『まんがタイムきらら』2025年5月号、発売されました。表紙は『一畳間まんきつ暮らし!』。初夏思わせる情景。澄んだ空をバックに、笑顔でこちらを覗き込む芽衣子と万里花であります。ちょっと勝気? いたずらっぽさ感じさせる万里花と、おっとり穏やかな芽衣子の笑顔が好対照を描いて、印象的な表紙になっています。ふたりの衣装も暖かな季節を感じさせる軽やかさ。さわやかさとこれからなにか起こりそうというわくわくの同居する、素敵な表紙となっています。
今月は新規ゲストが2本です。
『ドラッグストアじゃNPC?』
電気火災って怖いなあ! ヴァーチャル配信をやってるえぬ。すっかり勝ち組のつもりでいたのだけれど、商売道具のPCが大炎上。原因はコンセントのホコリ。さらに近くに置かれたアロマオイルだというのですね。おお、トラッキング火災ってやつか。でもPCこそは全損したものの、家家財は無事。家族も無事。最悪はまぬがれて、よかった。
とはいえ、PCをはじめとする配信機材を失ったのでは、配信活動は続けられない。母に無心をするもむべもなく断わられて、かくしてえぬははじめての仕事をすることに。まずは姉の見つけてくれたドラッグストアの求人に応募して、姉の仕込んだ面接服に受け答えがよかったか? あるいはこのドラッグストアに問題ありか? 人手が足りない。ちょっとでもまともそうだったら雇ってしまう勢い?
なんてこと考えてたら、まさかの電気発火からの実地で学んだえぬの活躍、しっかり火は消しとめられて、この活躍のおかげか、即採用とあいなったのですね。
しかしこのドラッグストアにはなにか問題がありそう。いよいよ大変になるの、次回からなのかも知れませんよ。
『ゴーイング笑ウェイ』
両親を亡くして以来笑顔を失ってしまった虹汲千葉の前に現れた、いやうっかり踏みつけにしてしまったお嬢様。輝く笑顔。愛らしくも上品さ感じさせる振る舞いながら、どこかなにかがおかしい。というのも、大阪出身の千葉の言葉に、つっこみに、待ち望んだ相手だとしっかりばっちり抱きついてきたというのです。
いったいなにごと? 一目惚れというやつですか? と思ったらさにあらず。恋愛的なそれでなく、相方的なそれ。一緒にお笑い芸人を目指すためコンビを組んでほしいというのです。
このお嬢さん、橋山愛唯に関西弁が使えるというだけでスカウトされた千葉。その答はまずはノー。自分自身が笑えなくなってるからというのですが、愛唯はそれでも諦めない。一緒に皆を笑わせているうちにきっと克服できると、前向きな姿を見せてくれて、そしてこの前向きさ、愛唯自身にも向けられたものだと後に判明するのですね。
というのも、愛唯はもはやお嬢様ではない。少し前に一家離散した。そんな彼女を救ったのが、テレビで見たお笑い。これだと思って探していたのが運命の相方。それがまさしく千葉だったというのですね。
とはいうものの、愛唯の笑いのセンスは決して優れていない。これを誰をも笑わせられる、そんな話芸にまで洗練させられるのか。相方となった千葉の働きにいよいよ期待です。
- 『まんがタイムきらら』第23巻第5号(2025年5月号)
0 件のコメント:
コメントを投稿