2016年2月16日火曜日

『まんがタイムきららミラク』2016年4月号

『まんがタイムきららミラク』2016年4月号、発売されました。表紙は『桜Trick』、春香がお菓子作っていまして、ボウルいっぱいの緑色のぐねぐね!? なにこれ! って、抹茶チョコレートですよね。なるほど、抹茶、あげる相手は聞くまでもなく、ええ、優のこと甘やかす、そうした気持ちが見事に溢れておりますね。制服にエプロン、背景のポップさ、そのどれもが可愛くて、ちょっと春っぽさ感じさせる色合いも悪くない表紙であります。

『魔王城のお姫様』、新連載です。魔王の城にとらわれになったお姫様、ですよ。最初、お姫様とは思わずに、こちらの世界、現実の世界のお嬢さんが、なんかファンタジー世界に、魔王の城にとらわれて、みたいな風に勘違いしていて、なんでだろう、そう思ってたら、ああ、そうか、服装か、セーラー服っぽい、その格好でそう思ったんだ。人間、グランハイム城のお姫様、メルル、結構とらわれの生活満喫してまして、食べ物にはなじめない、部屋も立派じゃないと嫌、その結構なわがままっぷり。悪くないんじゃないでしょうか。魔王のコレクションという立場を利用して、交渉を有利にはこんだりね、それから部屋を持たない魔族のメイドたちを自室に住まわせたり、やりたい放題、いい感じです。

『汝ミミっ娘なりや?』、ゲストです。来糸しずの高校生活がいよいよはじまろうという日、教室で出会った狼少女に戸惑って、なるほど、この世界には人狼がいるのか。でも、悪い子ではないみたい。というか、むしろ臆病で、人は怖いと姉からずいぶん脅かされてきたみたい。そんな彼女、噛先ルカがしずに手懐けられる、そのプロセスが見えるの、悪くなかったです。しかし、クラスにこんな子いただろうか、そういうしずに、カーテンの中にいたというルカのね、あの絵面、おかしかったなあ。まだよく知らない人の世界を、しずを通して知る。しずのこと好きになって、またいろいろが楽しみでしかたない、そんなルカの様子もよかったです。

『マグネティック♥』、ゲストです。これというギミックは用意されていない模様。同じクラスの理乃と伊澄、ふたりの下校の情景が描かれて、アニメを見たりゲームに結構なお金を投じたりする理乃と、そんな理乃のこと理解できないと思いながらも気にしちゃってる伊澄。ふたりのやりとり、それぞれに相手のこと意識してる風が見てとれて、またそのポイントがちょっとずつ違うんですね。クールに見せて、可愛いといわれると喜んでること隠せなかったり、そういう様子、互いのやりとり、立場は対等? いい感じだなって思いました。

『サーヴァント・ドール』、ゲストです。観月紅奈が入学した学校は、全寮制のお嬢様学校。まわりの生徒たちは相当なお金持ちの子女であるらしく、メイド持ち込み可。御影かんなにはメイドがひとり、そのメイドというのが穂波葵。丸ノ内まどかにはメイドが1人、鳳凰院虹絵には3人、流永るるには20人。けれど紅奈にはメイドはおらず、しかしそんな彼女のもとにやってきたのが、姉に頼まれてやってきたという女の子。ちょっと常識がなくて、いろいろやたらアクティブで、はたしてこの子は! ええ、紅奈がかんなに話した、姉になくされてしまったお人形のももか。そのももかが、人の姿となってやってきて、紅奈のメイドになりますよ! 最初、メイドのどうの、それが紹介されている時には、どういう漫画なのだろうかなって思ってた。ところがここにももかが現れて、その生き生きとして元気な様子、紅奈を抱えて走る様なんてのをね見せられて、なんだろう、わくわくさせられるものあったんですね。いいんじゃないでしょうか。悪くない、とてもいいと思う。これからはじまる寮での暮らし、楽しみでありますね。

  • 『まんがタイムきららミラク』第5巻第4号(2016年4月号)

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