2019年3月15日金曜日

Panasonic リモコン付LEDシーリングライト

 自室の電灯のスイッチが壊れてしまって、ヒモをひいても手応えなく、スカスカってなって点かなくなっていたのです。これが夏前のこと。でもまあ、夏は暑いし、電灯つけたらもっと暑いし、とりあえずはなしでいいかあ。どうせ寝るだけだし、本読むのも電子書籍だしで、暗いは不便ながらもそれはそれで問題なく暮らせていたのですが、あまりにこのままというのも駄目だろう。ということで、購入しましたLEDシーリングライト。最初はGoogle HomeやSiriで操作できるのが欲しいなとか思ったのですが、そういうのちょっと高いのね。なので、おのずと単純にリモコンでオンオフするのに落ち着くこととなりました。

最初は安さからアイリスオーヤマにしようかと思ったんです。機能的にはこれで充分。ですが、自分の検討したショップではアイリスオーヤマとパナソニックで大きな価格差がなく、また口コミに見る取り付けやすさ。アイリスオーヤマのライトは、天井に接するスポンジの高さが結構あるため、ちょっと取り付けが大変な場合があるらしい。対しパナソニックは、シーリング/ローゼットへの取り付け器具とライトが分離しているため、取り付けやすいのではないか。実際のところ、両者の取り付けやすさを比較できていないので、パナはいい、アイリスオーヤマは駄目、みたいなことはいえないのですが、とりあえずパナソニック製品は簡単に、問題なく取り付けることができました。

和室の天井から電灯を吊り下げるのに使ってた鎖を下げる金具、あれが干渉するんじゃないかと心配していたんですね。ライトと天井の間に多少の隙間があればいいんだけど。でも、天井側の様子や断面図など、確認できないじゃないですか。まあ、最悪金具をはずせばいいか、とは思っていたんだけど、その必要なく普通に取り付けられたのはよかった。なかなか購入に踏み切れなかったのは、これを心配していたからなんですね。

取り付け完了して、試しに点灯してみて、明るさとか問題ないですね。意識してなかったのだけど常夜灯もついていて、でも自分は使わないかもなあ。30分のオフタイマーもあるんですが、これ、どうかな。使うかなあ。寝ようと思ったらすぐ消すだろうから、オフタイマー使うことはないかも知れませんね。

2019年3月14日木曜日

『まんがタイムきらら』2019年4月号

『まんがタイムきらら』2019年4月号、昨日の続きです。

『みゃーこせんせぇ』。水着回! というよりも、みゃーこならぬ美夜子メインであることが重要な今回。そうだよ。私は美夜子スタイルが好きなんだ。黒髪ロング、クールめ装ってる、その姿。そんな美夜子が水着に着替えさせられて、そしてプールの監視役。ホネのサービスのおかげで見事にプールリゾートになっとるわけだけど、これ、まさか、くつろいでたら事故見逃したとか、そういう話にならないよね!? 心配してたら、無事死者が出るっていう、いやいや、真野さーん! パターンではあるけど、今回は2回死んで、うん、死にすぎ。プール回だけど、わいわいしてるのは学生たちだけで、先生は基本低空飛行。でもその低空飛行がいいんです。いい話でした。

『初春が咲く』。扉の柚子、素晴しい。さて、彼方の勉強をみるためにお宅うかがいまして、妹に懐かれ、お母さんからの覚えもよく、ほんと柚子の人懐っこさもあいまって、すごく親しみ深い。お母さんなんかは柚子のこと気にいっちゃってますよね。ああー、もしかして、こうやって外堀埋められるかたちでふたりはつきあうことになっちゃったりするのかな? なんて思ってたら、いやあ、違いました。彼方、勉強頑張った理由、アルバイトを続けたかった、その根本にある理由がはっきりとして、そして彼方、まるでしれっと普通の会話の中に、普通のテンション、普通に普通に、柚子のこと好きだってこといっちゃって、柚子もそりゃ驚くよ。しかしすごいな、柚子のこんな顔はじめてじゃない!? これ、今回は彼方のターンなのか。じゃあ、柚子のターンではどうなる? ええ、すごい自然体、ナチュラル告白でした。

My Private D☆V、『社畜さんと家出少女』のタツノコッソです。D☆Vポイント、これが面白い。「ショートヘアと仲良し3人組」。海辺かね? 川沿いかね? 転落防止の柵ごしに夜の水面眺めながら語らう女子3人ですよ。ショートヘアとあるけれど、それぞれにちょっとずつ雰囲気違えて、制服なんかの着こなしにもそれぞれ個性が出ちゃってたりしてね、そうしたところがポイントなのかな。ええ、なにが面白いって、キャラクターを構成する要素がというより、彼女らを取り巻く情景、雰囲気込みであるってこと。3人が語らっている、そうした状況込みだってこと。他愛もない日常の話なのかな。なにか夢だとか語らってるのかな。同じ学校に通ってる友達同士なのか、あるいは進学でバラバラに別れた中学時代の友人たちが、こうして帰りに集まって、それぞれの学校のこと話したりなんかしてるのかな。そんな、いろいろ、想像の広がる情景。なにか物語ろうという情景がこそ、D☆Vポイントであるというのかもですね。

2019年3月13日水曜日

『まんがタイムきらら』2019年4月号

『まんがタイムきらら』2019年4月号、昨日の続きです。

『放課後すとりっぷ』。なんか面白い展開してますよ。このところ視線を感じるという林檎。ストーカーか、あるいは白石さんへの視線を謝って傍受しちゃってるのか云々。まさかこうした導入をへて、衣装替えイベントに展開するとは予想もしませんでした。コスプレ衣装を借りられるカラオケ店。のっけからメイド衣装ですよ。しかもうさみみ。白石さん、完全に趣味に走ってるな。しかしなにがおかしかったって、林檎がやたら卑屈になっちゃって、リボン使ってみますかといわれ、リボンに顔面が勝てない!! いや、そんなにいうほど悪くないと思うよ!? 林檎愛用の髪留めを白石さんが装備したら、清らか……!! いや、たしかに傾向雰囲気は違ってるけど、普段の林檎も悪くないと思うよ!? これ、つきまといへの対策のはずが、結局はふたりでいろいろ楽しんでしまいましたという、その楽しみよう、それがよかったと思うんですよ。歌う白石、食う林檎。あの食べてる様子はよいですなあ。

『下を向いて歩こう』。朝もはやくから海をエンジョイしているさざれ。なにかと思ったら、科学部の部活なのだそう。うみべのいきもので研究発表します! というんだけど、のっけからウツボか! 興味示さなかった硝子も一気に引き込まれてしまいましたよ。絶対触るなよ! からの流れ、これは確かにそのとおり。触ったら大事故になりかねんもんな。いわゆるお約束的なものを常識で上書きしてきましたよ。ここからの海の生き物、タマキビとかね、あー、知らない貝でした。海辺に住むのに海水が苦手。変なの! だけど、このタマキビの性質を受けて、硝子、自身の心情に思いをいたすところなどね、これは素晴しいと思いましたよ。ええ、まさかこうして心情に踏み込んで、次へのステップへの足掛りを作るなど、これ大変よかったです。

『佐藤さんはPJK』。なんだ、これ、すごい回! 落雷からの停電。暗くなった教室、皆が動揺する中、ひとりエアロバイクをこぐPJK! って、これ、発電しとるのか! そんなバカな! まさかと驚く千春にPJK答えてThat's ライト☆ これがPJKジョークか! しかしなんともいわれんおかしさ。しかもここからが本番。ボルタ電池に静電気、まさかの光源利用してのソーラーパネル、極めつけは磁力を利用した発電、って待って? 待って? サトウとナギサでS極、N極なの!? すごい、すごいナンセンスだ、今回! もうね、クラス全員一丸となっての発電チャレンジ。スーパーミラクル★サンダーボルト!!! って、必殺技!? このむちゃくちゃなノリ、勢い、それがまたおかしかった。うん、こういう力技、嫌いじゃないよ。で、今回の落ち、なんだか穏やか、そんな雰囲気、あれもよかった。いい落差、しっかりと落ち着いて、最後にちょっとだけ悪ノリ。うん、なんか愛らしい回でした。

2019年3月12日火曜日

『まんがタイムきらら』2019年4月号

『まんがタイムきらら』2019年4月号、先日の続きです。

『けいおん!Shuffle』。今回、面白いな。紫、病欠。しかし、その不在が紫の存在をより一層感じさせるっていうんですが、いや、紫がというか、楓のポンコツぶりが際立って、もうたまらん面白さでした。楓とふたりで、嬉しいやら緊張するやらの真帆だけど、忘れ物女王楓のサポートに紫の偉大さを知る。そして真帆、紫への気持ち、ここにきて明らかにして、ええ、これ、ほんといいじゃないか。Shuffleにおいては、紫、彼女がまず力強く皆を引っ張って、物語を始動させたんだという、その再確認ともいえた今回。ええ、紫、ほぼ不在だけど輝いてましたよ。

『夢見るルネサンス』。わーお、メディチ家、出てきた! いやさ、芽出知家か。日本有数の大財閥! というんだけど、そのお嬢さん、桃花はわりと庶民的? リーチャを宇宙人と信じ、つけ狙い、言質をとろうと画策するんだけど、その動機が友達になってUFOに乗せてほしいって! そうか、解剖とかじゃないのか。憧れが原動力だったか。あの、本心告げる時のもふもふっていうの、大変よかったですよ。桃花の天敵、ひよりっぽいですね。仲のいい幼馴染みっぽいんだけど、幼馴染みだけあって残念な過去を知りつくしている。さらに穏便にお帰りいただいて、ええ、なかなかに楽しそうな人です。しかし、こうしてメディチ家出てきて、これ、ゆくゆくはリーチャを支援したりしてくれるんでしょうか。

『海色マーチ』。あまねはどんだけ珊瑚のこと好きなのか。ゴンズイに刺されちゃった。珊瑚が助けてくれた。手にチューしてくれたって、話をどんどん盛っていって、それで関節キメられてって、そこまでされないとやめないというか、珊瑚もやりすぎよ! チューくらいしてあげなよ! チューのくだり、姫がちょっと赤面してるのがいいですよね。これ、カラーだからこその魅力よなあ。単行本にもカラーでいれておくれよー。さて、あまね、翌日欠席ですよ。珊瑚が脅したからなのか、あるいはほんとに悪化したのか? 心配ですよね。それで見舞いにいって、姫があまねの母に急接近ですよ。あれ、おかしかったなあ。ちょっとしおらしいあまね、なんかちょっと可愛いよね。でもって、あまね、なんだかんだで海の危険生物について勉強したりして、ええ、ちょっとずつでも成長していこうっていうその姿勢にはぐっときました。珊瑚もちょっと見直してない? でもなんだかんだで上がった株がすぐ下がる。それでこそあまねなんでしょうか。あまねなのかも知れませんね。

『さかさまロリポップ』。おお、今回は普通のコマづかいだ。これ、メリハリってやつだな。見せ方にバリエーションある、これは素直に強みだと思いました。さて、今回、お姉ちゃんが頑張りを見せましたね。妹詩月の台本読みにつきあうも、まったくもって力になれない。演技を意識せずに普通に読むだけでいいんだろうけど、緊張しちゃうんかな、声まで裏返ってしまう始末で、あまりの下手さに自分自身がショック。しかし、この苦手を克服するために、レッスン受けてみようっていうの、頑張ってますよ、ほんとに。ジュニア向けだっていうけど、まずはこれくらいからでもいいんじゃないか。一緒に受けてる子がね、ちょっと打算的でね、うまくいえたっ、どやっ! って、あの表情。いいじゃないですか。そしてこの子の存在が、柚希の自主性、それを強調してくれてましたね。さて、姉が頑張ると、妹をあまりかまえなくなる。妹は不機嫌。不機嫌詩月が、体を張ってお姉ちゃんを足止め、問い詰めてみたり、それからちょっとやきもち焼いてるよね、そんな様子が、お姉ちゃん頑張り回にいいアクセント添えて、よい感触生み出していました。

2019年3月11日月曜日

調べもので時間使ってしまったので休みます

調べもので時間使ってしまったので休みます。

2019年3月10日日曜日

『まんがタイム』2019年4月号

『まんがタイム』2019年4月号、先日の続きです。

『犬がいるので帰ります』。おお、今回は俊からの歩み寄りですか。付き合っている春奈は猫好き。それで飼ってる猫をマロンちゅんに会わせないかと申し出てみたら、断わられてしまった。ああー、フーッ! ってなっちゃったら困るものね。落ち込む俊を弟恭が冷静にさとすんですが、その時の俊のセリフですよ。全生命体がマロンちゅんのファンかと……、って、よっぽどだ! ネコカフェにいった俊の様子、あれよかったですよね。慣れていない、緊張している、それで猫をおびえさせてしまったところに、春奈が助けにはいるんですね。あの春奈のやさしさ感じさせる様子もよければ、いつもは頼りにされている俊が、この時ばかりは立場を逆にしてっていう構図がよかったなって。あの、素直に感謝の言葉を伝える俊もいい。そして春奈の影ながらの頑張りね。ああ、ふたりいいカップルだなって思わされるわけですよ。

『茨城ってどこにあるんですか?』。多恵が調子にのってますね。動画が話題、はいいとして、すぐさまスカウトとかはさすがに無理だから! 落ち込む多恵と責任感じる鈴子。その明暗面白く、そして続く動画を撮りましょう。再生数アップもはかりましょう。それはいいんだけど、スカート丈短かするのはあかんよ! 内容で勝負しよう。次にとりあげる名所、竜神大吊橋と決まったのはいいのですが、吊り橋ってことは景観が人気とかなのかな? いや、まさかのバンジージャンプでした。多恵、高いとこ、ダメなんだ! でもダメっていえない。どんどん外堀埋まって、しかも無理っていえなかったせいで、やるって決まっちゃって、ほんと多恵どうなるんだろ。期待されると応えたくなる、そんな素直な子なんだなあ。そこは美点だと思うけど、なんだか大変な撮影になりそうな予感させますよね。

『ウレ漫とガケ漫』。神木の漫画家やめる発言。いったいなぜなのか。白井がきっかけ! なるほど、自分ができず白井ができるいろいろなこと。積み重ねられた経験、それが漫画に生きている、そう神木は考えたんですね。白井からしたら、現役高校生にして売れっ子である神木がうらやましい。神木の最短距離がうらやましいのだけど、神木からしたらその最短距離が不安であるのか。むしろ遠回りの白井の、遠回りしながらも漫画に打ち込み続けている姿、そこに魅力を感じているのか。新しい世界を知りたい。そういう神木の決断と、その結果。どうなるんだろうと思ったら、3年後、白井の連載は続いてるし、神木は漫画家に復帰してるしで、ああ、なんら心配なかったんだと安心して、しかし神木も印象変わりましたよね。落ち着いた雰囲気になった。料理とかもできるようになって、そして連載2本か! このふたりの関係、まだ続いていることも嬉しく思ったし、同じく漫画に打ち込む同志のような向き合い方。それもまたよかったと思います。

『見上げればいつも妹が。』。遥の母が帰ってきました。ああ、そうか。遥からしたら産みの母だけど、ツブテからしたら父の再婚相手か。まだ硬さのとれないツブテの態度。お母さんはもう完全にウェルカム、ツブちゃん呼びだったりするのに、なかなかままならんもんですな。父母、ケンカしちゃったんですね。対しツブテと遥はケンカしないよって、そうだな、確かにこのふたり、ギスギスしたり全然してないよね。ツブテは兄と呼んでもらえないこと気にしてるけど、それでイライラしたり、遥のこと怒鳴りつけたりみたいなことまったくないし、遥も暖かみもってともにある。ふたり、あくまでも兄妹としての関係を大切にしようと思っている、そういう理解でいるんだけど、うん、それでいいんだよね? もし両親が離婚したらという心配から、たとえなにがあってもふたりはずっと兄妹だっていう結論に落ち着くふたり。あれは本当によかったなあ。このふたりのこと、ずっと見ていたいと思いますからね。

2019年3月9日土曜日

『まんがタイムきらら』2019年4月号

 『まんがタイムきらら』2019年4月号、発売されました。表紙は『スロウスタート』、花名、たまて、冠が、3人そろってなんだか変な顔しておりますよ。これ、撮影してるのか。いわゆる変顔ってやつなんですね。しかし、変顔といっても3人皆たいそう可愛いときています。でも、たまて、冠あたりは普段でもこういう顔してくれそうなんですよ。対して花名はというと、ああ、こういうの、ちょっと見たことないかも! みたいな顔してまして、可愛いですよね。あの口! なかなかに特別感あるイラスト、大変よいものでした。

今月は新作ゲストが2本です。

『ユゥ・イントゥ・ミー』。ゆったりしたテンポではじまって、これ、姉妹もの、明るい姉とちょっとネガティブ、心配性の妹と、これからの新学期に向けて話しているというのですが、ああ、お姉ちゃん、あんまりに普通に会話してるもんだから気づかなかったんだけど、幽霊なのかあ。さらに気になるのが、妹ゆーちゃんにご近所のおばさんがいった言葉、怪我はもう大丈夫? っていうの、もしかしたら姉妹そろって事故にあったりしたのかな……。ちょっと悲しい事情を内包してそうな漫画だけど、まずは妹、花野ゆうみ、学校最初の自己紹介、お姉ちゃんの憑依の力でもってなんとか乗り切って、乗り切って? 友達もできそうで、一安心。これからもお姉ちゃんに助けてもらいながらの学園生活になるのかな? それで少しずつ変わっていけたらいいですね。

『いちにのご主人様』。主人公が扇虹乃、虹乃と書いてにので、そこに一ノ瀬なる子がからんでいくので、いちにのご主人様なのか。転校先、隣の席の子がメイドの格好していて、これは、あれか? いじめかなにかか? そう思ったらどうも違うようだっていうんですね。ご主人様を探している。その発言のあまりの非常識さに、主人公のつっこみがとどまるところを知らない。あの、1コマ目での「ないです」を4コマ目の落ちにも持ってくるのとか、あれ、よかったですよ。つっこみのパターン、タイミング含めてバリエーション持たせて、テンポよく次から次へと放り込んでいく、その見せ方、手腕、たいへんよかったです。しかもこれ、より一層の深化、広がりを持つ可能性ありそうですよね。うん、これがポテンシャルか。一ノ瀬のポテンシャルもそうですが、それを受けてひるまない虹乃のポテンシャルにもおおいに期待したいところです。

2019年3月8日金曜日

『まんがタウン』2019年4月号

『まんがタウン』2019年4月号、先日の続きです。

『レトロゲーとかマジウケる!』。自宅にいりびたる姪っ子、美咲がレゲーで遊ぶという漫画。今回は友人連れてきて、それで対戦ゲームやるっていう展開、これ、読み始めに予想したの超えて面白かったですよ。友達の名前、美咲がRPGで仲間につけてた名前で知ってたりするのとか、そして自分が彼女らの父親世代というのにダメージ受けたりね。いや、しかしこれ、父親寄りどころか父親、同級生なんじゃん! あのラスト、あれがよかったんですよ。友達と一緒に遊ぶのが面白かった。美咲たちの遊んでるのを見てしみじみ思い返していた子供時代。今はもう違ってしまっている、それゆえに込み上げる郷愁。これもまたわかるんだよなあ。みたいに思ってたところに、ラストのあれでしょう。これ、ほんとによかった。ふたりの出会う可能性なんてのも思わせてくれますよね。

『ちこはゲーセン一番星!』。ちこのステップアップ。今回は集金にチャレンジすることになったんだけど、お金がからむだけにいつになくシリアス。チーフの言葉に一気に目が覚めるところとか、実によかったです。ゲーセンだけに小銭ばかりで、重いし腰が痛いっていうの、なるほどなあ、結構重労働なんだ。たくさんある筐体から効率よく回収する方法が確立していたり、もしも金額がメーター値とあわなかった時にもアタリをつけやすくする工夫とか、こういうの、長い時間かけて積み上げられたノウハウなんだろうなあ。そしてメーターとの誤差発生。これね、ちことチーフの危機感の差とかね、なるほどよくわかる。ポケットマネーで見た目あわせりゃいいってもんじゃない。その危機感がちこに伝わって、そしてあの逆転。ええ、仕事の情景描いて伝えて、クライマックスからの解決。実にいい、面白い話でした。

『小春さん、ずれてない?』。彼氏がいなくてもいいと気づいた小春。のびのびシングルライフを楽しんでるのはいいんだけど、いつも一緒になんやかんややってた、というかつきあわせてた冬樹が彼女、千晶と一緒に過ごすというので小春のことかまわなくなったもんだから、そうかあ、さみしくなっちゃったか。これね、小西と小春の距離が近づきそうで近づかない。今回なんかもすっかり見事にすれちがっちゃってね、ちょっと小西がかわいそうなんだけど、いや実際のところ、小春の気持ちのゴールは小西でいけるのか? そんな気持ちもありましてね、だって、小春がかまって欲しいのは冬樹なのだろう? 日々の感動をわかちあいたいのは冬樹なんだろう? 一緒に遊べなくてさみしい相手は冬樹なんだろう? これ、小春が彼氏を作りたい。そのゴールはまさかの冬樹なんだろうか。なんかそんなこと思ってしまうんですね。

『あいたま』。天使と歌姫って、親密にしてるだけであんなに周囲を動揺させるのか。ふたりの仲を深めた共通点っていうのが暮巳あいだっていうのは以前に描かれたとおり。ファンクラブまで作ってという、そのファンクラブ談義が面白かったですよ。ふたり、本当にあいのことが好きなんだなあ。そして、糸子があいに突撃したために、バレてしまったファンクラブの存在。続々入会希望者が集まってくるのも面白いんだけど、その状況、あい的にはよろしくないんだ。あの深いため息! ほんと焦ってるのがよくわかって、この心境も面白い。応援する立場でいたい。でもって、ちょっと特別な友達という優越感が欲しいってね、こういう素直さはいいですよね。そうそう、天使と歌姫、ふたりの対話ね。ほんと、これ、よかったですよ。いいですね。なんか穏やかさがあって。とてもよかったです。

2019年3月7日木曜日

『まんがタイム』2019年4月号

 『まんがタイム』2019年4月号、発売されました。表紙は『おとぼけ部長代理』。詰襟学生服を着て、応援団長、フレーフレーと凛々しい姿見せてくれています。『花丸町の花むすび』花子も詰襟、こうした格好、ノリ、この人によくマッチしています。『茨城ってどこにあるんですか?』多恵がチアですよ。制服着まして元気にジャンプ。生き生きはつらつとして、この子、いいですね。本編よりもずっとチャーミングなの、ちょっと表情作ってますよね。いいわあ。

『ハニトラなんか怖くない!』。ああ、前回飛び込んだスポーツジム。ここに通うことにしたんですね、綾小路。のっけから女性インストラクターに接近されて、鍛えたいのは精神力って、こういうチョロさと、それでもなんとか抗おうとするその姿の健気なのかおかしみなのか、それがいいんだろうと思うんですね。今回も、うまい具合にジムのお姉さんに転がされてるし、というかこのジム、あやしすぎない!? それから綾小路、チラシ配りを手伝うとかいっちゃって、この人のよさ。うん、実にこの人らしいです。さて、山田さん、ぐいっと踏み込んできますね。ジムには入会してほしくない。そう思って答えたけれど、結局しれっと入会しちゃって、ああー、どう答えようと避けられない運命なのか、ってな展開。いやあ、強引というかあの手この手です。しかし山田さん、本当になにものなのか。綾小路よりよっぽど鍛えてるのか。ジムでも大活躍しそうですよね。

『瀬戸際女優!白石さん』。マネージャーさん、やめちゃうの? 彼氏にプロポーズされた。家業を継ぐから一緒に田舎に帰ってほしい。その黒木の彼氏、緑田はキャバクラ通いで有名らしい。そのこと知ってしまった白石が、黒木に話すべきかどうかで悩んだり、そして黒木の別れを寂しがったり、その感情の揺れ動き。白石にとって黒木がどれだけ大切かわかるのがいいし、また最後に一人相撲とわかるところなんかは、定番といえる展開、面白かったですよ。車の中での会話とか、おかしかったですよね。でも触っちゃうんだ。ドゥフって、ほんと、黒木、えらいキャラクターです。この黒木、はたして本当にやめてしまうのかな? よっぽどのやり手。いずれ社長を譲るかも? なんて話が語られて、これほんとここでやめちゃうのかな。魅力的なキャラクターだったから、いなくなったら寂しくなりそうですよね。

『お天気おねえさんの晴れ舞台』。琴音の受けた気象予報士の試験。その結果はどうだったのか。収録の様子を見ても、合否がうかがえない。それで聞いてみたら、なんとまあ、怖くてまだ見ていないんだ。開く前から奇跡だ採点ミスだって、結構ひどいこといわれて涙目になってる琴音、よかったですよね。そして、不合格だけど合格と喜ぶふたり。なんと、実技と学科があって、学科の合格は一年有効なんだ。へー、こういうの面白いなあ。ちょっとずつでも前進していく琴音。その頑張りがむくわれるところとか、いいですよね。あの喜びがじわじわもれ出ちゃう様子もいい。なんだかほのぼのとしている彼女の、そこに上乗せされるポイントいろいろ。それが際立つ今回でした。

『良倉先生の承認欲求』。進級しました。星畑は二年生に、先生はさほど変わらず、そして新入生がやってきて、ここでちょっとした対立を作るの、これはいい感じでした。古岩なる一年生。彼はSNS映えとか大嫌い。嫌いどころか憎しみでもあるのか? 辛辣な言葉の数々、それが地味に先生に突き刺さるところね、なるほど新たな展開きましたよ。星畑は、SNS映えには理解あるけれど、先生のことは結構ぞんざいに扱ってました。対し古岩はというと、SNSには無理解、でも先生のことは崇拝しているといっていいくらい。まさに好対照。先生のSNS映えにかける情熱、OLを自称しいいねを稼ぐその秘密、はたしてバレたらどうなるものか。バレるわけにはいかない、けど先生、ガバガバだよねっていうそのピンチというしかない状況成立して、展開にバリエーション見られそうで楽しみです。ああ、そうそう。星畑に失礼なこといいまくる古岩、彼に星畑の皮肉が直撃くらわすところですよ。あ、星畑、すぐに謝って、こういうところ、この子の美点だよね。悪気なんてないところ、素直なところ、星畑のよさ、ここに見ることできて、これもよかったです。

2019年3月6日水曜日

『まんがタイムきららキャラット』2019年4月号

『まんがタイムきららキャラット』2019年4月号、先日の続きです。

『RPG不動産』。面白いなあ。めちゃくちゃ翻弄された今回。冒頭のファーの寝相の悪さから、隣町に現れたというドラゴンとファーの関係が疑われた冒頭。ああ、そうだよ、ファーにつきまとう謎の数々。あのドラゴンもファーと関係するのではないか、ルフリアの想像、読者のそれに重なって、もしやファーがドラゴンになって暴れたんじゃないかっていう心配から、まさかのドラゴン来訪ですよ。ああ、よかった! ファーは無関係だったんだね! そう思うじゃん! 思ったよ。今回のドラゴン騒動。ドラゴンの言動見て、なんかあやしいな? 変だぞ? って感じさせるところ。ラキラの大活躍! から、ドラゴン来訪騒動の解決まで、この流れは気持ちいいくらいでしたね。で、最後にまた大謎! あれーっ、ファーってドラゴンでさえなかったりする!? いやほんと、ファーの謎。これはもう、見事に翻弄されてますわー。

ブレンド・S』。季節は春、別れと出会いの季節云々。なにやら様子のおかしい麻冬。いやもう、この人最高だと思います。別れを惜しんでっていうの、転勤していくお客のことじゃなく、楽しみに見てたアニメのことかー! 終わる、終わってしまう。ゆえに情緒不安定で、生きる希望を失っただの、店長のこと蹴りまくるだの、最高……。めんどくさいオタク認定されるのはまあしゃーなしとして、あの公式情報でもネタバレといって情報遮断する姿勢、わかります。自分もどうやらその口だわー。放送前のあらすじみたいなの、公式情報でも絶対見ない! でも、麻冬レベルまで徹底して遮断するのは難しいよね。なんやかんやで情報入ってきちゃうのが今という時代だものなあ。そして今回のラスト、麻冬の復活! もう最高やん! ハイテンション麻冬! すごい鼻息! もう素晴しかった。苺香の献身、見事に空振りでしたけど、まあ結果オーライよね。ええ、大変楽しい、魅力的なエピソードでした。

『ネコじまにゃんだフル』。チワを登校させようという試み。まずは皆に慣れてもらおう。そうだ、夏祭りだ! はいいとして、まさかの展開。連れ出すんじゃなく、チワの住んでる神社に屋台いくつも用意しちゃうんだ! なるほどなあ、これならチワも祭りに参加しやすいよね! って、ほんとか!? 陽芽の有能さというかが光る、というか、先生、おんぶにだっこよね? しかも、この策略、学校を口実に無理を通してるよね? って陽芽が怒ってるのね。いやもう、このくだりも面白かった。今回は、皆それぞれの楽しんでいる様子。ロンの金魚すくいとかね、ほんと、そうか涙目か。邪魔されちゃってなあ! 他のもろもろも面白くって、いやもう楽しいエピソードでした。たこ焼きのくだりも気にいってますよ。ちょっと頬がふくらんでるチワ、可愛いよなあ。チワ、このお祭りで、ちょっと先生にも気を許して、外の世界のいろいろにも興味持ちはじめてる風ありますよね。ええ、これをきっかけにして、この子の世界が広がればいいな。そう思えたのも、楽しそうにしてるチワ、新しいものに触れて驚いたり、目をみはったり、そうした姿がとてもよかったから。この子の可能性を見守りたく思ったんですね。

『ふじょ子とユリ子』。ふじょ子、姉には自分のBL趣味隠してたんだ! 突然の姉来訪に焦るふじょ子の攻防。姉、ゆり子とともにカフェにいくことになった、その道すがら耳にする亀ピエグッズの誘惑に耐え、カフェでも亀ピエモチーフメニューを避けてと、ほんと、いつものこの子を見てると、よくがんばってる! ってのがすごくわかっておもしろい。逆にいえば、それだけ隠したいってことだなあ。亀ピエバレしたくないばかりに、姉をおいかえそうといった言葉が、パートナーとけんかしたという姉をはげますように響いたりね、いや、でもちゃんと姉のこと思ってることもわかったりね、そうした多面性、よかったですよ。しかも、ふじょ子の言葉、姉だけにじゃなくユリ子にも響くし! さらに姉、ふじょ子の趣味もユリ子の気持ちもわかっててという、この皆によかったとしかいえない展開。ええ、ユリ子、むくわれたよ。これが嬉しくてならない回でした。

2019年3月5日火曜日

『まんがタウン』2019年4月号

 『まんがタウン』2019年4月号、発売されました。表紙は『あつあつふーふー』、蘭がどーんと表紙を飾りまして、手にはあつあつのお好み焼き持って、見事仕事スタイルです。ああ、戻ってきましたね、表紙見た瞬間に思いましたよ。着物に背景も、花あしらって、春めいて、これからの季節先取りして、とてもいい華やかさでした。新連載カットもございます。『珈琲と猫の隠れ家』。猫抱いている店長、ほんと強い表情してますよね。

『珈琲と猫の隠れ家』、新連載です。これ、コマ割り漫画なんですね。次の打ち合わせ先に向かうビジネスマンが訪れたカフェ。なにやらどうも普通のカフェではないようだ。ご利用時間? なにかと思ったら、猫カフェだったっていうんですね。しかし、印象的な絵柄、最初、ちょっと怖い漫画なのかと思った! 扉絵のバイトさんはいい笑顔なんだけど、店長が悪い顔していてさ、まさかとって食ったりしないよね!? しませんでした。独特の雰囲気、なんだか郷愁感じさせる、そんな誌面は悪くない。こういうのはタウンの強みなのかな。みたいなこと思ったりもしました。この漫画、あくまでメインは店長、バイト、猫たちなんでしょうから、このビジネスマン氏は今回きりなのかな? たぶん、そうなんでしょうね。

『新婚のいろはさん』。今回は夜の公園にふたりたたずんで、しかし、これ、今回はほぼここで、ベンチに腰掛けたまま進行するのか! ほんと、いろいろやってくれますね。のっけからの集中線。こんな身近にとても星空が見やすいスポット!! って、コントのはじまりじゃないんだから。ふたり、こうしてくつろげる場所を見つけて語らう、そうした語りがメインなのかな? 始の天文星座の話があれば、そこからちょっとナンセンスな方向に向かっちゃたりね、こういうところは作者の持ち味でしょう。面白かったです。始のいってた宇宙ハイウェイって『銀河ヒッチハイク・ガイド』よね? ちょっとにやりとさせられました。今回、まさかの見せ場、やられましたよ。高校生いろはさんの思い出! ああ、そんな時から! っていうの、始にもバレちゃって、ちょっと開きなおるところね。ええ、ええ、これには見事にやられました。ラストも素敵です。

『恋するヤンキーガール』。みんなで図書館で勉強するんだな。そこに現れたあんず。おお、めっちゃくちゃ可愛いじゃん。そうか、高校の制服、先取りだ、親戚に借りてきたんだ。髪もばっちりきめてきてね、いやもう、夢ふくらみますね。彼女と斉木のやりとり、あれ面白かった。褒められて嬉しい、けど即座にふる。いかしますわ。高校にいったらなにをしよう、皆がそれをいろいろに語るところ、ああ、ちょっと気がはやいようにも思うけど、いいよね、皆の夢、かなうといいよねえ。今回、私服ナデシコ、可愛いよねえ、そう思ってたら、ああー、その胸のうちに秘めた気持ち。斉木にぽろりと話してくれたその気持ち。この子はほんと、ひとり物思いしていたんだなあ。そんなナデシコ、斉木のアドバイス受けて、ああ、頑張りましたね。いいじゃないか。とてもいい。そうやって、思ったことちゃんと伝えられるようになったら、きっともっと仲も深まると思う。とてもよかったです。

2019年3月4日月曜日

『まんがホーム』2019年4月号

『まんがホーム』2019年4月号、先日の続きです。

『おんなのおしろ』。七海、住宅ローンを完済して、すごいな、やりました。それでマチカを呼んでお祝いだっていうの、いや、キャットタワーを運ぶ片棒に呼んだのかい? このふたりの会話、なんてことない日常のって感じなんですが、そうした言葉のはしばし、そこに過ぎていく時間とか、変わるもの、古びていくもの、そんな哀愁めいた感情ただよいましてね、ああ、これが味であるのか。七海の、ローン完済した我が城の、不備が目につきだして悲しいという、そうしたところ。ああ、これが味なんだろうって思うんですよ。

『スナックあけみでしかられて』。あけみさん、早起き、といっても11時なんですけど、どうしたのと思ったら、なるほど昼の営業やるんですね。スナックあけみ、本日貸切のひなママつり。お母さんたちをもてなしましょうというイベントで、きれいなちらし寿司! ママさんたち、スナックってどんななんだろうって興味津々だったり、あけみさんの気配りにすっかりほだされちゃったりと、いいですね。こういうもてなされるの、日々の苦労に対するご褒美だと思います。よかった。そんなあけみさんのプロポーズされた疑惑、噂が駆け巡ったりとかも面白かったですね。プロポーズしたの、ママさんのひとりなのに、あたかも本当みたいに広まっちゃって、ああ、それで乃里が泣いちゃうんだ。ほんとにあけみさんのこと好きなんだねえ。というか、鈴木先生、めっちゃにらまれてるやん!

『うちの秘書さま』。今回はお花見。七瀬が面倒くさがって庭でやることになるんですけど、山田がしれっと参加してる。見せつける家事スキル! いやあ、山田くん、いいよ。とてもいい。しかも、彼、ここに就職する可能性、うかがってるんだ! 堅実だよなあ。花見をするというので、庭を手入れしてくれていた田中さん。はじめが感動してるのがいいですね。そしてお花見がはじまれば、忍者のごとく人目を避ける田中さん。ほんと、面白いよね。七瀬がしかけた捕獲用わな。あの豆大福、ばっちり田中さんに回収されてるやん! やっぱりあのおやつのチョイス、完璧だったんですね。

『歌詠みもみじ』。アメリが知りたいひな祭り。黒板前の見下ろし構図のアメリ、あれ可愛いよなあ。ひな人形の迷信とか、雛人形の呼び名であるとか、そういった定番ネタにもみじたちらしさ、先生らしさを盛り込んで大変よかったですよ。キャラクター、人となり、それが実によく生きていると思います。変に対抗したがるまりなとかね、そして先生ですよ。それ、片付けてることになるのん!? ほんと、横着というか独特というか、このらしさがいいですよ。

2019年3月3日日曜日

『まんがタイムきららキャラット』2019年4月号

『まんがタイムきららキャラット』2019年4月号、先日の続きです。

『精霊さまの難儀な日常』。前半、後半でテンポ、雰囲気違えて、そのめりはり、大変よかったです。前半は精霊たちによる、人を知るための会議。そして後半は、待ちぼうけくわされておかんむりのともり発案のかくれんぼ勝負。これ、前半の会議にての人の価値観、気持ちを理解するという結論が、後半の強敵、ともり攻略の鍵になったところ、これもまたよかった。いい構成だったと思います。で、それはいいんですが、ともり、どんだけ強敵なのか。人智を超えた力でもって、およそ発見不可能と思われる隠れ方した精霊を、ばんばん見つけていくともり。隠れれば精霊たちを見事に翻弄して、いや、君こそ人智を超えていないか!? そんなともりの作戦見抜いたサラ。これ、ともりを理解するとともに、ともりとの距離を縮めている、そんな感触もあって、いいコミュニケーション回であったと思います。

すわっぷ⇔すわっぷ』。最終回でしたね。入れ替われなくなった春子と夏子。なぜなのか、いろいろ試して、考えて、その果てに、ふたりの関係は入れ替わりでこそ深まったけれど、ただ便利に入れ替われるだけの関係じゃないということが確認されたの、大変によかったと思います。春子がいいよなあ。不安になっている夏子に語りかける、その言葉のしみじみと実感のともなって暖かみのあるところ。ええ、ふたり、いいカップルでありますよ。で、その入れ替わり、再度できるようになりましたっていう、そのきっかけ! いやもうとてもいい。とてもいい最終回でした。最後のね、ふたりの笑顔、あれなんかもう素晴しかったですよね。

『mono』。めちゃくちゃ面白い。この丸石道祖神を探すイベント。実際にあったりするのかな? あったら面白いよね。でも、人ん家の庭にもあるとか、実際にやるとなると難しそうなイベントだなって思いました。丸石神を探してあっちへこっちへ、その移動する様子も面白いし、見つけた石のまんまる度が出てというそのギミックも面白い。95%超えとか見たら、おお、これもう上位確定じゃないの! とか思ってたのに、まさかの98%出現! そこからの対象外認定。ほんと、いいアップダウンじゃないですか。この一喜一憂に、移動中のやりとり、春乃の泣き言、そうしたところに見えるいろいろ、これが愛おしく感じられる。で、あの落ち! もうね、最後の最後でにやりとさせられる。うまいですわー。

『エクソシストと首輪の魔法』。こちらも最終回! そうか、これ、ラブコメだったか! なんかそんな認識なく読んでたのはきっとアルマを秀翔にとられたくなかったからだなあ。秀翔がアルマを失って、いよいよ待ったなしの状況からの再召喚。再び呼び出されたアルマに告げる大切なこと。って、そんなにも迂遠な! どんだけ素直じゃないん、あんた。でも最後にはアルマにちゃんと気持ち伝えられて、さらにはアルマのこと大切にしてくれたの、嬉しかったなあ。魔界に戻ってしまったアルマのもとに現れた、かつての人の友人、秀翔のご先祖、これもまたよかったですよ。

『先パイがお呼びです!』。素敵な扉絵だなあ! 今回は神社にてお祭り。ベビーカステラ探しにひとり行動してるマヨを引き止める狐面! あやしい! 不審者? 困惑するマヨだけど、そらそうやで。先輩でしたー。ええ、なんかわかってた。あの面とったところの先輩、いいですよね。いつもと違う髪形。でもって面はナンパ避け。そんな先輩と一緒にマヨが行動するところ、ほんといい雰囲気でしてね、ああー、ナンパは邪魔! あっちいって! ぐいってひきはがしたマヨちゃん、ナイスでしたよ。ふたりが別れる時に先輩が買ってくれたお面ね、あの、可愛いといってくれた先輩の笑顔、照れるマヨ、もう最高だったと思います。最後の生徒会3人もね、仲良い様子、素敵でした。

2019年3月2日土曜日

『まんがタイムオリジナル』2019年4月号

『まんがタイムオリジナル』2019年4月号、先日の続きです。

カントリー少女は都会をめざす!?』。突然、八重の前に現れた刺客! 手には刀! というんだけど、その小さいの、そうか、雛人形から奪ってきたんだ。自分も子供の頃、あの刀抜くの好きだったなあ、まではいいんだけど、八重のあの表現、平穏なひな祭りに突如襲いかかった刀狩りっ、っていうのが面白くって、ええ今回はひな祭り。近所の子、千秋ちゃんの家に八重と、それから大河さんがいくことになるんですけど、その途中の会話、田舎は土地が余っているというのが、まさか後々雛人形話で活かされるとは、まったくもって予想外でした。というか、千秋ちゃん、もっと人形大切にしてあげて! 道具はない、人形も足りてない、って、まさかのおひな様かいな! 一番肝心な人やんか! 雛飾りを楽しみにやってくるという椎奈のためになんとか誤魔化そうと頑張るのはいいけど、それがあの残念感溢れる落ちに繋がって、ええ、ほんと、あのシフトチェンジって表現にも笑わされましたよ。

『氷室君は板野さんの事が覚えられない』。板野さんのことが覚えられない氷室君。毎回、この板野さんに会って驚くっていうのやるのかな? そう思っていたら、おお、新しい局面にはいりましたよ。そうか、板野さんのこと少しは覚えられたのか! というか、その覚え方が酷い! ほんと面白かったです。だってね、今回、なんとか板野さんのこと覚えられるようにと日記つけてみたり、いろいろ聞き取りしてみたりして、それだけやっても、忘れてしまうんだろうなって。一緒にカラオケにいったけど、その時の楽しさ、一緒に過ごした思い出は、自分のなかには残らないんだ。すごくしんみりとした切なさ感じさせてくれたというのに、まさかあの落ちって! いや、もう、この落差、うまかったと思います。さすがでしたよ。ああ、そうそう。氷室君、板野さんは眼鏡かけてる方が美しいですよ。ええ、美しいですよ。

『大奥より愛をこめて』。蒔乃の床入り騒動以来、上様と御台様、ふたり結構仲良く過ごされているというお話。花見の宴でも、ふたり一緒に語らって、そして上様、隠していた気持ちがあきらかになってしまったからか、もうすっかりあけっぴろげではないですか。チューしようぜチューって! 禁じられていないところギリギリまで踏み込んでやろうぜ! みたいな、その割り切りよう。いや、でも面白い。そんな殿の、拒否されてえずくところとか、もうほんとおかしかった。そして蒔乃はというと、ひとり踊るその姿は、ああ西洋の振る舞いが身についているんだなって。その姿大変に美しかったのだけど、大奥を敵視する老中に見られてしまった。最初、あの老中、目付きこそ悪いけれど実はいいやつだったりしない? なんて甘いこと考えたんだけど、いやはや、とんでもなかったですね。もうまったくもって非友好的。新たな一悶着、その種がまかれましたね。

2019年3月1日金曜日

『まんがホーム』2019年4月号

 『まんがホーム』2019年4月号、発売されました。表紙は『らいか・デイス』らいかがメイン。桜の下、ちょっとおめかし、おだんごを食べているらいかです。『孔明のヨメ。』は孔明、月英夫妻が、これは桃ですね。桃園の誓い? いやそうじゃなく、孔明の時代の中国で春といえば桃、ということなんでしょうか。美しく、晴れやかなカットです。他に『河原課長とギャル部下ちゃん』、『キャバ嬢とヒモ猫』のカットもございます。

今回、新規ゲストが3本。そのすべてがワイド四コマで、また内容もこれまでまんがタイム系列では見なかった、そんなテイストが感じられます。本当に試行錯誤、どういう四コマが受けるか模索、挑戦しているという感じですね。

ゲスト1本目、『BL漫画家と受けダンナさん』は、新婚夫婦を描いたもの。はいいんですが、交際0日で結婚したふたりというの、出会ってすぐということなのか、あるいは友人関係から一足飛びに結婚することになったのか、どちらなんだろう。前者のような感じがする。理系の夫とBL漫画家やってる妻。そんな妻が、夫の風貌に萌えて、というのも理想の受けを体現しているから!? なんだかホクホクの妻と、女性との距離感に戸惑ってる夫と、ちょっとチグハグ? これからだんだんにふたりの関係深めていく、そんなちょっと特殊な夫婦ものですね。

『2年B組オネェ先生』。休職した担任にかわりクラスを受けもつことになった教師、姉崎宗次郎はオネェ。オネェっぽいんじゃなくて、本当にオネェなのか。化粧までしている。そんな姉崎教諭が学校を案内してくれと頼んだのが、主人公である名取浩介。日直だからというのだけど、なるほど本当はそうじゃなかったのか。本当はふたりは幼馴染み。つまらなそうにしているコウのこと、見てられなかったのか。教師と生徒ものというよりも、年の差幼馴染みもの、でもってちょっとオネェ要素、って感じに見てやるとしっくりいく感じ。トリッキーな設定にも思えたりするけど、基本のところは結構オーソドックスかも知れません。

『私の姫は王子様』。これは、なるほど女装ものなのか。自分好みの動画配信者を求めて、探せども探せども見当たらぬ理想の娘を、ならば自分が生み出そう。自身の推しポイントを列挙して、少しでも理想に近い娘はいないものかと、自身の周辺をチェックするも見当らず、と、そこで白羽の矢が立ったのが、学園のプリンス。知れば知るほど理想に近い。ならばいっそプリンセスに改造してしまえ! という、今回はその導入でした。

『孔明のヨメ。』。前回は、三顧の礼、孔明にとっての大きなイベント、それだけに孔明その人の心情もろもろが主に描かれて、それはそれは圧巻だったわけですが、今回は妻月英にスポットライトが当たりまして、全体にちょっとゆるめ、コミカルな要素も多めでありました。とはいえ、月英の父との対話、これすごくいいですね。父の娘に対する思い、それがよくよく描かれて、自慢の娘婿との別れができなかったこと残念がったり、そして娘の健気さ、改めて知り、もう心底骨抜きにされたり。そんな感情豊かな父がですよ、娘との別れ、本当はつらいだろうのにぐっと胸に押し隠して、月英が孔明と離れ離れになるよりもよかったと、送り出す。あれは本当に感動的でした。龐士元との会話も、そして義弟夫婦、均と林に月英のかけた言葉も、皆の気持ちのよくよくゆきかう、しんみりと、けれど暖かさ感じさせるものでありました。ああ、これで、ひとつの区切りがついたのだなあ。そんな感慨の溢れた今回。けれど最後の最後、なんだかんだでまた農作業にいそしんでる孔明! あれ? 思ったほど状況変わらないのかな!? なんて思わされてびっくりでしたよ。