2023年5月2日火曜日

『まんがタイムきららキャラット』2023年6月号

 『まんがタイムきららキャラット』2023年6月号、先日の続きです。

『ひよ&びびっと!』

あやもりんと一緒のお風呂で戻してしまったひよ。もうどうしようもないくらいヘコんでしまって、いやまあ、気持ちはすごくよくわかるよ。人のお家で、しかもお風呂で、吐いちゃっただけでもダメージあるのに、よりによって憧れのあやもりんでしょう?

自分なら立ち直れない? いや、それでも時がいつか癒すんですよ。

なんて悠長なことはいっていられない! 青春の時間は短いんだよ!

ということで、様子のおかしいひよのこと、あやもりんが気にしちゃって、話しかけてくれて、追いかけまわしてくれる。いい子じゃないですか! けど、あんまりにもひよが頑なな態度をとり続けるものだから、別ウーチューバーに鞍替えしちゃった疑惑が出ちゃってね、いやもう大変。

で、ここからのあやもりんによる、大切なファン引き止め作戦がもう本当に切実で、ひよはその行動の変化、また違った解釈してるんですけど、なんだこの気持ちと気持ちの擦れ違い!

いやもうほんと、謎の展開経ながらも、ちゃんとひよの気持ちを聞き出せて、問題解決ですよ。いや、そもそも対話を拒んだひよがいけなかったんだけど、こういうとこ不器用なのがひよだからなあ。

いろいろ紆余曲折もあったけれど、結果的により仲良くなれたんじゃないでしょうか。あやもりんの、ひよビンゴもひと枠埋まったわけで、こうしてより深く、仲を育んできれるのもまた青春の時間なんでしょうね。

『紡ぐ乙女と大正の月』

謎の写真が告げた未来の帝都の姿。いずれ発生する大地震。けれど紡の感覚じゃ東日本大震災が先にきちゃうんですね。今どきは関東大震災とか授業でやらんのかなあ。防災の日に避難訓練やったりせんのんかなあ。

とはいえ、そんなん細かいとこまでは覚えらんないですよね。案の定紡も起こった年なんてまったくわからず、不安ばかり募る。でもここ数十年の災害の記録調べたのはえらいですよ! となると、つまりはこれから先に起こるんです。ほんと、紡さん、頼みますよ。あなたに皆の無事がかかってるんですよ!

といえるほど、人は地震みたいな大災害に対してなにかできるわけじゃないんですけどね。ほんと、悲しい。考えてみれば今の紡は、大震災が起こるという確信があるところが違うだけで、置かれている状況としてはいずれくるといわれている南海トラフ地震の不安を抱える私たちと似た状況にあるのかも知れませんね。

本編は地震から離れましてね、紡さん、なんと唯月様から誘われてふたりデートでございますよ! 目的地は両国の川開き、隅田川の花火だというのですが、ここで紡が話した隅田川花火大会のこと。今、ふたりが経験していることが未来にも受け継がれているということに対するロマンチック。唯月は、なにかそこに紡との関係の永遠性みたいなものを夢見たかったりするのかも知れませんね。

さて、大正時代の帝都といえばスリに宿無しにカッパライが流行したといいますよ。あやうく髪留めをとられそうになった紡を助けてくれたのが、唯月の知人、橘公貞様。侯爵家ご令息とのことですが、この時の唯月の不穏な表情、これ見るに、ああ、この人が唯月の許婚だったりするんだな。

でもそうした自分の気持ちをまるで斟酌してくれない紡にご機嫌損ねあそばした唯月様。あんなにむくれてる表情も珍しいんですけど! そこからの展開ですよ。唯月様から紡への罰! ああ、唯月様、お頑張りあそばしました! ええ、ええ、ふたりの関係よ、永遠のものとなってしまえばよいのですよ。

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