先日、iPhoneを買ったといっていましたが、だからといってメールが届くわけでもなく、ましてや電話などかかってくる素振りさえない。というわけで、twitter端末として活用されてるわけですが、正直それだけだともったいない。なので青空文庫端末としても活用することにしたのでした。
いくつかある青空文庫ビューアの中から、いろいろ評判確かめながら選んだのが豊平文庫でした。これを選んだのにはいくつか理由がありますが、アップデートが頻繁で、なるべく多くの作品の、ちゃんとした表示を保証したい、そんな意気込みが感じられたからでした。
とはいうものの、使用感というのは実際に使ってみないことにはわからないではありませんか。そう思っていたら、無償版というのも用意されていまして、試しにダウンロードして、内蔵されてる芥川龍之介『アグニの神』を読んでみて、これなら問題なし、購入に踏み切ったのでした。
というか、よしと思い立ってiTunes Storeにいったら、セール中だったみたいで85円。これは購入するしかないなって感じでした。
読んだ本は折口信夫の『愛護若』と泉鏡花の『若菜のうち』。どちらもさして長いものではありません。『愛護若』を読んでいる時点で操作や設定についてはあるていど把握できて、読みたい本を選んで、ページをめくって、背景色も選んでと、これだけわかればもう充分ですよね。この操作のシンプルでわかりやすいところは大変よかったです。おそらくは他の青空文庫リーダーも同様だと思うんですが、読むということの他にわずらわされることがないというのは大変に重要です。
フォントはIPAフォントの明朝体が使われていて、表示も非常にきれい。これのおかげで、また文字の本を読む習慣を取り戻せそうです。
あ、そうだ、一点だけ。いずれ対応されるだろうとは思うのですが、iOS 5に内蔵されている辞書。これに対応してもらえるといいな。まれにわからない単語、読めない単語があるので、それをさっとひけると便利だなって思うのです。大辞林など、他の辞書との連携機能は既にあるので、そう遠くなく実装されるんじゃないかと思って待ちたいと思います。
2 件のコメント:
お久しぶりです、iPhone 入手されたのですね、新型には興味津々です。
青空文庫リーダーとしては私の場合、i文庫(Sじゃないほう)を使ってます。が、ここ最近はご無沙汰です。どうしても最近のエンターテイメントを楽しみたくて。角川のBookWalkerをいじり回すことが多いです。
でも問題は山積みでして。まあ、著作権問題を何とかして欲しいと言うのが実用上の希望ですね。Amazon 等の黒船を刺激剤としてある程度の解決をみて欲しいのですが...。
ずっと携帯電話的なものを持とう持とうといいながら持たずにきたのですが、ついに観念しました。
角川のBookWalker、ちょっと見てみました。アプリのプラグインとして本が提供されてるんですね。いいなあとは思ったんですが、それらの本がいつまで読めるのか、みたいに思ってしまうと、ちょっと手が出しにくいです。いつまでも読める、みたいのだといいんですが。
デジタルでDRMがついてたりすると、いつまでも安心ってわけじゃないのが心配なところです。
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