2019年4月30日火曜日

『まんがタイムオリジナル』2019年6月号

『まんがタイムオリジナル』2019年6月号、先日の続きです。

『僕は女心なんて知りたくない』。春喜の女性が苦手という理由、その一端がしっかり描かれてましたね。一緒に学級委員をしている女子、姫谷の内心が聞こえる。チャラい男をあしらう、その時の姫谷の毒突く内心の声。そしていい男、佐藤にときめく姫谷と、佐藤に優先された春喜へのアタリを強くするところ。このくだりは面白かったなあ。先生の内心が聞こえない理由は、先生がバツイチだからでいいのかい? 知らずにすめばそれでよかったことも知ってしまって、それはそれはめんどくさそうだよなあ。その点、寮の女性たちは一癖あるけど、ドロドロとかなさそうでいい感じですよね。絵本作家へのBL趣味者からのアドバイスとその結末とか、面白かったですよ。

カントリー少女は都会をめざす!?』。連休の過ごし方ですよ! みなちゃんは一日中本を読みたいんだって! いいねえ、わかるー。自分はギター弾いてるよー! 本も、漫画も読みたいねえ! この、どこにも出かけない、まさしくインドア趣味にふけるところ、八重にはまるで理解されないのがリアルかも。八重は休みはどこかにいきたい、なにかをやりたい、そんなタイプなんですね。今回のリアル、みなの最終日の夜を思うと悲しくなるってやつ、これもわかるー。うん、ここは八重のツッコミを受け入れたいところです。みな、八重、大河、三者三様の休み観、すごく面白かった。BBQをしようという八重の提案、計画をたてるにあたって、連休の何日目にやりたい? っていうのね、ああー、自分はここでもみなタイプだわー。少なくとも最終日は嫌だ。初日も避けたいが、さっさと終わらせるというのもありだから、初日でもまあいいかな。いや、ほんと、この子らの他愛もない会話だけど、いろいろ考え方の違い、スタイルの違い、見られたところ、大変楽しく読みました。これ、BBQ編も見られるのかな。可能なら見たいなあ。

『とびだせT.O.Z』。妹麻那の部活動、ちょっと一波乱あったの、面白かったです。女子部員たちに顔見せしたのはいいけれど、男子をこれでもかとシゴいたなどなど、噂が尾ヒレをつけて広がっていて、もはやあだ名がついてる。その名も女帝、デンジャラスクイーン。見事に怖れられてるこの子、ちゃんと受け入れられるのかなって心配してたら、その鈍足ぶりを心配してもらえて、しかも涙目でおそいっていったじゃんってね、そうした様子、どんくさカワイイっていって、皆から大人気じゃん! これ、よかったなあ。なんか楽しいやん。あだ名こそは女帝のまんまだけど、こうして皆から可愛がられてるところ、よかったです。女子部員たちのテンションの高さ、あれもよかった。この環境での麻那の活躍、見守りたいところですよ。

『大奥より愛をこめて』。やっぱり面白いですよ。大奥での少ない楽しみ、宴での演目が歌舞伎というので、皆がすごく期待している。そんな中、菜々緒はじめ蒔乃、本堂もよりよく、そつなくまとめようと頑張っている。演目は駆け落ちもの。許されぬ恋の話は女性たちには人気がある。菜々緒にしても、舞台装置が安くつく、予算の面で大助かり、あちらにもこちらにもよいという、理想的な展開見せていたのに、蛇老中松平定信の介入あっておジャン。ひとつのことを成し遂げるために費される努力と、ひとつことが破れて、その後始末するのにかかる労力と、同じように苦労であっても、その心情もろもろ、全然違うだろうなあ。落ち込む面々、そんな中、菜々緒、人に涙を見せぬよう、隠れてひとり泣いている……!? これ、足の小指をぶつけたとかじゃないのか? いや、どうなんだろう、ここにきてシリアスか。菜々緒への恋心を、本堂、あらわにしてしまうのか!? なにやらこれもキナくさい、そんな展開の前段に見えて落ち着かないわあ。さらに大崎様、定信に宣戦布告! ああ、あの大崎様、かっこいいなあ。ほんと、これ、どんな波乱が待ってるのか、不安いっぱいです。

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