数年前からVocaloid、とりわけ初音ミクが大人気になっていて、実は興味を持っていたのでした。けどなあ、Macintosh版がないからなあ。そう思っていたら、ついにMac版がリリースされて、やあ、これは朗報、そう思ったものの、実際に試してみたのはCeVIOだったというのですから、私というのはとことん紆余曲折、ふらふらした人間だとわかろうものです。さて、なんでCeVIOだったのか。それはその音声合成方法に興味を持ったから、だったのですね。
名古屋工業大学で開発されたものだそうですね。HMM、隠れマルコフモデルを用いた音声合成システム。これと調整しなくとも、自然な発声が得られるというのが売り。最初はスピーチシンセサイザーとして、そしてその後歌唱にも対応して、この歌唱についても、細かく音価を調整せずとも、そこそこ自然に歌ってくれるというのですから、なるほど、これは魅力的かも知れん。そう思わされたのですね。
いろいろ調べてみれば、製品版だと発音のタイミングや音量、ピッチやビブラートについて詳細に修正できることがわかりまして、正直、細かくMIDIの制御をするのは嫌かなあ、そんな風にも思っていたから、これは幸いとCeVIOにのっかってみる気になったのです。で、まずはFREE版で試してみまして、これは本当にベタ入力ですね。でもそこそこは歌ってくれて、これは大変、すごい時代であるなあ、心底感心させられたのでした。って、時代遅れな意見かもですが、そこはつっこまずにいてください。
FREE版でそこそこできた。でも、ひとつの音符にふたつのシラブルを含めたり、英語など、ひとつのシラブルに子音が複数含まれる単語を歌わせたりした時、その調整は、先述のとおりFREE版だと無理なんですよ。ああ、やっぱり製品版じゃないと駄目かあ。そう思って、ええい、製品版を買ってしまったのでした。
それでちょっと修正してみた版です。とりあえずは英単語をひとつ、シラブルふたつのタイミングをひとつ、それから音量もちょこちょこ調整してみて、そんなに簡単ではないなあ、そう思ったところです。けど、いろいろ試してノウハウを蓄積していけばよくなるかも。実際、今この記事を書くために、用語? 調べてたらですね、発音タイミングの修正ね、考え方が間違えていたっぽいことが判明! ああ、ええい、もういいや! とりあえず次の機会でより妥当っぽいやりかたを試してみます!
ああ、そうだ。限定特典という音源素材集CD-ROM、今買ってもついてきました。おお、ラッキー。あとはMac版が出たら嬉しいですね。それまではWindows機併用となりそうです。
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