2017年9月18日月曜日

『まんがタイムきららミラク』2017年11月号

『まんがタイムきららミラク』2017年11月号、一昨日の続きです。

しましまライオン』。最終回ですよ。皆の卒業式。皆、人の世界で頑張って、学校通って、友達作って、そしてひとつの節目を迎えた。凛奈が保護者席にいるの、おかしかったですね。しかもお母さんと思われてて、ほんとノリよくお母さんとして振る舞っちゃうっていうのね、あれおかしかった。学校のクラスの皆と別れてからのまこ。人間の友達作りすごくすごく難しかったって、あの熱弁も、妙に刺さりますよね。ええ、まこちゃん、頑張ったんだね。神様からのねぎらいも、そして皆の卒業後の進路も、ひとつひとつが感慨深い。そして再会ですよ。おお、いおんが帰ってきた。サバンナの問題を片付けたら戻ってくるって約束してたんだ。そんないおんとまこの再会に、相変らずのいおんと、そして成長したまこの姿、ああ、ふたり、本当の友達になれたのかもなあ。ほんと、ふたりともいい笑顔! もう、ぐわーって胸にきましたよ。

『魔王城のお姫様』。これはちょっと面白いことになってきましたね。というか、大変なことになることがわかりきっている、そんな展開が着々と積み上がっていくのが面白くてですね、メルルを探す妹マールですよ。聞き込みの結果、姉の居場所がわかった。でもって相棒のシャンドラに連れられて魔王城に向かうんですが、まさかそこでメルルがやりたい放題やってるとかマールも思わないし、しかもそのやりたい放題が自分に牙をむくとかね、ほんと、思わんよね。前回の墓地での脅かしへのリベンジですよ。罠だらけですよ。で、そこにマールが踏み込む……。絶対、ろくなことにならない……。もうワクワクがとまらないですよ。

広がる地図とホウキ星』、いい調子ですよ。いつもの3人娘。クエストに自分の趣味、グルメ旅を求めるんですが、そんなところに現れた限定クエスト。限定に弱い限定同盟が突然結成されたぞ! 私も入れてくれ。苗を研究所に届ける、それがクエストの内容なのですが、向かう先がオコメの産地なんだ。買い出しもついでに頼まれたり、研究資金も出してもらえたり、リンは下宿先に恵まれてる! 翌日もまた面白い。ゼルダが寝坊して遅れてきたかと思ったら、リンも忘れものしてたりして、どんどん予定が狂う。でもこの子たちの様子見てると、そのいきあたりばったり、出先でのアドリブ行程がまた楽しくていいんですよね。ご飯食べるところもとてもいい。田んぼの中を牛バスで移動してる時に、突然判明したリンの苦手。ああ、でもちょっと可愛かったな。意外性っていうのもあるかも。これね、やっぱり面白い。到着した研究所。研究者のシバさんの、やっぱりというかすごく個性的なところね。そしてひとたびトラブル、問題があらば、魔法と工夫で解決していく。雷魔法で窒素固定するとかね、すごい展開! で、ヴェリがおさきまっくらやとかいってるの。ほんと、おかしい。魔法と工夫と実験と、実験結果の幻のオコメ。それをお土産に持ち帰ってからもまた面白くって、ええ、このほのぼのでワンダー。この漫画のよさ、今回もバリバリに出ていましたよ。

『お願い!ロイヤルニート』。前回のほたるの舞踏会に出るという話、その続きでありますよ。皆でほたるの品格を審査する。素敵なレディーに仕上げるっていうんですが、いやいや、金剛さんたちもわりかし大概でしてよ!? と思ったら、ほたるが自ら瑠璃子につっこみいれてました。ほたるの中のお嬢様を解放するとか、錆びついたロボットみたいなワルツとか、こうしたくだりたいそう面白かったのだけれど、まさかこの後に急展開が待ってるとはまったくもって予想外。ああー、ほたる、退学の危機、忘れてたよー! 落ち込んだほたるから退学の件聞き出してからの金剛さんがよかったですよ。ほたるを退学になんかさせない、そんな気持ちがもう真っ直ぐで、けど大金は受け取れない。お金のために友達になったわけじゃないっていうほたる、その言葉にはぐっときたし、またほたるの言葉をお金より自分がいいと理解した金剛さんのあの嬉しそうな顔! ほんと、この子たち、素晴しかったです。これ、文化祭のワルツ、そこに山場がくるんじゃないか、なんて期待させられるのですが、ほんと、今回のくだりだけでも実に魅力的でありましたよ。

  • 『まんがタイムきららミラク』第6巻第11号(2017年11月号)

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