2019年4月11日木曜日

『まんがタイムきらら』2019年5月号

『まんがタイムきらら』2019年5月号、昨日の続きです。

『初春が咲く』。柚子、思いなやんでますね。彼方からの告白に、あれ本当はどうなんだろうみたいなね、なんせとらえどころない人だからさ彼方は、どう受け取っていいものか迷っちゃってるんですね。そんな柚子をめぐるいろいろ。みどりに恋人がいるというのが判明したり、自宅で悶々としてみたり。あのベッドでごろごろしてる時の柚子、面白かったですよね。この格好コアラみたい! 余裕あるな! 笑っちゃったよ。で、みどりを遊びに誘ったのに断わられて猫目になっちゃってって、なんか柚子の意外な一面がぽろぽろこぼれ出ています。そして彼方とあって、話してみて、柚子から気持ちを伝えるにいたる一連のやりとり。あれ、よかったなあ。好きだ恋だと、大ごとになる、そんな物語は多いけれど、こんなにも静かに、そっと自分の気持ちを伝える、そういうのもいいなあって思わされて、これがこの漫画の味わいか。とてもよかったです。彼方の気持ちを確かに受けとめた柚子のあの一瞬の変化。あれ、名場面ですよ。

『うらら迷路帖』。矢見の物語、語られましたね。赤い眼が災いし捨てられたものの、神託をもたらす巫女として重宝された矢見。彼女にその環境を捨てさせたのは強いられた結婚だったという話。迷路町に辿りついた彼女は、ここで友達を得て、しかし持ち前の千里眼でこの町の秘密を知ってしまって。これ、つらい話ですよね。自由を、自分らしく生きられる場を求めて辿りついたこの地でも、そのいきつく先は望まない結婚だというのがね、まるで八方塞がりで、けど友達の夢を守るためにと、一番占となって神と結婚することを受け入れたというんですね。この、最初に逃げ出した矢見と、自身を犠牲にした矢見との違い。それが切なかったなって。そして九郎との出会いから、恋、千矢を授かって別れて、呪われて、その眠りにつこうという時のビジョンが今の千矢に繋がるところ。ああ、ついにここまできたんだと。千矢は千の矢印から母のもとに辿りつくひとつを掴みとったんだって、これはぐっときましたね。しかし、母は正体もなく、涙を流すばかり。この呪い、どのようにして打破するんだろう。まだまだ乗り越えねばならぬ壁がありそうですね。

『いちにのご主人様』。これ、面白いな。命令を求める一ノ瀬に当惑しながらも、試しに命令してみる虹乃。いや、これ、ただパシリに使ってるようにしか見えないよ! その違和感、虹乃も感じたみたいですね。友達と放課後、寄り道してみたい。虹乃の希望を叶えようとする一ノ瀬だけど、あくまでも友達ではないんだ。そして放課後、一ノ瀬の衣装が一コマごとに変わるの、あれ、シンプルにおかしかったなあ。これ、想像以上だ。オッケーではないHEY一ノ瀬、あのくだりも面白かった。虹乃が、使いづらい、めんどくさいと文句いうんだけど、一ノ瀬まるで意に介してないよね。クレープ店でのやりとりも、ちょっとコミカルで、そして虹乃、一ノ瀬の気持ちに触れようとするかのようなあの言葉。ふたりの関係、深まったのか、たまたまそう見えただけなのか。わからない、そのわからないところ、ちょっとしたもどかしさもまた魅力的でした。

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