『まんがタイムファミリー』2014年11月号、昨日の続きです。
『軍神ちゃんとよばないで』、面白いなあ。黒田勢の追撃に移った虎千代軍。一気呵成に畳み込むかと思いきや、まさかの休憩。お尻が疲れたから!? けれどそれが功を奏して、敵の謀を阻止。むしろさらに追い込むというんですね。柿崎景家が面白い。めちゃくちゃ弱ぇえなあのオッサン! 名言ですよ。さらにこの人、考えなしに動く。めちゃくちゃ面白い。あの部下の、柿崎様が雑兵と一騎討ちしようとしているッ、何で大将のくせにああ血の気が大いんだあの人ァ! 名言続々。これ、キャラクターが面白いですよ。宇佐美、黒田、柿崎と、見事にみんな面白おかしくて、さらにはなんだか魅力的。これはほんと、なかなかやってくれます。
『パパとあそぼう!』、面白いな。娘とのコミュニケーションに難のあるパパ。起死回生の一打なのかい? 『魔法少女プリマじょ』。これ、さくらが楽しみにしてるだけじゃなく、パパもそうなのか、っていうか、パパ、本気すぎだ。映画をやる。もちろんさくらは見にいきたい。となると、パパは自主的に情報集めて、どの映画館なら特典があるかなどなど、きっちりばっちりですよ。ママが地味に困ってる、あれがいい。けど、映画の間、好きに買い物してたら? その一言で見事な笑顔ですよ。ああ、そうだよなあ。たまには子供から離れて、自分の楽しみ、自分の時間を持ちたいよなあ。いや、ほんと、これはいいよ。まあ、優しさから出た言葉じゃないんですけどさ。映画館でのパパの逆境。パパはプリマじょが見たいんだ!! これ、名言ですよね。そして、入場者プレゼントがもらえなくてショック! しびれますよ。ほんと、グッド、必死に映画見てるパパ、ほんと、グッドでした。満喫ママもグッドですよ。
『かしこみかしこみ』、なんと、抱き合って石段を転げ落ちたムクと山椒が入れ替わっちゃった! って、あれ? ああ、これ、映画撮ってるんだ。ショートフィルムコンテストが開かれる。グランプリは駄目だろうけど特別賞は狙いたい。といったわけで、ムクと山椒がひっぱりだこなんですね。このエピソードで描かれるのは、ムク、山椒の入れ替わりもの。山椒のふりをして、ちょっと凛々しい、凛々しい? ムクが面白く、あの肉屋のおじさんのシーン、なんか面白いなあ。しかし、これ、なにがよかったかって、賞の行方ですよ。受賞はムクと山椒。特別賞でかつ殿堂入り。すごい! って、ああ、山ほど出たから殿堂入りにして、次回から出演不可になったのか。この決着、面白かった。そして賞金のゆくえ、映画に関わった皆で打ち上げしようというのね、本当にこのほのぼの感がたまりませんでした。映画づくりこそを楽しんだ、そうした様子も見えて、なおよかったですよ。
- 『まんがタイムファミリー』第32巻第11号(2014年11月号)
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