2025年4月30日水曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年6月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年6月号、一昨日の続きです。

『ごきげんよう、一局いかが?』

初詣に集まるいつもの面々。晴着の千星に興奮する冴。せっかくだし写真を撮ろうという冴の発言に、2ショットかと千星さまがぬか喜び! まさか泣いちゃうほどですの!?

冬休みどうしてたかとの質問に、乃々花と純礼が家族ぐるみで麻雀大会開いたりと、やっぱり麻雀の話題になるのがこの子たちです。冴も家族で麻雀してましたよね。一応経験者のはずの冴が最下位に転落しているところ、これは勝負運の弱さがあるのか、あるいは純礼のいうように色々学ぶべきなのか。

ということで、新年早々麻雀で盛り上がりまして、なんといっても書き初めが麻雀縛り。今年の抱負といいますか、安全標語みたいになってる子がいましてよ!? さらには役満大好き、謎の発言まで飛び出して、しかもその言葉に嫉妬する子まで! ほんと、正月からカオス。でもそれがこの子たちらしいとも思うのですね。

そして今年を占おうと麻雀を! しようと思ったら、冴がひよっちゃいました! でも麻雀はやるのですけど、書き初めを意識しながらの麻雀は、反省を生かしてる? いや、むしろ弱点を露呈させている? なかなか思うようには運ばなく、そして役満大好きの冴もまるで役満に辿りつくことができずに振り込み。ええ、新年からなかなかの逆風なんです。

でも、それでも、こうして皆に出会えて、一緒にいられること。それが嬉しい。これからも一緒にいたいという気持ちを新たにできた。それがなによりだったなと。冴と千星の相思相愛もまたよし。ええ、新年からよい兆しなのです。

『ずんだもんTV!』

四国めたんを呼んでコラボ動画を撮影します。でもめたんは結構お金にシビアで、ギャラを要求してくるのだけどそんなの払える余裕はない。じゃあコラボはご破算? かと思ったら、そうか、ずんだもちでよかったのか。ずんだもちをむさぼるめたん、とてもよかったです。美少女はなにやっても映えるな。

さてコラボといってもなにやるかはまだ決まっていない。なんだかんだと、ごたごたネタ出しをするのですが、苦し紛れのめたんの歌が好評? さっそく歌ってみることになって、でもそうなると自分が脇役みたいになっちゃう! ここからのずんだもんのじたばたが、本当にお子様のじたばたそのまんまで、これ、困っちゃうなあ。輪唱するにしても、せめてずんだもんが並み以上に歌えないことにはどうにもこうにもならないという。しかもずんだもんがわがままこじらせて、これはこのまま空中分解? かと思ったら、めたんのアドバイス受けて我を取り戻したずんだもん。ちゃんと歌えるようになって、ああ、ケンカ別れの危機を回避しましたね。

そしてこの歌が評価されて、再生数も上々、スーパーからの依頼も舞い込んで、ああほんとよかったですね。この方向性でさらに活動範囲広がったりとか、あったりするのかな?

2025年4月29日火曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年6月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年6月号、先日の続きです。

『花唄メモワール』

現在令和の花山を巡る梅と結花。梅之家のソースカツ丼を歓喜とともに食べる梅。ソースカツ? 豚カツってことは、これ、梅の豚カツになにかしらの縁があったりなかったり!? と思ったら、このお店の創業は昭和21年。戦後かあ。大正からはちょっと遠いなあ。梅の豚カツを食べた誰かがそのレシピを引き継いで、みたいなドラマがあったりするのでしょうか。

結花との花山散策。あちらへこちらへと寄る、その途中にあの懐かしの澤村ろうそく店もあって、語り継がれる花瀧屋の恩。さらに梅の話も聞かされているっていうんですが、それって大正の!? あるいは令和の? なかなかに含みのある笑顔にこちらもついつい笑ってしまいました。

今回、謎ともいえる含み、他にもありましたね。結花のいう「そのひと」とはなにを意味するのか。奉納舞踊に呼ぶ。そこに大正から令和につながる梅の物語、その帰結などありそうな気がする。そして結花のアドバイスにしたがって、願をかけた梅の大正への帰還。ああ、ここにまたふたたびの藤野との縁が結ばれましたね。

『ウクレア!』

音楽祭出演を懸けた吹奏楽部とウクレレ部の演奏対決。吹奏楽部は体育館で、ウクレレ部は第二音楽室で、といいたいけれど、音楽室はひどい雨漏り。よって廊下を練り歩きます! ちょっとしたイベント勃発ですよ。先頭は我らが空子。空子のリズムキープに導かれる部員たち。ただ行進するだけでなく、ソロの見せ場を際立たせたり、さらにはリペララのフラに触発されての振りつけも。

ただ聞かせるだけじゃない。音楽で、動きで、多くの人を引きこむようにして、長くつらなる聴衆の列。ウクレレ部の5人にとどまらず、集うみんなが笑顔になる。信じあう5人が、仲間の思いに応え、自分の音を奏でることで響きあう音の世界。喜びの輪の広がるその場所では、誰もがしあわせを感じられるとでもいうのでしょうか。大雨もなんのその、盛大な拍手に歓声がわきおこって、そしてそんな瞬間に立ちあうこととなった生徒会長音羽。この子の胸中にも、なにか思いの溢れんとしているがようなのですね。

全力を出し切ったウクレレ部の皆。脱水したり幻覚見たり、疲れはてて寝ちゃったりと、演奏終えてからも大変だったのですが、でもそのがんばり、報われましたね。1票差で吹奏楽部を上回って、ああこの結果、次に繋がっていきますよ。

『しゅがー・みーつ・がーる!』

文化祭にてコンセプトカフェをやることになった美都に甘那のクラス。匿名でのメニュー提案、甘那のレシピがいくつか採用されていて、かわいい、甘々、実に甘那らしいのだけど、これがわかるのは美都ひとり。ああ、このふたりの関係あっての推察ですよ。そして問題がいくつか出てきまして、ひとつはあまりにかわいい衣装を自分も着ないといけないの!? 甘那の困惑。そして、実は調理が苦手! 美都のピンチというのです。

家庭科室を借りての調理レッスン。許可をとるにあたって、自分が教わると嘘をついた甘那。ここでも私を助けてくれる。美都が負い目を感じて、俯きかげんになってしまうんですが、助けているとか迷惑かけられてるとか、そんなことまるで考えたことのなかった甘那です。むしろお互い様だっていってくれた。お返しなんていらないよと眼前の問題にふたり取り組むことになるというこの流れ。ああ、本当に甘那らしいなって、気持ちのいい展開でありました。

特筆すべきはここでのふたりの様子でしょう。問題解決とはすなわち相手のことを理解することに他ならない。それを地でいく描写は本当にすばらしいものでした。美都になにがおこっているかを知り、問題を回避しつつ対処し乗り越えるべき要所を押さえる。甘那の判断の確かさは、それだけ美都をよくわかっているということなんだなって。この子の友達にそそぐ視線の真っ直ぐさ。それが光るエピソードだったと思います。

2025年4月28日月曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年6月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年6月号、発売されました。表紙は『ばっどがーる』。優と涼がふたり歩く日の射す廊下。そこに問われる「きららのテーマ」に、答えて優、「暴力?」というのですが、いや、まあ、わりにそんな感じの漫画も載っていますよね……。横からちゃんと涼が補足してくれるので安心ですね。「希望・夢・勇気・ときめき」ですって。そうなんですか!? いやもうまるで知らないまま読んでましたよ。で、涼さん、最後の「おしい」ってどこがですのん? ほんと、静かにけれどおかしい涼の補足にやられてしまいました。

今月は新規ゲストが2本です。

『ハナたん』

ペットの猫がいなくなってしまった! 町の掲示板に猫探していますのポスターを貼りにいったところ、たまたま同じ掲示板に貼られていた探偵事務所の広告にすがってしまった浦和雪です。訪ねた探偵事務所では、探偵神崎八菜美が助手の結川香と取り込み中!? しかしこの神崎探偵、信頼してもいいものか。若い女性と見れば声をかけずにはおられない。一種軽薄、一種不真面目と映るこの人の、しかしいざ仕事となれば過去のデータをもとに綿密な捜索計画をたててくる。

ああ、雪もそうでしたか。自分もこの場面見るまで、この人のこと信用していいものかと疑っていましたよ。

猫探しとなって、先に雪を帰宅させる神崎探偵。あとは私にまかせろと頼もしいこといってくれる。その言葉には優しさと、そしてなんとしても見つけるという気概が感じられたのですね。そして有言実行、しっかり猫を見つけてくれて、でもその際に負傷しちゃったのかあ!

身を呈しての猫探し、本当お疲れ様でした。

『わらけん 我らお笑い研究部』

大阪からの転校生に今こそチャンスとほくそ笑む少女がひとり。強引に転校生の手を引いて、校舎裏へと連れていく。はていったいなにが目的なのか。転校生南手矢ねんが不安に思っていたら、その少女、和良いくれ、一緒にお笑いをやろうというのです。

いくれはお笑いに夢を見出した女の子。ねんの大阪人としての資質に期待をしているのですが、ねんは大阪で求められる笑いの文化についていけなかった。まさに逃げてきたはずの大阪が、ここにきてふたたび目の前に現れたというのですから大変です。当然いくれの申し出を断るのですが、いくれは決してくじけない。強引にねんに迫り、そしてねんのツッコミの才能を開花させていくのです。

というか、実際才能というか、大阪だとこれくらいのやりとりは普通にやりそうな気がする。だからいくれにとって、ねんは千載一遇ともいえる人材だったのですね。

でも、ねんに駄目押ししたのは、いくれの熱いアプローチではなく、その愛らしさだったというのでしょうか!? 泣き落としをかけたつもりが色仕掛けになってしまったいくれの策が当たって、ここにいくれ、ねんのカップルが誕生!? いくれはお笑いのコンビが成立したと思っていますが、ねんはどう思っているものか。このギャップなんかもおもしろさのもとになっていきそうですね。

『魔法少女は羞恥心で強くなる』

敵対的魔法少女、ゆずが真侑の後輩になりました! 同じ高校に入学。ってことは姉らいむの後輩ってことにもなるわけですが、制服見るまで妹の進学先知らなかったの、らいむさん! ゆずさん、よっぽど多くを語らないんだなあ。浮かれるお姉ちゃんに、気鬱な妹のコントラスト。そしてこの妹ゆずに、ノクタンが接触。学校が嫌いというゆずの言葉を受けて、なんと入学式に乱入してきたというのですね。

いやもう大変ですよ。入学式が大騒ぎ。即座に変身した零だけど、あの格好でしょう!? さらに加えて大騒ぎじゃないですか。この状況を捨てておけないと変身しノクタンに立ち向かう真侑。そして同じくゆずも現れて、ここに熾烈な戦いが!? と思ったら、困った! なんと、らいむが戻ってきてしまった! でもって、ゆずにらいむの変身姿にテンションあがっちゃった!

ここからのらいむの突進力。ものすごい! ゆずの黒い稲妻受けて脱衣するも、まったく動じないのね! そのまま真侑に、ゆずに絡んでいって、ここにゆず、覚悟を決めるのです。自分が負けることで、皆の記憶を消してもらおう。

負けを受けいれたゆずの表情。ほんと、この子にとって魔法少女活動は諸刃の剣なのですね。そして零に対するゆずのライバル宣言! でも、これ真侑に全然通じていない! ええ、そうですよ、ゆずさん。思ったことはきちんとしっかり伝えないといけません。真侑のこと好きだって、はっきりいってあげないと、この人、一生気がつかないままですよ?

2025年4月27日日曜日

『まんがタイムオリジナル』2025年6月号

 『まんがタイムオリジナル』2025年6月号、一昨日の続きです。

『かつては最強無敵の勇者様~姫には内緒のレベルダウン生活~』

前回、ステラの父と会談したジュローですが、今回は母と会うことになりまして、そのお母様、なんとジュローと同じく異世界人? と思ったら、なんか意外な感じだなあ。耳がとがってるんだけど、同じ世界人でいいのかな? 身の丈は2メートルを超える長身で、体格もがっちり。女王の文字のTシャツ? にジーンズなのかな、ラフな格好でおでましです。

その女王、気にしているのは愛娘ステラのこと。ステラがコンプレックスに思っている癖毛の原因が自分からの遺伝である、その負い目がために娘との距離が開いてしまっていた。だからジュローとの暮らしのなかで、自分たち家族のことなどなにか話してはいないだろうか。いろいろ思いが交錯しているというのですね。

そうしたらジュローが、それと意識していたわけでもないのに、抜群の最適解を叩き出していたんじゃありませんか! ステラ様にっこり! 母もおおいに安心。こうしてただ強いだけの勇者ではない、ひとりの人としての信頼を勝ち得ていくのだなあジュロー殿は! なんとも安心させられるエピソードでした。

しかし、このジュロー殿、いったい王妃からなにを頼まれるというのでしょうね。きっとなにかおもしろそうなやつだ。そんな予感がします。少なくともジュローにとって悪い話ではないのではないか。そんな予感がするのです。

『うちこもり妻はコスプレ配信者』

仕事としてコスプレをすることになったいぶき。しかし人づきあいが苦手なこの人。いろいろ困惑したり緊張したりともう大変。そうかあ、企業案件ともなると、こんな風に会議があって、いろいろ演技指導やトレーニングもあったりするものなのですね。

私の遊んでいるゲームでも、周年イベントなんかではコスプレイヤーが登場したりして、質の高いコスプレを披露してくださるのですが、なるほどあのステージの裏にはこうした積み重ねがあるというわけですね。ちょっとした社会見学的なノリで読むことのできた今回。たいへんおもしろかったです。

さて、緊張に潰されそうになっていたいぶき。他のキャストとのコミュニケーションもうまくいっていなくて、10歳も下のレイヤーさんに心配、アドバイスされる始末。でもいったんステージにあがってしまえば見違えるような演技をしてみせて、ああ、こういうところはさすがでありますね。

しかしこの仕事、いぶきにとっては反省点たくさんでありました。これまでみんなに甘えていた。その自覚が自分に試練を与えるべく行動をうながした!? かくしてバイトをやってみようといういぶきです。はてさてどんなバイトをするのか。コンセプトカフェのキャストとか!? いやもう、ちょっとしたサプライズの期待される、そんな展開が待っていそうな気がします。

『どうにも不器用な夫婦でして。』

妻のマコトがちょっとした失敗をしでかしましてね、ヨシアキが塩コーヒーを飲んでしまったというのです。でもヨシアキ、こんなことじゃあ怒りません。まあ、失敗なんて誰にでもありますもんね。でもそれがマコトには不満で、というのも気安さがない。気をつかわれている? 距離がある? いずれにしても、もっとこうガツンときてほしいというのです。

それもこれもケンカするほど仲がいい。仲良し夫婦の秘訣として、時には夫婦ゲンカなんかもして互いの理解を深めよう、なんて記事を読んだからっていうんですね。

それでケンカしようと思ったのだそうで、でも無理してやるもんじゃないよなあ。互いに抱えてる不満や伝わらない思いなどが鬱屈する前に吐き出して、擦りあわせましょうって話なんだと思うんですけど、特にいまはふたりとも不満を抱えたりとかはないわけでしょう? 思っていることだって、今回のマコトみたく素直にヨシアキに伝えられている。だから無理してケンカなんてする必要もなさそうなのだけれど、とりあえずいっちょケンカしとくかあ! みたいになっているのがマコトさん。

なんというか、素直で真っ直ぐな人なんだなあっていうのがわかる話でした。

結局、ケンカするにはいたらず、むしろヨシアキにたしなめられることになるのですが、そこで見えるマコトの手段と目的が入れ替わっちゃうところ。熱中するとまわりが見えなくなる性格というのにスポットライトが当たっていく。ヨシアキは見合いの日にすでに気づいていたというのですけど、その日にいったいなにがあったのか。それが語られるのは次回です。

ぜったいなんかおもしろいことやってるんですね、マコトさん。

で、きっとそれがヨシアキにしてマコトを気にいるきっかけになったりしたのかも、ですね。

2025年4月26日土曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年6月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年6月号、一昨日の続きです。

『球詠』

不振が続く新越谷です。そこまで強敵ではないと思われていた姫宮を相手に苦戦を強いられる状況。不調というわけではない。むしろ打ててなかった前の試合より、調子はあがっている。実際打てているのに、出塁できない。点につながらない。頭を抱える状況なのですね。

この悪い流れ、どうにかして断ち切らなければ。そう思うもなかなかうまくはいかない。守備に移っても不振は引き続き、当然アウトにできるはずのファーストゴロがベースに当たって逸れる。ライト前のフライも落球。続く長打も捕球できず先制点を許してしまう。

攻守ともに不振が続く新越谷。いったいなにが悪いのか。ただ運が悪いといっていいのか。初回3失点。ああ、逆風での試合が続きます。いかにここから逆転するか。いつものことですが、本当にハラハラさせられますよね。

『魔法使いロゼの佐渡ライフ』

稲刈りにいそしむロゼ。農業スタイルが様になっていますね。田の面積が狭い棚田ではむずかしい機械での刈り入れ。でもロゼは魔法なんか駆使しちゃって、刈り取りと結束を同時並行で進めてる。ああ、すごいな魔法の力。故郷で農業に従事していたこともあるのでしょうけど、紗菜も驚くスピードです。でも機械の力に憧れを持つロゼがおもしろかわいらしい。コンバインまでは無理でもバインダーなら使えるよ。ぜひ使ってみたい。わくわくもののロゼなのです。

さて、刈り入れを終えた紗菜にロゼ。ちょっとした依頼を受けました。オーナー制の棚田にて、たくさん訪れたオーナーたちのサポートをする。ロゼが受け持った人たちはわりと皆慣れているようで、あまり出番がないかと思ったら、慣れない農作業にくじけそうになっている女の子を発見。声をかけて、そしてこっそり魔法も使っての手助けです。そうしたら作業がとてもはかどって、女の子、沢崎穂果の気分も上々。なにもできない、役に立てない、そんな自分に嫌気がさして外に出られなくなっていたこの人が、がらり気持ちを切り替える、そのきっかけになれたというのですね。

この穂果さん、なんと剣戟の動画でロゼのファンになった人! まさかの推しに出会えて喜びが限界突破! 宿根木にこないかと誘われて、ああ、穂果の人生、ここに転機を迎えそうですよ。

『ネコかぶりアンコール!』

新入生を迎える演劇部。1年生の科白しぐさに応対するのは我らが音子です。昨年の文化祭で、音子の演じたシンデレラを見て憧れた。自信がなく人の顔色をうかがって生きてきた。そんな自分が嫌いだった。ところが音子のシンデレラは、継母相手に自分の本音をばしばしぶつけて、それがしぐさにはまぶしく映ったというのです。

おもいがけない言葉に目の開く音子です。ありのままの自分をさらけだすように演じた私が、こうして受け入れられている。わたしらしいわたしに憧れてくれる誰かがいる。その事実が、音子をして自分自身をより一層に好きになれた。このままでいい、そう思えるようになれたというのですね。

だから、いつかしぐさもそうなってくれるといい。演技を通じて他の誰かになるのではなく、自分の持つ様々な一面に触れていってくれればいい。そして好きになれる自分を見つけていってくれればいい。

そう思えるようになった音子は、いよいよひとりだち。兄貴から見てももう大丈夫、そう思えたようですね。ええ、音子、好きになれる自分を見つけることができた。ありのままの自分を受け入れられるようになった。自分をいつわらず生きていけるようにもなるのかな。ええ、音子、いい表情見せるようになりました。

2025年4月25日金曜日

『まんがタイムオリジナル』2025年6月号

 『まんがタイムオリジナル』2025年6月号、発売されました。表紙は『沖浪荘202号の漫研部』。漫画家スタイルのつくしがメインでありますね。ベレー帽っぽいのかぶっていたら、それで即漫画家という発想でいいのかどうかわかりませんが、三つ編みにラフなスタイル。実にかわいらしくしあがっておりますよ。そして『となりのフィギュア原型師』、『かむろの異国料理帖』のカットもございます。

『クールな氷上さんは迫りたい』

ミステリアスな氷上さん。謎めいた彼女に恋心を向ける男もいるのだけれど、当の氷上はまるでそういったものに気づかない。氷上にとって重要なのは課長との関係。より深く、より親密に。と思うも、なかなか全然そんな関係にはなれない。

そんな氷上の悩みですよ。女子力の足りなさに気づかされた。そういうのですが、それで目を向けたのが栗園課長!? 部下のボタンをつけなおす手慣れた様。思わず嫉妬を覚える氷上なれど、裁縫に介抱に、ありとあらゆる方面に心配りのゆきとどいた課長に圧倒されっぱなし。で、とどめはお弁当ですか。男飯かと思いきや、えらいことかわいいお弁当で、これ、よほどの衝撃ですよね。ええ、衝撃でしたとも。

氷上に木下がアドバイスします。栗園課長を女子力の基準にしてはいけない。ええ、確かにそのとおりだと思いましたとも。

と、妹たちを育てた栗園課長のおかん力を見せつけた今回。そのラストに当の妹たちと氷上の邂逅が描かれて、おや、これはいったいどういう展開が? ええ、なにか面白いことになりそうですよ。なんてったって、まろんのとなりにいるのはモンブラン先生ですからね!

『となりのフィギュア原型師』

なんか、業の深い工房だな! おこめ代表が聞いていた焚き火の音。作業用ASMRというのですが、そうか、そういうのもASMRっていうんだ。リラックスできる環境音とか流行したことありましたよね。これもその一環。でもASMRというと焚き火とか環境音というよりも、もっと業の深いものが思い出される。半藤のいう添い寝だとか耳舐めだとか。さらにははぐのいう獲物解体音。いや、ほんとにそんなのあるの? 世の中にはいろんな需要や供給があるのだなあ。

ここで斉藤が大失敗。作業中に音声作品聞いてたことがバレてしまった! しかもこれ、つきあってる彼女、もずの自作なのか! 愛されてるし、愛してるなあ! でもこれで代表がその気になっちゃう? はぐの応援を得て、自ら囁きASMRに挑戦!? ねぎらい、添い寝し、ふたりの時間を過ごす、って、暴走ぎみだなあ、代表さん! でも、結局それを渡せないっていうの、ああ、もったいない! せっかく作ったのに!

こういう無茶も若さの特権ですよ! といいたいけど、もし渡していたら、はぐになんていわれてたんでしょうね。

『ムクカノ:無垢で無口な職人彼女と、静かでにぎやかなふたり暮らし』

賢太が椎奈をデートに誘いましたよ! でもどこにいったものか。考えあぐねた挙句、椎奈に聞いてみたらおさんぽだという。町に出てパン屋さんで食べてみたかったパンをふたりで分ける。公園にいって、花壇に咲く花を楽しむ。

なんてことない、けれど日常のすぐそばにある特別な情景。聞けば、椎奈はこの場所に賢太をつれてきたかったという。花が咲いたらきれい。その美しいと思う気持ちを、大切な誰かとともに抱きたかった。心が動いたときに、ともにありたい、同じ感動を共有したいと思う。その素朴な感情こそが好きというものなのかも知れない。

パンのおいしさもそうだったのでしょうね。花の美しさもそうだったのでしょう。同じ場所で、同じ気持ちを共有して笑みを見せる椎奈への愛おしさのこみあげるあのくだりは、本当に素朴で、けれど思いの豊かに広がる、たいへんに魅力的な時間を感じさせるものでありました。

しかし、ほんと、このふたりはよいですね。多くを語らなくとも、その行動が、少ない言葉が、ふたりの気持ちをこんなにも伝えてくれる。素敵なふたりと思います。

2025年4月24日木曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年6月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年6月号、発売されました。表紙は『球詠』。詠深と珠姫が放課後いっしょに下校する情景。アイスなど買いましてね、並んで歩く至福の時間。詠深は珠姫に甘えちゃって、横から味見としゃれこみまして、驚く珠姫。これは、アイスをとられたからなのか、あるいは詠深との間接キスが成立しちゃったがためなのか。どちらかは神のみぞ知る、といいたいけれど、その表情、紅に染まる頬、おのずと答は出ているのですね。

今月は新規ゲストが2本です。

『でこぼこ!』

人は自分にないものに魅かれる? 身長180cmの女の子、永守菜々香は料理とかわいいものが好き。対し身長140cmの氷室水仙は食べても食べても胸にも身長にもいかないのが悩み。そんな対極的なふたりは、互いに相手のことが気になっていて、それも恋愛的な好きなのですかい? でも、こんなに対照的なのにどこかしら似ているところもあるようで、それは自信のなさ? 自分なんかが気になるあの子に好かれるだなんてありえない。

そう決めつけて、話しかけることさえもできずにいるのです。

ふたりにはいい友達がいましたね。ちょっとお節介ともいえる。でも、友達ふたりが策を弄してくれたおかげで、菜々香に水仙、ふたりは素直に自分の気持ちを伝えることがかなって、相手のいいところをちゃんとわかってるって知ってもらえることができたのですね。

とはいえまずは第一歩。これからよりいっそうに仲よくなれるかな? ええ、なれそうな予感がしますよね。

『ももいろゆきいろ。』

転校生の乙葉ももには秘密がありました。それは吸血鬼であるということ。魔界での大人の試練を乗り越えるために人間の世界にやってきた。人の血を吸うことで大人と認められる。けど誰でもいいわけじゃない。自分にマッチングする相手、よい匂いのする相手として選ばれたのが月野雪。吸血以外で危害は加えない。吸血させてくれたらかわりになんでもする。

こうして吸血するされるの関係になったふたり。最初は血を与えるだけの関係だったはずなのに、だんだんももに魅かれていく雪であります。仲を深め、いつしかももが他の誰かと仲よくしていると、とりわけ吸血の真似事なんてしてるの見てしまうと、嫉妬の炎に焼かれてしまう。

たとえ役であっても他の誰にももうしないからと約束したもも。これからはより親密の度を増して、いつしかただならぬ関係に。しかし好事魔多し、吸血の関門を突破し大人と認められたももは、魔界に帰ることに!? ああ、ここに別れの予感などするというのですね。

けれどすべては杞憂に終わり、ああ、ももと雪、ふたりの縁はこれからも続くのですね。どころか、ふたり、相思相愛と判明したことで、よりより深い関係への進展もありうるというこのラスト。ああ、本当にナイスカップルだったのですね。

2025年4月23日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年6月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年6月号、昨日の続きです。

『お嬢+ギャル!〜お嬢様、ギャル絵師と同人活動はじめます!〜』

るりりに請われて同人誌のイベントにやってきた蝶々です。詳しい風を装っていますが、蝶々にとってもはじめてのイベント? イベントどころか慣れない公共交通機関の利用で、到着時点ですでに疲れ果てているんですね。

そんな蝶々がオタバレを怖れて変装です。帽子に眼鏡、めちゃくちゃかわいい。

そしてここからがイベントの真骨頂。パンフレット購入しての入場。長い行列の果てにふたたび待機場所にて待たされる。懐かしい! そうだよ、大きめのイベントとなるとこんな感じでした。なんだか思い出してきましたよ。でも、手をあげるとかはやったことあったかなあ。

会場内でも楽しそうでなによりですよ。たった一コマ、セリフもないけど推しのカナンがいるならと、買い占める勢いで買っていく蝶々。あのテンションの上がりっぷり。すばらしいな。そうです、私はテンション上がってるオタク女子が好きなんです。テンション上がりすぎてちょっとおかしくなってるくらいが好み。ええ、蝶々、そしてるりりも、実に素敵なテンション感でした。

で、ここにもうひとり加わるというのですから素敵です。なんと委員長、オタバレ! しかもBLの者! すばらしい。ああ、本当にすばらしい。委員長のハイテンションもいつか必ず見せてくださいましね。

『てくてくっ!秘密リサーチ』

修学旅行も二日目。タクシーでまわるグループ行動なのですが、ひぐれたちともなれば一味も二味も違います。

タクシー運転士も驚く意外なチョイス。なんと、京都の近代建築を見てまわろうというのです! って、確かに修学旅行のコースじゃないな! でも実際、京都の近代建築は有名で人気。自分もいくつかの場所は覚えがありますよ。とはいえ、いきなりの京都府庁旧本館。ここは知らないんですよね。ネオ・ルネサンス様式の建物。近代化をはかった京都の歴史が、こうしていくつも残っているというのですね。

琵琶湖疎水で水路閣、となれば発電、日本初の電気鉄道というのも自然な流れ。平安神宮に古い電車が残されてるんですよね。他にも烏丸通に路電を飾ってるビルがあったりと、今なお懐かしまれているんですね。

Train car of Kyoto City Tram

旧日銀京都支店の建物は今は博物館になっていたりして、今も実際に触れられるようになっているのもまたよいところ。そうしたちょっと異色な修学旅行、こうしてひぐれたちに連れられるようにしていろいろ見てまわることができたのは、私にとっても楽しい経験となりました。

いやほんと、ちょっと違った視点からの街歩き。実に魅力的です。

『SAN値直葬!闇バイト』

輝くトラペソヘドロンに潜入したくてら。人間の手下を調達して暗黒ぬいを奪おうとしているのですが、よりにもよってダゴンを選ぶ!? しかも店長の防犯システムをクトゥルフの力でもって無効化し、さらにはかれんも無力化!? ああ、この妖しい店で妖しい客を迎え入れるには、かれんはあまりにも普通の人すぎた!

店長あるいはあかりがいないことには、くてらには対抗しきれまいぞ。このままかれんは、腸にからめとられたまま、生き血を絞りとられてしまうというのでしょうか!

かれんのピンチに現れたのが我らがあかり。元気で危険なおねーさんですよ。くてらが警戒する相手。即座に排除しようとするも、配下のショゴスでもって撃退。残念ながらくてらにはダゴンの暗黒ぬいを奪われてしまうのですが、強盗を働いた下っ端だけは確保。いや、死体なんですけどもさ。腸がこぼれた酷い姿で取り残されて、ああ、憐れなり。

でもこの子、店長の手によって蘇生させられるのですが、よかったね、命が助かって! と思いきや、これ、ゾンビなの!? この店で永遠に使役されるの!? いやあ、あのまま死なせてあげたほうが温情だったのではないか。ほんと、愚かな選択をした自分に非があるとはいえ、あまりにあまりの処遇でありました。

2025年4月22日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年6月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年6月号、一昨日の続きです。

『スポチャン!』

大学生の大会を見学にいくももです。誘われたのはレイなんですけど、自分より弱い人たち見ても……、なんて失礼な理由でももに譲ったのですね。運営事務局には自分から伝えておくから、といって思いっきり忘れたのが朝比奈レイ。おかげでももはレイと勘違いされちゃって、でもお互いに勘違いに気づかないまま交流は進行する。

ああ、この喜劇よ。でもそのすれ違いがあったとしても、充分実力を発揮してみせたももは見事でした。いや、これもしレイだったら返り討ちだったのかな!?

しかし大学生の選手たちも個性的でしたね。もももいうように、変な人多いかも。いや、君も充分その権利ありますよ? 絶壁、いやさ鉄壁の騎士にバキバキラリ。このきらりさん、長槍を使って高速で突きを繰り出してくる、まさにフィジカルあっての強さを見せつけて、おお、あの回避に定評のあるももでも避けきれなかったのか! いくらももが強くなってきているとはいえ、上には上がしっかりばっちりいるのですね。

きらりのフィジカルアドバイスを受けて筋トレに開眼したももです。アメリアのブートキャンプに入団することになったのですが、あかんがね、あかりで1分、ももで5分。脱落までがはやすぎる! これはアメリアがよほど身体能力にすぐれているのか、あるいはあかり、ももが劣るのか。とりあえずスポチャンだってスポーツなんだから、基礎体力つけたほうがよさそうですね。

『魔法柴犬★はなまる』

必殺技を開発したら、さっそくそれを使ってみたくなるってのが人情ってもの。これって刃物を持ったら切りたく、銃を持ったら撃ちたくなる心理!? 危ない! でもこの漫画はほのぼの魔法少女もの。そんな危険なシチュエーションになどなりますまい。

と思ったら、なんと緊縛からの脅し!? 予想外の展開がやってきちゃいましたよ。

戦う相手はニャンダーズ新幹部のアイビーさん。スタイリッシュなお姉さん、と思ったら、わりとやられキャラ? 一方的にはなまるの攻撃受けて、衣装破壊が進んでいく。さらには自分の出した綱でもって自分自身がからめとられて、冒頭の緊縛ははなまるじゃなく自分でやらかしたというんですか!

なんともお騒がせお姉さんなんですね。

しかし、一番のお騒がせは愛莉でしょう。この子には美意識がある。望む戦いのかたち、望むシチュエーションがある。アイビーは愛莉の美意識にまったくもってそぐわない。いわば水と油の戦闘に、勝ってもなんだか不完全燃焼。やりたかったことが満足に達成できない、苦い勝利となっちゃった。ああ、こだわりが強いといろいろ大変です。

『ななどなどなど』

小町ちゃんがいうのです。高山萌、脈なし! ああーっ! なんて悲しいのでしょう。気持ちと気持ちが寄り添って、萌とるるに友情を超えた感情が芽生えたりはしないというのですか! がっかりだっ! じゃあ、失意の萌を小町ちゃんがなぐさめて、そして……、みたいな展開もないだろうなあ。

と、四方八方塞がりの萌の恋路なのですが、それでもこれまでの関係までなくしてしまうのは嫌すぎる。ここでふたりの間に立って、なかだちしようというのが小町ちゃんなんですね。ああ、小町ちゃん、がんばってます。これまでの、自分ひとりが駄目を背負っているような、そんな子ではもうないのです。友達が大変なときには、手をさしのべ助けるのも厭わない。小町が素直にいうように、友人間の不和が気まずいから、自分のためにもはやく元に戻ってほしいのでしょうけど、でもそれ結局は自分のためだけじゃありませんよ。ええ、小町ちゃん、がんばりました。

小町にせよななどにせよ、一種空気を読まないところがある。エゴイスティックな振る舞いが義務づけられてると小町はいいますが、でもこれ、大切なことだと思う。ここぞというときに気を使って、配慮して、手を打てないでは意味がない。だからこうして自分のためといいながら、友達のために打って出た小町の姿は素敵でした。ええ、この子、成長しているんです。

るるを支えるのは小町だけじゃない。新たなクラスで仲良くなったみちゅもるるの背を押すこととなって、そしてるるの思いは高山萌の心の姿に届く。これまでずっとわからなかった萌の本心、そのいつわりないところに触れて、ようやくるるは動くことができた。これまでとは違うるると萌の関係が今はじまろうとしている。ええ、ふたりにとっていい関係のはじまりとなればいい。そう本心から思います。

『追放令嬢は技能実習生になりました。~アーシャさまは野菜畑から逃げ出したい~』

アーシャ様にクロエ、ミーラの3人、日本の旅館初体験でありますよ。アーシャいわく、自分の実家より小さい。そんなアーシャが堪能する畳。ああ、この子、すっかり日本に順応してますね。

温泉旅館でそれぞれの性格がはっきりするの面白い。クロエ、ほんとに待てない子なんですね! さっそく温泉にはいりたい。宿に到着即ですの!? せめてお茶にお着き菓子で一息ついてからゆっくり入浴しましょうよ。とミーラがいっても、五分しか待てないの!? ほんとにせっかち。アーシャにミーラ、ふたりを同時にあきれさせたのは実におもしろかったです。

いつもは畑で労働にいそしむこの子たちが、仕事をはなれて打ち解けた時間を過ごしているの、見ているだけでほのぼのでした。技能実習生には技能評価試験がある。実家で農業に触れていたミーラはともかく、アーシャの自信はどこまで信じたらいいのかな? そして危機意識がはたらくクロエ。こうしたやりとりもよかったですよ。

部屋での様子もいい。夕食を楽しみにしているアーシャもかわいい。でも野菜はやっぱり駄目なのかあ。きっと、その天ぷらとかおいしいと思うよ? でも食べられないのはしかたないなあ。とはいえ、野菜を作っているアーシャ。少しずつでも野菜を口にするところ。やっぱりちょっとずつでも変わっていっているんですね。

そして最後に日本の文化、お土産についてのアーシャ様のお言葉です。クソみたいな文化ですわね…。うわ、ヤバい! 思わず共感しちゃった! 自分もわりと追放される系のポジションかもしれません。

2025年4月21日月曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年4月20日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年6月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年6月号、昨日の続きです。

『子供部屋ドラゴン』

ま、またこじらせ女子が増えた! 

前回がひまりに焦がれる幼なじみのみうなら、今回はぎゃおに歪んだ感情傾けるやはり幼なじみのさっちゃん。ぎゃおよりもいつつも幼い子なのだけれど、一種の天才? 10歳にして大きめの異世界を攻略。しかもこれ、最速記録なのか!

自分よりいつつも小さな子がそれだけのことを成し遂げている。あまりにあまりのプレッシャー。現実のつらさを受けとめきれなくて、ネットに逃避するぎゃお。わかる……。わかるよ……。でも、この悲しい現実。これが一種仕組まれたことだったなんて! 見栄っ張りで、自分の駄目さを直視できないぎゃおお姉ちゃんに、自分の活躍見せつけて追いつめることに暗い喜びを感じているのですか、さっちゃん! 弱々しくもおろおろしているぎゃおの姿を前に、ひとり喜びにふけっているだなんて、ああ、なんて悪い子なのでしょう、さっちゃん!

でも、これ、歪んだ愛情だっていうんだからすごいよなあ。いやね、一番自分がぎゃおの近くにいると思ってましたよね、この子。でもそうじゃなかった! 知らないうちにそうじゃなくなってしまってた! ぽっと出の女が! ひまりが! 大切なぎゃおと一緒に! お風呂はいったり! あまつさえキスなどかわしたりなんぞして! ああ、ああ、さっちゃん、泣いて帰っちゃったよ!

でも、ほんと、こんなにいっぱいこじらせ女子が出てきて、どうする、どうなるこの漫画。ぎゃおとひまりが結ばれる影に泣く女が3話にしてふたりですよ!? いやもうどうしよう。ええいああ、こうなったらひまりさん、全員まるごと攻略してくださいな!

『プロジェクト・ユリフォーミング!』

リリーの宇宙船の修理が終わりましたよ! ああ、これでリリーともお別れ。騒がしかった毎日もこれで終わりと、温泉にて疲れを癒さんとするイオリです。

同行者はリリーにルナ。ああ、リリーもいうようにイオリとルナの親密度が上がったりするのでしょうか!? と思うも、この温泉旅行がルナのコンプレックスを刺激してしまった!? いや、いいじゃありませんか、ルナさん。貧しいとかそんなことありませんよ。シルエットの美しさに自信持ってくださいよ。ええ、平らかにしてうるはし。ルナもリリーもそのままで素敵、いやそのままが素敵なんですよ。

喧嘩の絶えないふたりです。つまらない勝負しちゃって、それでのぼせてルナが倒れちゃって、ああ、やはりこうしてふたりの仲は深まるリリね!? と思いきや、変わらず喧嘩を繰り返すふたり。ああ、素直になれない気持ちと気持ちの相克! このふたつの気持ちがひとつになって百万パワーを記録するのはいつになることでしょうね。

さて、宇宙船が直ってリリーはこの地を去るのかと思いきや、ただ直っただけか! このままイオリの家に住み続けるのか! というか、ママさんとめちゃくちゃ仲がいいな。ともあれ、この状況がまだまだ続きそうで一安心。でもリリーのもとに招かざるものが来訪しそうリリよ?

『エイティエイトを2でわって』

寶示戸神音のリサイタル。あまりの演奏のすごさに、美弦の瞳孔は開ききっちゃうわともう大変。心配していた奏は、よかった、大丈夫でしたね。打ちのめされたり、倒れたり、立ち直れなくなったりしないかなって心配していたんですよ。でも寶示戸神音の追い討ちが! なんと、ステージを終えてすぐさまロビーに登場。着替えがはやいね!? 奏の前に現れたというのです。

美弦もろとも、奏を楽屋へと招く神音です。まずは奏がお礼とお祝い。ここからの会話から見て、神音からしても奏は特別な女の子だったみたいですね。でも、奏の手に触れて、神音、奏がピアノをやめてしまったことに気がついてしまった。

自分のせいでピアノをやめる子がたくさんいたと振り返る神音。奏もそのひとりになってしまった? すっかりふつうの人になってしまったという奏を、自分の側に引き戻そうという神音。連弾を申し出て、しかしこの体験は奏にどのようなショックをもたらすのか。

ピアノに向きあえなくなってしまった奏を、ふたたびピアノに向きあえるように癒した美弦との連弾。神音との連弾は、奏をどのように変えるのか。またも打ちのめされる? あるいは美弦との関係をより大切に思うように? ちょっとはらはらの展開。ああ、奏よ、どうぞ無事でいてと願わないではおられません。

2025年4月19日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年6月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年6月号、昨日の続きです。

『性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。』

おお、皆で田舎は昼日中家へと向かいますよ。電車を乗り継いでの旅はユーリにとってはじめての体験。自動改札に驚いていますけど、それ以上にわくわくしてる様がかわいくって、おや、シャツの裾が出てるじゃありませんか。これはオシャレなのか、あるいは気がまわってないだけなのか。どちらにしてもカワイいなあ。でもって昼日中倫は美人さん。この4人、実にはなやか。それぞれに違った魅力あって素敵なんですよね。って、ここまで書いてまだ扉を抜け出せていないのか。

さて、皆が想像していた倫の父母。放任主義との話だったけれど、家族仲が悪いのかな? 子供に興味がないとか? みたいなこと思ってたら、全然違うな! お母さん、すごい穏やかな人じゃんか。それに面倒見もよさそうで、さらに加えて娘のこと大好きそうじゃん。これで放任主義ってどういうこと? と思ったら、わりかし肝っ玉母ちゃん系なの? 多少のことでは動じない。娘が友人たくさん連れてきても気にしないし、メイメイと同居してること知らされてもまったく問題にしない。

そうかあ、こういうお母さんはいいですなあ。倫がやたら自由奔放なの、このお母さんに育てられたからなんだなあって納得でした。倫のお父さんも優しくちいさなことにこだわらないタイプみたいで、ああ、ほんとのびやか。この実家で見せる倫の表情も、いきいきとしてほがらかで、すごく魅力的。ええ、いいお家なんですね。

みたいなこと思ったとこで、イナゴの佃煮が放り込まれるのか。つくしはおろか、メイメイまでひるんでますやん。相当ですね。

この皆で一緒に昼日中家への帰省。ああ、互いを知りより仲を深める、そんな様子がすばらしい。みたいなこと思ってたら、こごみーっ! いやもう、つくしさん、妹を忘れたりしたら、こごちゃん泣いてしまいますよ!?

『へるしーへありーすけありー』

七草がおかしいらしいんです! だって、あの不健康の極みみたいな人がですよ、へそ出しでヨモギの働くカフェにやってきた。しかもいきいきハキハキとして、まるで七草じゃないみたい! って、いやこれ、絶対七草じゃないな。なにかがバケている? ヨモギのしっぽの毛をむしったときに確信しましたよね。これ、ぜったいヨモギの関係者だって。

親兄弟かなんかなのかな? と思ったら、ああ、そこまでじゃないんですね。カラスの妖怪、ミカンさん。こないだの百物語で呼び出されたというのですが、あんまり凶悪なやつではない模様。ただ、タチは悪いっぽい。ヨモギのみならず吸血鬼のエドのこともおちょくって、こういうところが面倒がられている? いや、わりかし同類よね。適当で最低とか酷いこといわれていますけど、いやまあきっとそのとおりなんだろうなあ。

そのミカンがですよ、ヨモギからマントを奪おうとしましてね、お願いだから返してあげてと七草も懇願してくれたら、かわりにいうこと聞けなんていうんです。いやーっ! なんか大人な展開になっちゃうの!? って思ってしまったのはヨモギと違って、七草もミカンもいい感じのお姉さんだからだろうなあ。けれどなにを願うのかはわからない。次回が楽しみでありますね。

『夢路あかりと魔法の本』

森から脱出した3人です。もといた場所に帰ることはもうかなわない? 不安にかられる3人なのですが、いまわかっていることからいろいろ推察して、これからどうするかを考えるのですね。鍵となるのはメイの記憶。森しか知らないはずのメイなのに、森の外のことを知っていた。この事実を手掛かりにいろいろ思い返してみれば、気になる女の子の情報が。

夢に見る子。名前はあかりちゃん。ああ、タイトルにある夢路あかりか! その子とメイの関係が、この世界を知る重要なファクター? まずはあかりちゃんについて知らなければならない、ということでメイを眠らせてあかりとのコンタクトをはかるのでありました。

こうしてわかったあかりの手掛かり。メイの持っている本はあかりから渡されたもの。あかりのもとへとメイを導くものだという。その本の魔法で、あかりに自分の居場所を伝えようとしたメイに応えるように、光る尖塔。そこにあかりがいる? 次の目標が決まった。と思いきや、メイのざわめく胸中。さらに3人を追わんとする人の姿!?

いやはや不穏! 不穏であります。これ、単なる杞憂に終わるのか、あるいはよりいっそうの危機に彼女たちを追いやることになるのか。なかなかにハラハラさせてくれるのです。

2025年4月18日金曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年6月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年6月号、発売されました。表紙は『ぼっち・ざ・ろっく!』。かつてここまで後藤ひとりが美少女感押し出してきたことがあったでしょうか!? 喜多ちゃんプロデュース。服をかわいくして、髪もかわいくして、爪なんて塗っちゃって、これがひとりの自意識になにか働きかけるのか、変化をもたらすのかはわからないけれど、ああ、後藤はもっと自信を持つといいと思うのですよ。楽しそうにしている喜多ちゃんもいい感じ。ぱっと見、内気でおとなしい子を綺麗にしてくれている、そんな友情感じさせるイラストでした。

『アイドルビーバック!』

ライブの準備は進みます。カラオケ店に繰り出して、セットリストをどうするか打ちあわせするのですね。

アンコール入れて14曲。現在持ち曲は4曲だけ。あと10曲どうしよう、というのですが、さすがに椿を酷使するわけにはいきません。なのでカバーでしのぎます。好きな曲なら歌う方も準備がスムーズ。知ってる曲ならお客さんも楽しいと、双方にとってメリットありというのです。

3人で歌う曲を決めていくのですが、ここで椿がかつてないほど強い主張をするんですよ! そ、そんなにブラックカメリアPを押し出されるの嫌ですか!? あの鬼気迫る表情! すごく、すごくよかったですよ。凛々し厳しかわいいです。

さて、ソロカバーを決めていく、そこでそれぞれの持ち味が見えるのおもしろかった。あんじゅの選ぶ歌はアニソン、ゲーム系がたくさんで、ああ、知ってる曲あるよ! と思ったら続くトモコ様で全滅! で、じうじうはどうかと思ったら、わかるぞ、私にも歌がわかる! 昭和の名曲がずらりと並んで、えらく意外でけれど納得のチョイスだと思ったら、ああ、ファンのタコ村さんが歌ってほしいとリクエストしてくれていた曲なのですか。

これ、実際じうじうが歌ってくれるとなればタコ村さんの情緒振り切れるかもしれませんよ!

『神絵師のおしごと』

神社にやってきたさョちゃん。さっと姿をくらませたのですが、偵察? あるいはカチコミ? と思いきや、お詫びにやってきたの!? 話が通じないほど自己評価が低いぞさョちゃん。そんなさョちゃん、本物なのかといぶかしがるシロに、腿のほくろがその証拠! で、顔がへっこむほど殴られてしまうもみじ。君は昭和のギャグ漫画キャラなのですか!

さョちゃん、ここにきたの、もみじの本を見て、思い出すことがあったからだったのですね。この神社に覚えがある。で、やってきたら本の作者だけでなく神やら神使やらに出食わしてしまったというんです。でもこの邂逅が、さョちゃんに自分とこの神社との関係。祖父のこと、そして父侘助のことを知らせることになって、これはもはや縁なのでは!? ここから、より深いつきあいが始まるってことじゃないんですか!?

と結論を急いでもしかたないんですが、帰ろうとするさョちゃんにツバキ様がおっしゃるのです。以前ここで誰かと出会ったことはないか。その言葉の意味するところ。それはツバキ様とさョちゃんがかつて出会っていたということ!? わからない。今はまだなにもわからない。しかしこれは、縁といっていいのでは!? ということは、これからより深いつきあいが始まるってことじゃないんですか!?

『わたしにプールは狭すぎた!』

将来を嘱望された水泳選手でありながら、頭をぶつけて溺れて以来、水が怖くて泳げなくなってしまった。冗談みたいな、出落ちみたいな話かと思ったら、ぜんぜんそんな軽い話じゃなかった。泳ぐことを忘れてなんていないのに、思うように体が動かせない。顔を水につけることもできない。水着で登校してくる天野しずくにいら立ちを覚えたのも、泳ぎたくとも泳げない、そうした気持ちがゆえだったのでしょう。

そんな小波にしずくがいうのです。じゃあ泳ごっか。楽天的なしずくに誘われ、水にはいってみようか迷った小波。けれど気持ちはそれと決まらず、逃げ出してしまった。

小波を追うしずく。追いつかれて驚いて、海に落ちてしまった小波をしずくが優しく抱きしめる。大丈夫、大丈夫と包みこんでくれる抱擁に、小波、水への恐怖がなくなっている自分に気がついて、ああ、こうして小波はふたたび泳ぐことができるようになったのですね!

と思ったら、しずくの近くにいないとダメなのか! 離れると怖い。泣きそうになるほど怖い。けれどしずくに近づくと大丈夫。そしてふたり手を繋いでのスイミング。ああ、このずっと取り戻したかった感覚にふたたび触れられた小波の喜び。その気持ちの満たされてゆく様。感動的でありましたよ。

これからの小波の活躍。しずくの近くにいないと駄目という問題はあるけれど、ここからどうやって過去の感覚を取り戻していくのか。恐怖から解放され自由になっていくまでの物語。まさしく期待ってやつであります。

2025年4月17日木曜日

今日は休みます

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2025年4月16日水曜日

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2025年4月15日火曜日

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2025年4月14日月曜日

『押しかけギャルの中村さん』

『押しかけギャルの中村さん』、第63話を読みました。

『押しかけギャルの中村さん』

セリナが緊急避難してきた秋山家。もしや中村との同居がバレてしまうのでは? 危ぶまれるのですが、セリナに彼女がいるのではないかと疑われるも、中村がぐちゃぐちゃにしてた漫画の巻数が即座に疑惑を晴らしてくれた。

中村さん、グッジョブ! といいたいところだけど、はたしてこれはグッジョブといっていいものか。

しかし相変わらず中村さんがかわいい。秋山とセリナが懐かしゲームで盛り上がったら、あからさまに嫉妬。で、渾身のパズルゲームネタが通用しなくてびっくり! というか、自分もびっくりですよ。あのキーホルダー、今の大学生にはわからないのんかあ。そうかあ、秋山たちのさらに上の世代のブームなんですね。

秋山の注目を集めるセリナにやきもち焼きっぱなしの中村。あんまりにも悔しいからか、体感スポーツゲームで対戦を申し込んだりしてさ、このへんのくだり見てると、中村の方がずっとこどもっぽく見えちゃって、かわいいんだけどさ、かわいいんだけどさ! それでいいのですか、カリンお姉ちゃん!

で、堂々負けてしまい、秋山をリベンジマッチに巻き込んでいく流れ。ほんと、これじゃ秋山の妹みたいだよ!? それもセリナの下の妹みたいになっちゃってるよ!? その後の食事のくだりでも、好き嫌いないところはセリナよりもお姉さんなんだけどさ、やっぱり秋山にかまってほしくて嘘までついて、どんだけかわいらしいのか。どんだけ秋山の注目を集めていたいのか。ええ、本当に秋山の一番でいたくてたまらないのですね。

かまってもらえなくて不満な中村の頭ドリル攻撃を受けた秋山。ぐちゃぐちゃになった中村の髪をやさしくなおしてあげてるところをセリナに目撃されていました。

さあ、この状況がセリナになにを伝えるのか。このふたりの距離感に、セリナはなにを思うのか!

次回、それが明らかになる! って、ここで待てがかかるのかあ! いやもう、この状態で待てとおっしゃるわけですね!

というわけで予想なんですが。都会で自分自身に向きあった秋山は、女装という安らぎを見つけだしたのです! そう、いつぞやのハロウィンの!

ああ、ここに秋山さんを長女とした三姉妹の誕生ですね! ええ、秋山お姉ちゃんですよ!

ちなみに中村さんが三女です。

2025年4月13日日曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年4月12日土曜日

『まんがタイムきらら』2025年5月号

 『まんがタイムきらら』2025年5月号、昨日の続きです。

『スロウスタート』

榎並先生、ほんとに立派で素敵な先生なんだなあと実感させられましたよ。というのもクリスマスの家庭訪問。食べたかったケーキがもう注文できない。これを食べるには、冠の誘いを受けて、クリスマスイブ、終業式の後に冠の家にいくしかない。

この条件を、考えたすえに飲んだ。すべてはケーキのため!? と思いきや、一年生で生徒会長をつとめるという例外的な状況、親御さんもさぞや心配なさっているだろう。今日の終業式の挨拶や体育祭の挨拶を、動画にとって見せてくれた。他にもいろんな行事の写真を用意してくれていて、ああ、ケーキをきっかけにみたいな不純ともいえる動機だったけれど、やるとなったらちゃんとやるべきことはやるのです。そうした女榎並の心意気。実に感じいるところあったのでした。

実際、ケーキにも手をつけず、真摯に説明を続けてくれたのですね。

長く冠について伝えてくれていた榎並先生。説明が終わってのケーキはさぞやおいしかったことでしょう。さらにおみやげにケーキを持たされて、そこで気がつく先生。最初からケーキをわけてもらったらよかったのでは!? でも、でもこうして真摯につとめをはたしたからこそのおいしさというのも、あると思うのですよ。

『かみねぐしまい』

母から願いを告げられた神様。母の願いをかなえなければと、いつになく鬼気迫る様子を見せるのですね。

しかし、母を消してしまうという願い。本当にかなえさせていいのだろうか。まえなとツギノが、いろいろ考えてくれて、この悲しい願いを回避させようとしてくれるのがですね、子供神様のこと親身に考えてくれているんだなあと思わせてくれる、本当にいいシーンだったなあって思ったのですよ。

そしてまえなが神様のために願うんです。神様が思うことできますように。そしてツギノも願ってくれて、ふたりの願いが神様に力を与えてくれている? そして動きはじめた神様の、ママの願いをかなえようとするその真意やいかに。ツギノはなにか気づいているようですね。神様の不敵な表情。いったいなにをしようと思っているのか。まさにこの子の正念場でありますね。

My Private D☆V

『さうのあっ!』の宮月もそこです。

D☆Vポイントは、『どんなキャラでもてれがおがカワイイ!!』。さらに加えて「ベレー帽cute」、「 カーディガンcute」の文字も踊って、そして描かれるのはリューディアの姉、ルミであります!

って、めっちゃくちゃカワイイねえ!

だいたいにおいて、ルミさんはかわいいのです。それが、こんなにも照れ顔で、D☆V全開にしているというのですから、かわいくないはずがないのです。ベレー帽もキュート、カーディガンもキュート。ちょっとオーバーサイズにも見える肩から落ちかけカーディガンが、小柄なルミの愛らしさをこれでもかと押し出して、いやもうこれはまさしく渾身のD☆Vでありましたよ。

『さうのあっ!』は残念ながら終了してしまいましたけど、まさかこうして再びルミさんに出会えるだなんて! まさしく僥倖というやつです。ええ、本当の本当に嬉しかったのです。

2025年4月11日金曜日

『まんがタイムきらら』2025年5月号

 『まんがタイムきらら』2025年5月号、昨日の続きです。

『魔女まじょS-WITCH』

魔法の練習をしながら小夜を待っているまな。そんな彼女に声をかけたのは、迷惑系魔法少女ならぬ霧園ルチェッタ玲。小夜に会えることを願ってまなをつけたというのですが、残念、小夜と落ちあうその前にハプニングが発生? 玲の家に伝わる魔力の探知道具が反応。この周辺で、ちょっとした事件が起こっているというのです。

まなを連れて現場へと向かう玲です。余裕を見せる玲。動く樹々を前にしてもなんら動じることなく、一気に凍結させて決着。さらに奥地で起こる変異。メキメキと育つ氷を相手にしても力技で圧倒して、いや残念、今度は抑えきれていないのですけどね、でもそれでも余裕? いやちょっと焦りが見てとれる!?

まなにして、強引乱暴力技の玲です。この子の手法がこの新たな脅威に通用するのか、あるいは小夜の力が必要になるのか。おそらくは、このあまりに違うふたりのスタイル、そこに生じるなにかがあるのでしょうね。とりあえず、小夜がまなに合流できるのか。それが決め手になりそうですね。

『ほうかごバスケット』

バスケットの試合を見にやってきました。はじめて見る公式戦? 目当てはかつて一緒にプレイした朱雀の17番。すごくうまかったという彼女の活躍を目の当たりにして感じるものがある。そうした見て得られるものが今回のテーマだったのかもですね。

しかし今回のけいの発言や、盲点でしたよ。そうか、これまでバスケのルールに触れてきてなかったか! ただ基礎練ばかりがんばってきたのかな? けれど今回あらためてルールを説明されて、感じるプレッシャー? あるいはやりがい? いずれにしても、より一層に気持ちの引き締まる。そんな経験になったようですよ。

負ければここで3年生は引退。そうした厳しい場所でもある。そこに挑んでいくことになる同好会の彼女たち。それはより楽しさを引き出すことになるのか、あるいは楽しいばかりではない現実を知らされるのか。彼女たちのバスケの本領が見えてきそうでありますよ。

『異世界魔王ごっこ』

目覚めた乃々のベッドのなかに眠っていた小さな悪魔。誰!? と思うも、アヴァたちがやってきたときにはもう姿を消していて、謎のまま!? ヴィンが目撃していたのですね。怠惰の悪魔、その名はベル。リュグがいうには、乃々なら探し出せそうという。というので、怠惰の仲間の勘を信じてジェロの部屋にいってみたらば、見事いました、段ボール箱のなかに隠れていたんですね。

ベル、乃々にすっかり懐いちゃうんですね。なにをするのもめんどくさい、怠惰そのものといった子なんですけど、でもそれがちょっと甘えた風でかわいらしい。乃々がベルのこと気にいっちゃって、甘やかしちゃって、いやもうほんと、なかなかにいい関係じゃありませんか。とか思っていたら、アヴァがやきもち焼いてるよ!

しかしほんとに似合いのふたり。なんだか仲のいい姉妹のようでもありますね。

2025年4月10日木曜日

『まんがタイムきらら』2025年5月号

 『まんがタイムきらら』2025年5月号、昨日の続きです。

『星屑テレパス』

ロケット研究部に新入部員です。空束愛。文化祭にきてくれたお嬢さん。さらにモデルロケットでの空撮で失ったカメラを見つけてくれた人。すっと伸ばした背筋も美しい、そんな期待の一年生。海果はじめ皆舞い上がっちゃって、すっかりテンションあがっちゃってるのですが、そんななか、どことなく気落ちして見えるユウです。いつもの宇宙人発言も鳴りを潜め、むしろ愛をなにか警戒している?

愛がなにか知ってるのでしょうか。ユウ、なにか愛に聞こうとしてやめているんですね。

部活が終わっての帰り道。おでこぱしーで気持ちを伝えあう海果とユウ。海果もユウの様子がいつもと違うこと、気づいていたのですね。そして寄り添う気持ちと気持ち。ユウが、またここで気になることをいうんです。愛には見られちゃいけない気がする。宇宙人というこも、話しちゃいけない気がする。

ああ、なにか不思議な気がする。この愛という子、なにかユウに関わりなどあったのか。あるいはなにか特別なものを持っているのか。気になるのですね。

『ばくちぬぎ!』

賭博部、嫌な遊びを考えさせたら負け知らずだな。通知表を貰って、最初にするのが通知表大富豪。10段階の成績でもって大富豪やるっていうんですか。すなわち、部員に成績が筒抜け。それだけでも嫌なのに、さらにちょっとした罰ゲームが待っている。

これ、合宿で着る水着争奪を兼ねてるのか!

まともな水着もあるけれど、ひとつ見るからに駄目なやつがある。どう見ても紐。あからさまに紐。こんなの、着たいって人はいないよね。一度はミクルを守るため、自分が犠牲になろうとした美天に、考えがあるからといって勝ちを譲ったミクル。ああ、ポロリしちゃう! 秘密が! 秘密がポロリしちゃう! ほんと、これ、どうするってんでしょう。

しかし、今回幻が輝いていましたね。最強のカード、10の3枚を連発してみせて、9に8にと繋げていく。この成績強者ならではの勝ち筋。さすがの強さでした。

さて、8切りの話題です。これ、ハチキリと呼んでたんですが、そうか、ヤギリってとこもあるのか。地域によって呼び名が違ってくるんですね。

と、ミクルはラッキーナンバーの7をずらりと並べて、成績そこそこ上位だけど、特に秀でるものもなければ劣るところもないってところ。これが我が身を窮地に陥れてしまうというところ。ほんと、運だけではなんともならんのですね。

かくして紐を引いたミクルです。途中の想像水着、あれほんとに素敵だったのですが、そうかあ紐なのかあ。実際に着てみたらどんな具合なんでしょうね。とりあえず次回はカラーページで披露ですか? 楽しみにしていますね。一度も着ないとか、駄目ですよ。

『運命のヤマダダダダダダダダダダ』

部活見学に赴く千鶴です。しかしこの学校、すごいのかヤバいのか、バスケ部も卓球部も、他の部も好成績を収めるのはいいとして、その異常なスパルタはなんなのか。雰囲気だけで忌避する千鶴がいきついた先が化学部。部長の小鳥遊恋乃葉に声をかけられて、とりあえず見学することとなったのでした。

その部長の言葉、運命の山田を探しているね。自分の気持ちを言い当てられて驚く千鶴に、化学の前ではすべてお見通しとかいってますけど、いやいやそんなわけないだろ! と思ったら、あとでちゃんと種明かしされていました。いやほんと、千鶴のうっかりというかおっちょこちょいというかが原因なんじゃん。

ともあれ、この化学部、まともな活動はしてない模様? なんと、丸秘恋愛研究部とかゆうて、恋愛の研究しているのだそう。自分も千鶴に同じく、恋に惑わされた子猫だなんていってる部長ですが、いや、めちゃくちゃかわいいな。からの千鶴乱心! まさかの部長にラブアタック! 惚れ薬のせいだっていうんですけど、ここまで、ここまで効くものなの!?

ああ、もうしかたないね、部長も諦めて受け入れましょうよ。そう思ったら、千鶴の自制心が見せ場を潰して、いや違った、部長をピンチから救ったのでした。

しかしこの漫画、これからはこの化学部を拠点に運命の山田探し活動をすることになるのでしょうか。いや、次回には当たり前に他の誰かとのやりとりに移っていきそうな気もするんですが、でもこの部長、かなり気にいったんですよね。たまには出てきて、千鶴といけない関係を深めてほしいものだと思います。

2025年4月9日水曜日

『まんがタイムきらら』2025年5月号

 『まんがタイムきらら』2025年5月号、発売されました。表紙は『一畳間まんきつ暮らし!』。初夏思わせる情景。澄んだ空をバックに、笑顔でこちらを覗き込む芽衣子と万里花であります。ちょっと勝気? いたずらっぽさ感じさせる万里花と、おっとり穏やかな芽衣子の笑顔が好対照を描いて、印象的な表紙になっています。ふたりの衣装も暖かな季節を感じさせる軽やかさ。さわやかさとこれからなにか起こりそうというわくわくの同居する、素敵な表紙となっています。

今月は新規ゲストが2本です。

『ドラッグストアじゃNPC?』

電気火災って怖いなあ! ヴァーチャル配信をやってるえぬ。すっかり勝ち組のつもりでいたのだけれど、商売道具のPCが大炎上。原因はコンセントのホコリ。さらに近くに置かれたアロマオイルだというのですね。おお、トラッキング火災ってやつか。でもPCこそは全損したものの、家家財は無事。家族も無事。最悪はまぬがれて、よかった。

とはいえ、PCをはじめとする配信機材を失ったのでは、配信活動は続けられない。母に無心をするもむべもなく断わられて、かくしてえぬははじめての仕事をすることに。まずは姉の見つけてくれたドラッグストアの求人に応募して、姉の仕込んだ面接服に受け答えがよかったか? あるいはこのドラッグストアに問題ありか? 人手が足りない。ちょっとでもまともそうだったら雇ってしまう勢い?

なんてこと考えてたら、まさかの電気発火からの実地で学んだえぬの活躍、しっかり火は消しとめられて、この活躍のおかげか、即採用とあいなったのですね。

しかしこのドラッグストアにはなにか問題がありそう。いよいよ大変になるの、次回からなのかも知れませんよ。

『ゴーイング笑ウェイ』

両親を亡くして以来笑顔を失ってしまった虹汲千葉の前に現れた、いやうっかり踏みつけにしてしまったお嬢様。輝く笑顔。愛らしくも上品さ感じさせる振る舞いながら、どこかなにかがおかしい。というのも、大阪出身の千葉の言葉に、つっこみに、待ち望んだ相手だとしっかりばっちり抱きついてきたというのです。

いったいなにごと? 一目惚れというやつですか? と思ったらさにあらず。恋愛的なそれでなく、相方的なそれ。一緒にお笑い芸人を目指すためコンビを組んでほしいというのです。

このお嬢さん、橋山愛唯に関西弁が使えるというだけでスカウトされた千葉。その答はまずはノー。自分自身が笑えなくなってるからというのですが、愛唯はそれでも諦めない。一緒に皆を笑わせているうちにきっと克服できると、前向きな姿を見せてくれて、そしてこの前向きさ、愛唯自身にも向けられたものだと後に判明するのですね。

というのも、愛唯はもはやお嬢様ではない。少し前に一家離散した。そんな彼女を救ったのが、テレビで見たお笑い。これだと思って探していたのが運命の相方。それがまさしく千葉だったというのですね。

とはいうものの、愛唯の笑いのセンスは決して優れていない。これを誰をも笑わせられる、そんな話芸にまで洗練させられるのか。相方となった千葉の働きにいよいよ期待です。

2025年4月8日火曜日

『まんがタイム』2025年5月号

 『まんがタイム』2025年5月号、昨日の続きです。

『星月夜工業高校ルナ同好会~38万キロの奇跡~』

天文部を復活させる。その一心で部員を集めたわけですが、一歩及ばず、あとひとり、最低4人が必要だったというのです。他にも条件があったらどうしよう。生徒会に話を聞きにいったらば、そこにいた粗忽っぽい少年がいろいろ教えてくれたうえに、最後の4人目となってくれました。

でも、いきなり部は無理なんですか。最初は同好会から。しっかり実績を作って部に昇格させよう。そのために名前を貸してくれた。とはいえ、去年まであった部が即ここまでなかったことになるの、つらいですね。

新たに参加してくれたのは、機械科2年の天道大知。こうしてはじまる同好会活動。手始めに名前を決めましょう。ひかりが提案したのが、ルナ同好会。いきなりルナティックとかいわれてますけど、そんなわけない! 学校名に由来する。その名前、皆も気にいってくれて、かくしてようやく彼女たちの天文活動がはじまったのです!

と思ったら、部室取り上げられちゃってるの!? いやもう、さらなる試練ですね。ものすごい逆境です。

『スーパー恋愛タイム~現場でドSな彼女は自宅でデレる~』

撮影が終わりに近づいていきます。次々とキャストがクランクアップしていって、そして最後の変身シーンを撮影し終えて、オールアップを迎えたのですね。

感慨無量。皆の表情、涙、また涙で、そこに座長としての役割もしっかり果たしていくタダシの存在感が光ります。演者ひとりひとりに、さらにはスタッフにまで手紙を手渡していく、その心配りは彼をしてしっかり成長させたに違いない。そしてその熱い気持ちが、この番組を通じ、多くの人に伝わっていった。

演者たちの物語だったこの漫画。最後の締め括りが視聴者代表、お隣さんだったの、これがよかったなあ。感情のアップダウンに共感。一年をともに過ごしてきた。そんな旅が終わった、みたいな感覚がありますよね。でも機会があったらまた出会えることもある。昔なら再放送。今は配信ですか。

こうしてまたときに出会い、かつての思いを新たにすることもできる。ああ、永遠で不滅であるとはこのことでありますね。

『良倉先生の承認欲求』

うっかりぬいに手を出してしまった上枝先生。いろんなパーツを組みあわせて、自分のオリジナルぬいを作りあげる。自分のキャラ、女性化良倉のぬいを作る上枝が、途中でめんどくさくなってくるの、めちゃくちゃおもしろい。なんとか頭部を完成させて、でももう無理。服までは辿り着けなかった。かくして女良倉、裸で放置されちゃってるんですね。

でもまったく諦めたわけでもないんですよ。トレンドカラーと聞いてふと思い浮かべたワンピース。イラストかと聞かれて言葉を濁した上枝に、女の影を感じとる良倉です。そこからの誤解の連続がおかしくって、ぬいのつもりで話していた上枝が人でなし判定を受けてしまう!

で、結局良倉にぬいのこと知られて、そこからの良倉のこだわり爆発ですよ。今どき100円ショップにだってぬいの服がある! とりあえずジャージを選んで、そして膨らむ上枝の妄想。この流れ、いやもういい感じ。なにがいいって、なんだかんだで放っておかない良倉の世話焼き体質。上枝も面倒だって思いながらも受け入れる。この一緒になにか取り組む温度差。でも自分のこと考えてくれるってわかってくれてるのがね、いい関係だなあって思うんですね。

2025年4月7日月曜日

『まんがタイム』2025年5月号

 『まんがタイム』2025年5月号、発売されました。表紙は『ローカル女子の遠吠え』。春、暖かくなってきてスポーツもしやすくなった? ということで、りん子さんがテニスですよ! すっごく意外な感じがする! すっかりつかれて、汗をぬぐうりん子です。途中転んだのか膝には絆創膏。ええ、こうしたいつもとはちょっと違う雰囲気もまたいいですね。『坊ちゃん、困ります!』七実のテニス姿は実に決まっていて、『腹割るウチらの秘密ごと!』南見はチラ見えする腹筋がものすごい! 三者三様のスタイルに、それぞれのよさ感じさせてくれてとてもよい表紙でした。

『ローカル女子の遠吠え』

今回は、車社会静岡の話題ですね。言葉の話題から群馬に興味が移って、近くて遠い群馬県。いこうと思うと東京経由になってしまうというんです。車が基本の鎌木はもちろん車移動となるわけですが、いやこれすごいな、4時間かかるの!? めちゃくちゃ遠いですよ。びっくりしました。

自分は免許持ってるんですが、まったく乗らないペーパードライバー。でもスタッドレスタイヤで普通の道走っていいってのは知っていましたよ! とはいえいろいろ知識が足りず、経験はもっと足りず、なので今回の雲春といい勝負。なんとも役に立ちません。

りん子のいってた、日常のルーチンを好きになれるといいなって話。これは確かにそうだと思います。嫌なこと、面倒ごとに時間をとられるのはつらいものでしょう。ええ、りん子は仕事が好きみたいですからいいですね! ほんと、自分はなかなかそうはいきませんよ。

『跳べないウサギと神の島』

うわー、めちゃくちゃかわいい子が出てきたー! 夏期講習に島を出たレオについてきた子がいたんですね。中学生の制服。当たり前みたいにバスの運賃払わずに降りて、どうもまわりの人にはこの子が見えていないみたいなんですね。

その子がずっとついてくる。気になって話しかけたら、ああ、レオにも見えてないはずだったんだ。目鳥と名乗ったこの子、どうも本人がいうように高次元の存在、普通のものではないらしい。見せたくなければ姿を隠し、月兎をただただ監視する。

そんな存在を認識できるようになったのは、このところレオが経験してきたこと、あるいはレオに関与してきたもの、それらの影響もあるのだろうと推測されて、すなわちこの出会いが今後になにかしらの影響を与えたり、みたいなこともあるのでしょうね。

でもこの超常の存在、目鳥、なんだかんだでおもろいキャラで、レオにお昼をおごらせたりね、こういうところこの漫画の登場人物っぽい。自分が必要と思えば、自由に存在を周囲に認識させられる目鳥。これでもかとたくさん食べて、いやもうかわいいなあ。

と、この子、目鳥が食事との交換にもたらした新情報。呪縛ともいえる御力を引きはがそうとして失敗した理沙子のこと。そして理沙子の儀式を執り行った神官がレオの母親だったという事実。これら、きっと大きく今後に影響しますよ。ほんとどうなっていくんでしょう。

『腹割るウチらの秘密ごと!』

南見とヒミコの関係、すごくいいな! 知らず南見のこと憧れていたヒメコ。敗北感覚えるも、思いきって憧れていたことを告白。そうしたら南見も嬉しいって! お互いに憧れてたんですねって! おお、これは相思相愛ということか。憧れを抱いたふたりが、ともにこうして知りあって仲を深めていく。おお、もっともっと近しくなっていくがいいですよ! そして南見の魅力、笑顔もサディスティックな表情も、すべてもっとこれでもかと押し出されるとよいのです!

ということで、今回ヒミコはレッグレイズをやりますよ。軽く簡単そうにやってのける南見だけど、きっとキツいと予想するヒミコ。挑戦してみたら、まるでできない! ほんと、ここからがおもしろくて、となりで一緒にやってくれる南見がですよ、じっくりゆっくりヒメコに高負荷かけてくる! 余裕なくしていくヒメコに注ぐ南見の視線。ああ、いい表情ですよね。ああ、これも愛なのでしょうか。

秘密を共有するにいたったふたり。あとはもうより仲よくなるだけですよね。ええ、しっかりばっちりふたりの時間を過ごしていってほしいやつです。

2025年4月6日日曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年4月5日土曜日

『押しかけギャルの中村さん』

『押しかけギャルの中村さん』、第62話を読みました。

『押しかけギャルの中村さん』

大人っぽい出で立ち? ロングのタイトスカートなど召した中村さんですよ。大学生ともなったら大人ギャルを目指していかないと。なんておっしゃるんですが、信号が変わる! と駆け出したらビリっと嫌な音。気持ちは大人を目指しても、振る舞いはなかなかついていかないようですよ。

しかしなんで突然こんなイメチェンしようと思ったのか。他にもいろいろ、どこか無理してやってる風がありまして、その理由も直にわかります。そうか、今回は秋山が原因じゃないのか。街でナンパされたとき、榎本の妹扱いされたのがショックだったか。これ、中村が幼いというのもあるかもは知れないけど、榎本が大人っぽいのが原因なのでは? でもって大人っぽい榎本から帽子を借りて、これから会うはセリナです。

ああ、なるほど。セリナに頼りになるお姉さんと思ってもらいたい。そういう気持ちもあってのイメチェンだったわけですね。

しかしお姉さんぶるのにも限界があるようで、中村がセリナに譲ったぶんは秋山が補填する。秋山に上の妹、下の妹ができたみたいなもんですね。いや、これもすべて秋山が頼りになるのがいけないのですよ!

さて、セリナからお願いされました。中村のところに泊めてほしい。家出かなにか!? 不穏に思うもさにあらず、理由は単純、両親が不在で怖い。幽霊? おばけ? いや、近所で空き巣事件ですか! そりゃ怖い。でも中村は秋山のとこに住んでるでしょう。このままじゃ同居がセリナにバレてしまう!? からの、中村、思いきった提案ですよ。

秋山の家はどうかな!? 自分も一緒に泊まるから! と、ここにこうして女子ふたりと過ごすことになった秋山。さあどうなる。中村は同居の秘密を守れるのか。いくらなんでも中村の部屋、寝具やなんかが揃ってるのはマズいのでは? 実際、ウテナにはこうしたもろもろが理由でバレたんだもんなあ!

その結果やいかに。こいつはちょっとしたアトラクションですよ!

2025年4月4日金曜日

『まんがホーム』2025年5月号

 『まんがホーム』2025年5月号、昨日の続きです。

『カワイイだけでは飼えません ~さくらば動物病院カルテ~』

くまちゃんの愛猫、芋焼酎の手術日がやってきました。念のためにと大きめに切除する。腫瘍の手術となると大変なんだなあ。マージンを大きくとればとるほど当然傷は大きくなり、患畜に与えるダメージも大きくなる。猫は小さいからその塩梅も大変そうですよね。

知ってる子の手術に緊張してしまうキョウスケ。対してくまちゃんは腹が据わっていて、これは先生に対する信頼もあれば、また自身の覚悟もあるのでしょうね。ペットの命を、一生を引き受ける覚悟。そしてこれは、今回の最終盤に描かれた、治療費にかかる費用の話題にも通じるように思います。

ペットの医療費ってすごく高い! それはもうくまちゃんが白目になるほどに。でもペット保険に入っていたので、なんとか耐えられた! もしものための保険のありがたさ。ああ、本当、保険はペットならずともちゃんと考えておきたいことですよね。ペットだけにとどまらず、いろいろと学びになる、そんなエピソードでした。

『座敷童子あんこ』

ママさんに誘われてスイーツを食べにいくあんこです。ママさん、なにが目的? と思ったら、なんとランダム配布のコラボグッズ目当てでしたか。

あんこの座敷童子の力に期待して? と思ったら、戦いは数だよ兄貴! 大食あんこの胃袋にすべてを懸ける。たくさん引けばきっと出ると信じて、次から次へとあんこにスイーツを食べさせる。これ、あんこの胃袋はきっと平気だけど、ママ上の財布は大丈夫なの? というか、まるで当たらないのがつらい! あんこは幸運をもたらす座敷童子じゃなかったの!? といいたいけれど、過去の描写見ても、そんな期待はちょっとできないですよね。

しかしママ上の運が悪いのか、あんこの能力が及ばないのか、引くカード、引くカードがめっちゃかぶる! どんだけのサボテン運なのか。からのまさかの雪女登場で、おお、雪女が出てくれて嬉しい! さらに、ママさんの推しキャラを引き当てていて、くれるという! おお、雪女、なんて素敵な人だろう!

雪女のおかげで母も嬉しい。でもあんこが自身の存在に疑問を感じはじめている。ああ、でもそんなくらいでいいんですよ。無闇に幸運もたらしたりしたら、きっとなにかがダメになりますよ。

『歌詠みもみじ』

委員長の増渕さん。皆を陶芸体験に誘います。今度の同人誌、『エリート商社マンの俺がオレ様系陶芸家に落ちるワケがない』の取材だというのですが、それをもみじたちに告げるときの目つき、かっこいいんだ! ああ、増渕ちゃん、かわいい、眼鏡、腐趣味。最高の女子だと思います。

さて、陶芸体験ですよ。持参したエプロンが実はレアもので、やっぱり使えない! となっちゃう増渕ちゃん。いやもう、なんで持ってこようと思ったのよ! さらには陶芸の先生へのリクエスト。ドキドキ赤面しちゃってるところが実にいい。いやもう今回は、増渕ちゃんの魅力、これでもかと見せてくれた素敵回でした。

夢見がちな生徒たちと、やたらシビアで現実主義で即物的な先生との対比もすごくおもしろかったです。

思った以上に難しかった陶芸。がんばって作って、時間がたったらなんかちょこっと美化されていて、けど現実に直面させられてがっかりする。そのときの真顔がおかしくて、で、これを父の日のプレゼントとして押しつけちゃうっていうの。ほんと、パパさんは喜んでるからいいんだろうけど、娘たち、ほんとしたたかで油断ならんですよ。

2025年4月3日木曜日

『まんがホーム』2025年5月号

 『まんがホーム』2025年5月号、昨日の続きです。

『ローカル女子の遠吠え』

天道が思う油野の過去。魔性の女と時に怖れられ、時に頼りにされる。しかしその性質はいつから生じたのか。考えてもわからない。小繭と話してもわからない。けれど、小繭から油野がこれまで転職を繰り返していたと聞かされる。そこからいろいろ想像が広がって、それで涙目で油野に尊敬していると、自分たちは油野の仲間だっていいにいくんですね。

ああ、天道ちゃんは素直でストレートでいい子だなあ。感心するほどなんですが、油野がいうにはそれは考えすぎだって。油野がここに落ち着いたのは、自分にとっての一番がここにあったからだって。それが水馬だっていうの、ああ、なんだろう、そうか、これすごくいいなあ!

ええ、油野にとっての水馬とはどういう存在なんだろう。天道じゃないけれども、いろいろ想像が広がるではありませんか。ええ、広がってしまうのです。

『はなまるゲーセン飯!!』

園香の家は山持ちなのかあ。家の裏に山がある。春になったら山菜が取り放題! というので、樺恋がものすごく乗り気になっていて、カゴ持って、田貫連れて山にゴー!

欠かせないのは鈴にラジオ。とにかく音を出しとかないと熊と出会しちゃう! そうなったら大変! というので、あえて大声出しながら山に分け入るのですが、突然の物音に皆顔面蒼白! でも大丈夫、出てきたのはあがいん常連のミキさんでした。

ミキさん、いいですね。会社員。スーツ姿で格ゲー無双。かっこいいな。でもって、田貫、ミキさんに懐いちゃって、おもしろくないのが園香。すっかりふくれちゃってるんですね。

採ってきた山菜はさっそくあがいんのメニューにのって、そしてお客さんにもお裾分け。いいお店だなあって思いましたよ。

さて、そんなあがいん常連の皆、自分の夢に向かってがんばり中。いつか未来に自分の夢をかなえたいとがんばる、そうした描写に伸びやかなる春の息吹など感じたのでした。

『うちの秘書さま』

今回はメイドさん回! すばらしい。最高だ。いつもの3人、はじめに尽くし、はじめに愛される、すばらしいメンバーなのですが、危機を迎えちゃう!? 本家のメイド長がやってきたんですね。手にはエンマ帳。抜き打ちの視察だというのです。

いつも仕事に手抜かりなく取り組むメイドたちです。まさか落ち度などありやしまい。と思ったら、さっそく指摘が入って自信喪失。さらにははじめにまでチェックが入りそうになって、いやもう、誰もが怖れるメイド長なのでした。

そんなメイド長を翻弄したのが庭師の田中さん。いやもう、ちょっと人間離れした動きでしたよ。

さて、こうして視察を受けての結果です。悪い箇所を改善、入れ替えを行いますときた。誰か異動しちゃうの!? 怖れるメイドたちですが、よかった、入れ替えになるのは冷蔵庫でした。心配が現実のものとならなくてよかったですね。この3人は永遠ですよね。

2025年4月2日水曜日

『まんがホーム』2025年5月号

 『まんがホーム』2025年5月号、発売されました。表紙は『孔明のヨメ。』。孔明と月英、ふたりで外におでかけです。孔明が持ってる桶、月英の風呂敷包みも、お弁当かなんかなのでしょうね。気候がよくなってきて、外出も楽しみになってくる季節。外へ行こう!! ああ、春から初夏にかけてのよい季節です。他に『はなまるゲーセン飯!!』、『スター・それから・モンスター!』のカットもございます。

『孔明のヨメ。』

仕事が一段落して、畑に精を出す孔明。もう生き生きとして、それはそれは楽しそうなのですが、実際のところ劉備陣営のかなり偉い人。そのギャップ。これこそがこの漫画の孔明の魅力なのだと再認識させられました。

さて、孔明たちがこうして羽を伸ばしているのとは対照的に、主君を思い悩みが絶えないのが周瑜です。殿、孫権が劉備に呑まれていないだろうか。劉備と最低でも対等でなければならないのに、いつしか劉備に丸めこまれてしまってやいないか。

そうした心配を解決する策を思いついた周瑜。ああ、そうか、孫権の妹、孫尚香を劉備に嫁がせる。そうなれば、劉備は孫権の義弟となり、立場としては孫権が上に!

この策を飲む孫権。そして孫尚香に劉備のもとへ向かうよう告げた兄孫権。その意図をまるでわかってない尚香がいいですよね。こののんびりとマイペースなお姫さま。なんか不思議と愛らしい。そんな尚香の婚姻。はたしてどのようになりますか。おもしろいものになりそうですよね。

『ごちそうさまは二丁目で』

息子、タケルがゲイであることを知って以来、距離ができてしまっている父子関係。それをなんとか改善させられないか。動いたのが大村店長だったのですね。

タケルにナポリタンの仕込みを頼み、自身は上京しているタケルの父母に会いにいく。煙たがられ、否定されようとも、決してあきらめない大村ですよ。タケルの仕事ぶりを見てほしい。ここ二丁目にはゲイがたくさんいる。そしてその人たちも普通に生活していて、決して特別でもなんでもない。普通に暮らす普通の人なんだと、丁寧に丁寧に説いていくんですね。

その行動が父の態度を軟化させたのでしょうか。あるいは、息子の働く姿を見て思うところがあったのでしょう。タケルのナポリタンをウチの味じゃないといい、だからこそ今度の休みは帰ってこいと、教えてやると、ここに父子の和解がなったのですね。

そして父、彼氏の大村さんも連れてくるとよいって! って、いや! ふたりはつきあってませんから! ほんと、おおいなる勘違い。店につくまでの道中、ずっと否定してきた大村だけど、ちっとも信じてもらえていなかったんですね! ってことは、ふたり意外やお似合いなのでしょうか!?

『へなちょこお嬢さん世話焼きオネェさん』

雨の日、あのおっちょこちょいのうずちゃんも学んできていますよ! ちゃんと傘を持ってきている。折り畳み傘! でも、それをうまいことさせなくて、なんどやっても傘がおちょこになる! この勢いにいろいろがついてこない感じ、うずちゃんらしくていいなあ。実にそう思わせられたのですね。

さて、スミレですよ。雨のなか帰宅するその途中、飛んできたゴミにうずちゃんが飛ばされてきたのではないかと思ってしまう。この荒天にうずちゃんは大丈夫だろうか。心配するも、無事帰宅できていたうずちゃんを見て一安心。でもうずちゃんは折り畳み傘をうまく畳めなくて困っていたんですね。

そこで手助けするのがスミレさん。これ自体はよいことなんだけど、スミレ、自分がお節介を焼いているのではないか、心配していて、そこにうずちゃんの部屋から出てくる煙。大丈夫か!? 心配のあまりうずちゃんを呼ぶと当たり前に出てきて、ええーっ!? 燻製作ってたの? 室内で? ほんと予想外のうずちゃんです。

なんでも挑戦してみたい。そういううずちゃん、凛々しさ感じさせていいですよね! からの、うずちゃんの挑戦に自分の親切は邪魔になっていたのではないか。そういうスミレに、助けてもらえるのはありがたい。自分の気持ちを言葉にしてくれて、それで安心することができました。ああ、ここにふたりの関係の落ち着いて安心できる、そんな様子が見えてよかったんですね。

2025年4月1日火曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年5月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年5月号、一昨日の続きです。

『ずんだもんTV!』

ずんだもん、いったいなにものなんだろう! ごろごろ寝転がっていたずんだもんの耳、耳? をきりたんが踏んでしまった。痛い! けどそれだけじゃなくて、中身が出てしまった。中身? あの枝豆っぽく見える耳の中身。まさに巨大な枝豆。ずん子が食べたがっているんですが、これ、食べちゃまずいですよね!? なんせ、ずんだもんの中身。きりたん曰く内蔵かもしれない。ああ、これ、出ちゃったらどうしたらいいんだろう!

ここからの試行錯誤ですよ。ふらふらしはじめたずんだもんの耳に、豆を戻してみる。ところが一度に全部こぼれちゃって大惨事! ずんだもん、すっかり昏倒して、さらにはその見た目も崩れはじめている? いや、むしろまるまるのつるつるになろうとしているんですね。

って、これ大丈夫なの!? どう見ても大丈夫じゃないんですけど、いや実際大丈夫ではなさそうなんですけど、なんとかしようときりたんは情報収集をはかり、そしてずん子は、矢にずんだもちを刺してずんだもんに取り込ませようとする。

けれどずんだもちを取り込まないずんだもん。そこでずん子はずんだもんの豆でずんだもちを作り、それをずんだもんに与えるんですね。これでよみがえってめでたしめでたしかと思ったら、さらにずんだもん、記憶を取り戻したようで、ああ、ここにくる前のスベスベモチモチだったずんだもんとはいかなる存在だったのか。

ひとつピンチを乗り越えたら、ひとつ謎が明らかになった。この新情報は、なにかしらずんだもんやずん子たちとの関係に影響を及ぼすのでしょうか。おそらくはなにかありそう。なにか動きがありそうですよね。

『このままモブじゃ終われない!』

ピコがバイトしている居酒屋に、コモナたちが強襲です。完全におもしろがってますよね。で、居酒屋に到着してみれば、ピコが売れっ子作家と身分を詐称してバイトの子にいいかっこしているんですね。もう完全におもしろい。ピコやそよかぜに恥ずかしいところを見られてしまった。しかしここで嘘をバラされちゃあたまらないと、身銭を切ってふたりを買収するピコですよ。ほんと、ピコ、深い業を抱えていますよね。

今回はコモナに焦点があたりましたよ。キリコに頼られて嬉しいコモナ。今こそキリコにいいところを見せるときだ! というのに、コモナも陽のオーラには抗えない。すっかり不審な行動とってしまい、そこをピコに助けられるんですね。

今回、コモナのなにがおもしろいって、働いているピコがかわいいからといってすっかり飲み過ぎちゃってですね、ピコに甘えまくっちゃうんですよ。仕事中のピコに抱きついて、ピコに近づくものを威嚇する。さらには猫耳つけられちゃって、かわいいかわいいと評判。で、コモナ、酔った勢いでピコに送ってもらうわ、風呂にいれてもらうわ、着替えさせてもらうわ、寝かしつけてもらうわ、しまいには一緒のベッドで寝ちゃって、翌朝起きたら大混乱!

いやでも、コモナのかわいさ、全力でしたよね。あのかわいいコモナ。普段からこのノリでピコに甘えたらいいんですよ。そしたら世話を焼いてもらえる。誰もが嬉しい展開ではありませんか。なんだかんだいいながら、コモナに優しいピコもよかった。ふたり、いい関係なんだなあって思える、そんなエピソードでした。