2017年8月19日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2017年10月号

『まんがタイムきららMAX』2017年10月号、発売されました。表紙は『ご注文はうさぎですか?』。ココアと千夜、ふたりがアラビアン! 普段和装の千夜なのに、こんなにも華美な衣装がよく似合って、どこかしら妖艶さまで纏っていて驚きです。対してココアは幼なさ感じさせる溌剌さ。色気とか感じさせないあどけなさ、そう思わせて口元にうっすらとさされた口紅がどきっとさせる魅力をほのめかすのですね。しかし、この派手な衣装にまるで負けてないふたり。とても素敵な着込なしでありますね。

『こみっくが〜るず』、怖浦先輩のアップダウン、ものすごい。帰ってきたあすか先輩。もう怖浦先輩がべったりですよ。朝から腕組んで登場。美姫の教育に悪い! っていうんですが、いやいや、おふたりとも女性ですよ! 翼とあすか先輩の関係もいいですよね。そうかあ、翼の師匠はあすか先輩なのか。でもふたりが近づくと怖浦先輩が荒れる。というか、怖い! 怖いですから! ちゃんとしてたらあんなに麗しいのに! あすか先輩が怖浦先輩についてどう思ってるか、そのリサーチするとかね、ちょっと悪ノリなんですけど、ほんと怖浦先輩が恋する乙女になっちゃってて、というか随分追い詰められた感じなっちゃってて、これはもうはっきりさせてあげて欲しい。そう思ってたら、ああ、これは本当に素敵だ。あすか先輩にとって怖浦先輩は、自分の原点なんだ。一緒に過ごしてきた時間、悩んだり迷ったりした日々がふたりの絆になっているのだなあ。ああ、同期の絆。手に手をとって、怖浦先輩、美しい! いい話だなあ。そう思ってたら、落ちがそれ! ほんと、怖浦先輩、酷い落ち担当。せっかくあんなに美しかったのに!

『私を球場に連れてって!』、面白い。猫子に大宮で遭遇。はじめてのおつかいだっていうんですが、ああ、球場のチケット買って、球場にいって勝って帰ってくる。って、厳しいな。チームの勝利は自分じゃどうしようもないじゃない! 土地勘ないのでよくわからないのだけど、最終目的地のキャッツドームはむしろ自宅に近いのだけど、一度遠出して大宮でチケット購入、そこからまた所沢に戻るっていうことですか。でもって、大宮からキャッツ球場前って、途中、乗り換えで徒歩が発生するの? 一本ではいけないんだ。ええと、西武鉄道で繋ってないの? って、ああ、JRから西武に乗り換えるのか。皆が猫子のこと心配してるのがいいですよね。タマとレオナが後をつけてみれば、さらに前から後をつけていたファル子が出てくる。そして当然のように猫子の母! おお、ファル子に変質者扱いされてたよ。って、なにその2008年サングラス! どう見てもおかしいですよ、お母さん! お母さん、17歳でキャッツファン歴28年。優勝欠乏症でもう球場にいくことはかなわない……。って、またコアな人だな。今回面白かったの、なんだかんだで尾行してる面々が脱落していくところですよね。ほんと、猫子の乗り換え間違いから発生した脱落、これ尾行をまく時の手そのものだ! しかもこの尾行ばればれで、途中でいなくなったことも把握されてたっていうのがね、猫子のしっかりさ感じさせてくれてよかったですよ。そして最後に現金な猫子。ああ、負けそうだからといって自宅観戦。ほんと、この子、しっかりものです。

『はんどすたんど!』は新人戦も終わって、ちょっと小休止気分ですね。皆でコタツにはいって、とりとめない話をしてる。こういうのもいいなあ。いつだってななみにいじられる、それが当たり前になってるいちごの不発、あれ面白かったなあ。というか、とんでん太郎さんってなんだそりゃ! しかしこうしてだらだら過ごしてはいるものの、体操の話題もちゃんとありますよ。先生から、市民大会への参加を考えてる、そうした申し出ありまして、おお、ゆかちーは出るんだ。ななみもひなたも出ますか。でも、いちごはちょっと考えて、テストとかも大事だしって、あ、そうか、ななみとゆかちー、ふたりが危ないんだった。むしろいちごは心配いらないんですよ。すっかり忘れぎみですが、この漫画、舞台は北海道。すごい雪! 寒さも大変なんだろうな。寒いの苦手なゆかちー、大変そう。こういう日常の、当たり前みたいな話してるところもまたいいものですよ。

『TCGirls!』、もうこれ最高でしたよ。アン、ニイナ、メイが深刻そうな面持ち。いったいなにごと!? シオン、心配して聞いてみれば、ああ、禁止・制限カードが発表されるんだ。そこからのレギュレーション改訂話がおかしくって、面白くって、もう最高。皆の気持ちの浮き沈み。自分の決め手がなくなることのショックや、かけたお金が無駄になる恐怖。あるいは逆に、これまで目を向けられてなかったようなカードが急騰したりなどなど。私はTCGはやらないから、ここまでの阿鼻叫喚、実感はないんですけども、でも調整でゲーム性ががらりと変わって、自分にとって重要なポイントが台無しになってしまうことの恐怖はよくわかる! 実際、調整内容の納得いかなさに運営への信頼を失い、今後そのシリーズ作、まったく手をつけなくなったゲームとかありますしね。と、今回はそんな内容。自分にレギュレーション変更が影響するんじゃないか。心配してるシーンですよ。ニイナはきっと自分は大丈夫だと思うんだけど……。メイはきっと自分に影響ふりかかるに違いない。この予想の傾向にふたりの性格あらわれてて実によかった。ああ、自分はメイタイプだわ。ちょっとネガティブなのよね。きっと悪い方向に向かうって思っちゃうのよねえ。で、実際にダメージ受けたのはアン。そんなにか! そこまでか! で、ここからがさらに面白い。禁止カード感謝祭を企画します。SNSで告知。反応いいな! でもって、レギュレーション変更に悲しみの涙を流した同胞たちが集まる! ほんと、これ、やけっぱちだな。ゆえにものすごいハイテンション。ああもうおかしい。最高でした。でもって、せっかくシオンさん、心配してくれたのに、翌日にはころっと新カード情報でアンの機嫌なおっちゃって、ああもう! なあ! おかしかった。でもちょっとアンの気持ちわかるんだよなあ。ねえ。

  • 『まんがタイムきららMAX』第14巻第10号(2017年10月号)

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