2022年10月31日月曜日

『まんがタイムきららキャラット』2022年12月号

 『まんがタイムきららキャラット』2022年12月号、昨日の続きです。

『ササエルの中には誰もいない』

ササエルの中身である小依を男の子だと勘違いしてしまった未萩。ああ、これからどんだけ誤解が深まるのだろう。見事に可愛いササエルになった小依を見て下着を気にしてみたり、ササエルに可愛いといわれてなんかメロメロになってみたりと、実にその感情が忙しい。

これ、もう完全に後戻りできないくらいに男の子小依のこと好きになるまで誤解したままでいてほしい! ほら、クジベェくんの中身が女性と知って嫉妬しはじめてるよ? 男の子小依のまわりにいるお姉様たちに一言では言い表しにくい複雑な感情抱きはじめているよ?

ああ、いいぞ、その調子だ。もっと男の子小依のこと好きになるんだよ、未萩。

なんて思ってたら、ステージ後のこと、小依が女の子であると決定的に理解するイベントが発生! うわー、未萩さん、はやい、はやいよ!

気持ちをもてあそばれたとショックな未萩さん。仙台ってお固いのね、こっちじゃ全然ありよ。ほんと、このまま小依への思いを育んでいただきたかったです。

『うさパン焼いて悪いかよ!』

休日にも予定があるらしいハチ。友達からの遊びの誘いも断わって、なにをしてるのかというと可愛いパンケーキを食べに街に繰り出していたんですね。

しかしこの人、ほんと素直になれない損な性格! お目当てのパンケーキを前にして、いざ写真を撮ろうと思ったところに、まさかのクマ。一口で証拠隠滅ですか!? いやはやもったいない! というか、クマになら可愛いもの好きを知られてもいいじゃんよ。なにをいまさらってやつじゃないですか!

とか思ったんですが、ハチ、まだまだそこまで割り切れてないんでしょうね。

その後も可愛いもの探訪しているクマに乗っかって、あっちでこっちで可愛いもの堪能しまくるハチですよ。ほんと、そんだけ心動かされてるの目撃されてるのに、まだ隠すんだ。でもって続くティールームにて、まさかのカップル割! 突然にクマとカップルという関係認識させられて、いやいや、そこは臨時のものと割り切りましょうよ!

こうしたところ見るに、ハチって人はほんとのほんとに芯から真面目で、嘘のつけない人なんだなあってのが感じられて好感でした。

この日を機にクマと出掛けるようになったハチ。人目が気になる駅前の店には変装していくことになって、いや、この変装ハチさん、可愛いな! しかもこの姿、良に目撃されても全然バレないんだ!

でも嘘のつけないハチさん。せっかく変装してたのに、バレてなかったのに、あやうく自分からバラすところでしたね! ほんと、この人、感情が素直に表に出てしまう、そんな可愛い人だと思います。

『ニチアサ以外はやってます!』

バスケ勝負の末にあかねとの和解にいたったたすく。撮影セットの設営に手を貸してくれて、もうわだかまりやなんかは完全になくなったみたいですね。でもその息のピッタリさ、仲良さそうに笑いを交す様子見て、今度は部長が嫉妬するんだ!

あかねくん、君はモテモテだな!

戦いの果てにたすくは仲間になるんだろうな、そう思ってはいたのですが、まさかこうした役割を担うことになろうとは予想外でしたよ。

あかねの求めた強遠近のセットは完成した。いよいよはじまる撮影。アクターはもちろんあかね。ではあかねの戦う怪獣には誰が入るというのだろう。

唯は照明を担当するという。ということは……!?

ここでまさかのたすく抜擢! 本格的に特撮研の重要メンバーに躍り出たたすく。あかねとともに、どんな特撮世界を描き出そうというのでしょう。

その様子は次号! 刮目して待てというやつですね。

2022年10月30日日曜日

『まんがタイムきららキャラット』2022年12月号

 『まんがタイムきららキャラット』2022年12月号、一昨日の続きです。

『ごきげんよう、一局いかが?』

またひとり増えた麻雀友達、西園寺乃々花さん。この人、みた目ちんまり、ちょっとおどおど? で、すごく凝り性! あのアバターにかけた情熱、それがもうこの子のキャラクターを一発でズドンを知らしめてくれてますよね。

さて今回、初心者でも大丈夫なようにと持ち時間長めにしてみたら、なんと昼休み中に対局が終わりませんでした。ということで、放課後に持ち越し! とにかく皆で麻雀やりたい冴と、冴と一緒にいられるならどんな無茶でも通しそうな千星。いやもう、ふたりとも極端だな。かくして自然と乃々花がつっこみ役になってしまうわけか。これから大変ですよ? 乃々花さん。

ハンバーガーショップでのいろいろ。千星の初来店発覚から冴から可愛いといわれて大赤面。素晴しい。そして肝心の麻雀も、乃々花がもたもたしてるのはしかたないとして、冴も千星もあんま変わらないってのがおかしいですよね。千星なんて、ポンのダイアログにうかつに鳴いちゃうし、で、それを反面教師にすればいいといわれて喜んじゃうとかね、この千星のこれまでになかった経験を冴たちと一緒に知っていくというところがね、見ていてとても可愛く面白い。ええ、千星にとって皆での麻雀は、知らない世界を知っていく冒険なのかも知れませんね。

そして今回の一番面白かったとこ! 役がわからないからとにかくリーチしてみたら、待ち牌0だった乃々花さん! いやほんと、これ、最高だった。意気揚々とリーチした直後のあの顔! で、もう一段落ち込みが待ってるのがね、一段階でも相当面白いのに、さらに重なる面白さ。最高でした。

麻雀に入れ込んでるとはいえ、長居はよろしくないと切り上げる、そうした千星のエレガント仕草で乃々花の初対局はさらりと終了。このさわやかさ? 素敵な感触でした。

『ばっどがーる』

林間学校二日目。魚獲りをやります。というんですが、素手でいくのん? そういうもんなん?

生け簀みたいな感じで池に放されてるのを捕まえるんでしょうが、釣るでもなく手掴み、あるいは勢いよく池の外に放り出してやればいいというの。こういう体験もあるんですね。というか、優が持ち出してきた投網。なんでそんなもん持ってきとんのん! からの、あれも結構難しいんだけど、うまいこと広がってるな、と思ったら禁止なのか。

魚とたわむれてびしょ濡れになった優。着替えようとしたら亜鳥からの手紙に気がついて、そのお誘いに喜び勇んで馳せ参じるんですよ。さすが優だ。それでこそ優だ、と思うんですが、ふたりだけの花火大会。皆には内緒で、こっそりふたりの時間を過ごしていい思い出だあ! とか思っていたらね、来年にはもう亜鳥はいないんだって話が突然放り込まれてきて、ああそうだよ、そのとおりだ。この当たり前で、でもそれが唐突に出てきた感じがね、優の受けたショックを自分も受けたように感じられて、だからこそ亜鳥の望む思い出づくり。それに全力で反応する優が身近に感じられた。

なんか楽しい大騒ぎみたいな感じの林間学校でしたが、この突然の切ない展開に、ちょっと気持ちもしんみりとして、それだけにふたりにはさらに特別で大切な思い出、たくさん経験してほしいって思いましたよ。

『メールブルーの旅人』

レストランがたくさんある世界を訪れたクマノミ。そこで出会ったスミレ。厄介評論家をばっちりおいしい料理で唸らせて追い返すその頼もしさ。この世界の住人なのかな? と思ったら、外から来たAIなのだそう。

そのスミレが語る世界のルール。情報世界に長期滞在すると、その世界の記憶が過去の記憶を塗り替えていってしまう。時間制限で強制帰還させられる理由、ここにきて判明! けれど、過去の記憶が失われるリスクを知りながらこの世界に長期留まっているスミレ。なぜなのか。探している人もいるというのに、それでなおこの世界にて足を停めたその理由。語られれば、スミレの心情とともに胸に届いて、この物語のどこか悲しげであるところ、その一端がこの子にも同じく担われているのだなという思いがしたのでした。

失われた世界の情報を辿っていく旅。大切な誰かを求める気持ち。はかない思いやかすかな希望、そうしたものがクマノミに託されて共に旅していくんだな。今回のエピソードは、大切な誰かに向けて送り出された、ボトルメールのようなロマンチックがあった。その届かないかも知れないと思いながらも託される希望、そうしたものにしばし打たれる思いでいました。

2022年10月29日土曜日

『まんがタイムオリジナル』2022年12月号

 『まんがタイムオリジナル』2022年12月号、一昨日の続きです。

『敷金礼金ヤンキー付き』

すげえ、訓練が速攻役にたってる!

消防署からいわれて避難訓練をやることになったサンライズ荘。立ち会いは消防署員でなく姫子というんですが、これ、きっと、警察でもサンライズ荘となったら姫子に役が回ってくるようになってるんだと思う。でも実際、このアパートに関していえば、姫子が適任というか、この大家に真正面から文句がいえて、本音まじえてやり合いながらも穏便にすませられるの、姫子以外にいないと思う。ほんと、今回もつっこみが冴え渡って素敵でしたよ、姫子さん。

しかしこのアパートの避難訓練、想定が物騒すぎる。火が出るまではいいとして、なんでそれが放火なん!? しかもそこから火事放置で犯人探し、いや報復に向かおうとする血の気の多さ。このアパートらしいんですけどさ、火事と喧嘩、江戸の華ですかい。ほんと、この一致団結する様。さっきまで訓練を面倒がってた連中とは思えない切り替えの鮮やかさでした。

しかも続いての不審者侵入訓練。今どきならこういうのもあるのかも、なんて思ったら、なんとまあ生き生きと大喧嘩。大家も応援しない! 冷静につっこむ姫子が本当に面白かったです。

で、ここからですよ。早々に訓練から抜け出していた七恵がですよ、ガチ不審者に遭遇。凶器携帯しているのを見て勝てないと察知するやいなや、逃走。避難先がわからず戸惑う近隣住民に声かけて、やばい奴をもっとやばい場所に誘導するその判断。

いいわ、かっこいいわ。ご近所の役にたってるわ。しかも誘い込まれた先のサンライズ荘の住人たち。不審者相手に大立ち回りするんだけど、これ、水を得た魚のようってやつですよ。というか、姫子が参加してないよ! 介入する暇もなかったのか。ほんと、適材適所で、ついさっきシミュレーションした不審者対応そのままに撃退してみせて、素晴しい活躍。というか、威勢がよくてなんかすかっとするな!

最後に大家、感謝状貰ってますけど、これ避難訓練への協力だけじゃなく、不審者逮捕でも感謝状も貰える状況では? とはいっても、大家はそんなん欲しがらなさそうですよね。むしろ面倒だからと断わりそうな気がします。

『通勤通学クエスト』

柏木がスマートフォンで釣りゲームやってるの見て実際の釣りに誘ってくれた菊池。誘ったのは柏木だけだったはずなのに、桜井もついてきちゃった。

この桜井さん、面白いですよね。美人でやり手っぽく見える人だけど、人の話聞かない。思ってることズケズケ口にする。さらには動作が粗雑! あの釣り針を菊池に連続してひっかけるの、怖い! 怖いよ! でもそれで思いっきり落ち込むところね、こういうところがなんか可愛らしい。悪気がない、すごく素直。その感情のすぐ表に出ちゃうところ、チャームポイントだと思う。

菊池評価だと優秀な柏木。それが釣りでも実証されて、菊池の行動よく見て、そして釣り場をよく観察して、見事に一匹釣り上げてみせた柏木。よくやった、優秀だって自分のことのように喜ぶ菊池がすごくいいよね。それで自分は不出来だと落ち込む桜井がおかしくて、でもそんな彼女を柏木が元気づけてくれるでしょう。

それがまた優秀だなあってなっちゃうの、すごく面白かった。少人数で限られたやり取り通して、それぞれの個性をしっかり表現してそれが面白くてチャーミングなの、すごいことだと思います。

『オネェの恋のはじめかた』

わーお、水着回だ! って、なんで女子のプールなのよ。あたしが見たいのは、水着姿の時宗と翔人のからみなのよ!

思わず色めき立ってしまうところでしたが、バスケやってる男子たち、犬飼のマークを抜いて見事にダンクを決める時宗とかね、かっこいいわ色っぽいわで大満足! いやもうこりゃあ女子も騒ぐよなあってなもんで、時宗がこれなら相棒の翔人はどうしてるの!?

ああ……。

いやもうこの落差よ。ほんと面白いんだけど、いわゆる苦笑ってやつですよ!

今回の展開、読み違えました。3人にがっちりマークされた時宗。ピンチ? そこに桜子の懸命な声援が飛んで、意識しすぎちゃった時宗が固くなってパフォーマンス発揮できなくなっちゃったりするのかしら!?

と思ったら、声援効果でバフがついて、まさしく無双状態になっちゃったんだ! その大暴れの大活躍ぶり、描かれこそはしなかったけど、尋常でない活躍する時宗に蹂躙される男子たちを想像すると、それだけでもう底抜けに面白い。

ええ、恋は人を強くするんですね。時宗ならなおさらです。

2022年10月28日金曜日

『まんがタイムきららキャラット』2022年12月号

 『まんがタイムきららキャラット』2022年12月号、発売されました。表紙は『mono』。本編と連動? 富士山をめぐる旅の途中。三国第一山富士浅間神社から臨む富士でありますね。遠くに富士山、そして手前には塔と鳥居が見えますよ。季節は秋、紅葉の季節ということで紅葉も赤く色づいて、この眺望に彩りを添えています。表紙右肩にある検索窓とサジェストが、紅葉と富士山を一度に見られるビュースポット、まさにここが見どころであることを教えてくれています。

『mono』

さて、本編ですよ。驚きのストーリー仕立て。自治体発の企画で、富士周辺に点在するビュースポット巡りをレポートしてほしい。10ページで再来週頭が締め切りと聞かされて、ざっと工数を計算。余裕もあるから、今ある仕事を片付けてから取材すればいいか、なんて余裕かましている春乃ですよ。

あ、これはなんかフラグの予感がする。

そう思ったら案の定! でもまさかそれが台風接近とはまったくもっての予想外。いやね、春乃の仕事が押しちゃって、どうにも時間がとれなくなってとか、そういうのだと思っていたんですよ。

列島を縦断する台風のせいで、取材を予定していた週は雨続き。なんとか取材をするには、翌週を待たず弾丸で13箇所を一気にまわる。って、大丈夫なのか? いけるのか? ハラハラしながら読み進めたら、曇りのせいで肝心の富士山が見えない! あっちでもこっちでも見えない!

その逆境の中、強引に想像力で補っていく春乃なんですが、まさかこれ作者の実体験が漫画になってるとかですかね! いやもう、取材ってのも大変だなと思いながらも、そのおかしさ、並大抵ではありませんでした。

それだけに、霧を抜けたその先に広がる景色、その感動がこれでもかと実感されるのですから、やっぱりなにごともスムーズにいきゃあいいってもんじゃないですね! って、まさかのなでしこ!?

ほんと、なにが飛び出してくるかわからんのがこの漫画であります。

『RPG不動産』

サトナの暴挙が続きます。

セレニアを動力源とし発射された砲撃が島を襲う。なんとか守ろうと張られたバリアもまるで効果がなく、その威力の前に翻弄される島の住民たち。なにをどうしようとサトナを止めることはかなわないのか?

この逆境としかいいようのない状況の中、サトナがこうなるにいたった過去が垣間見える瞬間があったのですが、だとしてもここまでの振る舞いを免責し得るものではないでしょう。

逆境も逆境。目的を果たすために必要なものは手に入ったと、ルフリアもろともファーを地上に落下させるサトナ。絶体絶命!? このピンチに現れたのは我らが主人公、琴音でありますよ。

しかしてここから反撃なるか。なにせ相手は、あの尋常でないサトナです。今、ここに終結した面々で太刀打ちできるのか。まだまだ緊迫の展開は続きそうです。

『恋する小惑星』

先生に誘われて地底探検ツアーにいくことになった地学部の4人。目的地は大谷石の採掘場。今も採掘されている場所から跡地にいたるまで、幅広く見ていくというのですが、ここで石に詳しいチカが大活躍。大谷石、すなわち流紋岩質軽石凝灰岩について、案内のお姉さんと一緒にしっかりばっちり解説してくれています。

しかしここからの説明、なんかどこかで聞いた覚えが……、と思って読んでいたら、あ、そうだ、『ブラタモリ』でやってたやつだと思い出して、ひとつのトピックをいろんなメディアを通し、異なる視点から見るというのはまた面白いことだなあと実感させられることとなりました。

大谷石の色を保つためにレモン味の炭酸ジュースをかけるといいとか、これ、クエン酸と炭酸がいいのかな? ほんと面白いトピックでした。さらには砕石跡地に訪れた時に、あ、なんかこれ、特撮でよく見るところでは? と思ったら、しっかりそこに触れてくれる嬉しさあり、この興味の幅によって見るところ、感じるところが違ってくるのが本当に楽しかったです。

地底湖をゴムボートで移動するところとか、これもわくわくさせられるものありますね。実際に訪れたなら、きっともっとすごいんだろうなあ、なんて思わされて、出不精な自分にしても興味かきたてられるものありました。

2022年10月27日木曜日

『まんがタイムオリジナル』2022年12月号

 『まんがタイムオリジナル』2022年12月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』。ハロウィン表紙ですね。えらいこと迫力ある吸血鬼山下さんがどかんとメインに陣取って、そのそばには貴族然とした赤坂先生が雰囲気たっぷりに! 魔女をやってるのは『可愛い上司を困らせたい』恵。『小森さんは断れない!』しゅりはゾンビ? いや違うな、フランケンシュタインの怪物ですよ。ひとり毛色が違うのが『らいか・デイズ』らいか。いや、これ、カボチャマンだろ? らいかひとりが正義の味方やってますよ!

『おしかけツインテール』

花梨、合格! かくしてはじまる引っ越し準備。母、八重も一緒に引っ越しとなるわけですが、テレワークメインになっていくの? 今は申請中。その結果も無事出て、ああ、本当にふたりこの家を出るんですね。

ものさびしさ感じさせた今回。大学生になる花梨に自分を反面教師にでもしてくれたらと卑下する俊郎に、涙ながらに抗議する花梨にこちらも泣かされて、ああ、花梨にとって俊郎は、駄目なところもそりゃあるけれど、それでも大切な人なんだ。困った時には力になってくれた、頼りになる、そんな人だったよね。そうした花梨と俊郎のこれまでが、この場面に凝縮されていたと思いました。ええ、こうした感慨もまたものさびしくさせたりね、感情がいそがしいのです。

そして俊郎、これからは彼のターンなのでしょうか。自分の過去に向き合う、その覚悟を決めたようですよ。

『となりのフィギュア原型師』

のじこだ! のじこがきた! ああ、これからしばらくはのじこ回なの!? 最高だ、のじこちゃん大好き。夢のような回ですよ。

のじこ、なんと半藤に弟子入り志願ですよ! いや、弟子入りってほどではないんですけど、自分でフィギュア作れるようになりたいという。自分の推しのVタレントの立体があまりになくて、その実在を感じたいがためにフィギュアが欲しい。なのにどこからもフィギュアが出ていない!

となったら自分で作るんだね。DIYだ。プロに依頼すると100万かかる。だったら自分でやってみよう。

こののじこの思いが、上達のために誰かに教えたいと思っていた半藤のニーズにバチピタですよ。

で、ここからの展開! ピアスバチバチ金髪プリンが怖がられたから髪を黒染めしたはぐちゃん! マジか! 普通に綺麗めのロック少女だ! さらにのじこ弟子入りを知ってやってきた倉田! マジか! フットワーク軽いな。将来どうなるかはわからんけど、今はただのなんでもない女子高生よ!?

ここからの、どうしてプロになったのか話とかも面白かった。はぐのいう、マイナージャンルにハマるとキツい話、この重さ! そしてひとつ作りきったのじこの、さらによいものを作りたいという気持ちが見えるラスト。

ほんと、これ、よかったな。最高だと思う。けど、はぐちゃん提供の男の資料、それってガチムチ筋肉祭なのでは!? のじこのニーズにマッチしてるのかな!?

『カントリー少女は都会をめざす!?』

文化の日にやたら張り切る八重。文化に触れるというのですが、八重がそういうってことは都会の文化に触れるってこと? そう大河にいわれて、文化の日しか都会の文化に触れられない!? 一気に落ち込む八重!

いやいや、八重さん、それは考えすぎってやつですよ。もっと、もっと気楽に都会に取り組んで?

今回、同じ文化に触れるにしても八重と亜紀でその手法が違うのが面白かったです。未知の文化に触れんがため、自ら打って出るのが八重。対し亜紀は家にこもってひたすらアニメを見る。未知のジャンル、知らないアニメに触れることで新たな扉を開こうというんですよ。

これ、自分は亜紀タイプだなと思う。というのは、ついこのあいだのこと、ホラー映画開拓なんてのをやってたんです。どうにも自分はホラーと相性が悪い。怖いと評判の映画を見ても、どうもピンとこない。でかい音で驚かすのは怖いとは違うよな? 虫とかブツブツとかで気持ち悪いのも違うよな? みたいなこと思いながら見てしまうせいかも。それでいくつか評判の映画を見てきたのですがどれもピンとこなくって、最終的に『ヘレディタリー 継承』に辿り着いて私のホラーと出会うための旅は終わりました。

さて続いては八重たちが暮らしている土地と都会の格差の話題。地元の文化ホールは文化の日には高校吹奏楽の発表会やるのに対し、都会となると休日平日問わず予定びっしり。さすがの八重もそこまで驚いてしまうのか。って、亜紀とみなも続いて一緒にびっくりしているあの絵面のパワーよ! ひとり大河だけなんの反応もしとらんのな。

ここから続く地元の文化ホールあるある。駅から遠いのは大変だなあ。でも自転車でいくから大丈夫というの、この土地は車社会だから駅から遠くても大丈夫なのかも知れませんね。

かくして大河とみなと八重の3人で吹奏楽の発表会にいきました。ここにひとり亜紀が不参加なの、おお有言実行だ、家で文明開化してるんだ。このしっかり自分のペース守る亜紀が素敵です。

2022年10月26日水曜日

『まんがタイムきららフォワード』2022年12月号

 『まんがタイムきららフォワード』2022年12月号、昨日の続きです。

『追風のジン』

新たな展開がはじまりましたね。

サイガ村に滞在している医者と称する男。腕は確かなようだけど、どこかあやしい。風魔結晶なるものを探しているというのですが、はたしてこの結晶でなにを成そうとしているのか。見た目こそはあやしいけれど、実はいいやつとかそんな展開もあるのか?

あるかも知れんから、ほんとこの先の展開が読めないですよね。

さて、道中にて急に発熱したココロ。尋常でない高熱だというのですが、急ぎサイガ村へと辿り着き、例の医者、氷室イオリのもとに担ぎ込まれる。イオリがココロを診察した際に、気づいたものはいったいなんなのか。ココロのスーパーパワーの源とかなんかそういうの? ともあれ、なにかココロにも秘密がありそうです。

そして一方、ジンとスパナはイオリの探し物、風魔結晶に辿り着く。イオリを不審に思い結晶を隠していた村の娘、キリエと一悶着の末、彼女に返却するのだけど、ここでイオリとジンたちの対立関係が発生? となると、ココロを預けたのはまずかった!?

今回は新たな章の幕開け、導入といったところ。次回にはお話も動いていくのでしょう。意外やイオリもマサムネよろしく、最終的にはジンと共闘する間柄になったりするのでしょうか。いずれにしても期待であります。

『え?結婚って3次元でもできるんですか?』

結婚相談所に登録するか迷っているヒカリ。まず当初の問題として入会金の高さが持ち上がって、その額たるや50万。けれどその値段について、妹からはそんなもんだろうと、メッセージやりとりするオタ友達からも、金払いと民度は比例すると後押しされて、思い切って支払う決意をするにいたるんですね。

とはいうのだけど、50万円というハードルがあることで不埒なひやかしや地雷を避けやすくなるという期待。これを主人公であるヒカリが自らくつがえしていくってのはどうしたものだい!? 見え見えの地雷はたしかに減るかも知れないけれど、金払いのいい地雷は確実にいることをヒカリが見事に描き出して、コミュニケーションに難あり、金のかけどころがおかしい、でもってヤバいレベルの夢見がち!

大丈夫なのか? この漫画は、とら婚が協力、すなわち結婚相談所も悪くないな、こんないい出会いがあるんだったら自分もちょっと婚活市場に打って出てみようか。みたいに思わせるのが最終目標なのだと思っていたんですが、違うのかな? ヒカリの無謀や満身創痍を目撃せよ! ってのが趣旨なのですかい!?

いやもう、ある意味誠実なのかも知れません。でもアドバイザーの助言にやって、ここからヒカリの変わっていく様が見られるようになる? 無理無茶無謀なヒカリの希望が修正されて、自分でも納得できる、そんな現実的な、けれどどこか理想的な結婚に漕ぎ着ける日だってくる!?

どうなのだろう。いやでも、今のところはヒカリの言動が生み出すスリリングさを味わう、そんな漫画になっていますよ。

2022年10月25日火曜日

『まんがタイムきららフォワード』2022年12月号

 『まんがタイムきららフォワード』2022年12月号、昨日の続きです。

『スローループ』

小学生たち、主には二葉と藍子、ふたりの関係に注目といったところでしょうか。二葉とのお出かけに気合いのはいる藍子だけど、到着してみれば男子がふたり。さっそくがっかりしています。

潮干狩りをするんですね。熊手を手に砂を掘ればアサリがざくざく出てくる。熊手がなければ、塩を使ってマテ貝捕獲に切り替えて、この海の生き物を前に生き生きとして楽しそうな二葉が本当に魅力的。海のレジャーを満喫していますよね。

潮干狩り、ひととおり楽しんで一段落? そう思ったら、子供たちの話すこれからのこと。今回こられなかった山下しーた君は私学受験で塾通い。ザッキー山崎も山下と遊ぶ時間が減って、さらには進学を機に遊ぶ機会も減っていくだろう、いろいろさみしい思いを抱えているのですね。

そしてここで藍子の心配。今後の進学、進路次第では二葉との時間が減っていくかも知れない。離れていくかも知れない。この子はわりと心配性ですけど、今回もそうした性質がよく出て、この物思い、どのように膨らんで、そして解消されることになるのか。

なにごともなく平穏に落ち着けばいいですね。憂いなく、楽しい時期を過ごしていければいいですね。

『球詠』

本当に予測もつかない展開をしてくれます。

これまでこの漫画を読んできて、なお私という人間は、主人公チームは運もなにも味方につけて、ピンチにおいても、逆境においても、逆転の目を引いて勝ち上がっていくのだと思っていたようですよ。

ところが今回、いよいよこれから新越谷の逆転、さらなる追加点をあげ見事勝利を飾るのか、あるいは延長線へともつれ込んでいくのか。ヨミの打撃に、続く打線に期待をしたのだけど、まさかこのような決着をするだなんて。ずっと後悔の念にさいなまれている芳乃を誰か救ってくれ、自責の念に苦しむ菫に奇跡のような一打を! そう願っていたのですが、ああ、新越谷、ここで敗退です。

負けて落ち込む気持ちもありながら、同時に課題も見えてきた新越谷。自分たちが次に求めるべきことがはっきり意識されていたのは、これからの成長、変化を予感させる好ポイントでした。

ただ気になるのは菫の落ち込み。他の子たちよりもよほど深く沈んでいて、ああ、これは菫への試練なのでしょうか。これまでも描かれた、苦悩しあがいて、抜け出すとともに強みを身につけてきた、そうした局面が菫にもおとずれたのかも知れませんね。

『高瀬さんはドル活に夢中です』

高瀬さんがいよいよヤバくて笑っちゃいましたよ。食費を削ってドールに全弾投入していくドール狂の彼女。江田に心配されて反省しました。今日の昼食は安くてたくさん、お買い得スティックパン!

って、あかん、栄養偏る。あの呆然とする江田にさらに笑わせられて、さすがに心配ですよね、江田がおかずを提供してくれました……。というか、もう一緒に住め。

でも実際、高瀬のこの行動って、金のないオタクには共感できるものなのではないでしょうか。交通費節約するために電車バスに乗らず歩く。食事はコスト重視で栄養面、さらには味も考慮しない、などなど。けちけちと小銭を貯めて、少しでも多く趣味に投じる。涙ぐましいというか、時間はあっても金はない、多少の不摂生でも体に影響しない若いうちの暴挙ってやつですよ。

こういうことやってるの男オタクが多い印象あるんですが、やっぱり女子オタクでもあるんですかね。あるかも知れませんね。でも女子オタクは男オタクより身だしなみとか気にする人多いから、ここまで極端に切り詰める人は少なそう。いや、どうなんだろう。世の中広いからな。

とにかく無茶ばかりしてる高瀬のこと心配して、いろいろ世話焼く江田ですよ。さらにはドールの撮影のコツまでアドバイスして、いやもうがんがん好感度上げていきますね!

ということで、はやくも高瀬を家に招くことになりました。って、はやっ! 展開、めちゃくちゃはやいな! いやもう、一緒に住めばいいですよ。

2022年10月24日月曜日

『まんがタイムきららフォワード』2022年12月号

 『まんがタイムきららフォワード』2022年12月号、発売されました。表紙は『スローループ』。小学生組、二葉と藍子、ふたりの登校の風景? 舞い散る紅葉の葉を浴びて、二葉の笑顔にときめく藍子さん!? 手にしたもみじで口元隠しましてね、頬染める藍子の心境やいかに! 屈託ない二葉の笑顔もそれはそれは素敵です。でもってふたりの秋服、すごくいいですね。実に可愛らしくしあがっています。

今月は新連載が2本です。

『花唄メモワール』

面白いですね。曾祖母に旅館の仕事をきびしく仕込まれてきた梅。今年の夏も曾祖母の旅館、花瀧屋にて仲居の仕事をすることになって大忙しなのですが、初日の夜のこと、梅をねぎらって優しい言葉をかけてくれた曾祖母。え、まさかひいおばあちゃん、死期が迫ってるの!? それで、急遽梅がこの旅館を継いで女将になっちゃうの!?

急展開を予感して身構えたのですが、ここからの展開は予想をはるかに超えてきましたよ。

ええーっ、まさかのタイムスリップものだったの! これ!

温泉で転倒、湯に落っこちた梅が次に見た情景は、藤野という見知らぬ女の子。花瀧屋の宿泊者と勘違いされて、梅の間に通された梅。しかしここで出てくるいろいろが、湯たんぽにちゃんちゃんこ、さらには炭火のあんか。

なにごと!? 夏だったはずなのに外は雪!?

時代を超えて大正12年の花瀧屋へときてしまったというのですね。

帰る場所もない梅。事情を話すも信じてもらえず、もとの時代に帰るには起点である花瀧屋になんとしてでも残るしかない。そこからの必死の頼みと、若く厳しい女将のやりとり。

いや、この女将さんが梅の曾祖母なんですよね? ともあれ、旅館に残ることができた梅。女将の眼鏡に叶う働きができるのか。そして、いつか自分の身におきたことを信じてもらうことができるのか。令和で梅を送り出すことになった曾祖母は、梅の身におこることを知ってましたよね。ということは!?

ええ、ここから描かれるだろう梅と若き曾祖母の関係、そして仲居仲間との仲を深める過程など、見どころたくさんありそうで続きが気になりますね。ほら、ラストの人力に乗ってきた子なんかもね、いかにもなにか一騒動ありそうです。

『異世界サウナへようこそ!~ルナちゃんはととのいたい~』

サウナものかあ、と思ったら、なんと、異世界サウナ。でもって作者は『ゆめぐりゆりめぐり』のはづきさん。おおう、湯めぐりに続き細腕サウナ繁盛記ときましたよ。

主人公笹下流奈は、サウナで心の健康を保ち生き長らえている会社員。休日出勤、続く残業。くたびれた心身を回復させるべくサウナを求めるも、その過酷な仕事ゆえにサウナにいく暇もなくなった結果、ついにエネルギーが枯渇、異世界のサウナへと迷い出てしまったというのです。

これ、異世界転生ものか。最初は戸惑いを見せたものの、サウナとあらば異世界だろうと構いやしない。むしろ前向きに異世界サウナを堪能すべく気持ち切り替えていくところなどは、さすがの一言。さらにはサウナの上質さ、整った設備にうっとりしつつも、的確な評価をくだしていくところなど、サウナソムリエ? まさしくできるサウナーっぷりを見せつけてくれましたよ。

本当ならひととおり異世界サウナを堪能したら元の世界に戻る手筈が、あまりのサウナーとしての才能が災いして、転送装置を破壊。戻れなくなってしまってさあ大変。こうとなったら、利用者が減ってきているというこのサウナを守り立てるべく、この異世界にて力を奮ってみせようというのですね。

しかしこれまで暮らしてきた人の世界とこの異世界とでは、いろいろ勝手が違うでしょう? なにができて、なにができなくて、そうした違いなんかも面白そう。またこの異世界がどんな場所で、どういう人たちが暮らしているのか、そうしたところからもまた面白くなりそうな予感がします。

2022年10月23日日曜日

オーバーマン キングゲイナー

 機動戦士ガンダム 水星の魔女』のからみで少々話題になっていた『オーバーマン キングゲイナー』を見ています。これが初視聴。どういう話なのかまったく知らない、前知識はopのダンスが面白いということくらいの状態で見始めて、いやもうこれ面白いですね。オーバーマンのデザインを頭身低めと勘違いしていたせいで、キャラクターも頭身低めのコミカルなもの、『ザブングル』のジロンみないな感じと想像していたものだから、主人公のビジュアルを見た時に、あれ!? なんか違うぞ!? ってなったんですが、見てみればこれがハマるハマる。いやもうほんと、めちゃくちゃ面白いです。

監督が富野由悠季ということで、リアルでシリアスなものを予想していたのですが、設定こそは鉄道企業に支配される過酷なシベリアの地から脱出する流浪民たちというハードなものでありながら、その描写はコミカル寄りで、味方にせよ敵にせよどこか憎めない愛らしさがあるという、不思議なアニメです。だって、ゴリゴリのおっさんなのに可愛いんですよ? 涙もろかったり、情に厚かったり、かといって狡猾卑劣寄りの人間でも、どこか抜けてたりして、とにかくみんな妙に人間臭い。この人たち戦闘で死んじゃうんかなあ、死んだら嫌だなあと思いながら見ています。

現在は22話を見終えたところです。20話くらいまでは、戦闘があっても徹底して人死にが出ない(いやどう考えても死んでそうな人はいるし確実に死んでる人もいる)ので比較的安心して見ていられたのですが、最終回が近づき物語も佳境に入ると、コミカルな描写は徐々に減っていき、ともない、あの人たち死んじゃうんじゃない!? めちゃくちゃ不安にもなってきて、いやあ、残り4話、どうかハッピーエンドに向かってくれよ!? 祈る思いってやつですよ。

キャラクターが可愛いといってましたが、おっさんでも可愛いんだから、女子となると相当なものですよね。話題になったオープニングのダンス、ここに出てくる皆が可愛い! って、オーバーマンも踊ってるんですけどさ、マジかよ!? 敵だよ!? 一緒に踊ってるよ!? もうびっくりしたんですけどさ、最初に出てくるアナ姫さまですよ。もう一目でしたね。一目見て、君が! 君が! ナンバーワンだ! でしたよ。

しかもこの姫さま、お小さいのですけど、すごくしっかりしていらっしゃる。姫という立場を理解し、広い心で正しき道理を説かれるの、もう最高ですよね。14話くらいまで見た時点で、アナ姫さま! あなた様が! ナンバーワンでおいでです! でした。

このアニメ見ましてね、富野由悠季という人の問題意識というのは、人が生存できる環境を追われるとはどういうことかってとこにあるのかなあって思ったりしています。インタビューとか考察とかでいろいろ明らかにされてて今さらの話だとは思うんですけど、ガンダムからが地球に住めなくなって宇宙に棄民された人類の物語だし、ザブングルも人類の生存不可能な環境に適応すべくデザインされたネクストヒューマンだし、ブレンパワードはオルファン浮上で人類滅亡目前、ターンAは文明滅亡後、Gレコも文明衰退後にかろうじて生き残ってる人類の生存物語ですよ。

キングゲイナーは地球環境を貪り尽した人類の行き着いた世界を描いて、これ、世界中が寒冷化してると考えていいのかな。いくらシベリアから出発したにしても、ずっと凍土、吹雪の中を進んでるものなあ。極寒のシベリアに押し込められていたヤーパン(すなわち日本)の民衆が、巨大都市ユニットをコンボイよろしくずらりと引き連れ、生活環境ごとはるか東の理想の地に向かって移動しているビジュアルは強烈で、これは国土を失い故郷を追われた流民によるレコンキスタ、国土回復の物語なのかも知れない。

そう考えると、富野由悠季のテーマっていうのは通底してるんだなあと思わないではおられない。そしてそのテーマの持つ普遍性ゆえに、20年という時を経てなお新鮮に感じさせる魅力あふれる作品として息衝いているのだと感じました。

2022年10月22日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2022年12月号

 『まんがタイムきららMAX』2022年12月号、昨日の続きです。

『桔香ちゃんは悪役令嬢になりたい!』

挨拶運動当番なんていうのがあるんですね。朝、校門で登校してくる子たちに挨拶をする係。それに桔香と冬子が選ばれて、俄然張り切る冬子さん? でもこの子、まうまうしかいわない、基本コミュニケーションはあやとり、はたしてちゃんと役目を勤められるのか。そんな心配もしてしまいますが、桔香がやたらコミュニケーションうまいもんだから、特に問題なく乗り切れそうだったりしない!?

いや、冬子、すごく落ち込んじゃってますよ。うまくできない、役目果たせていない。きっと自分が地味だからとかいってますけど、いや、それはどうでしょう? でもなんとか変わりたい、まずは見た目からでもというので、あー、そっち方面にいっちゃった? なんかむしろあまり得意じゃない方向に突っ走っていっちゃった感ありますよ!?

冬子、なかなか思うようにはいかないんですけど、それでも持ち前の裁縫スキルでピンチ切り抜けたの、頑張った! 念願の桔香とのおしゃべりもできた。しかもカッコイイと認めてもらえた!

ああ、ほんと、冬子の記念日だこれ。確かなステップが感じられる、そんないいお話でしたよ。

『ぬるめた』

調理実習の惨劇。くるみとさきなの配属されたB班。さきなという重荷を背負って、はたしてどこまで頑張れるのか。たまたま前日に課題の餃子を作ってたというくるみに期待がかかる! と思ったら、うっかりなのか調子に乗っちゃったせいなのか、包丁破損からの剣換装で戦力外に!

どんどん戦力が欠けていって、できるはずの人もできなくなっていく悪循環の構図。もう失敗プロジェクトの見本みたいになってしまっていて、ほんと面白かったです。

対してちあき。この人、そもそもが器用なのか、手順にしたがってなにかやるっていうのが得意なのか、料理も普通にしっかりできてしまう。餃子づくりもてきぱきはかどって、れあとのコミュニケーションも思いがけずしっかりできて、よかったじゃん! と思ったら、小さければ誰でもいい疑惑が持ち上がっとる! というか、実は自分も、もしや? と少し思っていたから、この展開にはにやりとさせられました。

しかし今回は本当にちあきの有能さが光っていましたね。自分たちの調理をさっさと終えたと思ったら、B班のもたもたを見兼ねてヘルプに入る。というか、そこでもほとんど自分ひとりでやっつけちゃう。実習ということ考えたらあんまりよくないんですけどね。B班の子らの学習機会奪っちゃってる。でもそのままだったら一生片付かなかったかも知れないB班。役立って、コミュニケーションもとれて、クラスの子らにも打ち解ける、ちあきにとってはいい機会になったようですね。

『お姉様のVな事情』

神酒シズクのこと、あることないこといって中傷してくる炎上系Vチューバー、姫野ヒメと接触したマリナ。なんとその中身は女子小学生。神酒シズクの中身を誘き出して、捏造中傷のネタをとろうとしていたんですね。

この子、ヒナちゃん、いい子であって欲しいと願う母の前では理想の子を演じて、そうした期待どおりの自分を演じることに疲れている。母に見てほしい。ネットの皆からも相手にしてもらいたい。そうした思いから、いつわりの自分を演じている。

そうした姿に、マリナ、ミユキの姿を重ねあわせて見てしまっていたんですね。

これまで誰にも見せられなかった、飾らない自分の姿。いい子ではない、むしろ悪いことをしている。けれどそんな自分を可愛いといってくれたのはマリナがはじめてだった? その言葉にほっとした様子のヒナ。この子のまわりにいる人たちが、こうして素の姿を評価していてくれたら、あんな炎上狙いで耳目集めるようなことはなかったのかも知れませんね

そしてこうしてヒナがマリナに心許しつつあるように、ミユキにとっても素の自分を知っても好きでいてくれるマリナが救いになっているのでしょう。こうした、つい誰かの期待を背負ってしまいがちなふたりにとって、マリナがそばにいてくれる、その価値というのがよくよく描かれた最終話だったと思いました。

しかし、ミユキに一目惚れするヒナ、あれは面白かったですね。ミユキ、どれだけ火力高いんでしょうね!

2022年10月21日金曜日

『まんがタイムきららMAX』2022年12月号

 『まんがタイムきららMAX』2022年12月号、昨日の続きです。

『ななどなどなど』

寒くて固まってる小町ちゃん、めちゃくちゃ可愛いな。それはさておき、雪が降っていますよ。部屋が寒い、学校も寒い。萌が意外や寒さに弱く、ブランケット装備したりしてるのに、るるはわりと平気そう。セーター着てても露出してる足は寒いでしょう!? 寒い日に見え隠れするこうした普段気づきにくいところ。見ていて実に面白かったです。

そしてななどですよ。実は体温が高い、というか排熱がすごいのか。これ、冬こそは暖かいと人気ですけど、夏だと熱くて大変だ! 熱暴走とかせんのですかね。最近の40度近い夏とか、ななどはさぞや大変でしょう。

そんなななどの雪の日デビュー。雪に飛び込んだら即融雪しちゃうのか。というか、この程度の雪に飛び込むのは、ななどじゃなくてもおすすめできない。そしてここからの雪遊びシーン。ほぼ初遊びの小町に、ちょっとましな程度のるると、この友達がいないとできない遊びに恵まれてこなかった組がわびしい。

雪合戦に参加できなかったななどの涙とかね、ほんと感情豊かでほほえましい。ななどを煽る小町ちゃん。後に同じ言葉をななどから返されてるんですが、この時のななどは悪気まるでなさそうで、ほんとななどはいい子です。

しかし、女子高生が全身びしゃびしゃになるほど雪遊びとか、なかなかにない光景では? それこそななどにつられて、小学生レベルで楽しんでましたね。

『コンビニ夜勤のあくまちゃん』

アルールを退治すべく天使が降臨! その名もエリエル。ティッシュペーパーみたいな名前だな。というのは置いておいても、この天使、よほど尋常ではない。悪魔のアルの方がよっぽどまともというか、人との交流がまるでできてないのがものすごかった。

というか、この傍若無人さ。人を人とも思わないところ、実に天使らしいと思う。悪魔の排除という目的があらば、人間など意にも介さない。必要あれば殺すし、そもそも人の価値観などまるで理解してないし、ある種即物的に、超合理的に事を進めようとするところ。人間の了解を超越したところで、神の摂理のもとに働く天使という概念が、コメディとして描かれるとこんな感じか! そうだな! なんて妙に納得させられるヤバさがありました。

しかしこのコンビニの面々の強さも光りました。狼藉働く天使に向かってカラーボール投擲。すげー、あの至近距離で全力だ。からのスタッフも客も全力でアルを擁護。その上、金の概念に疎い天使に詐欺を働くとかね、強いというか、強かというか、怖いもの知らずというか……。

でも、これで借金追わせてコンビニで働かせるというの、やり口が悪辣すぎる。でもってラストで明かされる、天使と悪魔接触事案! いやほんと、悪魔だけでなく天使にもダメージ入るんだ。相性の良し悪しではすまないレベルの相容れなさ。今後、トラブル発生する予感しかしないやつですよ。

『何の因果か主人公が多すぎる!』

今回はアンドロイドの彼女にスポットライトが当たります。

足元に落ちてるなにかを拾ってみたら、なんと手首。猟奇的事案!? と思いきや機械の手。となれば、アンドロイドの彼女の所持品ですね。

三枝さん。感情豊かなアンドロイド。クラスの子に頼まれたらロケットパンチだってやってくれる。で、それですっ飛ばした手首が落ちてたってわけですね。そんな三枝さんを起点に広がっていった話題の先が、なにか映画でも見ようといってた冒頭の話題に繋がるの、これは面白かったです。ダダンダンダダン!

授業中に現れたスズメバチ相手にロケットパンチ放つも狙いが逸れて天井ぶち抜いたり、で、こうしてやらかしてしまったら普通に呼び出しうけて説教されるんですね。魔法少女や超能力者、アンドロイドみたいなちょっと普通ではありえないような子たちが通ってる学校なのに、こういう常識的な対応がなされるところ、主人公たちの平凡さとあいまってアンバランス? ギャップ? 落差がついて面白さがぐっと押し出されてたいへんよい感じです。

またラストあたりのほのぼのとした日常感あふれるところ。しめとしては弱いんだけど、非日常に囲まれている普通の子たちの日常話を主軸に置くこの漫画ならではの味わいあってとても気にいっています。読後感、そのふんわりとした感触もまたいいものでした。

2022年10月20日木曜日

『まんがタイムきららMAX』2022年12月号

 『まんがタイムきららMAX』2022年12月号、昨日の続きです。

『こみっくがーるず』

かおすの漫画、『はるいろ和菓子店』がゲスト掲載から連載へと昇格! その喜びを隠せない編沢、かおすのことを本当に大切に思っているのですね。いろいろと心配な子。そんなかおすと一緒に、この数年取り組んできたことがこうしてかたちを成した。本当によかった。そう胸をなでおろす思いです。

さて、そんな編沢からかおすに連絡。連載決定を伝えるべく打ちあわせにかおすを呼び出したのですが、ああああ、かおすちゃん、これまでのことがあるから、いやいやもともとネガティブの強い子だから、てっきり悪いしらせと思い込んでいて、なんだその処断待ちの不安な様子。いやもうそれだけに、オリジナル連載のかなったことを告げられてからの感情の動きが鮮烈で、ああ、安心から、そして涙。かおすも編沢も一緒になって泣いてしまう、そんな様子にええいああ思わずもらい泣きでした。

ともに悩み迷い頑張ってきた。その姿が描かれてきたからこそ、このふたりが放っておけない。どうかむくわれてほしいと思ってきただけに、この目標達成にほっとさせられる。漫画の登場人物であるふたりをこんなに近しく感じられるのは、彼女らがそれだけ確かな存在感を得てきたからなのだろうなあ。本当に嬉しい展開でした。

実はちょっと心配してたのが、最後のページに、次回グランドフィナーレ! とか書かれてたらどうしようってことでした。ああ、よかった、続きますよ! ええ、かおすの編沢への願い事、はたしてなにがどうなるのか、こいつは次回が楽しみですよ。

『リリカお嬢様に振り回される!』

うわあ、すごい。今回はリリカに振り回されてない!

永野、リリカに歯磨きしないさいといっておきながら、自分が歯の傷みに苦しむはめになりました。あー、虫歯は予防しててもなるときゃなるからねえ、と思ったら虫歯じゃないんだ。おおう、マジか、親知らずなのですか。

親知らずはつらいらしいですね。というのは、私は親知らずで苦しんだことがないのですよ。普通に真っ直ぐ生えてきて、でもその親知らずが酷い虫歯になったものだから抜歯したんですけど、秒で終わった。永野が見舞われたような、横向きに生えたり抜歯するにあたって切開したり骨削ったり歯を砕いたりとか、そうしたことはほんとのほんとにまったくなくて、おおー、そうかー、こんななんだー。知らない世界、そのおそろしさを追体験することができました。

しかし今回の永野はいつも以上に健気。というか、親知らずとその処置でとことんまで打ちのめされたんですね。腫れた顔をリリカに笑われてマジ泣き。うわー、永野、可愛すぎる……。今、この瞬間、リリカを超えてきましたよね。ほんと、この漫画のヒロインは永野、それで決ましました。いやほんと、最高でした。

抜歯後の永野、いつものようなしっかりしてる感じ、皆無になってましたね。なんかどことなく虚ろ。目に精気がない。ほんと、こんなにもダメージ受けるものなのですか。そしてリリカは永野から呪いを受けて、将来親知らずで苦しむ可能性を背負い込むことになった。ほんと、永野さん、大人気がない! 自制の心を失うほどのダメージを負ったわけですね。

『ギャルとネクラの吸血関係』

伊芽字ゆりの登場。クラス委員長をしているゆりのは、まくるといよねを気にしている。なぜか? ずっと孤立していたまくるがこのところ表情豊かになった。いよねと仲良くなったのをきっかけにしてというのだけど、その風体言動から孤立していたいよね。まるで接点のないように思われるこのふたりが仲良くなったのはおかしい。いよねがゆりのを脅してる? イジめてる? パシらせてる?

なるほど、こうして妄想を広げていくから、イメージに由来する姓がつけられてるのか。ではそのゆりのという名は?

後半にかけて、この理由が判明していくの、めちゃくちゃ面白かったですよ。まくるといよねが同棲していると聞き及び、いよまく展開を脳内にて繰り広げはじめるゆりの。なるほど、そういう理由でゆりの・イメージ!

いやいや、でもとてもいいですよ。ゆりのさん、お続けあそばして?

そしてゆりのの妄想といよまくの真実が衝突した最終ページ! まさかの解釈違い、逆カプに余裕を失うゆりのですよ。もう、このくだりは最高だったと思います。いよまくならぬ、まくいよふたりは吸血の現場を押さえられてしまったか!? 心配しているわけですが、いやいや、大丈夫そうですよ、ゆりのはまるで違った受けとり方してますからね。

妄想のすぎるゆりのさん。しかして実際は彼女の想像をはるかに凌駕して、この事実をいかに処理し受けとめるにいたるのか!

ここにきて登場してきた期待の新人物。ゆりのの今後に期待しないではおられません。

2022年10月19日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2022年12月号

 『まんがタイムきららMAX』2022年12月号、発売されました。表紙は『ぼっち・ざ・ろっく!』。これからステージに向かおうとするライブ前の瞬間を切り取ったイメージ。バンドの仲間を振り返る後藤ひとりのその表情がいつになく穏やかで、ああ、信じられる仲間がいるっていうのはこんなにも心強いものなんだね! そんな気持ちになれる表紙であります。ぼっちの成長、ぼっちの変化。ひとりの向こうに灯るステージの照明が、この子の進む先に待つ明るい未来を象徴するかのよう。とてもいい表紙です。

今月は新規ゲストが6本です。

『SOS!!!!!ショッピング』

今どきは訪問販売とか大変だろうなあ。たいていは門前払いだろうし、話を聞いてもらえるところまでいくのも難しそう。しかもその上、金無つらみはこの手の仕事が向いていないと自覚している。

うん、他に仕事がなかったにしても、もうちょっとなにか向いてるの探した方がいいんじゃないだろうか。そう思わずにはいられない展開見せてくれました。

だってね、一人暮らしの女の子に高い枕を売りつけようとするんですけど、子供相手ならいけるかも! じゃなくて、未成年者との契約は後で取り消されるリスクがあるからむしろヤバいじゃん。あるいはこの子、星稲友、見た目こそは幼いけど実際は大人だったりするんかな? と思ったら、ラストにて明確にされる。中学生ですか!

いやもう、つらみ、いよいよピンチでは?

ともあれ、枕の必要性は別として、ひきこもっていた友、むしろつらみとのコミュニケーションを楽しんでいた、いやそちらこそがメインだったようで、取り消される心配はなさそうですよ。とはいっても、つらみ、およそ1万3千円自腹切ってるんでしょう? これ、ほんとにやってけるのかな。自爆営業でどこまでいけるか、そんなチキンレースもはじまってしまってる感じがします。

『かくれ魔術師』

内気そうな転校生、マリーには秘密が。右手に魔法を宿している。物を変化させることのできるその力を、手品部を作ろうと部員集めをしているスズに見られてさあ大変。すごい手品が使える有望新人として手品部に誘われてしまうのです。

魔法と手品、同じマジックでも大違いですね。

魔法が使えることで気味悪がられた過去のあるマリー。そのせいで魔法について人に知られることを怖れていて、だけどその能力を手品と思っていてくれているスズ。不安に思っているマリーを手品ではげましてくれたりしてね、こうした交流を通してマリーも魔法のコンプレックスから抜け出していけそうです。

スズはマリーの魔法のこと、手品だと信じて疑っていないようなのですが、顧問の先生からは憧れの魔術師と感動されてしまって、この受け取り方の違い、コントラストがあってよかったです。

『ばーがー・ふぉー・ゆー!』

ハンバーガーショップを経営するゲームに大ハマりしている春原こむぎ。ランキング1位を勝ち取るも、SNSの反応含めどうにも芳しくないのが悲しいところ。妹からも友達いないのかといわれてしまい、見栄を張って友達連れてくるといったものの、妹の慧眼! 実際、こむぎに友達といえる人はただのひとりもいませんでした。

そんなこむぎの友達欲しいともがく様。妹にがっかりされたくない一心でいろいろ画策するものの、すべてが裏目、おそろしいほどの空回りをして見せて、その様は見ているこちらまでつらくなるほど! あれだ、共感性羞恥ってやつだ! しかし、このいたたまれなさも含めて、こむぎという子の個性であるというのですか!?

先行き不安にさせられるこむぎの行動。そんなこむぎが踏み込んだのはバイト募集中のバーガーショップ。そこでバイトのヘルプと勘違いされて店に出ることになってしまった。

ゲームでは国内トップのこむぎだけど、リアル店舗ではどうか。その真価が問われるバイトデビュー。その様子は次回。なんかさらなるいたたまれなさに襲われそうな予感もするけど、ええ、お手柔らかにお願いします。

『放課後アブダクションズ』

エイリアンクラフト、UFOにまさしく連れ去られているところから始まるこの漫画。

主人公午睡イルコは、子供の頃に聞かされたアブダクションが本当にあったことに驚かされて、そしてUFOの中で出会ったもうひとりの地球人、レイゼと一緒に、友達になるとはどういうことかを宇宙人クラインヒェンに教えていくことになるのです。

このレイゼという子。ずいぶん昔のはやり言葉を使う子で、ただ単に知識が古いだけなのか、あるいはアブダクションされた時間に数年のズレがある!?

イルコにアブダクションのこと教えてくれた近所のお姉さん。この人のアブダクションの体験とリンクしていく終盤の描写に、はたして今後ふたりの関係がより深まっていったりするのか、そうした可能性感じさせられるところありました。イルコはそのお姉さんがレイゼであることに気づいてないようだけど、レイゼはイルコがかつてアブダクション時に出会った子だと気づいているのか。わかっていて、イルコにアブダクションの話をしたのか。

そうしたところにも、なにか物語の機微が生じたりしそうな感じです。

『秘密組織スモーレスト』

デリバリーのバイトで訪れたお宅がどうにもこうにもおかしい。世界征服をもくろむ謎の組織、スモーレスト。手に武器を装備したちびっ子にすごまれて、はたしてこのままスモーレストに加入することになるのか!?

というか、宅配先を間違えてしまってたというのですが、このままだと遅配で悪評価つけられちゃうよ!? 誤配と気づいて、なんとかしたいと思うものの、ちびっ子ボスのペースにあらがうことができず、なんとなく話をあわせてしまう始末。とはいえ、スモーレストの目標、小さきものの高身長に対する反乱に同調することもできなくて、穏便に断りをいれようとするも果たせず、さらにはカバンの中身を見せろと脅されることに。

いや、とっとと宅配カバンの中身確認させたらよかったのでは!?

しかもここから成り行きで、警察官への反抗をする羽目になってしまい、めでたくスモーレストに迎え入れられることになりました。というか、めでたくはないよね!? バイトは無事にクビになり、マッドなちびっ子ボスとの秘密組織ライフのはじまり。警察にも目をつけられたヒロイン小梅の明日はどうなる。ちょっと平穏な日常に復帰するのは難しそうです。

『ひなゆの』

佐伯ひなのが転入してきた高校は、日本一おバカな高校、蒼海高校だった。

同じクラスの一ノ瀬さんは、まずもって転校生という言葉を知らず、教師もその質問になんらたじろくことがない。それくらい知らなくても当たり前ってことなんですね。

そんなおバカな一ノ瀬ゆのとひなのの交流。高校生女子とは思えないゆのの行動に驚き戸惑いながらも、転校続きで友達といえるような子がいなかったひなのには、ゆのの存在が新鮮そのもの。高校の選択もやけっぱちで投げやりだったひなのが、ゆのという友達を得たことで積極性を取り戻していこうというのですね。

ゆのはゆので、ひなのとの交流をきっかけにいろいろを学んでいこうという気持ちが芽生えていきそうな予感。

ふたりともに、互いを刺激として、より前向きに伸びやかに成長していけたらいいですね。

2022年10月18日火曜日

エルミナージュ Original

 エルミナージュはWizの流れを汲むゲームでありながら、加えられたアレンジがためにまったく違う面白さを持つにいたったことを実感させられた昨日今日。なにがあったのかといいますと、盗賊が無事ハイマスターレベルに到達し、装備解除と盗むのスキルを身につけました。このふたつのスキルが及ぼす影響は想像以上に大きなもので、これまで私の持っていたWizの常識が根底から覆されてしまうほど。エルミはWizから出てWizにあらず。そう思うほどに衝撃的で、というのも、アイテム、とりわけ優秀な武器、防具の入手性が激烈に緩和された。これまでそこそこWiz系のゲームを遊んできましたが、ここまで常識や前提が引っくり返った経験はありませんでした。

装備解除と盗むという名前からも、おおよそどうしたものかわかるのではないかと思います。

戦っている相手、敵の装備を外し、さらに盗むことができるというのです。

マニュアルや攻略サイトの説明を見て、それなりに理解していたつもりではあったのですが、実際に経験してみると予想をはるかに上回るすさまじい要素でした。

これまでのWizの常識では、武器防具を含むアイテムは倒した敵が残す宝箱から入手するものでした。店売りされているものは最低ラインの装備でしかなく、また中位の武器防具が売られていたとしても個数制限があって、それを必要とするパーティメンバーにゆきわたるほどの数はない。

そのため迷宮最下層に到達したというのに、メインアタッカーの武器は中級、サブアタッカーにいたっては店売りの最低ラインしかないなんてこともしばしば。よいアイテムの入手は運次第という厳しい世界だったのです。

ところが盗むを覚えたエルミナージュでは違います。普通にランダムエンカウントする通常敵から奪える装備に有用なものが結構あるっていうんですから驚き。盗賊が盗むを覚えるレベル26になった瞬間から、パーティを確実に底上げできるようになっていて、あれがないこれがないという悩みから解放されるというのです。

しかも驚いたのが、敵の装備を解除したら素手になるんですね! 高い攻撃力に加え後衛にまで届く射程の長さと厄介な追加効果を持った敵がいたとしても、装備を解除してしまえば素手でのしょぼい攻撃に変わります。しかもその装備を奪ってこちらのものにできるというのですから、本当にWizの常識が引っくり返りましたよ。こんなことがあっていいんですか!? それくらいの衝撃的なできごとでした。

とはいえ、いいことばかりではないんです。敵から奪った装備の大半は呪われていて、そのまま装備することはためらわれます。でも大丈夫。錬金術師の鍛冶技能を持ってすれば、呪いの解除が可能!

マジかよ!

いや、本当にWizの常識が覆りました。これまで呪われたアイテムを装備しようだなんて考えたことさえなかった。ところがエルミナージュでは違います!

でもこの盗むスキルのおかげで、ゲームの底が見えなくなった気もします。はたしてクリアできるのか。エンディングに到達したとしても、エルミ#1を終えることができるのか。

そんなおそれにとらわれてしまっています。

2022年10月17日月曜日

今日は休みます

今日は休みます。