2023年5月18日木曜日

ドラゴンカリバー とりもどせ!巨人の宝物

大創出版から発売されたゲームブックの話題がtwitterを駆け抜けたのは、つい数週間前のことでした。ダイソーからゲームブックが出る! 「きみが決めるストーリーブック」というシリーズ名で、まずは2タイトル。『ドラゴンカリバー とりもどせ!巨人の宝物』と『ふしぎ探検キミ&ユメ ~消えた人形事件~』が出版されるというので、これはぜひとも押さえておきたいと、ダイソー店舗をふたつほどまわってみたのですが、残念! どちらも扱ってなかった! どうしよう。君はここであきらめることもできるし、思いきって取り寄せをお願いすることもできる!

注文しました。

このtweetを見て、ダイソーって取り寄せできるんだ! って驚いてる人がいたんですが、実は自分も驚いています。駄目元で取り寄せってできますかと聞いてみたらなんとできてしまった。ああ、なんでも試してみるものだなあ!

ということで、1週間ほどで店に届いて無事購入することができました。ありがたいですね。

とりあえず遊んでみたのは『ドラゴンカリバー』。理由は特になく、たまたま上に積んでいたからというだけ。これはドラゴンのソーと一緒に旅をする男の子が主人公。『ふしぎ探検キミ&ユメ』は女の子が主人公なので、それぞれ男子向け、女子向けと位置づけられているのかも知れません。

昔、ゲームブックというとどうしても男子向けの印象が強かったけれど、このシリーズをきっかけにゲームブックというものを知った子たち向けに、男子向け女子向けといわず、多数発売されることとなって、この界隈が多彩になったら嬉しいなあと思っています。

さて、ゲームとしては簡単。ターゲット層は小学生中学年からって感じでしょうか。平易な文章、漢字にはルビがふられていて、読みやすい、項目数も130とコンパクトだから、ちょっと手にとって気楽に遊べる。プレイ時間は1時間かからないくらい。それでいてマルチエンディング、分岐あり、アイテムあり、謎解きあり、ギミックありと、このコンパクトな内容によくもこれだけいろいろとゲームブックのエッセンスを盛り込んだものだ! と感心する出来でした。

大人向けではないので、内容もシンプルです。基本、誠実なふるまいになるよう進めていくと、よりよい結末に辿り着くことができる感じ。でもそれはこの本の遊び方のひとつにしか過ぎなくて、より不誠実で、乱暴で、物騒な選択をしていったらどうなるんだろう!

そうした展開のいろいろを読み尽す楽しみだってあるのだと思います。

物語は、なるほど、そういうことだったのか! と思わせてくれるものありまして、この展開は予想してなかった、とかいろいろ書いちゃうとネタバレになるので詳しくは触れません。

ぜひとも皆さんもこの本を手にして、この物語に触れてほしい。そしてできればいろんな人に広まってほしいと願っています。

  • 藤浪智之文,佐々木亮絵『ドラゴンカリバー とりもどせ!巨人の宝物』(きみが決めるストーリーブック) 大創出版,2023年。
  • 大創出版

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