2019年9月25日水曜日

『まんがタイムスペシャル』2019年11月号

 『まんがタイムスペシャル』2019年11月号、発売されています。表紙は『恋愛ラボ』。サヨがどーんと腕組みして登場ですよ。うん、不敵ないい表情。しかし、これ、ハロウィン表紙じゃないのん? オレンジの背景にシルエットで描かれた街並み。なのにサヨはめっちゃいつもどおり。これが、これが君のハロウィンなのか!? うん、この人らしいといえばそのように思います。他に『年上の物理女子は可愛いと思いませんか?』、『可愛い上司を困らせたい』のカットもございます。こちらは見事にハロウィンの仮装して、というか、湯川部長はいつもとあんまり変わらんな。フランケンシュタインの怪物、つまるところヴィクター・フランケンシュタインの仮装なのか。テクニカルです。

今月は新作ゲストが1本です。

『ヲトメは義母に恋してる』。理想の可愛さからかけはなれている自身の姿に鬱屈している鈴。その子の父が連れてきた女性が寿々。まさに理想の可愛さを体現する彼女、まさか、父、未成年者略取か!? と慌てたものの、28歳、成人している。父との再婚を前提に、娘、すなわち鈴の納得を得ようと、まずは同居することになるというのですね。しかしこの見事に愛らしい義母候補。その愛らしさに自分の理想の姿を見ている鈴。その思いはいかなるかたちに決着しようというのか。まさか父を相手に取り合うことになるのでしょうか。期待です。

『なごみ先生は職場のお医者さん』。山田の企画が起動にのろうという状況。開発がスタートすると過労者が増加するというデータをもとに、1日30人面談を実施することになったなごみ先生。なごみ先生がもう過労方面に邁進しちゃってますよね。見るからに大変な状況なのにここまで打ち込むその理由。この社で働く皆とともにあろうとする、そうした思いあってのものだったんですね。今回、会社に泊まることになったなごみ先生の、あのネコパジャマ! 最高じゃん、ってのはいいとして、自分は自分、なごみ先生はなごみ先生、それぞれの仕事でひとつのミッションにとりくむ、そうした意識が山田から感じとれるのはいいですよね。これ、ともに労働改善に取り組んできた時間が、この仲間意識をはぐくんだんでしょうなあ。そしてラストに描かれたなごみ先生の決意? これ、次回最終回に向けての布石ですよね。ああ、終わるのは残念だけど、なごみ先生がなにをなそうというのか、見届けたい、その一心ですよ。

『コスプレ地味子とカメコ課長』。紫ノ井ちゃん、会社の同僚と一緒に私服を買いにいったんですね。試着のたびにこんなの似合わないっていってるけど、ええーっ、可愛いけどなあ。喜藤のおすすめ、絶対似合ってるって、めちゃくちゃ可愛いって、最高やん。自分は地味だって、レイヤーとしてばっちりキメない自分では駄目だって、そう思い込んでるけど、いや絶対そうじゃないよなあ。泉谷も可愛い。ほんと可愛い。今回は全員が全員、それぞれに可愛い衣装を見せてくれて、実にいいエピソードでした。でもって、泉谷にコスプレ趣味がバレたのではと怖れていた紫ノ井だけど、その心配もなくなって、ひと安心でいいのかな? とりあえず今は、課長がくること、そこに気持ち全力投球でいいのでしょうか。紫ノ井は隠してるけど、喜藤にはなんとなくバレてるの、これなかなかよかったです。

『年上の物理女子は可愛いと思いませんか?』。湯川部長、朝永への気持ちを自覚したんですね。野衣が背を押してくれたんだけど、いや、これ、もう眠たくってぐだぐだ悩む湯川につきあいきれないってなっちゃったんだろうなあ。ともあれ気持ちをはっきりさせた湯川部長。物理部に顔を出して朝永と対面。最初はギクシャクしたものの、ああ、実験がいつものふたりのテンポに戻してくれようというのですね。ペットボトルロケット。ふたりの出会いとなったあれを、って、湯川部長のロケット、RPGだったよな……。ともあれ、ロケットの準備をしながらの対話。部活動の成果、自分が物理部に入ってよかったって思っていること、これからの展望。そうした気持ちをあまさず話した朝永に、うわあ、湯川部長、ダイレクトに告白だよ! この思い切り! さすがというか、この人らしいですよ。でもって、朝永、ロケットを水平発射! あかん、あかんって! せっかくの見せ場がすっかり面白くなってしまったじゃありませんか。あのふたりで逃げる様、面白いんだけど、いつものふたり、このふたりのらしさですよね。この変わらなさ、嬉しい気持ちになりました。

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