2023年5月1日月曜日

『まんがホーム』2023年6月号

 『まんがホーム』2023年6月号、発売されました。表紙は『らいか・デイズ』がメイン。5月は端午の節句、こどもの日にまつわるいろいろを持った皆が表紙に登場です。『らいか・デイズ』らいかは、こいのぼりをかたどったちらし寿司。『オレの愛で世界がヤバい』、特大折り紙かぶとを被った結衣が手巻き寿司を食べようとしているところ。『菓子男リノベーション〜別邸〜』糸は小さなこいのぼり持って、そして柏餅食べていますよ。『孔明のヨメ。』孔明、月英夫妻も小さなこいのぼりをかたわらに、ふたりちまきを食べています。

『孔明のヨメ。』

曹操のもとに無事入り込んだ龐統。極めて危険な状況、しかも策を仕掛けているさなかだというのに、あまりにも堂々としているものだから、曹操にはすこぶる気にいられるし、孫尚香には本当に演技なのかといぶかしがられてしまう。いやしかし、孫尚香はそれでいいのだと思います。なんにしても直情的なこの人がこれを演技と理解して納得ずくで宴に同席していたなら、なにかしらのボロが出てたかも知れない。いや、実際ボロ出しそうになっていて、物語の流れ上、ここで孫尚香から綻びが出るってことはないとは理解しているんですが、なかなかにハラハラさせられる展開でありましたよ。

そして龐統の策。曹操にいろいろ吹き込んだとはいえ、それをすんなり信じるほど曹操たちも甘くはないわけで、なのでここから孔明の仕込みが効いてくる。以前から準備されていた周瑜と黄蓋の確執の偽情報。嘘をまことにするために、黄蓋が寝込むほどの杖打ちをしたとまであれば、そうそうこれが芝居とは思われまい。実際この情報が曹操のもとに転がりこんできたものだから、龐統の話したことにも真実味が加わって、そしてついにはあの壮大な火計を成功に導くことにもなろうというのですか。

このところの流れ、本当にハラハラさせられどおしで、それだけにいざ策が成った時の高揚はどれほどのものとなるのだろう。本当に楽しみなのです。

『ヲトメは義母に恋してる』

寿々と一緒に映画にいくことになった鈴。ふたりして可愛い格好して、それはそれは嬉しい時間を過ごすことになるというのですが、様子が違うのが寿々さんですよ。鈴の言葉にすっかり魅了されてしまっているではありませんか。寿々さんとふたりで嬉しい。寿々さんとの映画デート、それだけでじゅうぶん素敵。

もうすっかり鈴に参ってしまっている寿々さんですよ。ええ、この人はまだこの感情を受けとめきれておらず、戸惑うやら疑問に感じるやら、なかなか関係もなにも進みはしないのだけど、ええ、本当にこのふたりの恋の行方。ただ鈴の憧れだったはずの関係が、ここにきて寿々にも恋心が芽生えて、ああどうなるのでしょう! というか、はやく自身の思い自覚して、ふたりの世界に入ってしまいましょうよ! ねえ! いやほんと!

今回、ふたりで見た映画、相当によかったみたいですね。感動作。盛り上がり。こうした経験をともに重ねることで、その気持ちの動きがその人と一緒にいたからだって心が勘違いする、いわゆる吊り橋効果ですが、それも含めてなおはやくふたりの感情の高まりつくこと、願うばかりであります。

『こんなにカワイイ音瀬くんが女の子のはずがない』

なんかヤバいコンセプトカフェになってしまってるのではないでしょうか。可愛い女装男子が、それぞれ天使的応接、悪魔的応接をしてくれるとなっては、お客はもうたまらない。新しいウェイトレス、森川の塩対応、そっけなさがいいのだと、すっかり魅了されまくってる客がいて、ああ、これは森川目当てのM寄り顧客と、音瀬目当ての癒しを求める顧客と、店内でその嗜好を二分させることとなりそうでありますね。

しかし森川の人気を見て、自分もその塩対応とやらを試してみようとする音瀬ですよ。いやあ、向いてないと思うな。もっとこう可愛い、ほがらか、明るい、普段の自然なふるまい、それが求められてるんだと思うよ。ってのが、長瀬さんへの接客でこれでもかと露呈してしまっていて、いやまあ面白い。でもって長瀬が気づく森川の秘密。

ペターン! なんて素敵な響きでしょう。シルエットも美しい。

で、この素敵な響きが長瀬にもってのが、よいのか悪いのかどうなのか。いや、自分は好きです。シルエットが美しい。

しかし、音瀬、最初は脅されていやいや橘に従ってたはずなのに、だんだんと気持ちが傾いていってる感じしますよね。本人はなんだかんだ否定するけど、いつか素直になれる日がくればいい。とか思っていたら、なんと、橘、地元に戻るというんです! これ、ちょっとだけ里帰りみたいな話ではないっぽいね? ということは、ここで遠距離恋愛関係に!?

いやどうかわからんけど、この状況の変化がなにかしらの動きを引き起こしそうで、音瀬の決断、その気持ちの揺れ動きなどなど、これは! という見どころあるのではないかと期待させられます。

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