『まんがタイムきららキャラット』2014年11月号、発売されました。表紙は『Aチャンネル』、トオルが意外やおしゃれさん。両手にいっぱいの紙袋、服とか小物、アクセサリーとか、いろいろ買い込んだって感じ。この子のイメージとはちと違う、そんな雰囲気。可愛い服、スカート、しかも下にヒラヒラ、そうした様子も印象的で、ほんと可愛い。おしゃれもショッピングも、全部楽しんでます、そんな風なのであります。
『癒さレクチャー!』、面白いなあ。麗が花粉症? クシャミ鼻水がとまりません。それでもやシスがあがる? かと思ったら、他のことに熱中してるととまるんだ。部活での、なにが癒しになってるか、それを発表する様子がね、面白くて、お風呂が好き、おいしいもの食べるのが好き、そこまではいいんだけど、両方組み合わせるっていうね、お風呂にオムライスを全部こぼしたっていうね、思いもしないダイナミズム、蓄積された勢いが一気に花開くような展開に見事にやられました。聖の文具愛、書店愛、あれもよかった。常識人に見えるけど、フェティッシュな喜びに突き進んで、素晴しいな。機能に向けた偏愛、この子はいいプログラマになりそうな気がします。汐里の地味な喜びもいい。そして、七瀬です。変態です。もう終盤は七瀬の変態が大爆発だな、そう思ったら、聖もいい線いってますね。七瀬の、しゃべらなきゃ美人という評価。実によいです。
『まちカドまぞく』、いいですよ、いいですね。優子、シャドウミストレス優子って名乗ってる。シャミ子、シャミー、シャミりんと、適当にあだ名がついていくけど、お気にめさない模様です。しかし、桃色魔法少女との対決、見事に大負けで、なるほど、サッカーに例えるなら1-7くらいの負けっぷり。しかもその1点は、杏里の、友達としてのよしみであるのか。逆境だなあ。魔法少女、桃がいいですね。シャミ子、いやさ優子がまったくいいようにあしらわれていて、圧倒的に実力不足の優子のこと、暖かく見守っていてくれてるんだなあ。電話番号交換して、って、これ、教えただけか。そして対決と見せてトレーニングにつきあってくれてるっていうね、この優子のいたらなさ。桃の面倒見。まったくもって、からまわりでから騒ぎ。面白かったです。
『オトとこのこ。』、ゲストです。ナンパから助けてもらった、そういってる女の子、は仮の姿。実は男の子だっていうんですね。そして助けてくれた女の子、こちらも中身は男の子。ふたりともに見た目は女子、中身は男子、けどその事実をいつ告げようっていうんです。助けてもらった子は、このこ。助けた方はオト。このこが高校生で、オトは中学生なのか。オトは、このこのこと、男だって気づいてるんだけど、可愛いから気にしない。でもって、ふたり、ちょっと仲よくなって、女子談義に花を咲かせるんですね。そして最後にお互いカムアウト。さらにはふたりつきあうことになって、って、なんだろう、複雑な感じ? けど、それでも、ふたりがしあわせそうだからそれもいいか、なんて思わせてくれる様子はナイスでした。
『ブレンド・S』は、苺香の家族が出ましたよ。苺香が病欠、皆でお見舞いにいくことになって、店長もついてくるんだ! 迷惑になるよ! そう思ったら、おや、意外と大丈夫でした。苺香の姉、愛香が驚くんですね。苺香にお友達が! そして苺香の兄、香一も驚くんです。苺香にお友達が! どんだけ、この子、友達がいなかったのか。目つきの悪い妹のこと心配している兄姉。ああ、ほんとだ、兄も姉もすごくおっとり、まなじりも下がり気味で、優しげな表情です。けど、そうかと思ったら、店長にナチュラルに責めが入って、いや、おもてなしなんです。裏目に出てるだけなんです。お茶責め、煎餅責め、そして質問責め。よほど妹のこと心配していたと見えるんですが、それで苺香が大激怒。本家本元のドSだそうですよ。あの、怖れる兄、姉の表情が実によかったです。というか、苺香もきりっと凛々しい美少女なのになあ。
『天罰デス!』、ゲストです。これ、面白いな。ある朝、頭の上に数字が出ていた京極ちえみ。なんと、死を司る天使、アズラエルによる裁きだというんですね。凶悪犯罪の数々、ってこれ、冤罪なんですけどね、同姓同名、別人の罪をおっかぶせられてしまった。とはいえ、このちなみ自身変態で、いきなりアズラエルのスカートに頭を突っ込む。ぶん殴られたら、頭の数字が減る。ほう、この数字が0になると死ぬような目にあわされると。そういわれて、あえて試してみよう、カウントを0にするためにアズラエルの胸を揉みまくるとか、なんという変態か。このチャレンジ心。メンタルの強さといっていいのん? けど、それで起こったことは、中学時代のポエムを町内に公開されるというもの。それで、ちなみ、羞恥に目覚めるとか、変態のランクがどんどんアップしていくな。ちなみは、制服着てるとこ見ると、高校生なんだな。でもって、幼稚園のバイトに応募するという、それを聞いて一気に4つポイントを減らすアズラエルがね、うん、いい危機管理だと思いました。このへこたれず打たれ強い変態と、地味に罰を加えるアズラエルのコンビ。面白さとしては、『キルミーベイベー』のカテゴリーだと思う。ええ、このテイストなどなど、大変よかったです。
- 『まんがタイムきららキャラット』第10巻第11号(2014年11月号)
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