昨日の続きです。
『まんがタイム』2025年5月号、『星月夜工業高校ルナ同好会~38万キロの奇跡~』
天文部を復活させる。その一心で部員を集めたわけですが、一歩及ばず、あとひとり、最低4人が必要だったというのです。他にも条件があったらどうしよう。生徒会に話を聞きにいったらば、そこにいた粗忽っぽい少年がいろいろ教えてくれたうえに、最後の4人目となってくれました。
でも、いきなり部は無理なんですか。最初は同好会から。しっかり実績を作って部に昇格させよう。そのために名前を貸してくれた。とはいえ、去年まであった部が即ここまでなかったことになるの、つらいですね。
新たに参加してくれたのは、機械科2年の天道大知。こうしてはじまる同好会活動。手始めに名前を決めましょう。ひかりが提案したのが、ルナ同好会。いきなりルナティックとかいわれてますけど、そんなわけない! 学校名に由来する。その名前、皆も気にいってくれて、かくしてようやく彼女たちの天文活動がはじまったのです!
と思ったら、部室取り上げられちゃってるの!? いやもう、さらなる試練ですね。ものすごい逆境です。
『スーパー恋愛タイム~現場でドSな彼女は自宅でデレる~』
撮影が終わりに近づいていきます。次々とキャストがクランクアップしていって、そして最後の変身シーンを撮影し終えて、オールアップを迎えたのですね。
感慨無量。皆の表情、涙、また涙で、そこに座長としての役割もしっかり果たしていくタダシの存在感が光ります。演者ひとりひとりに、さらにはスタッフにまで手紙を手渡していく、その心配りは彼をしてしっかり成長させたに違いない。そしてその熱い気持ちが、この番組を通じ、多くの人に伝わっていった。
演者たちの物語だったこの漫画。最後の締め括りが視聴者代表、お隣さんだったの、これがよかったなあ。感情のアップダウンに共感。一年をともに過ごしてきた。そんな旅が終わった、みたいな感覚がありますよね。でも機会があったらまた出会えることもある。昔なら再放送。今は配信ですか。
こうしてまたときに出会い、かつての思いを新たにすることもできる。ああ、永遠で不滅であるとはこのことでありますね。
『良倉先生の承認欲求』
うっかりぬいに手を出してしまった上枝先生。いろんなパーツを組みあわせて、自分のオリジナルぬいを作りあげる。自分のキャラ、女性化良倉のぬいを作る上枝が、途中でめんどくさくなってくるの、めちゃくちゃおもしろい。なんとか頭部を完成させて、でももう無理。服までは辿り着けなかった。かくして女良倉、裸で放置されちゃってるんですね。
でもまったく諦めたわけでもないんですよ。トレンドカラーと聞いてふと思い浮かべたワンピース。イラストかと聞かれて言葉を濁した上枝に、女の影を感じとる良倉です。そこからの誤解の連続がおかしくって、ぬいのつもりで話していた上枝が人でなし判定を受けてしまう!
で、結局良倉にぬいのこと知られて、そこからの良倉のこだわり爆発ですよ。今どき100円ショップにだってぬいの服がある! とりあえずジャージを選んで、そして膨らむ上枝の妄想。この流れ、いやもういい感じ。なにがいいって、なんだかんだで放っておかない良倉の世話焼き体質。上枝も面倒だって思いながらも受け入れる。この一緒になにか取り組む温度差。でも自分のこと考えてくれるってわかってくれてるのがね、いい関係だなあって思うんですね。
- 『まんがタイム』第45巻第5号(2025年5月号)
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