2022年4月1日金曜日

『まんがホーム』2022年5月号

 『まんがホーム』2022年5月号、発売されました。表紙は『らいか・デイズ』らいかがメイン。これは、お母さんが働いているファミレスの制服ですね。手にはお子様ランチ? 今回のテーマは新年度のはじまり、新生活、気分をがらりと変えて新たな職業体験といった風でありますよ。『ラブアマ』柴田は警察官の制服で敬礼。『孔明のヨメ。』孔明、月英夫妻は、食堂ですか? 月英は拉麺を伸ばして、孔明は饅頭の入ったせいろを手にしています。手前のものはパンダ饅頭、向こうのは劉備たち3人の饅頭。そうだ、饅頭は首の代わりに云々って聞いたことあるぞ。『俺と式神の主従契約』は、新生活? 陰陽師っぽい衣装着ている優一。これも職業体験やも知れません。

『こんなにカワイイ音瀬くんが女の子のはずがない』

女子の格好して撮影会に参加した音瀬くん。カメラ向けられ、注目浴びて、高まるテンション。イベントが終わってもその気持ち冷めやらず、その一日を惜しむように女装のまま町に出てみたら、大学の知りあいに出喰わしてしまった!

これだけ着飾って、化粧までしてもばっちりバレるんだな! それこそ男の姿しか知らない者からしたら、気づかないレベルで印象違ったりしないものなのか。しらを切ろうとする音瀬だけど、鎌かけられて自分が音瀬であることをうっかり確定させてしまう。

その男、橘トオル。女装の秘密は内緒にしてくれると約束してくれた。しかし、音瀬の手をとって、条件がある!? ああ、ふたりはつきあうの!? つきあうのね!?

いや、『まんがホーム』だから一気にそこまでいくとはちょっと思えない。橘の提示しようという条件やいかに。しかし、手をとられた音瀬、ちょっとその気になってますよね? なってない? いや、なってますよね?

『孔明のヨメ。』

劉備と孫権の同盟、無事に成立してさあこれから曹操を迎え撃つための軍議がはじまろうとしています。

興味津々の孫尚香を押し止めようと必死の月英。ふたりして軍議の結果を待つのかと思ったら、孔明が月英を呼びにきて、航路についての知識が欲しいというその言葉にダブルでびっくりする孫尚香。月英の能力に、そして女子でありながら重用されているその状況にも驚いて、確かにこうした待遇、破格というか、劉備の陣営の自由さ? カルチャーショックだったんでしょうね。

とはいうものの、孫尚香、女子は引っ込んでおれといわれるのもまああるかも知れないけれど、軽はずみなその性格が災いしているとも思えなくもない。実際、月英という御目付け役がいなくなった矢先に、姿を変えて陣営をうろつくでしょう? これ、なにかあったらどうするの? というか、絶対これでなにかあるんだとハラハラしてましたよ。

そしてラストに魯粛の心労タイムです。孔明から孫尚香を引き渡されます! 何者かは存じない、それとなくわかってそうな孔明だけど、完璧に知らぬふりで押し切って、いやもうこの面白さ。というか、魯粛は大変だよね。肝が冷えた、寿命も縮まる思いであったことでしょう。

さて、そんな魯粛が最後に目にしたものとはなんなのか。これには期待したい。曹操側の策なりなんなりではないでしょう。なにか孔明あるいは月英が? いやあ、なにを目にしたのか、そしてそれが今後どうした役割りを持つのか、楽しみです。

『天国のススメ!』

草間、絶好調です。不幸の手紙の話題から、十子の家の寺に持ち込まれたまがまがしい手紙の話題となって、そこからの草間の行動よ。即座に跪き、おお閣下! 即座に草間につっこみ入ってますけど、当の十子はまるで頓着せず自然体であり続けてるところ、十子さんの大人物っぷりが垣間見えようものです。おお、閣下。

十子が皆に見せた手紙。手紙とはいうものの、中にはなにも書かれておらず、読めるのは霊力の強い太一だけ! あの、ひとりずっと警戒心あらわにしている太一の顔がものすごい。感動に涙流しつつ興奮を隠さない草間のそれとは見事な対照をなしていましたよ。

この手紙、三途の川への招待状、というかリクルートだったんですね。三途の川の渡し守が、人手不足でパートタイマーを独自に募集しようとした手紙だった。もう一通届くはずという十子の予測どおりに、よりにもよって草間のもとに届いた赤の手紙。手紙を開けたくてしかたない草間が、太一の心配、太一の忠告を思い出しながら必死に我慢するところ、ああ、よかった! 草間にも自制心があったんだ!

この事件、柘榴さんの介入で無事なにごともなく解決し、三途の川の渡し守も叱られこそはしたものの労働環境の改善を見たようでめでたしめでたしでした。しかしこの漫画、草間の変人っぷりが鉄板ネタになってきてますね。草間、余程のインパクトです。

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