『まんがタイムきらら』2014年10月号、昨日の続きです。
『ランキンガール』、なるほど、皆がこうして仲よくなっていくわけですね。ランキング2位のほたるに妹みやびを引き合わせてみたら、有名人だっていってものすごく緊張してる。そこからなんだかだんだんに仲よくなって、それがね、上手に弁当を作ってきたみやびのこと、ほたるがすごいって誉めるのね。また、ほたるが素直にありさ、ほたるのこと気にいっていて、最初の緊張もとけていく? いや、完全に打ち解けたわけでもないっぽいけど、でも皆知り合って、それで自然に自分の地を出していく。無理してたありさが、普段の自分を出して、それを美鈴がスクープ。親しみやすさ感じられたからでしょう、ランクも上昇するっていうんですね。上位ランカーでしのぎを削る、そうした話ではない。皆で仲よくしているところ、それがメインに出てきてというところ、それを自然に楽しんでいくのがよさそうだなって感想でありますよ。
『しゅばりえーる』は、のっけからセリーゼですよ。寝惚けてがおーって叫ぶは、フルヘルムかぶったまま寝てるはと、ほんとこの子は面白いです。さて、今回のメインはサツキでありますね。姉になにかプレゼントしたい、そう思って街に出るんですね。そこでジャスミンと合流。ジャスミンの見たかったという服屋につきあって、いろいろ試してみる。ジャスミンのドレス姿、いいですよ。普段、あんまり見慣れない格好ですけど、いやいや、とても魅力的。綺麗といわれてなんか困ってますが、いやいやなにを困ることがあるのでしょう。今日はサリアの聖人のお祭り。店主の好意に甘えて、ドレス姿で繰り出せば、いよいよ街の人気ものといった次第。ふたりの躍る姿が大人気なんですね。ふたりのダンスを楽しむ様子。そしてサツキから贈られた髪飾り。そうした交流、ちょっといつもとは違って、悪くなかったですよ。
『かなはメランコリー』、かなはは兄貴がモテるのが気に食わない。いや、別に嫉妬とかじゃなくって、単純に悔しいんですなあ。自分の目立たなさをなんとかしたいと思って、兄貴と対決してるわけですが、それでもパッとしない。知名度は上がってるけど、兄貴あっての知名度。あんまり嬉しそうじゃないんです。しかし、今回も兄貴と対決していて、じゃんけんで負け、コイントスで負け、あれでもこれでも負ける。というか兄貴の強運? それが際立ってるんだなあ。これは、かなはの、とにかくなんとか対抗しようと頑張って、立ち向かってみても、全然かなわなくって、くやしー! そうなってる様子を見てなごむ。そんな感じの漫画ですね。別に負けてもみじめじゃない。けど納得いかない、って、そんなかなはがいいんだと思います。
My Private D☆V、『そよ風テイクオフ』のうみのともであります。描かれたのは、大正レトロモダン。矢絣に袴、足元はブーツの女学生、海老茶式部とかいわれたそうですね、そんな子がかわいいと、また女給さん、着物にエプロン、カチューシャもつけて、そうした和洋ミックスがよいというんですね。そう、この和洋ミックスはいいと思います。当時のモダンが取り入れられてる。それが不思議とマッチしていて、独特の魅力を作ってる、そう感じさせられますよね。私もこうした時分の習俗には興味があって、いろいろ見たり読んだりしてました。ええ、レトロモダン趣味、その魅力、たしかにわかりますよ。
- 『まんがタイムきらら』第12巻第10号(2014年10月号)
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