2022年10月28日金曜日

『まんがタイムきららキャラット』2022年12月号

 『まんがタイムきららキャラット』2022年12月号、発売されました。表紙は『mono』。本編と連動? 富士山をめぐる旅の途中。三国第一山富士浅間神社から臨む富士でありますね。遠くに富士山、そして手前には塔と鳥居が見えますよ。季節は秋、紅葉の季節ということで紅葉も赤く色づいて、この眺望に彩りを添えています。表紙右肩にある検索窓とサジェストが、紅葉と富士山を一度に見られるビュースポット、まさにここが見どころであることを教えてくれています。

『mono』

さて、本編ですよ。驚きのストーリー仕立て。自治体発の企画で、富士周辺に点在するビュースポット巡りをレポートしてほしい。10ページで再来週頭が締め切りと聞かされて、ざっと工数を計算。余裕もあるから、今ある仕事を片付けてから取材すればいいか、なんて余裕かましている春乃ですよ。

あ、これはなんかフラグの予感がする。

そう思ったら案の定! でもまさかそれが台風接近とはまったくもっての予想外。いやね、春乃の仕事が押しちゃって、どうにも時間がとれなくなってとか、そういうのだと思っていたんですよ。

列島を縦断する台風のせいで、取材を予定していた週は雨続き。なんとか取材をするには、翌週を待たず弾丸で13箇所を一気にまわる。って、大丈夫なのか? いけるのか? ハラハラしながら読み進めたら、曇りのせいで肝心の富士山が見えない! あっちでもこっちでも見えない!

その逆境の中、強引に想像力で補っていく春乃なんですが、まさかこれ作者の実体験が漫画になってるとかですかね! いやもう、取材ってのも大変だなと思いながらも、そのおかしさ、並大抵ではありませんでした。

それだけに、霧を抜けたその先に広がる景色、その感動がこれでもかと実感されるのですから、やっぱりなにごともスムーズにいきゃあいいってもんじゃないですね! って、まさかのなでしこ!?

ほんと、なにが飛び出してくるかわからんのがこの漫画であります。

『RPG不動産』

サトナの暴挙が続きます。

セレニアを動力源とし発射された砲撃が島を襲う。なんとか守ろうと張られたバリアもまるで効果がなく、その威力の前に翻弄される島の住民たち。なにをどうしようとサトナを止めることはかなわないのか?

この逆境としかいいようのない状況の中、サトナがこうなるにいたった過去が垣間見える瞬間があったのですが、だとしてもここまでの振る舞いを免責し得るものではないでしょう。

逆境も逆境。目的を果たすために必要なものは手に入ったと、ルフリアもろともファーを地上に落下させるサトナ。絶体絶命!? このピンチに現れたのは我らが主人公、琴音でありますよ。

しかしてここから反撃なるか。なにせ相手は、あの尋常でないサトナです。今、ここに終結した面々で太刀打ちできるのか。まだまだ緊迫の展開は続きそうです。

『恋する小惑星』

先生に誘われて地底探検ツアーにいくことになった地学部の4人。目的地は大谷石の採掘場。今も採掘されている場所から跡地にいたるまで、幅広く見ていくというのですが、ここで石に詳しいチカが大活躍。大谷石、すなわち流紋岩質軽石凝灰岩について、案内のお姉さんと一緒にしっかりばっちり解説してくれています。

しかしここからの説明、なんかどこかで聞いた覚えが……、と思って読んでいたら、あ、そうだ、『ブラタモリ』でやってたやつだと思い出して、ひとつのトピックをいろんなメディアを通し、異なる視点から見るというのはまた面白いことだなあと実感させられることとなりました。

大谷石の色を保つためにレモン味の炭酸ジュースをかけるといいとか、これ、クエン酸と炭酸がいいのかな? ほんと面白いトピックでした。さらには砕石跡地に訪れた時に、あ、なんかこれ、特撮でよく見るところでは? と思ったら、しっかりそこに触れてくれる嬉しさあり、この興味の幅によって見るところ、感じるところが違ってくるのが本当に楽しかったです。

地底湖をゴムボートで移動するところとか、これもわくわくさせられるものありますね。実際に訪れたなら、きっともっとすごいんだろうなあ、なんて思わされて、出不精な自分にしても興味かきたてられるものありました。

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