2017年9月11日月曜日

『まんがタイムきらら』2017年10月号

『まんがタイムきらら』2017年10月号、昨日の続きです。

『ハッピーセピア』。みなみの様子がおかしい。ボランティア活動でゴミ拾いしてた時は元気だったのに、なぜか突然よそよそしくなって、いったいなにがどうしたのだろう。これ、戸惑いだったんですね。特に縁があったわけでない、なにかのきっかけがあったわけでもない、なのに気にかけてくれる人がいる。なぜか。それがわからないから、どうしたらいいかわからない。うん、これ、みなみの感情もわかります。でもここで、かえで、しくじっちゃいましたね。未来からきてることは話せない。だからと、中途半端に誤魔化してしまったせいで、みなみ、自分こと、誰かの代替と思っちゃったんだ。このすれちがい。みなみにとっては、かえでの特別なのではないかという思いがあったのかもなあ。実際にそのとおりなんだけど、このかえでのとりつくろいで、誰かのかわりと思っちゃった。みなみの傷ついてしまったこと、かえでもはっきり理解して、ほんと、この状況、なんとも切ないなあ。けれど、みなみにしてもどこか心残りのようなものあるようで、これ、状況の解決の手掛かりになってくれそうですね。というか、なってくれんと困る。

『オリーブ! — Believe, “Olive”?』、スズとコニーの関係が、いよいよいきつくところまでいきつこうというのでしょうか、いやもう、その場に立ち会うことになってしまったリリィがなんともいわれん表情しとるのね。よろしくヤルだコニーはロリコンだ、さらにはできてるダロ…これ。三人でいるのに、微妙に蚊帳の外といいますか、コニー、スズの間に入り込めないリリィが微妙にささくれてるのがおかしかったです。極めつけは最後のふたりの様子。もう完全にそこにいるリリィ置いてきぼりですからね。ええ、ほんと、立ち合ったリリィ、災難でした。

『はれーしょん!』、動画の完成まで辿り着きましたね。そして、この漫画のタイトル、はれーしょんの由来もきっちり語られて、ああ、丁寧だなあって思いました。丁寧なの、動画作りの最中、その過程の描写にも見てとれて、まさか著作権についてのレクチャーを聞けるとは思わなかった。著作権フリーのBGM使うとかかなって思ったら、まさか教育における例外が出てくるとは。そしてハレーション。白とびした背景、露出の失敗を、綺麗だからこのままでいいと晴が目を輝かせて、この失敗ともいえるものに価値を見出すことができる感性。それが大変よいなと。またそれをもって、皆のそれぞれの個性の発揮できる、そんな可能性に気持ちを向けていくというところ、実に青春の輝き感じさせてくれるもので、ああ、よいなあと思わされたのですね。

My Private D☆V、『疾風ういんどみる!』の晴野しゅーであります。さて今回のD☆Vポイントはといいますと、「黒髪×褐色」。って、あれー!? なんか意外! というのはですね、『疾風ういんどみる!』に黒髪×褐色の要素なくない!? って思っちゃったからで、実際今回のイラスト見ても、いつもと雰囲気違うと感じさせられて、いやあ、引き出しの多さというべきか、幅の広さというべきか、さすがでありますね。さてイラストです。褐色にもいろいろありまして、日焼けの魅力あらば、もとよりの褐色の肌もあって、その2種類、違う魅力持って描かれていました。おとなしそうに見える女子の、日焼けの褐色が際立たせるもともとの肌の白さあれば、エキゾチックな魅力溢れる美女、って、待って、この人、こないだやたら話題になってたあの人じゃん!?

  • 『まんがタイムきらら』第15巻第10号(2017年10月号)

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