2022年4月11日月曜日

『まんがタイムきらら』2022年5月号

 『まんがタイムきらら』2022年5月号、昨日の続きです。

『蜂も刺さずばうたれまい』

誰かに見られているような気がする、そんな話がささやかれるようになった頃から学校周辺で目撃されるようになったヤンキー。はたしてなにが起こっているのか。目撃者の情報によると、ヤンキー二人組のうちひとりの名前はあかね。それを聞いてピンときたすずめ。これ、おそらくすずめが以前所属していたグループのナンバー2、矢口朱音。すずめがいうには、重くてしつこい。ああ、蛍や咲姫が想像しているのとはなんか違う予感がする。なんかこう、暴力的な方向じゃなく、情愛もつれる、そんな感じなんじゃないかなあ。

さてさて、あかねさんですよ。髪に赤いメッシュをいれた女の子。でも見た目は怖いというより可愛いが強くて、してもってこの子、やっぱりすずめ大好きなんじゃん! すずめの今の姿を見て、当初こそは誰といぶかしがったあかねだけれど、すぐさま気づいて目をキラキラさせるのな。描かれていないしっぽがぶんぶん振られていそう、そんな子。

いやはや、すずめさん、愛されてますね。すずめの周囲、すずめ大好きな子がいっぱい集まっちゃってますよ。

『星屑テレパス』

わあ、扉絵すごいな。瞬が本編じゃ絶対しないような格好してるよ!

さて、頑張る海果さんです。クラスの子たちとも頑張って話すようになって、ほとんど話したことのない相手にもモデルロケットの魅力を伝えるべく思いきって踏み込んで、この頑張り、クラスの皆にも、部の仲間たちにも、いい影響与えている、そんな感じがするんですね。

連絡先を交換したクラスメイトが増えて、よかったとしみじみ感じいる海果のその表情! よかったなあと。嬉しさがにじんでいる。気持ちもまた穏やかに落ち着いて、こうした嬉しさを実感していくこと、自分の頑張りが成果に繋がっていくことを通じて、この子もさらに頑張れるようになる。ええ、成長を期待させてくれるのです。

しかし反面不安もつのる。ユウの体に生じた異変。やはりユウは、海果のイマジナリーが実体化した存在なのだろうか。海果が仲間を得、友人を増やしていった先には、もう役目を終えたとばかりにその姿を消してしまうのだろうか。

以前、海果が深く落ち込んだ時に、ユウが姿を消したことがありました。その時の不安がふたたびよぎります。ただし、今回は以前とは状況が違う。でもそれでも消えてしまうのだとしたら……。

今が、海果の周囲に集う皆と過ごしているその時間が、とてもしあわせそうに見えるだけに、ユウのこれからが本当に不安でなりません。

『ぎんしお少々』

最終回を迎えました。しろとすずが待ちあわせたお池。ここは以前の思い出の場所? 姉妹ふたりがこうして出会って、一緒にそれぞれが撮った写真を見ている姿。遠く離れて暮らしている、その相手に見えていないところを写真が伝えてくれる。写真が、話すべきことを導いてくれる。そんな広がりの感じられた時間。写真を撮るという行為が、遠くにいる大切な誰かを思わせるということもまた素敵と思われて、自分の好きなこと、いいと思った情景、それを分かちあえる。分かちあいたいと思える相手がいる。たとえ遠く離れていたとしても、その存在を思うことで埋められる気持ちの空白。ふたりともに、こうしてその気持ちの繋がることを実感しているかのような様子は、本当に成長を感じさせてくれるものでありました。

そしてもう一組の姉妹。まほろともゆるの関係も。学校の廊下に掲示されている写真部の活動。コンテストに出した写真だと聞いていたからでしょうね、まほろがこれ出したの!? って驚いてるのが本当におかしくて、いやだって真っ黒なんあるからな! でもこの写真の数々、写りのいいのも悪いのも、それら全部がもゆるの歩んできた道程なんだ。

そしてもゆるが姉に話したこと。カメラを持つと景色が特別になる。景色だけでなく、起こったこととかも全部特別にできる。まほろがいっていたことが本当だったといって、さらにその先に進んだ姿さえ見せてくれた、そんな様が本当に素晴しかったと思います。

カメラ、写真はただ景色や情景を写すだけのものではなく、そこにいた人の気持ちをも固定して、後々に振り返らせてくれる、ちょっとした魔法のようなもの。すずとしろ、もゆるとまほろ、そしてせつなもかなめも加わって一緒に撮った記念写真。なかなかスムーズにいかなくて変な写真になっちゃったとしても、その失敗さえも思い出になる。その時にわいわいと賑やかに話していたその感情さえも、つつみこんで残してくれる。

なんてことを思わせたくれたラストに、この物語のとじられる切なさ寂しさよりも、もっと穏やかな気持ち、じっくりと嬉しさに似た思いを得たのでした。

0 件のコメント: