り着いたエンディングが、特に何もない三年間だったな……。昔ね、自分もこの手のゲームを、自分本来ならどうするか基準でプレイして、照子と同じエンディングに辿り着いたことがありましたよ。ああ、人生はわびしいのだよ。そして走るのが意外や得意だった照子。おお、なんと不思議な努力の方向か。あの、恥ずかしかったシチュエーション、あれはわかるわ。ほんと、けど、自分は照子のようには努力しなかったなあ。照子は苦手を克服する、努力の人なんですね。

押しかけ時姫』は、ばあちゃんちの蔵の虫干し。時姫も興味もってついてくるんだけど、なるほど、姫の目当ては武具だったんですね。けど、そんなもの、あるわけない。出てきたのは、たくさんの五月人形。時姫にとっては微妙に期待はずれだったみたいで、いやまあ、そりゃ本物期待してりゃあ飾りではものたりないでしょう。あの櫛のくだりとかよかったなあ。そして海斗、時姫の一族の末路、気になって、その問に対するばあちゃんのつっこみ、あれがいかしました。けど、ばあちゃん、覚えちゃいないんですね。まあ、そうなんだろうなあ。

『山本さんちのガン・ガール』、鉄砲道場、立ち上げました、と思ったら、父の反対あって一旦の挫折を見るんですか。父の言葉、花嫁修行となぎなたやってればいいというのを受けて、なぎなた最強を目指す。というか、それで道場破りするんだ。しかも、いくつも看板をとってくるんだ。けど、目覚しいのはなぎなただけで、もうひとつの目標、家事の方、とりわけ裁縫はさっぱりなんですな。この結果、努力が認められて、また会津の守りという言葉、八重の意識ですね、それが響いたようで、見事道場が認められるんですね。喜びのあまり叫ぶ。それを禁じられてしまったものだから、湯屋にいって、潜って叫ぶ。あれがおかしかったですよ。喜びの気持ち、それがよくわかりますね。

『フミちゃんの東大受験日誌』、のっけから凹んでいるフミコがね、ああ、E判定。なるほど、成績をずいぶんあげてきているとはいえ、さすがの東大、なかなかに簡単ではないというんですね。それで落ち込んで、けどそれでも英単語をブツブツ念じてるなど、たとえ落ち込んでも勉強する気持ちを緩めない。素晴しいな。ナイスガッツです。しかし、こうしてフミコが落ち込んでると思えば、安定してると思われていたソーマ君、彼もまた伸び悩みを抱えていて、ああ、お祭りにいったその帰り、それをフミコに打ち明けるソーマ。そんな姿を見ると、ソーマにとってフミコは、本当の本当に同志といえる大切な仲間、打ち解けているのだなって思えて、ほんと、よかったですよ。そしてそうした影でなにか思い詰めている様子のムラカナ。ええ、安定した、そう思えばすぐに波乱を投げ込んできますね。

  • 『まんがタウン』第16巻第5号(2015年5月号)

2015年4月3日金曜日

『まんがホーム』2015年5月号

『まんがホーム』2015年5月号、昨日の続きです。

『孔明のヨメ。』は孔明の過去が垣間見えて、苦労人とは思っていたけれど、それがもう本当に、若いころからというのだから大変です。豚の解体の練習、けれど孔明は見事な解体の技術を持っていて、それは彼の苦労の歴史あってというのですね。苦労を前にして、決して腐らず、努力を惜しまずにいた彼の性格と、そして非凡さ、それがこうして豚の解体に、あるいは日々発揮される能力に結実しているというわけなんですね。そうした過去を知らなかった月英。父黄承彦は人づたえに聞いて知ってはいて、このことを月英に話さずにきた孔明のこと、そっとフォローするのでした。ああ、この義父も、そしてこの妻もとてもいい。さて物語はまたもうひとつの動きを見せて、徐庶が知らず劉備と決定的な接触を果たし、そしてまた新たな重要登場人物とも邂逅。ほんと、物語が動くと不安になってしまうのは、彼らの未来に待ち受ける事実、それを知っているからなんでしょうけれど、ほんと、この動きはいよいよとめることなどできないものになっていくのでしょうね。

『宇宙ファラオ☆パトラちゃん』、皆でファミレスにいきます。パトラちゃんにとってははじめてのファミレス。なるほど、似たような施設はパトラの星にもあったのね。まあ、そうだろうなあ。ファミレスでの風景、面白かったですよ。というか、のあたちの母が酷い。パトラにえらいこと吹き込んで、右往左往させる。お子様ランチに心ひかれるパトラがよかったですよ。ええ、子供のうちにお子様ランチには挑戦しておくべきなんです。そしてパトラたちの隣りのテーブルにいた人たちが懐かしい。ええ、みんな元気にしてるみたいでよかったですよ。

『シネマちっくキネ子さん』。キネ子と大八が見ていた古いフィルム。そこに出ていた男優がキネ子の祖父、川島映三と判明して、しかしなんという変わりよう。そして共演の女優。それが映三の妻、すなわちキネ子の祖母なのでは、という大八に、実はおばあちゃんの本名知らないのだよ、ってそれもすごいなキネ子さん。そしておばあちゃん登場。うおお、すげえ。この人もまたまた思いっきり違ってしまったもんだ。しかもキャラクターが強烈で、オメェはだれだコノ! って、なんというインパクト。あまりの衝撃に、大八が事実を知ったことを後悔する。そんな中、映三の妻に対する独占欲あり、キネ子の大八に向ける視線あり、そして映三とピア子の出会いですよ。ああ、映三。ああ、酷いおっさんだ。ピア子に若き日の妻の面影を見て、そして妻を死んだことにして大接近。ああ、あかんおっさんです。

『マチ姉さんの妄想アワー』。このあいだ、twitterで昔話やら童話やらをシニカルなパロディにする大喜利がはやったのでした。私ね、それを見るたびに、ああ、これを面白がっている人たちにこの漫画がどうか届かないものか、そう思ってしかたがなくって、いやね、だって、この漫画はいつもいつも、よくもこんなことを思い付かれたな! 驚かされたり感心させられたりの連続で、ほんととにもかくにも面白い。twitterの昔話パロディにも、それはそれはと思わせる面白いものありました。けれど、そうした面白いものに出会うごとに、安堂友子はその面白さのさらに上をいっているんだぞ、そういう気持ちがふつふつと湧いたのですね。ああ、自分はどんだけこの人のこと好きなのだろう。というわけで、今回も面白くって、とりわけ今回はかぐや姫がよかったです。人の気持ちの移ろい、不信もあれば陰口もある。そうした状況を一発大逆転して見せるかぐや姫の喜びときたら、ほんと、ナンセンスとかシニカルとか、そういう気持ちより先に、わかるー! 共感がくるのだからすごい。ええ、見事見返してやったぞ! こうした気持ち、あるいは見返してやりたいものだなあ、という思い、それがかぐやを通して果たされたかのような気持ちになったのですね。

  • 『まんがホーム』第29巻第5号(2015年5月号)

2015年4月2日木曜日

『まんがホーム』2015年5月号

『まんがホーム』2015年5月号、発売されました。表紙は『らいか・デイズ』らいかが草原にてブランコ。今日はジーンズ、こういう格好も似合っていていいですね。軽快、溌剌ですよ。そして他には、蹴鞠をする『孔明のヨメ。』、孔明と月英のふたり。パンダの、あれ、なんていう遊具なんだろう、に乗ってる『宇宙ファラオ☆パトラちゃん』、紙飛行機持って走る『天国のススメ!』太一、『ゆーこさんと魔法のマント』新連載告知のカットもございます。

『おみくんちはね』、スペシャルゲストです。『むんこコレクション』に、こういうの掲載されてたんだ。パパと妹と3人暮らしのおみくん、なのだそうですよ。ちょっと早熟の男の子。妙に大人びて分別くさいところあると思ったら、意外や子供っぽいところもあって、そしてアグレッシブな妹スズ。スズはいくつなんだろう。乳児っぽいなと思ったら、ホットケーキとか食べるのな。なんだか元気な子供たち。最後に父が母とボイスチャットしてる場面がありますけど、これは母が単身赴任って話なのかな?

『敗者復活戦!』は宅買いであります。なるほど、出張買取のこと、宅買いっていうんだ。社長がざっと蔵書を見て、査定、それで折り合いがついたら買い取りとなって、店に本を運ぶことになるんですが、そこで人手が必要となる。ええ、ニーナと夕記の出番というわけです。ここで、ニーナがいろいろ物思うんですね。亡くなった夫の蔵書を処分する。そうした様子に複雑なもの感じたようで、ずっと八の字眉なんですね。しかしほんといろいろ事情はあるでしょうから、蔵書を抱えていても使う人がいないから、少しでも役に立つようにと思って手放す人もあるでしょうし、もう単純に不要だからという場合もあるでしょう。夕記のいうように学校や図書館に寄贈という手もあるかもしれないけど、まるごと受け入れてくれるようなことも少なくなってるでしょうしね。所蔵するにも場所が必要ですもんねえ。ほんと。3人の帰り道が電車になる。あのニーナたちに余裕でもっていろいろ話してた月穂も同じ目にあうとか、面白く、そしてちょっと触れられる月穂の過去。ああ、でもふたりがショック受けたのは青大将か。月穂、ミステリアスな美人さん、なんだけど、実際はむしろ結構な変わった人で、そういうとこ、すごくいいですよ。しかし、ニーナ、夕記の死んだ目、あれはおかしかったです。

『警戒少女いちごちゃん』は文化祭。お化け屋敷をやるっていうんですが、るいの仮装、なんか、それお化け屋敷? っていいたくなっちゃうようなところあって面白く、そしていちごちゃんはめちゃくちゃ可愛い。けど、可愛い可愛いいわれて、照れちゃって、ああ、そうだなあ、この子だものなあ、布かぶってお化けになっちゃうんですね。るいに後ろから肩を叩かれて、パニックに陥るも、それがるいと知ってちょっと安心するいちごちゃんがよかったです。そして最後の、ぼんやり光るいちごちゃん、そこから吊られたオマールに繋がるコンボ。なんか無闇におかしかったです。

『ゆーこさんと魔法のマント』、新連載です。北欧にて自分探しをしていた日本人、白石ゆうこが身包みはがされて、-20度の吹雪の中、下着姿でさまよってたところ、親切そうなお婆さんに助けられるんですね。それで売り付けられたのが魔法のマント。なんと120万円なのか。よくこんな状況にあって、その120万を出せたものだ。とか思うんだけど、細かいことは気にしちゃいけない。友人、上條みもりにその北欧での出来事笑って話してるんだけど、あんまり笑い事には見えなくて、けどゆうこ曰く、そのマント、確かにいいものなのだそう。その後の旅が安全に過ごせたというんですね。そしてその魔法のマント、妖精が出てきまして、なるほど、この子が、なにをするにもどんくさいゆうこをサポートし続けていたというんですね。若干自己評価の低いマントの妖精、エイル。けれどエイルのおかげで、ゆうこ、安心して暮らせるようになりそうで、またゆうこ、エイルを暖かく受け入れて、これからの暮らし、楽しいものになりそうなんですね。

『のちの真田幸村である』、ゲストです。タイトルからも想像できるように、真田幸村の子供時分を描いて漫画にしたものなんですね。弁丸6歳、って、幼名は弁丸っていったんだ。なんだかのんびりした、というか、マイペースで変わりもの、ちょっと負けず嫌いっていうのが弁丸なんですね。父上もなんだか話せる、そんな感じの兄さんで、弁丸に好きなもので日本一を目指せなんていっちゃったら、角がかっこいいから鹿が好き、思わぬ方向にいっちゃうんですね。弁丸には姉があって、於国、側室の子なんだ。この姉、やたらネガティブで、そしてやっぱり不思議な雰囲気。なんともいえない、武士の子を描いたものとは思えない、そんな味わいの漫画でありますよ。

  • 『まんがホーム』第29巻第5号(2015年5月号)

2015年4月1日水曜日

ばーどすとらいく!

 『ばーどすとらいく!』、世間一般にはどう呼ばれてるか知らないし気にもしてないんだけど、私個人的にはばすとと呼んでおります。バストだなんていったら、胸のどうのという、そっち方面を想像しがちだけど、別にそういう漫画じゃあないんですよね。というつもりだったのに、カバー下のネタがまさしくそいつだったというので、あれれ、予定がくるってしまいましたよ。本編改めて読んでみて改めて気付く、ああ、胸のどうのというネタ、ちょくちょく出てきてるわ。なんでだろう、忘却のかなただった。本漫画の主人公、クル=ッポー・デーデポッポーは鳥から進化した宇宙人、なんせ鳥ベースなわけで、胸のなんのといっても、せいぜいが鳩胸みたいなもんで、すらっとフラット、胸の大小とかまったく気にするところがない。ええ、それは美点であると思っています。

と、そうしたところを美点だなんて思っていたものだから、胸のどうのという話を、忘れさる方面に押しやってしまっていたのかも知れませんね。

けれど、この漫画、胸のどうの、そういうネタはちょっとしたスパイス、薬味みたいなもので、主となるのは異文化交流なんですね。打ち解けるはずもなかろう、そう思われていたものたちが、次第に近しくなっていく、かけがえのない存在として互いを認識するにいたる、そうした友情ものである、といってもいいと思うのですが、地球侵略を目論む宇宙人の尖兵、だったはずのクルが、すっかり地球の、というか現代日本の暮らしに馴染んでしまって、最初はあんなに抵抗あったはずのプリンも大好きになってしまってるわ、ほかにももろもろ。クルを送り込んだ総統にしても、クルのもたらす日本の風俗にすっかりはまっちゃって、いや、ほんと、すごく面白い。当初の目的だった侵略、なんだかすっかり忘れちゃったみたいになってて、むしろ地球でクルがうまくやっていけてるか、友達できたか、寂しかないか、心配する様子などまさしく親心、といったところでありまして、ええ、いい上司じゃないですか。それだけに、今後不穏な展開などあるのではないか、そうした予感させる引きに、今のほのぼのを愛してる自分としては不安など感じたりもするのですね。

いや、おそらくはやっぱりほのぼのに着地するんだろうなあ、とも思ってるんですけどね。

キャラクター、いいですよね。クルももちろんそうなんだけど、あとりにひたき、ひたきがね、非常識寄りのキャラクターかと思いきや、意外やそうではなかったり、すごく友達思いのふたりね、実にいい。委員長の鳳ウートカも、表に出そうとしてるキャラと実際のキャラに生ずるギャップ、そのおかしさ実によく、なにより可愛らしい。うん、ウートカはもっと 自信を持って胸を張るべきだと思うよ。そして刈茅せっか。この子の来し方、なんだかちょっと切なくて、その切なさはクルの生い立ちとも重なったりするのかな。あるいはそして、クルのこれから、それに影響も与えて、うん、けど、せっかだけじゃないですね。皆がクルと友達になって、そして友達同士、一緒に遊んだり、思いやったり、そうした交流を通して、互いに唯一無二となる。そうなってくれたらいいなあって思うんですよ。だもんだから、あのクリスマスのエピソードとかね、本当に見事で、もしかしたらいつかくるかも知れないクライマックス、あるいは試練、その際にも決して揺らぐことのない友情を築いていってくれればと思うのでありますよ。

  • もず『ばーどすとらいく!』第1巻 (まんがタイムKRコミックス) 東京:芳文社,2015年。
  • 以下続刊