2022年4月29日金曜日

『まんがタイムオリジナル』2022年6月号

 『まんがタイムオリジナル』2022年6月号、一昨日の続きです。

『カントリー少女は都会をめざす!?』

皆でショッピングモールにいきました。電車に乗るだけでちょっとした遠征感が出るというの、八重がはしゃぐのはよくわかるけど、大阪では当たり前に電車に乗っていた大河もこちらの子たちに感化されてるのが面白かったです。だんだんと都会の大河さんから、八重たちと同じカントリー少女になってきていますよ!

地方では若い人がいくような場所はショッピングモールしかないから、知りあいに出会いまくるネタが出てきましたね。でも大河やみなはそうでもないの、これ、それだけ八重の顔が広いってことですよね。この子の社交性の高さ、それがよくよく実感させられたエピソードでした。

これだけ知りあいの多い場所で迷子になって、呼び出しアナウンスなどされたら恥ずかしい。そうした話題もまた自然で、楽しかったです。

で、今回のラスト。知らないワクワクを共有したいがために、ショッピングモールのこと調べずにきた八重。でも調べたい欲を抑えるために、カレールーについて調べてました。って、この子、なにか調べないではおられないのかい!? いや、ちょっと気持ちはわかるけどさ。そしてこの時のカレーの話題が皆の脳裏にインプットされて、どんどん膨らんでいくというのがおかしくって、いやもうよほどのカレーの威力。不思議と納得させられるものありまして、皆のお昼がカレーになるのもうなづけました。

『通勤通学クエスト』

柏木が電車を遅延させた! ああ、前回の事故! でも噂というのはなかなか正確には伝わらないもので、というか今回は竹重が全面的に悪いな! 柏木が駅員にめちゃくちゃ怒られてた、っていうのはまあ嘘じゃあないだろうな。被害者も悲しんでた、って、いやそれは嘘だ! まあ、出血したおっさんと青ざめてた女子中学生、このふたりも嘘じゃないな。なるほどつまり実際に起きた事故について詳細わからないまま、状況だけで話盛ってるわけですな、竹重。うん、噂の典型的な作られ方だ!

でも、会社の同僚にやられたら、ちょっとダメージでかいよな。

とはいうけれど、駅で暴れただろうといわれて、それ認めちゃうんだ柏木! しかも詳細な説明もしないんだ。いやほんと、柏木、潔いといっていいのか説明不足といっていいのか。うん、今回のことは後者かもなあ。確かに線路に降りたのはよくないことだけど、倫理的に悪いことしたわけじゃないからな。

今回明確にされた柏木の弱み。それを確認しつつ、私が守ってやらないと、そう思いながら突然スクワットはじめるお姉さんもなかなかすごかった。ええ、ちょっとびっくりの展開でしたよ。いつもこういう感じなのかな? と思ったら柏木も困惑していて、いやそうだよな、ビビるよな。思わず柏木と心が通じた瞬間でした。

『とびだせT.O.Z』

目標を達成できずやさぐれる兄貴。さすがのマナも励ましにいくのですが、普通に元気づけようとしても全然言葉が届かない。で、結局キレちゃうのだけど、いやこれマナ悪くないよ! マナも悪いとこあるのかも知れないけど、兄貴もよくないよ! ということで、互いに思っているところをぶつけあって、こうなったらマナの方が圧倒的に強い。けれど結局こうして遠慮しあわない方がこの兄妹はいいんでしょうね。

しかしここで兄が休学してしまうとは予想外の展開でした。で、修行の旅なの? 自分探しとかいってるから、新しい境地に達しようとするのかな? なんて思っていたらですよ、新境地じゃないよこれ! ただグレードアップしただけじゃん! 注目浴びるとか好機の目とかいってるけど、もうそんなのじゃすまないのでは!? いやほんと、通報レベルよ? 今兄貴がやってること、まんま声かけ事案よ?

これからもマナと兄貴の変わらぬ日々が続きそう、そんな風に思わせてくれたラスト。よかったといっていいのかな? いやはや、大変そうだけどこれはこれでしあわせそうにも思えます。

『オネェの恋のはじめかた』

時宗、胸のデカい男が好きなのか。いやね、桜子ちゃんってあらゆる方面でデカいって印象のない子でしょう? だから、……そうか、なるほど、時宗自身も桜子に恋したことが予測もできない突然のできごとだったのか。それゆえに戸惑う。性別もタイプもまるで違うとくれば、これまでの経験も通用しない。心の準備をする間もなく未知の領域に踏み出すこととなった、そんな体験だったわけですね。

今回はそんな時宗の自問自答と、再びの桜子転落! いやいや、桜子さん、おドジな子じゃすまないっすよ。時宗が通りがからなかったら大惨事よ? けれどこうしてまた桜子のピンチを救って、そして桜子の言葉にときめく時宗ですよ。好きじゃなかったはずのかっこいいって言葉も、桜子にいわれると嬉しい。この時感じた時宗のままならなさ、それは理屈などまるで関係なく動く思いのそれゆえか、桜子という子が自分にとってあまりに特別であることを改めて自覚させられたゆえなるか。いずれにしても、そうした気持ちを自分で一度受けとめて整理できる時宗ってやつは立派だなあ。なんてことを思ったのでした。

時宗の恋は突然。対し桜子の恋は少しずつ育まれていくもの。そうしたふたりの恋のテンポの違いなども示されて、ええ、時宗、決して進展してないってわけではないですよ。ただ、恋愛強者っぽい時宗も、こと桜子のこととなると気づけないんですね。こうしたところもままならない。そんな感じで面白いのですね。

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