『まんがタイム』2014年10月号、発売されてます。発売日、昨日だったんですね。書店にいったんだけど、気付かなくて、書店さんも気付いてなくて、今日改めて買いにいきましたよ。表紙は行楽の秋でありますね。今は昔でしょうか、昭和の風物。鉄道の窓から弁当売りを呼び止めて駅弁を買う、そんな時代の風景であります。弁当売りが『おとぼけ課長』、列車の窓から手をあげて呼んでるのが『まりあ17』のまりあ、って、すげえマッチングだな。すごいよ。めちゃくちゃ似合ってるよ、ふたりとも。そして『わさんぼん』牡丹も登場。着物で、ホームに出て呼び止める? なんだか、ちょっとシュールな感じになってますよ。
『大家さんは思春期!』、前田さんのハーレムが完成に近付いてきている……。帰ってきた102号室の住人、星谷捺美でありますよ。泣き虫どじっ子、ただし男。甘えたがりでペット系。いろいろいわれていたなっちゃんですが、キラキラさせて、花なんて飛ばして、そして前田にアタックですよ! よしきた、いいぞ! もっとやれ! 麗子さんは警戒してるんですけどね、チエちゃんには癒されるだけ、むしろ狙ってるのは前田なのかい? しかし、なんで? ですよ。前田ばかりがなぜモテる? ですよ。ほんと、なっちゃんとしあわせになってください。
『鉄仮面のイブキさん』、素晴しいな。喜多くん、お姉さんがいるんですね。でもって、お弁当作ってくれるんですね。いいお姉さんだなあ。怒らせるとお弁当が貧相になる。なにやって怒らせたんだろう? なるほど、ドロ助、わんこを散歩に連れていくと怒るのか。伊吹さんが、喜多くん姉と仲良くなろうなんて考えるんですね。いや、もう、姉ちゃん、めちゃくちゃ面白い。人見知りなのか。伊吹さんのこと怖れてしまって、ほんと、なんか可愛い姉ちゃんだなあ。いやもう、今回は素晴しかった。キュートな姉ちゃん、ドロ助と遊ぶ伊吹さんの美しさ、そして男装伊吹さん。なんという凛々しさ! 美しさ! ほんと、素晴しかったです。ところで、喜多くん、モブとして認識されてるんですね。けど、いつかはビッグになるのかあ。
『天子様が来る!』、「大冒険」の女の子、可愛いなあ! しかし、やってくれます。豪華な食べ放題、2本目2コマ目、作者の弟の名言ってのが、ほんと、ウェイターのいい笑顔もあいまって、しびれました。ほんと、弟ネタ、面白すぎてたまりません。
『ゆとりノベライズ』、おお、売れたのか。TW文庫でヒット。3巻はデカく、ドラマCD付けたりなんぞしてみよう。いやいや、すごいじゃん。あの編集さんの、自信持ってくださいといわんばかりの言葉の数々、しびれましたね。都の、気持ちがまだついていっていない様子に、その背を押そうという編集さん。このやりとり、実によかった。あと、この編集さんの都ゆとり好き好きっぽさがいいですよね。なぜそんなに着せ替えしたがるのか? そしてこのやりとりの直後に「コンビニへ」でしょう。これはやられました。都と里美のやりとりもまたおかしい。都が、ゆとりを失ってなのか、里美を挑発するかのような言動。ぐいぐいいきますね。里美ですよ。いい先輩だなあって思う。TWで売れてGLXでは売れないと焦る都に、きちんと向き合って、その作風とその強みを伝えてくれる。そんな里美がかっこよかったです。GXLの編集氏も同様に都のことを買っていると見えて、ええ、都、いいですよ。
『ツイてるベートーヴェン』、なんとも不思議な漫画です。よくあるクラシックファンってやつなのか? 音楽に合わせて指揮しちゃうみたいな、そんな話? なりきりベートーヴェン? と思ったら、霊媒体質の姉がウィーンでなんかを拾って帰ってきた模様。って、姉ちゃん、妹のクレジットカードを勝手に使うとか駄目だ! 犯罪だよ! だって私カード持ってないんですものー、とか、いやいやニコニコ笑いながらいうセリフじゃないっすよ! あ、カードを使ったんじゃなくて、カード番号を記憶させてあるネット通販のアカウントをクラックしたのか。いや、それも犯罪だよ! ニコニコ笑ってる場合じゃない。幽霊だかなんだかを拾って帰ってくるとかよりも、姉ちゃんの性格、モラルのなさが怖ろしいよ! といったわけで、運がいい、ツイてるお姉ちゃんと、ツイてない妹の私。うん、妹黄菜子の運が悪いのはわかった。確かに運が悪いのは事実なんでしょう。けど、姉がらみの問題は、運のよしあしじゃないよなあ。これ、姉ちゃんじゃなくてなんらかの霊、今回はベートーヴェンなのかい? そいつがやらかしてるって思ったらいいのかなあ。昨日の今日でピアノを買ってたりね、でもってそん時の姉ちゃんの表情見たら、姉の普通のそれではなくって、つまりこの傍若無人はベートーヴェンの仕業ってことなのかい? とりあえず奇矯な姉ちゃんがいます、困ります、そういう話かと思ったら、そこにちょっとした恋愛の要素も飛び込んでくるんですね。なるほど、これ、姉ちゃんをきっかけに恋愛のどうこうが始まる、そんな感じっぽいですね。
- 『まんがタイム』第34巻第10号(2014年10月号)
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